小田急線小説一覧

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 彼氏はいるにはいる。けども濡れないし感じないし声も出ない。だけれど彼女は信じている。 『すっごく、気持ちいいの! 意識が飛びそうになって、ひゃーって落っこちていくような、まるでジェットコースターよ!』――十五歳そこそこの『エイプリル』の語ったエクスタシーがいつかは自分に訪れるのではないかと。  だがあの晩は酷かった。ワインを飲まされ、布団にもぶっかけられ、酒の弱い彼女にはたまったものではなかった。翌朝のコンディションは最悪。いつもより一時間以上早い電車に乗り、どうにかして車内で吐き気をこらえつつやり過ごしたつもりが、あろうことか目的地外の駅でひとの流れに飲み込まれ、ホームにて派手にすっ転ぶ。――やれやれ千代田線に駆け込むひとびとに非はない。不意にこみあげる涙をこらえつつ、どうにかして立ち上がろうとすれば、 「大丈夫?」  腹の底に響く男の甘ったるい低音ヴォイス。差し伸べられる白い手のひら。見ればそこには――  超絶的美形男子。別名・色魔獣(エロティカルモンスター)が居た。 ※続きは、 https://novel18.syosetu.com/n6088dm/ にて公開しております。
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文字数 76,052 最終更新日 2020.04.07 登録日 2020.04.01
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