死神×不遇主人公小説一覧
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人の死が広がる戦場に、かの亡霊が現れるという。その亡霊は、深くマントをかぶりレクイエムを奏で死者の安息を祈る。 そのレクイエムは、幻想的で美しいと言われるが誰もそのレクイエムを聞いて生きて帰ったものはいない。だから、その亡霊がかつての囚われ姫だったと誰も知らない……その姫君の傍らにいる男の存在も……誰も知らない。
文字数 4,831
最終更新日 2022.09.05
登録日 2022.09.05
ゴーン…ゴーン……。
一週間後、その教会の鐘が鳴り響く頃、俺の命は終わりを迎えるらしい。
俺に与えられた時間は後七日。
死神に連れて行かれるその日まで、俺は俺にできることをやろう。
「サージェス。死にたくないお前に一週間の猶予をやろう」
そうして俺は、死神とキスをした。
与えられたのは温かい命の息吹。
「一週間後、迎えにくるよ」
そう言って笑った死神を見送って、俺はそっと瞼を閉じた。
※今日はハロウィンということで、死神のお話を書いてみました。三話構成です。
主人公が最初物凄く不遇なので、苦手な方はブラウザバックをお願いします。
宜しくお願いしますm(_ _)m
文字数 10,496
最終更新日 2020.10.31
登録日 2020.10.31
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