恋愛 異母兄妹小説一覧
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佐竹清香(さやか)は早くに両親を亡くし、シスコン気味の売れっ子作家の兄清人(きよと)と2人暮らし。若干寂しくも穏やかな毎日を送っていたが、二十歳の誕生日を過ぎる頃から、身辺が賑やかになってくる。それが両親の通夜の席で不用意に発した一言と、彼女達両親の隠された境遇に因るものだとは、清香は夢にも思っていなかった。
顔見知りの優しい《お兄さん》達に加え、近付いてくる一人の人物を無視できなくなっていく清香。しかしその相手も複雑な事情を抱えて清香に接触していた。清香と清人とその人物の関係に加えて、横から有形無形に割り込んで来る男達。そして清香が長年知らなかった事実が、ついに明らかになる時、事態が大きく動く事になった。
文字数 372,625
最終更新日 2016.04.13
登録日 2016.04.01
病弱な王女ネフェルウラーは赤ん坊の時に6歳年上の異母兄トトメス3世と結婚させられた。実母ハトシェプストは、義息子トトメス3世と共同統治中のファラオとして君臨しているが、トトメス3世が成長してファラオとしての地位を確立する前に実娘ネフェルウラーに王子を産ませて退位させるつもりである。そうはさせまいとトトメス3世はネフェルウラーをお飾りの王妃にしようとする。でも無邪気なネフェルウラーは周囲の『アドバイス』を素直に聞いて『大好きなお兄様』に積極的にアタックしてくる。トトメス3世はそんな彼女にタジタジとなりながらも次第に絆されていく。そこに運命のいたずらのように、トトメス3世が側室を娶るように強制されたり、幼馴染がトトメス3世に横恋慕したり、様々な試練が2人に降りかかる。
この物語は、実在した古代エジプトの王、女王、王女を題材にした創作です。架空の人物・設定がかなり入っています。なるべく史実も入れた創作にしようと思っていますが、個人の感情や細かいやりとりなどは記録されていませんので、その辺も全て作者の創作です。詳しくは登場人物の項(ネタバレあり)をご覧ください。
古代エジプトでは王族の近親結婚が実際に行われており、この物語でも王族は近親結婚(異母きょうだい、おじ姪)が当たり前という設定になっています。なので登場人物達は近親結婚に何の抵抗感も疑問も持っていません。ただし、この話では同腹のきょうだい婚と親子婚は忌避されているという設定にしています。
挿絵が入るエピソードのタイトルには*を付けます。
文字数 17,310
最終更新日 2023.11.13
登録日 2023.05.03
とある人物を探しに廃墟と化している離宮に来た兄弟。
長い髪の女が兵士を椅子で殴り飛ばしたところに遭遇しました。
「ギャアアアアア!オバケー!!」
「誰がよ、誰が!!」
※残酷な表現、暴力的な表現を含みます
文字数 7,140
最終更新日 2021.05.21
登録日 2021.05.21
皇女カミーラは憧れの宰相ラウフ・ギュレンとの縁談に舞い上がっていた。しかし、なんとギュレンから断られてしまう。ショックで号泣しているカミーラの元に、ある夜ギュレンがお忍びでやってきた。
「実は私は近く投獄されるのです。貴女を重罪人の妻になどできません」
ギュレンはカミーラの母である現皇妃ナルジスによって謀反人に仕立て上げられてしまったのだ。
そして始まった交換日記。カミーラの私室と独房を行き来するこの交換日記で、日々、愛を募らせていく二人。けれどその愛を引き裂くように、ギュレンの処刑が決まる。
「そんな……貴方を死なせるわけには参りません……!!」
意を決したカミーラは、現皇妃ナルジスを諸悪の根源として奮起した義勇軍に助けを求めるが、実はこの義勇軍率いる隻眼の青年ザファルこそ、幽閉された前皇妃ミリャームの息子でありカーミラの異母兄だった。
しかし義勇軍と通じた事で、ついにはカミーラまで処刑を言い渡され────……
♡箱入り皇女と叛逆宰相の文通ラブストーリー♡
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〇完結済〇
●シーラ視点スピンオフ『皇女様の侍女ですが新皇帝の妃になります ~噤む初恋、瞑る獅子の覇~』
文字数 27,380
最終更新日 2020.07.18
登録日 2020.07.11
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