現代文学 死小説一覧
詩のような小説、あるいは小説のような詩を集めたもの。というか詩を無理やり小説にしたものなので、意味不明な部分が多いです。殺人犯とか、社会から疎外された連中しか出てきません。
文字数 3,477
最終更新日 2024.04.14
登録日 2024.04.13
暮れなずむ街に彼女は舞い降りた。滅びゆく街の片隅で、彼女は死にゆく野良猫を拾い上げた。一人と一匹が高架橋から眺める風景。狂騒と諧謔と破滅と逆説とが泡沫のごとく浮かび上がり、やがては忍び寄る夕闇の中へ飲み込まれてゆく。暗黒天女、それは死の御使い。あるいは未来への希望。
文字数 7,937
最終更新日 2022.11.10
登録日 2022.11.08
大学3年生の私は祖母の転院の手伝いをすることになり、1年振りに祖母に会うことになる。1年前は元気に話していた祖母は寝たきりになって会話をすることさえ出来なくなっていた。その事実が受け入れられない私は声をかけてやることができず、最初の面会が終わってしまう。声をかけられない自分は、ただただ未熟なのだと花粉に任せて涙を流す。祖母が亡くなるまでの心の病を抱えた少女のお話。
「自分が死ぬなら全く辛くないのに」
大好きな祖母の老いを目にした私の短編私小説
文字数 6,831
最終更新日 2022.06.07
登録日 2022.06.04
人は常に、主観的に物事を感じる。
うれしい、悲しい、楽しい、寂しい、つらい・・・
他人の感情を把握することは困難で、親子でも親友でもわからないこともある。
これはとある母と子に起きた悲惨な事件を、三人の人物の主観から見た物語である。
三人の主観を客観的に見たとき、あなたはどう感じますか?
文字数 7,321
最終更新日 2020.08.22
登録日 2020.08.20
文字数 1,739
最終更新日 2022.03.13
登録日 2022.03.13
あたしは猫である。名前はまだない。そんなとき、あたしを見かけた人間が「猫ちゃん!!!」と叫んだ。あたしは少しびっくりしたけど、度胸はあったから逃げないで草かげから様子を見ていた。
そしたら、その人間が何かを持ってきて、『パキッ』といい音がしたと思うと、すごくいいにおいのごはん?がお皿に盛られた。そろそろ近寄って食べると、とても美味しくておいしくて…。それは後に『缶詰』とよばれる物だとしったけど、その日から毎日同じ時間の同じ場所で、その人間はあたしに色んなおいしいごはんをくれた。そして、ある日。あたしは人間の家族になった。人間は言った。
「今日からあなたは『モモちゃん』だよ!」
そして人間とあたしの生活は始まったのだけど…ある日、あたしの生活は思わぬ方向へ進むことになった……。
文字数 2,238
最終更新日 2019.10.20
登録日 2019.10.20
とある拘置所に勤める青年、木原真司。
彼はこれまで10年間、平凡かつ平坦な日々を送ってきた。
そんな彼の生き様は、5年前に起こった無差別殺人事件の犯人である死刑囚、鹿口梨愛との出会いによって変わっていく。
カクヨム、なろうにも掲載しています。
文字数 9,032
最終更新日 2024.02.13
登録日 2024.02.10
妻に先立たれた老人。愛妻の遺骨を抱いて向かったのは、彼女の故郷・岩手の実家。
妻が生まれ育った家の庭には大きな桜の木があった。
そこで老人を待ち受けていたのは……。
夫婦愛を描いた短編。
文字数 3,086
最終更新日 2023.05.31
登録日 2023.05.31
厳しい現実を突き付けるより優しい嘘をつける大人になりなさい。そう言って笑った恩師が僕の心からいなくなるまでの僕の物語。
文字数 5,483
最終更新日 2023.07.22
登録日 2023.07.22
文字数 5,107
最終更新日 2021.07.11
登録日 2021.07.11
〈出生率過去最小〉〈がん死亡率全国ワースト〉〈脳血管疾患死亡率全国ワースト〉〈自殺率全国ワースト〉〈最低賃金全国ワースト〉俺はこんな社会で郵便局非常勤職員として生計を立てている。かつてはラグビー大学選手権優勝メンバーだったが、ある事件を境に転落人生を歩んでいる。独身、安月給の借金生活、毎日息苦しい生活。終わることを知らない腐肉と糞尿の顔面騎乗。友人の三田村は教員採用試験になかなか合格せず、未だに臨時講師として働いている。這い上がるチャンスがない。俺たちは敗北者なのか。衝撃の結末に現代社会の闇が潜在している。
文字数 24,821
最終更新日 2023.09.15
登録日 2023.07.16
文字数 7,925
最終更新日 2023.09.30
登録日 2022.07.18
―――存在が事象を確立するのならば、逆も然りなのではなかろうか。事象が存在を確立する。何かがあるから起こったではなく、起こったから何かがある。そんな、お話。
文字数 6,707
最終更新日 2023.06.09
登録日 2023.06.07
大手芸能事務所でマネジメントとして
様々な業種・立場の方と仕事をしてきました
あらゆる事件や、激しすぎる人間関係を受け
書き残しておきたい事があります
※暴露本ではありません
改めて人間関係というものに焦点をあて、一つ一つお話していきます
文字数 1,396
最終更新日 2020.05.29
登録日 2020.05.29
信じていた焼き鳥屋のオーナーに金を騙し取られ、途方に暮れていた綾野透の前に現れたのは、「なんでも屋」を名乗る無気味なハンサム・西京無敵(さいきょうむてき)であった。
「なんでも承ります。殺人でも、構いませんよ」
西京に胡散臭さを感じながらも、綾野は西京と共に「なんでも屋」の事務所へ行くことになるのだが……。
文字数 78,666
最終更新日 2021.02.16
登録日 2020.08.23
文字数 30,542
最終更新日 2019.12.21
登録日 2019.12.17
文字数 1,965
最終更新日 2023.08.28
登録日 2023.08.28
渡良瀬一歩は死が見える。
すべての人の頭の上には数字があって、それは余命を表すものだった。
多くの人は六桁。年数と、日数。
そして、渡良瀬の父の余命は、すでに10年を切っていた。
父を救うため、少年は余命が目前に迫ったクラスメイトに接触する。
余命の改変のために――
死を見える少年は、余命という運命にあらがうためにもがき続ける。
文字数 20,273
最終更新日 2024.02.11
登録日 2024.02.11
文字数 2,045
最終更新日 2023.08.06
登録日 2023.08.06
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