ライト文芸 切ない小説一覧
病気で父親を亡くした少年、高橋都(たかはしいち)は、四年ぶりに故郷である神無し島に戻ってきた。
島根県の沖にあるこの島は、守り神がいるという言い伝えがある反面、神の姿を見た者は誰もいない。そんな状況を揶揄してついた名が、「神無し島」なのであった。
花咲神社の巫女である、花咲夏南(はなさきかな)と向かった先の川で、仲良しグループの面々と川遊びをしていた都。そんなおり、人数が一人増えているのに気が付いた。
しかし、全員が知っている顔で?
誰が、何の目的で紛れ込んだのか、まったくわからないのだった。
――増えたのは誰か?
真相を知りたければ、御神木がある時超山(ときごえやま)に向かうといいよ、と夏南に聞かされた鮫島真人(さめじままさと)は、新條光莉(しんじょうひかり)、南涼子(みなみりょうこ)、に都を加えた四人で山の中腹を目指すことに。
その道中。『同じ道筋を誰かがたどっていた』痕跡をいくつか見つけていくことで、増えた人物の『正体』が、段々と浮き彫りになっていくのであった。
増えたのは誰だ?
増えた者はいずれ消えるのか?
恋愛×青春ミステリー、ここに開幕。
※表紙画像は、SKIMAを通じて、知様に描いて頂きました。ありがとうございました。
【登場人物紹介】
高橋都(たかはしいち)
本作の主人公。父親を心臓の病で亡くしたのち、神無し島に戻ってきた少年。心優しく面倒見のよい性格で、泳ぎが得意。医者になるのが、将来の夢。
花咲夏南(はなさきかな)
島の守り神を祀っている、花咲神社の巫女。自分のことをボクと呼ぶ、明るく元気な女の子。過去に都と会ったことがある?
鮫島真人(さめじままさと)
造園会社の息子で、明るく活発なクラスのムードメーカー。都がやってくるまで水泳部のエース候補だったが、彼が来てからというもの、ずっと二番手に甘んじている。
新條光莉(しんじょうひかり)
都と幼馴染の女の子。物静かで、優しい性格。心臓に先天性の病を抱えておりスポーツは苦手。病のせいで、いまひとつ積極的になれない自分の性格がコンプレックス。
南涼子(みなみりょうこ)
市会議員など、優秀な人材を輩出することで有名な、南家のお嬢様。
容姿端麗な美少女。都に思いを寄せているが、彼の気持ちが光莉に向いていることで、嫉妬の念を抱いている。
文字数 63,267
最終更新日 2022.05.28
登録日 2022.05.15
大学に入ったばかりの泉竹志は、母の知人から、家政夫のバイトを紹介される。
派遣先で待っていたのは、とてもノッポで、無愛想で、生真面目な初老の男性・野保だった。
妻を亡くして気落ちしている野保を手伝ううち、竹志はとあるノートを発見する。
それは、亡くなった野保の妻が残したレシピノートだった。
野保の好物ばかりが書かれてあるそのノートだが、どれも、何か一つ欠けている。
「さあ、最後の『美味しい』の秘密は、何でしょう?」
これは謎でもミステリーでもない、ほんのちょっとした”はてな”のお話。
「はてなのレシピ」がもたらす、温かい物語。
表紙は若月しょうさんに描いていただきました!
https://illust.daysneo.com/illustrator/t0mar0n15/
※こちらの作品はエブリスタの方でも公開しております。
文字数 104,999
最終更新日 2022.05.28
登録日 2022.04.29
実はすごく充実した人生だったんだ…最期の最期にそう思えるよ、きっと。
主人公ワクは、十七歳のある日、大好きな父親と別れ、生まれ育った家から、期待に胸をふくらませて旅立ちます。その目的地は、遥かかなたにかすかに頭を覗かせている「山」の、その向こうにあると言われている楽園です。
山を目指して旅をするという生涯を通して、様々な人との出会いや交流、別れを経験する主人公。彼は果たして、山の向こうの楽園に無事たどり着くことができるのでしょうか。
旅は出会いと別れの繰り返し。それは人生そのものです。
ノスタルジックな世界観、童話風のほのぼのとしたストーリー展開の中に、人の温かさ、寂しさ、切なさを散りばめ、生きる意味とは何かを考えてみました。
文字数 72,751
最終更新日 2022.05.28
登録日 2022.05.21
心から欲しいと思うからこそ、近づけない。離れられない。
やっと伝えた思いは絶えず変化し、時の中に取り残される。
伸ばし合った手がやっと繋がったのに、解けていきそうなほど風に吹かれる。
この手を離したくない。
過ごした時間の『証』を刻みつけたい。
「一年前の桜の木の下で」
そこから動き出した二人の関係は、いつしか「会いたい」という言葉に涙する。
第5回ライト文芸大賞エントリー作品。
タグにもありますが切ない物語。
彼らのピュアで尊い物語を最後まで見守っていただけたら嬉しいです。
表紙は友人の kouma.作です。
文字数 94,656
最終更新日 2022.05.14
登録日 2022.04.27
初めての恋は、傷ついて傷つけて、不器用で痛々しい――。
女に興味なし。むしろ嫌い。
俺にとって大切なのはバスケだけ。
そんな俺が、高校の入学式でアイツに出会ってから、今まで経験したことのない感情に振り回され出した。
『バスケ馬鹿 瀬崎拓真』
×
『運動音痴だけどしっかり者 立川夏菜子』
高校の入学式の日に出会った、ぶっきら棒な男の子。授業中は寝てばかり。
でも、バスケをしている時のキミは誰よりもキラキラしていた。
初めての恋はもどかしくて、
上手くできなくて、間違えてばかりで。
傷付いて傷付けて、不器用で痛々しくて。
それでも、キミのバスケだけは何があっても守りたかった――。
恋は痛いものだって、初めて知った。
"恋愛スキル小学生並み男子と恋愛未経験優等生女子の恋"
※登場する地名や人名、団体等すべて架空のものです。
文字数 403,007
最終更新日 2022.05.25
登録日 2022.04.30
地方の旧家に生まれた雅文は、進学先の大学で出会った咲良に恋をした。
理想的な交際を進めていた二人だが、雅文の家の事情から無理やり引き離される。咲良を思い切れないままに日々をすごしていた雅文は、偶然出かけた仕事先で彼女を発見してしまう。
再会をはたした雅文はとまどう咲良に再び迫り、二度と彼女の存在を手放すまいと画策する。
文字数 65,529
最終更新日 2022.05.27
登録日 2022.04.21
三月六日。その日、僕は事故にあった――らしい。
そして三十六日間の記憶をなくしてしまった。
なくしてしまった記憶に、でも日常の記憶なんて少しくらい失っても何もないと思っていた。
記憶を失ったまま幼なじみの美優に告白され、僕は彼女に「はい」と答えた。
楽しい恋人関係が始まったそのとき。
僕は失った記憶の中で出会った少女のことを思いだす――
そして僕はその子に恋をしていたと……
友希が出会った少女は今どこにいるのか。どうして友希は事故にあったのか。そもそも起きた事故とは何だったのか。
この作品は少しだけ不思議な一人の少年の切ない恋の物語です。
イラストはいもねこ様よりいただきました。ありがとうございます!
文字数 132,366
最終更新日 2022.05.23
登録日 2022.04.28
住宅街とオフィスビルが共存するとある下町にある定食屋「まなべ」。
看板娘の利津(りつ)は毎日忙しくお店を手伝っている。
最近隣にできたコーヒーショップ「The Coffee Stand Natsu」。
どうやら、店長は有名なクリエイティブ・ディレクターで、脱サラして始めたお店らしく……?
神の舌を持つ定食屋の娘×クリエイティブ界の神と呼ばれた男 2人の出会いはやがて下町を変えていく――?
定食屋とコーヒーショップ、時々美容室、を中心に繰り広げられる出会いと挫折の物語。
過激表現はありませんが、重めの過去が出ることがあります。
文字数 117,451
最終更新日 2022.05.26
登録日 2022.03.11
「わたしね、実は映画の中だけじゃなくて、本当に病気なんだ」
中学三年の四月。僕――白鷺新汰(しらさぎ あらた)の通う学校に、ひとりの美少女が転校してきた。
彼女の名前はサクラノハナミ。一昨年に公開された大ヒット恋愛映画で主演を務めた有名女優だ。
映画やドラマを見ると吐き気やめまいを催す謎の症状から、彼女のファンになれなかった僕。
彼女と同じクラス委員になったことから、僕らの関係は動き出す。
「本当にね、余命宣告、されたんだ」
元気そうに見える姿からは信じられない、彼女の一度目の告白。嘘か冗談だと思った。
意味ありげな態度に、他のクラスメイトの前では気丈に振る舞う姿。僕は何を信じていいのかわからない。
修学旅行の日の夜。彼女は僕に二度目の告白をする。ようやく過去の闘病生活について教えてくれたことで、彼女の嘘は終わったはずだった。
数々の行事で青春を謳歌して、距離を近づけていく僕たち。
卒業式の日。別れる前にと彼女への恋心を明かす僕に、彼女は三度目の告白を――「本当の病状と余命」の告白をする。
僕が映像作品を見られなくなった理由とは。
彼女が最後まで隠し続けたある症状とは。
これは、死の瞬間まで「女優」として生きた彼女と、彼女との思い出を綴って生きる小説家志望の「僕」の話。
※小説家になろうにも掲載しています。
文字数 191,162
最終更新日 2022.05.28
登録日 2022.04.28
朧咲夜最終話
+++
愛してる。誰よりもーー
でも、だからこそ……
さようなら。
2022.5.7~
Sakuragi presents
文字数 49,546
最終更新日 2022.05.28
登録日 2022.05.07
高校を中退して、不動産会社で働く笹川舞。
東大を出て、一流商社で働く新田明。
静かで穏やかな雰囲気流れる山あいの田舎で、これまで正反対の人生を歩んできた二人はおよそ最悪の出会いを果たす。
はじめは相容れることのなかった二人だが、どちらも引っ越してきたばかりで友達がいなかったことから、二人は仮の友人となることに。
そしてそのうち、お互いに欠けたものを持つ二人は、互いに惹かれあい補い合っていく。
その出会いにより、変わらないと思っていた平坦な日常が変わっていく。
もうしないと思っていた恋をする。
希望なんてないと思っていた日常に光がさす。
何歳になっても、青春は訪れる。
ほろ苦くも最後に甘くなる、大人のための社会人恋愛小説。
涙間違いなしです。
ライト文芸賞参加作品です。応援よろしくお願いします。
完結保証
文字数 84,942
最終更新日 2022.05.28
登録日 2022.04.30
【第5回ライト文芸大賞エントリー】
たった七年
もう七年
両親はろくに家に帰らず、お互いが浮気をしている。
私の存在は忘れ去られているようで……
十二月二十六日
小林 奈美にとって十五歳の誕生日を迎えた日でもあり、両親の愛を諦めた日で、死ぬ事を決めた日……だったのだけれど。
「間違えて魂を取り出しちゃいました」
どうやら歩道橋から足を滑らしただけで、まだ死んではいないらしい。
身体へ戻れと言われても、戻りたくない。
幽体を満喫しながら考える、生きるという事。死神の事情。
そして――――
文字数 39,878
最終更新日 2022.05.12
登録日 2022.04.29
サトちゃんの隣に居座るためなら何にだってなれる。
隣の家の幼なじみでも、妹みたいな女の子でも、漫画家のプロアシスタントにだって!
高校生の日菜子は、幼馴染で6つ年上の悟史のことが大大大好き。
全然相手にされていないけど、物心つく頃からずっと切ない片思い。
駆け出しの漫画家の悟史を支えたくて、プロアシスタントの道を志す。
恋人としてそばにいられなくても、技術者として手放せない存在になればいいんじゃない!?
打算的で一途過ぎる、日菜子の恋は実るのか。
漫画馬鹿と猪突猛進娘の汗と涙と恋のお話。
番外編は短編集です。
おすすめ順になってますが、本編後どれから読んでも大丈夫です。
番外編のサトピヨは恋人で、ほのぼのラブラブしています。
最後の番外編だけR15です。
小説家になろうにも載せています。
文字数 137,844
最終更新日 2022.05.26
登録日 2022.01.31
80年代風アイドルの栗宮まみ。デビュー曲が月の降る夜に。いまいち売れてない。
事務所の先輩春野やよいさんの曲、スプリングバケーションは大ヒット、とは行かないまでもそこそこヒットしてるのに。
そんな時水害に被災した街に慰問に行くことを提案する事務所社長。
公民館での炊き出し屋台。
お掃除の手伝いボランティア。
そして夜の慰問ライブ。
「あんな田舎の街、テレビだって取り上げてくれないわ。あたしはパス」
先輩やよいが断る中、お仕事があまりないまみに白羽の矢がたち、そして……
※別サイトからの転載に加筆したものです。
※歌、歌詞は全てオリジナルです。
文字数 8,126
最終更新日 2020.07.23
登録日 2020.07.19
佐藤健太郎28歳。場末の風俗店の店長をしている。そんな俺の前に16年前の小学校6年生の時の担任だった満島先生が訪ねてやってきた。
俺はその前の5年生の暮れから学校に行っていなかった。不登校っていう括りだ。
先生は、今年で定年になる。
教師人生、唯一の心残りだという俺の不登校の1年を今の俺が登校することで、後悔が無くなるらしい。そして、もう一度、やり直そうと誘ってくれた。
当時の俺は、毎日、家に宿題を届けてくれていた先生の気持ちなど、考えてもいなかったのだと思う。
でも、あれから16年、俺は手を差し伸べてくれる人がいることが、どれほど、ありがたいかを知っている。
16年たった大人の俺は、そうしてやり直しの小学校6年生をすることになった。
こうして動き出した俺の人生は、新しい世界に飛び込んだことで、別の分かれ道を自ら作り出し、歩き出したのだと思う。
今にして思えば……
さあ、良かったら、俺の動き出した人生の話に付き合ってもらえないだろうか?
長編、1年間連載。
文字数 190,510
最終更新日 2022.05.28
登録日 2021.04.23
三日間だけ時間を巻き戻すことができる超能力、「リワインド」を行使できる女子高生、煮雪侑(にゆきゆう)。
ある日、彼女の前に現れたのは、小学生のころ喧嘩別れをした初恋の相手、佐々木君とよく似た転校生──長谷川拓実(はせがわたくみ)だった。しかし彼は、性格も趣味も、初恋の彼とは異なっているようで?
叶わなかった初恋。
描きかけのスケッチブック等々。
様々な未練を抱えていた侑は、電車の中でたびたび会う不思議な女性、優子(ゆうこ)の助言を受けながら、一個ずつそれらを解消していく。
拓実への告白を決意して迎えた12月。
親友のために侑が行った「リワインド」が、取り返しのつかない事態を呼び込んでしまう。
膝を抱え、ふさぎ込んでいたその時、彼女も知らなかった、もう一つの12月が眼前に姿を現した──。
※表紙絵は、SKIMAを利用して、ryoma様(@rel_170)に描いて頂きました。作品を結末まで熟読して頂き、大変お世話になりました!
※作品冒頭に知様から頂いたFAを。番外編「中津川渚物語」に、謄成様から頂いたFAを挿絵として追加しました。ありがとうございました。
※目次欄の下に、作品紹介動画があります。是非、ご覧下さい。
文字数 186,423
最終更新日 2021.09.20
登録日 2021.07.16
27歳で病院勤務の鷹司昴太はこの歳にして恋愛経験がなかった。周りが次第に結婚していくも羨望も焦りも生まれない自分自身に嫌気すら感じる日々。
原因はわかっている。
それは昔の思い出に縛られているからだ。
幼いころから仲の良かった二人の幼馴染の夏花と碧生。
中学生のころ、二人に好きだと告げられた。
でもどちらかを選ぶことができないまま、引っ越しで二人とは離れ離れになってしまう。
あの時、どちらかを選ぶ決断ができていたのなら……そんな後悔とともに恋愛に触れることなく12年以上の月日を過ごしてきた。
そんな折、大人になった夏花と碧生、それぞれとの再会を果たす。
そこで明らかになったのは、永遠の親友のように仲が良かった二人が絶縁状態にあるという事実。
思い出の二人がそんなことになるとは信じられない昴太。
二人の仲を取り戻そうとするなかで、昴太は自分を縛り付けていた≪本当の≫思い出と向き合うことになる。
※第14回GA文庫大賞(後期)にて二次落選となった作品です。
選評を参考に改稿してありますので一定以上の内容は保証できる作品に仕上がっております。
昼と夕方に一話ずつ更新予定です。
少しでも読んでいただけたのであれば、お気に入り登録と感想お待ちしております。
文字数 116,608
最終更新日 2022.05.28
登録日 2022.04.23
一つ違いのいとこ、隼人《はやと》と綾乃《あやの》。
兄のように思い、妹のように思っていた。
それがいつしか、恋に変わる。
その想いが二人を繋ぎ、
秘密で特別なものになって。
月だけがいつも見ていた。
二人の秘密も、そして、犯した罪も――。
どうしてこんなにも愛してしまったのだろう。
どうして、こんなにもあなたでなければならなかったのだろう。
どんなに苦しくても、どんなに押し殺しても。この気持ちは消えてくれない――。
*登場する組織、団体等は実在のものとは一切関係ありません。
※他サイトに掲載していたものを、再編改訂しています。
文字数 274,050
最終更新日 2022.05.18
登録日 2022.01.21
文字数 29,104
最終更新日 2022.05.10
登録日 2022.04.30
ファンか、友達か――あるいはこれは恋なのか。
めぐるの同級生で、気鋭のピアニストでもある空野セイジは、ほとんど通学しない幽霊学生だった。
ちょっとした有名人ぐらいの認識しかなかっためぐるだったが、偶然彼と出会いその飼い猫が運ぶ手紙を介して少しずつ交流を深めていく。
会えばうれしい、もう少し話していたくなる。
けれど――、彼は好きになっても遠い人だ。
――恋とピアノと青い春、白ネコの運ぶ結び文。
「いま、君の星がきこえる」
<更新スケジュール:17:00更新>
4/18〜5/2 四章完結まで隔日、5/3〜5/8 最終章 完結まで毎日更新
文字数 125,626
最終更新日 2022.05.08
登録日 2022.04.01
【メウアのエデン とは】
『メウアのエデン』それは、私、メウアのフリー台本の楽園です。
ここでは、声劇で必要な朗読・複数人台本などを公開しています。
利用権につきましては、商用・非商用問わず無料で解放しておりますので、活用ください。
【注意事項】
転載・自発発言は禁止とさせていただきます。
作品使用の際には『作品のリンク』、もしくは 『作:メウア』と入れていただけると幸いです。
【その他】
ライター活動名:メウア
キャスト活動名:トピア
応援してくださると、どちゃんこ喜びます。
Twitter:@_topia_b
文字数 17,385
最終更新日 2022.05.25
登録日 2022.05.25
ある日『白雪姫は毒リンゴで殺された』と書かれた張り紙がされた。
その学校では、白雪姫と呼び慕われていた人物が、転落死していた。
警察は自殺と判断したが、張り紙には、殺されたと書かれている事で
学校中が大騒ぎになる。
それを見かねた生徒会長の夜慧と書記の佳乃は調査を始める。
張り紙は殺人の告発か、ただのイタズラか。
文字数 12,380
最終更新日 2022.05.11
登録日 2022.04.30
その少女は、人の心を繋ぐため、今日もどこかの橋に立つ。
『聞こえているよ』
ひき逃げによって意識不明となった唯依。彼女のために毎日お見舞いに行く久志。
そんな久志の前に、キツネのお面をかぶった少女・ゆうけが現れた。
ゆうけは言う。
「占いはいかがですか?」
ゆうけはひき逃げ犯の情報を不思議な占法によって導き出す。
『ドマの熱気』
キャバ嬢・若葉は、無職になった帰り道、いつも石段に座っている小学生・ドマに声をかけた。
ドマはどうやら親から虐待を受けているらしい。
若葉は子ども時代の自分とドマを重ね、彼女と仲良くなるのだが、それを聞いたゆうけは「もう少ししたら、二人はもう二度と会えなくなる」と言った。
『京都・嵯峨野トロッコ列車のフラッシュバック』
ある日、谷口のクラスにドン引きするほどの大ケガをした鶴島菜緒が転校してくる。
オレンジ色の夕陽に染まった彼女はとても儚く、今にも消えてしまいそうに見えた。
谷口は橋の上で知り合ったゆうけのアドバイスを聞きながら、菜緒の過去を紐解いていく。
彼女のスクールバッグにつけられたトロッコ列車のキーホルダー、その鈴の音が響く時、谷口は菜緒の過去と対面することになる。
※エブリスタ様でも公開させていただいております。
文字数 84,511
最終更新日 2022.05.13
登録日 2022.04.06