ライト文芸 日常小説一覧
面倒を見られないなら、拾ってこないで欲しい。
そう両親に思った。
両親に絶望した。
私に向けられる愛情を減らされた事にムカついた。
私から愛情を搾取しようとする様子にムカついた。
両親が死んで可哀そうな燁子(ようこ)さん。
だけど、彼女のために私がどうして可哀そうにならなければいけないんだろう?
文字数 127,270
最終更新日 2022.05.26
登録日 2022.04.30
眞島怜は、ごく一般的な女子大生だった。
違う点があるとすれば、バイト内容。そこそこお高めのビジネスホテルの宴会部門スタッフであることだ。華やかに見えて、かなりの重労働。ヒールは低めでもパンプスを履いているせいか、脚が太めになるのがデメリットくらい。
そんな彼女の唯一の楽しみは……社員食堂で食べられる『まかない』だった。事務所の仕組みで、バイトでも500円を払えば社食チケットがもらえる。それで、少ないセットメニューを選んで食べられるのだ。
作るのは、こちらもバイトで働いている小森裕司。
二人の何気ない日常を綴る物語だ。
文字数 96,014
最終更新日 2022.05.26
登録日 2022.04.19
大学に入ったばかりの泉竹志は、母の知人から、家政夫のバイトを紹介される。
派遣先で待っていたのは、とてもノッポで、無愛想で、生真面目な初老の男性・野保だった。
妻を亡くして気落ちしている野保を手伝ううち、竹志はとあるノートを発見する。
それは、亡くなった野保の妻が残したレシピノートだった。
野保の好物ばかりが書かれてあるそのノートだが、どれも、何か一つ欠けている。
「さあ、最後の『美味しい』の秘密は、何でしょう?」
これは謎でもミステリーでもない、ほんのちょっとした”はてな”のお話。
「はてなのレシピ」がもたらす、温かい物語。
表紙は若月しょうさんに描いていただきました!
https://illust.daysneo.com/illustrator/t0mar0n15/
※こちらの作品はエブリスタの方でも公開しております。
文字数 101,459
最終更新日 2022.05.27
登録日 2022.04.29
このお話は「風紀委員 藤堂正道 -最愛の選択-」の番外編です。
藤堂正道と伊藤ほのか、その他風紀委員のちょっと役に立つかもしれないトレビア、雑談が展開されます。(ときには恋愛もあり)
*小説内に書かれている内容は作者の個人的意見です。諸説あるもの、勘違いしているものがあっても、ご容赦ください。
文字数 140,636
最終更新日 2022.05.05
登録日 2018.06.13
大学を卒業して、四月から就職した川村千鶴。大学で付き合っていた彼と、仲が良かったはずなのにいつの間にかすれ違い始めてしまう。
別々の会社勤めとなっても、お互い結婚すると思っていたはずなのに。
二人、新たな選択をするお話。
☆現実にも似たような言い回し、言葉などがあると思いますが、作者の世界観ですので、現実とは異なりますし関係ありません。
☆完結してますので、随時更新していきます。
文字数 34,401
最終更新日 2022.05.07
登録日 2022.04.29
一条春都の楽しみは、日々の食事である。自分の食べたいものを作り食べることが、彼にとっての幸せであった。時にはありあわせのもので済ませたり、誰かのために料理を作ってみたり。
今日も理想の食事を追い求め、彼の腹は鳴るのだった。
****
いつも読んでいただいてありがとうございます。
とても励みになっています。これからもよろしくお願いします。
文字数 791,192
最終更新日 2022.05.26
登録日 2021.07.11
ある日、小さいながらも飲食店を経営する俺に連絡が入る。
従兄弟であり、俺の育ての親でもある兄貴から、転勤するから二人の娘を預かってくれと。
これは一度家族になることから逃げ出した男が、義妹と過ごしていくうちに、再び家族になるまでの軌跡である。
文字数 149,112
最終更新日 2022.05.15
登録日 2022.04.16
結婚した友達が言うには、結婚したら稼ぎは妻に持っていかれるし、夫に対してはお小遣いと称して月何万円かを恵んでもらうようになるらしい。そして挙句の果てには、嫁と子供と、場合によっては舅、姑、時に小姑まで、よってかかって夫の敵となり痛めつけるという。ホラーか? 俺は生涯独身でいようと心に決めていた。個人経営の司法書士事務所も、他人がいる煩わしさを避けるために従業員は雇わないようにしていた。なのに、なのに、ある日おふくろが持ってきた見合いのせいで、俺の人生の歯車は狂っていった。ああ誰か! 俺の平穏なシングルライフを取り戻してくれ~! 結婚したくない男と奇行癖を持つ女のラブコメディー。
※小説家になろうでも連載しています。
※本作はすでに最後まで書き終えているので、安心してご覧になれます。
文字数 54,972
最終更新日 2020.02.28
登録日 2020.01.31
あったかいごはんは、疲れたこころを解きほぐしてくれる――。
デビュー5年目のミュージシャン時東悠は、曲作りのストレスから味覚が鈍くなっていた。ある日、バラエティ番組のロケに参加した先で、ひさしぶりに美味しいと感じるものに出逢い感動する。
味のあるものを食べたいという執念で田舎の食堂に通い始めた時東だが、店主の南との交流に癒されている自分に気がついて……。
もう特定の誰かと親しくなんて絶対にしない。どれだけ信用しても裏切られるから。だから相手に対してなにも期待しない。そう思っていた頑なな心がいつのまにかほぐされて、もっと近づきたいと願うようになった。それがどういった感情なのかは、まだわからないけれど。
スランプ中の芸能人×食堂店主。ほのぼのブロマンス風味。出逢いと再生の物語です。
文字数 93,232
最終更新日 2022.05.27
登録日 2022.04.28
彼女は三上鏡花(みかみ・きょうか)という。年齢は二十七。傾国の美貌の持ち主だ。彼女には特別な能力がある。ニンゲンの感情、あるいは思いが、漢字一字で見えるのだ。脳内でスイッチをオンに切り替えると、漫画の吹き出しのようなものが各人の頭上に発生し、その中に漢字が出現する。これまで能力を駆使して積極的になにかを成してきたという実績はない。遊びの手段でしかないからだ。彼女は高杉晋作の辞世の句に込められた精神性こそ手本にすべきだと捉えていて、だから思考はもちろん、生き方すらも急進的に飛躍したり圧倒的に蛇行したりする――。
文字数 106,573
最終更新日 2022.05.27
登録日 2022.05.14
住宅街とオフィスビルが共存するとある下町にある定食屋「まなべ」。
看板娘の利津(りつ)は毎日忙しくお店を手伝っている。
最近隣にできたコーヒーショップ「The Coffee Stand Natsu」。
どうやら、店長は有名なクリエイティブ・ディレクターで、脱サラして始めたお店らしく……?
神の舌を持つ定食屋の娘×クリエイティブ界の神と呼ばれた男 2人の出会いはやがて下町を変えていく――?
定食屋とコーヒーショップ、時々美容室、を中心に繰り広げられる出会いと挫折の物語。
過激表現はありませんが、重めの過去が出ることがあります。
文字数 117,451
最終更新日 2022.05.26
登録日 2022.03.11
文字数 118,089
最終更新日 2021.05.28
登録日 2021.04.01
「この家にはねぇ、妖精さんが住んでいるのよ」
昔祖母がよくそう言った。
その妖精がまさかこんなおっさんだったなんて……。
陽気なおっさん妖精と一緒にスローライフを送る話。
文字数 5,617
最終更新日 2022.05.26
登録日 2022.04.01
真夜中零時八分。まだオレは寝つけなかった。ケンタロウがいたら、行くか行かないかなんて迷わなかったのに・・・。さわやかな少年の物語。
文字数 1,376
最終更新日 2022.05.27
登録日 2022.05.26
高校三年生の沖野遥(はるか)と親友市川景都(けいと)は絵梨の叔母麻希のウエディングベールを作るのに夢中になっている。
絵梨の幼馴染みで野球部のエース加地彰と景都はお互いに片思いをしている両片思い状況で、絵梨は加地の友人武田壮太と微妙な関係だったが、武田が幼馴染みの莉子と急接近した事で二人は単なる同級生に戻る。
そんな中、結婚式当日完成したベールを絵梨と景都が麻希に渡しに行くと、麻希は婚約者に別れを告げられていた。
二人は行き場のなくなったベールを被り手を繋いで走り回った――
そんな高校最後の春――夏前の話。
文字数 38,957
最終更新日 2022.05.25
登録日 2022.04.30
文字数 3,994
最終更新日 2022.05.26
登録日 2022.05.24
未来からやってきた高校生の白鳥希望は、変身して美少女仮面エスポワールとなり、3人の子ども達と事件を解決していく。未来からきて現代感覚が分からない望みにいたずらっ子の3人組が絡んで、ややコミカルな一面をもった年齢指定のない作品です。
文字数 22,057
最終更新日 2022.05.26
登録日 2022.04.29
結婚式の日に美月は新郎に男と逃げられた。
飲まなきゃやってらんないわ!
と行きつけの店で飲むところに声をかけてきたのはオカマの男だったが、、
最後はもちろんハッピーエンドです!
時々、中学生以下(含む)は読ませたくない内容ありです。
文字数 288,540
最終更新日 2022.05.27
登録日 2021.09.12
妖が暮らす国、大妖国の皇帝陛下は誰も姿を見たことがない。
それなのに街では男女問わず大人気。
そんな街にうんざりしながら、それでもたくさんの人と出会い、関わり過ごす隠が街で起こる様々な問題を解決していく物語。
文字数 6,557
最終更新日 2022.05.26
登録日 2022.04.01
文字数 232,850
最終更新日 2022.05.27
登録日 2021.06.01
80年代風アイドルの栗宮まみ。デビュー曲が月の降る夜に。いまいち売れてない。
事務所の先輩春野やよいさんの曲、スプリングバケーションは大ヒット、とは行かないまでもそこそこヒットしてるのに。
そんな時水害に被災した街に慰問に行くことを提案する事務所社長。
公民館での炊き出し屋台。
お掃除の手伝いボランティア。
そして夜の慰問ライブ。
「あんな田舎の街、テレビだって取り上げてくれないわ。あたしはパス」
先輩やよいが断る中、お仕事があまりないまみに白羽の矢がたち、そして……
※別サイトからの転載に加筆したものです。
※歌、歌詞は全てオリジナルです。
文字数 8,126
最終更新日 2020.07.23
登録日 2020.07.19
食べると少しだけ元気になる、日常のおやつはありますか?
おやつに癒やされたり、励まされたりする人々の時に切なく、時にほっこりする。そんなおやつの短編集です。
おやつをお供に気楽に楽しんでいただければ嬉しいです。
短編集としてゆるく更新していきたいと思っています。
ヒューマンドラマ系が多くなります。ファンタジー要素は出さない予定です。
各短編の紹介
「だましあいコンビニスイーツ」
甘いものが大好きな春香は日々の疲れをコンビニのスイーツで癒していた。ところがお気に入りのコンビニで会社の上司にそっくりなおじさんと出会って……。スイーツがもたらす不思議な縁の物語。
「兄とソフトクリーム」
泣きじゃくる幼い私をなぐさめるため、お兄ちゃんは私にソフトクリームを食べさせてくれた。ところがその兄と別れることになってしまい……。兄と妹を繋ぐ、甘くて切ない物語。
※この物語に登場する店名や商品名等は架空のものであり、実在のものとは関係ございません。
※表紙はフリー画像を使わせていただきました。
文字数 38,764
最終更新日 2022.05.26
登録日 2022.04.30
俺の名前は『卯野原蒼』と言う。
小さい頃。俺は両親に連れられて山登りに行った時、その頂上から見えた『青空』に俺は心を奪われた。
それ以降、俺はよく『青空』の絵を描くようになった。
元々、絵を描くのが好きだった。それはもう、外に遊びに行くとかゲームをする以上に好きな事だった。
でも『ある日』を境に、俺は絵を描かなくなった。
それに、俺は年の離れた姉さんとその旦那さんと一緒に生活をするようになる。なぜなら、両親がその日を境にいなくなってしまったからだ。
全ての事に対し一生懸命やる事がなくなって何気なく毎日を過ごしていたある日、俺は『その絵』を初めて目にした。
その『絵』を見て以降、俺は毎日のようにその絵が飾られている美術室に行くようになった。
そして、その『絵』を書いた人物に興味を持つようになったのだった――。
文字数 93,896
最終更新日 2022.05.26
登録日 2022.03.20
三月六日。その日、僕は事故にあった――らしい。
そして三十六日間の記憶をなくしてしまった。
なくしてしまった記憶に、でも日常の記憶なんて少しくらい失っても何もないと思っていた。
記憶を失ったまま幼なじみの美優に告白され、僕は彼女に「はい」と答えた。
楽しい恋人関係が始まったそのとき。
僕は失った記憶の中で出会った少女のことを思いだす――
そして僕はその子に恋をしていたと……
友希が出会った少女は今どこにいるのか。どうして友希は事故にあったのか。そもそも起きた事故とは何だったのか。
この作品は少しだけ不思議な一人の少年の切ない恋の物語です。
イラストはいもねこ様よりいただきました。ありがとうございます!
文字数 132,366
最終更新日 2022.05.23
登録日 2022.04.28