現代文学 シリアス小説一覧

筋トレに人生を捧げた男・金剛鉄男。限界を超え続けた先に待っていたのは、悲劇的な死――。その生き様は、人々の心に強烈な問いを残した。
文字数 5,365
最終更新日 2025.04.15
登録日 2025.04.15
彼は、狙撃手。
◇◇◇
ついに勃発してしまった第三次世界大戦。
半島有事、ロシアによる北海道侵攻、台湾有事が同時に発生する中、日本政府は、米軍の力を借りつつ、総力を上げて対応に当たっていた。
戦場と化した北海道で、日常と戦争の狭間を生きる、自衛官の物語。
※この物語はフィクションであり、内容は全て架空のものです。
文字数 809
最終更新日 2025.04.10
登録日 2025.04.10
藤原美羽は進学校に通う高校一年生。今まで「優等生」としてそつなく何でもこなしてきたが、高校に入ってから色々なことが上手くいかなくなり、パニック障害と適応障害を発症してしまう。「普通」を必死に装いながらも、段々彼女のおかしさに気付くクラスメイトが増えていく。
ある日電車の中で発作を起こし、動けなくなってしまった美羽を助けたのは、通信制高校に通う少年、柏木悠真だった。彼は自由な校風の中自分のペースで生きていることを知る。
そして彼にも、普通に生きられないハンデを密かに抱えていた。
悠真の言葉や存在が、少しずつ美羽を変えていく。
「壊れたままでも、生きていけるのかもしれない」
そう思えるようになったとき、美羽は初めて自分の本当の気持ちを伝えたいと思うようになった。
これは、「普通」になれなかった二人が、壊れたままでも共に歩んでいく物語。
文字数 20,543
最終更新日 2025.03.19
登録日 2025.02.01
「貴方は病気なんです。きっと僕が良くしてあげる」
――人は、内側から支配する方が楽に手に入る。
外界と断絶された、精神病棟。
タフィは、淡い恋心を抱くルビにせがまれ、スノードロップを摘む途中、彼が助けを求める声を幻覚し、確信を強めながら、彼と落ち合うべく院内を駆ける。
精神を揺さぶられつつ、辿り着いた約束の屋上。そこでタフィが目にしたのは、想像を絶する光景だった。
昔の精神病棟(閉鎖病棟)が舞台の、スリラーです(ミステリー要素もあるかと思います)。
18禁のBL要素と、暴力的・差別的表現があります。
ネット小説にしては文学寄りの文体かもしれません。
『支配の形』がテーマかも。
文字数 12,048
最終更新日 2025.02.10
登録日 2025.02.10
生きるとは。わたしがわたしでいられる世界に導いてくれる、八咫烏を探して、わたしは時々旅に出る。そして帰宅してからの日常は、暗闇世界と青空世界が交互に訪れる。それは何を意味しているのか。
文字数 787
最終更新日 2025.02.10
登録日 2025.02.10
バツイチ独身中年、有明省吾は渚という看護士と付き合っていた。
省吾は38、渚は29才。渚は省吾との結婚を望んでいたが、省吾はそれには消極的だった。
彼は渚をしあわせにする自信がなかった。
だが愛情がないわけではなく、むしろそれは渚のしあわせを考えてのことだった。
愛することの矛盾、理屈ではない男女の恋愛模様。愛すれど切なく、愛するがゆえに苦悩するふたり。
結婚の必然性について考えてみました。
文字数 43,745
最終更新日 2025.02.08
登録日 2021.08.18
引きこもりの青年。彼は過去に縛られながら、今日も未来を生きている。ただ、息をしている。何故彼は過去に縛られているのか。それを知ったときに起こる悲劇とは。
文字数 8,938
最終更新日 2025.02.07
登録日 2025.02.06
元日の朝。
母は雑煮を作る。父は朝から酒を飲む。
お互いに、お互いが見えていないかのように。
新年から、こんな気持ちになっている人間なんてだれもいない。
だって、家の前の通りには、わたしみたいに家が嫌で外に出ているひとは、ひとりもいない。
トントントン、ツーツーツー、トントントン。
SNSで放り投げた信号だって、きっとだれにも届かない。
そう、だれにも、届かない。
-----
日常ではない救いと、変わることのない痛みのはなしです
文字数 2,151
最終更新日 2025.01.11
登録日 2025.01.11
ある夏の午後にうたた寝をしながらテレビを眺めていた私は、いつの間にやら始まっていた映画の放送に見入っていく。彼女の声を契機に明瞭になった人生を生きながら、私は彼女の姿を追いかける。やがて追い求めていたはずの彼女の姿を花火が照らし出したとき、私が見たものは……。
文字数 3,362
最終更新日 2025.01.09
登録日 2025.01.09
膵臓癌を宣告された。なかなか正面から受け止めるのは辛い。が、当然、そのことしか考えられない。
煮詰まりそうな中で、ふと、自分の状況や思いを短歌にしてみることを思いつく。
定型表現に加工しようとする中で、少しは冷静に、客観的に、自分を見る目を持てるのではないかと。
短歌の作歌経験は特になく、自作のレベルがどの程度かは分からない。まぁ、高いということは無いだろう。
しかし、癌闘病というシチュエーションと同時に提示されることで、定型詩の芸術性とはまた別に、ノンフィクションに通じる文学的な価値が生じるのではないか、というのが、このような形で作品を公開しようと考えた理由である。
宣告は8月で、そこからぽつぽつと作歌し、一部は他社サイトでも発表しているのでストックがあるが、以降の更新は完全に不定期。
いつかエタる。
文字数 21,424
最終更新日 2024.12.13
登録日 2023.10.16
この世の不条理さ、不合理さ、そして非情さのすべてを詰めた。短編集です。
第一話「影、歩く」:人気歌手リュミエールとそれを取り巻く社会の不合理さに憤る青年は、あくる日、リュミエールを殺害することを決意する。リュミエールの死後、青年は何を悟るのか。
第二話「欠乏の時代」:女性社会が到来した。青年漫画やアニメ、小説は焚書坑儒の対象となり、作家たちが処刑された。彼らに感化された読者も「危険思想」として断罪された。それはさながらアメリカの禁酒法時代の再現にも思えた。漫画家である青年は、目まぐるしくも、何も変わらない社会を嘆き、現代において我々が見落としているものはなんだったのかを問いかけた。
文字数 28,867
最終更新日 2024.12.11
登録日 2024.12.07
人生は選択の連続。だから私は考えて選び続けている。したがってそれらの結果は最高であるに違いない。
つれづれなるままに書いただけの短文です。
フィクションです。
文字数 2,181
最終更新日 2024.11.20
登録日 2024.11.20
文字数 1,530
最終更新日 2024.10.23
登録日 2024.10.23
文字数 692
最終更新日 2024.10.05
登録日 2024.10.05
【私が殺した「うち」は、私の中で生きて逝く】
「私」には、たった一人の友達が居た。その友達との日々は楽しくて、よく伝承遊びを一緒にして遊んでいた。貧しくとも平和な二人の世界。でもその平和は脆くて、一瞬にして灰となって崩れ去ってしまったのであった。
文字数 4,111
最終更新日 2024.10.02
登録日 2024.09.29
日々複雑化していく組織的犯罪に対応するため、試験的に発足された警視庁公安部特殊捜査課。大の力と小の力を併せて解決する、をモットーとした彼らの活動とその破滅までの話。
※このお話はフィクションです。実在する人物・団体とは無関係です。
文字数 2,693
最終更新日 2024.09.23
登録日 2024.09.23
アルファポリスの現代文学小説のご紹介
アルファポリスの現代文学小説の一覧ページです。
ヒューマンドラマや純文学を中心とした現代文学が満載です。
人気のタグからお気に入りの小説を探すこともできます。ぜひお気に入りの小説を見つけてください。