歴史・時代 短編 小説一覧

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竹光侍 浪人・橋本清十郎

竹光侍 浪人・橋本清十郎
江戸中期、竹光(竹でできた刀の模造品)を持つ一人の浪人がいた。 赤墨色の着流しに伸びた月代。瘦せこけた浪人はいかにも食い詰めた素浪人といった風貌だったが、実は凄腕の用心棒であった。 時の将軍、徳川吉宗や名奉行、大岡越前守忠相ですら一目置く浪人が悪を裁く。
歴史・時代 連載中 短編
感想数 0 文字数 17,931 最終更新日 2026.06.06 登録日 2025.05.30
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びくにはし雪中殺人事件

江戸は市ヶ谷の根付師・二代目車輪梅忠清(19)は、比丘尼橋の橋番・弥助(38)に懇願されて、徳川御三家は尾張藩主からの特注品である象牙の根付を一日だけ貸してしまう。 雪が降ったその翌朝。 返却にこない弥助の番小屋へ忠清が行くと、弥助は心臓を刃物で刺され殺害されていた! 尾張藩主への根付の納品期限が迫る中、忠清は行方知れずになった根付を探し出すため南町奉行所の同心・原田左衛門二郎(35)と共に弥助殺害事件の捜査をすることになり!?
歴史・時代 連載中 短編
感想数 0 文字数 28,647 最終更新日 2026.06.06 登録日 2026.05.31
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日露戦争の真実

日露戦争の真実
 私の先祖は日露戦争の奉天の戦いで若くして戦死しました。 日本政府の定めた徴兵制で戦地に行ったのでした。  日露戦争が始まったのは明治37年(1904)2月6日でした。  帝政ロシアは清国の領土だった中国東北部を事実上占領下に置き、さらに朝鮮半島、日本海に勢力を伸ばそうとしていました。  日本はこれに対抗し開戦に至ったのです。 ほぼ同時に、日本連合艦隊はロシア軍の拠点港である旅順に向かい、ロシア軍の旅順艦隊の殲滅を目指すことになりました。  ロシア軍はヨーロッパに配備していたバルチック艦隊を日本に派遣するべく準備を開始したのです。  深い入り江に守られた旅順沿岸に設置された強力な砲台のため日本の連合艦隊は、陸軍に陸上からの旅順艦隊攻撃を要請したのでした。  この小説は第12回歴史・時代小説大賞のエントリー作品です。  どうか皆様のご支援をお願い申し上げます。  また、この作品を最後までお読み頂き、皆様のお役に立てれば幸いです。  蔵屋日唱
歴史・時代 連載中 長編
感想数 0 文字数 248,948 最終更新日 2026.06.06 登録日 2025.10.24
4
感想数 0 文字数 5,584 最終更新日 2026.06.06 登録日 2026.06.06
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写らざる人

写真師、有村シノは西郷隆盛の写真をとってほしいと依頼を受ける。
歴史・時代 連載中 短編
感想数 0 文字数 6,122 最終更新日 2026.06.06 登録日 2026.05.31
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おはな日記

おはな日記
江戸の米問屋「穂積屋」に奉公へ出された十一歳の少女、おはな。 まだ字を覚えたばかりの彼女は、日々の中で心に残った出来事を、こっそり紙へ書きつけていく。 けれど、おはなはとても素直で、少し世間知らず。 旦那さまの見栄も、番頭のため息も、おかみさんの怖い笑顔も、手代の情けない失敗も、見たまま聞いたまま日記に残してしまう。 本人は大まじめ。 けれど大人が読めば、なぜだかおかしく、少しだけ胸があたたかくなる。 米俵の匂い、雨の店先、台所の湯気、人の嘘と情け。 小さな丁稚の目を通して、江戸の商家に暮らす人々の毎日を描く、笑いと人情の時代日記物語。
歴史・時代 連載中 短編
感想数 0 文字数 32,317 最終更新日 2026.06.05 登録日 2026.05.29
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 平将門の一生

 平将門の一生
 私は日本の歴史が大好きだ。  私の先祖が平安期から始まる岡山備前•備中•備後の豪族たったからだ。  平家一門はあの壮絶な源平合戦で、最後は瀬戸内海の壇ノ浦で敗れた。  これ以降、平家一門の残党の消息は殆ど分かっていない。何故なら源氏の魔の手が未だに迫っていたからだ。  中には備後地区迄落ち延び武士の身分を捨てその地の土着民として、ひっそりと暮らしたのだ。  武士の姓を捨て生き延びたのだ。  それは当時とすれば仕方がないことであった。  平家一門の栄光栄華は歴史の表舞台から消えたのである。  『勝者の陰に敗者あり』  しかし、私はそうは思わない。  『負けるが、勝ち』  この人生こそが、本当の人間の人生の生き方なのだ。  日月神示という本が今から30年前の90年代に中矢伸一氏によって初めて日本に紹介された。  この日月神示は神の啓示であるという。  ここでは、長い話になるので省略する。  ただこの日月神示の日と月の漢字の意味である。  日は引くこと、退くことを意味する言葉だ。  月とは突くこと、剣を持ち攻めることを意味する言葉なのだ。   何故日月神示と名付けたのか、考えたとき、私は合点がいったのである。  日月神示は『ひくことをよしとする教えなんだ』と。  それは偽悪醜に満ち溢れた今の世界に暮らしている人類に対するメッセージなのだと。  さて、今回私が題材にした歴史小説は、平将門 である。将門は日本の平安時代の豪族であった。  平 将門(たいら の まさかど)。  旧字体は平󠄁 將門である。  延喜3年(903年)〜天慶3年2月14日〈 )940年3月25日)迄この世に生存した。  享年37歳。  将門は第50代桓武天皇四代の皇胤であり、平氏の姓を授けられた高望王の子で鎮守府将軍である平良将の子である。  その始祖は中臣鎌足である。  この中臣鎌足からの血脈が平将門、瀬尾兼門、妹尾太郎兼康そして蔵屋五郎八、蔵屋力蔵、瀬尾六松、妹尾彦吉、妹尾隆一、妹尾正毅、蔵屋日唱へと引継がれているのである。  この物語は最後に非業の死を遂げた平将門のその壮絶な一生を描いた真実の物語である。  令和八年五月九日  蔵屋日唱
歴史・時代 連載中 短編
感想数 2 文字数 63,159 最終更新日 2026.06.04 登録日 2026.05.09
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【歴史•時代小説】 源頼朝

 平治元年に勃発した平治の乱は平清盛率いる平家と源義朝率いる源氏の合戦であった。  しかしこの戦いに於いて源氏は敗れたのである。  源義朝の子供が頼朝である。  私は今回、この頼朝にスポットライトを当てて脚色を加えながらこの小説を執筆中である。  この物語は史実に基づいているが私が脚色を加えているのでフィクションである。  登場人物や団体等、一部脚色を加えているので実際のものと同じであっても一切関係ない、ということを申し述べたい。  しかし史実に基づいていることも事実である。  この物語を最後までお読み頂ければ幸いです。    
歴史・時代 連載中 短編
感想数 0 文字数 39,116 最終更新日 2026.06.04 登録日 2026.02.15
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【歴史•時代小説】眠 狂四郎の弟 

【歴史•時代小説】眠 狂四郎の弟 
   江戸幕府の第11代将軍の徳川家斉の治世は老中水野忠邦の治世であった。  江戸の街は町人の街、浮世絵の時代であった。しかし、江戸には隠れキリシタンがいたのである。  眠 狂四郎の弟•狂五郎は双子であった。兄の死後、弟の狂五郎は老中水野忠邦の間者となり、江戸の街の治安維持に努めていたのである。  そんなある日、狂五郎は水野忠邦に呼ばれたのであった。    この物語はフィクションです。  この物語に登場する人物、団体などは同じ名称であっても一切関係ありません。  ただし、時代考証として、登場する人物や江戸庶民の暮らしは史実に基づいています。  そのつもりでお楽しみ下さい。   蔵屋日唱
歴史・時代 連載中 短編
感想数 0 文字数 4,437 最終更新日 2026.06.01 登録日 2026.05.10
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刀影

御前試合で勝利した者は、家老の加納十太夫の接待を受ける。 その接待を受けたものは、不可解な死を遂げると、まことしやかな噂が囁かれていた。 篠田郁之助は、家老屋敷で接待を受けことになった。 そこで出会ったのは、美しい家老の娘、澪と、一振りの刀だった。
歴史・時代 連載中 短編 R15
感想数 0 文字数 1,249 最終更新日 2026.05.31 登録日 2026.05.31
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平安の空と、源頼朝と義経

一一八五年……壇ノ浦で平家を海に沈めた後。 「義経追討の院宣」で全国を追われることとなった義経と、その首を討つよう命じる、頼朝。 鎌倉の空が見た、その二人の一面とは―― 全五話で完結する短編です。 本作は義経記を元に構成しておりますが、史実と関係ないことや創作も含まれますので、予めご了承ください。
歴史・時代 完結 短編
感想数 1 文字数 9,482 最終更新日 2026.05.31 登録日 2026.05.30
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雪桜繚乱 ―女画狂卍旅徒然―

雪桜繚乱 ―女画狂卍旅徒然―
江戸時代、野州足利所野村。寒さの厳しいこの地で、余命いくばくもない幼馴染みのお絹のために桜を咲かせようとしている葉瑠と宗次郎。葉瑠は宗次郎のことを密かに想っていた。 そこへ炬燵布団を被った奇妙な老婆が現れて……。
歴史・時代 完結 短編
感想数 0 文字数 29,188 最終更新日 2026.05.31 登録日 2026.05.06
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憑物

憑物
冴は、お代次第であらゆることを請け負うよろず屋だった。 よくある依頼は用心棒。 陸路で運ぶ荷を守り切るだけでなく、襲った野盗を皆殺しにすることで知られていた。 本編『龍神の娘』には入りきらなかったエピソードを、短編として公開します。
歴史・時代 完結 短編
感想数 0 文字数 8,198 最終更新日 2026.05.31 登録日 2026.05.31
14

鏡石先生の特別な日

鏡石先生の特別な日
中年男性教員の鏡石先生。理科なのに、考古学や民俗学が詳しいちょっと変な先生。普段誰も訪ねてこないのに、時々疑問を持った人が訪れる。いろいろと話しているうちに、あぁ。今日も全然仕事が進まない。
歴史・時代 連載中 ショートショート
感想数 0 文字数 50,836 最終更新日 2026.05.31 登録日 2025.12.30
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西郷隆盛と白鳥温泉「地獄」の蒸気

西郷隆盛が、二度の島流しの中で、悟り、白鳥温泉で、大久保利通への思いを馳せた情景を描きたかったです。めっちゃ短編です。
歴史・時代 連載中 短編
感想数 0 文字数 12,776 最終更新日 2026.05.28 登録日 2026.05.28
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春駒雨に啼く

時は室町時代。 鎌倉公方・足利持氏の子、春王丸に仕えることとなった少年・番作は、美しく聡明な主君に深く心酔していく。 だが、将軍家と鎌倉府、関東管領上杉家の対立は激化し、やがて鎌倉は戦乱へと突入する。 主君を守るため命を懸ける番作。 結城合戦に散った少年たちの忠義と滅び、そして『南総里見八犬伝』へと繋がる伝説を描く室町戦記。 登場人物 犬塚(大塚)番作 主人公。春王丸の小姓となる少年。武芸と才覚に優れ、主君に深い忠誠を捧げる。 足利春王丸 鎌倉公方・足利持氏の次男。美しく聡明な少年で、多くの武士たちの希望となる。 大塚将作 番作の父で足利持氏の近習。武士としての忠義に厚く、番作と春王丸を支え続ける。
歴史・時代 連載中 短編
感想数 0 文字数 13,380 最終更新日 2026.05.28 登録日 2026.05.28
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海月の骨

海月の骨
藤原隆家は夢を見ていた。 栄華に満ちていた日々、そして没落してしまった日々。 その記憶を、まるで絵巻物のように何者かに見せられているのだ。 中宮定子の華と、清少納言の才気によって後宮が光り輝いていた頃――。 父である関白道隆もまた権勢を誇り、隆家は兄の伊周とともに出世していくが、 定子に扇を献上したことをきっかけに転落する。 時が過ぎ、新天地の大宰府に刀伊が来襲すると、隆家は初めて「己が為すべき天命」 に気づくのだった。 手に負えない荒くれ者――〝さがな者〟と呼ばれた隆家は、短慮ゆえに 一族の没落を招き、道長の台頭を許した。 その一方で、国を揺るがす対外危機に敢然と立ち向かい、撃退した有能な指揮官でもある。 〝さがな者〟隆家は「中関白家」を没落させた愚か者か、はたまた救国の英雄か……? 平安貴族の異端児――藤原隆家の〝光と影〟を描き出す。 【第12回歴史・時代小説大賞】にエントリーしています。 ※表紙絵は「イラストAC」様からお借りしました。
歴史・時代 完結 短編
感想数 0 文字数 29,731 最終更新日 2026.05.26 登録日 2026.05.25
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つきにむらくも

つきにむらくも
慶長から寛永、土倉と神宮寺が滅されゆく八幡と共に生きた時代。歴史の表では知ることのできない隠された物語。化野、鳴滝、統寺。それぞれの金貸し寺が朱印船時代を生き抜いてゆく。 「聚楽物語」には書かれなかった若君の母の名。お茶々の御方とは誰か。巻之下の入道、若君、墨染、十念の謎。当時の創作が作品に散りばめた記号を読み解き史実に近い答えを現代に導き出す。 大雲院が絡む浄土宗、そして法華宗と多数を占める宗派があてがわれる物語の内でなぜ禅と阿字をその人物だけにしたのか。ここに後世へ残したからくりがある。今際の際をより際立たせたのはなぜか。そこにある背景を改めて浮き彫りにしてゆく。 tsukinimurakumo
歴史・時代 連載中 短編
感想数 0 文字数 41,460 最終更新日 2026.05.23 登録日 2025.12.25
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【吉備彦秘伝】

【吉備彦秘伝】
今は昔、吉備の国、この岡山という地に 一人の王子がやってきた。 その王子は、まだ大和朝廷がある時代、 大和政権から派遣された四道将軍の一人で あった。 これは、そんな彼の切ない愛と勇敢な物語である。
歴史・時代 連載中 短編
感想数 0 文字数 22,611 最終更新日 2026.05.21 登録日 2026.05.06
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徳蔵とこうかい

江戸の町で仏像を彫る仏師を生業にしていた徳蔵は、突然跡目を弟子に譲ることにする。周囲の反対を押し切ってまで仏師を辞めることにした理由とは? 才能に焦がれた一人の男が犯した罪を描いた物語です。
歴史・時代 完結 短編
感想数 0 文字数 10,227 最終更新日 2026.05.09 登録日 2026.05.09
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花時

花時
冴は、お代次第であらゆることを請け負うよろず屋だった。 よくある依頼は用心棒。 陸路で運ぶ荷を守り切るだけでなく、襲った野盗を皆殺しにすることで知られていた。 本編『龍神の娘』には入りきらなかったエピソードを、短編として公開します。
歴史・時代 完結 短編
感想数 0 文字数 8,062 最終更新日 2026.05.09 登録日 2026.05.09
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ふところ

ふところ
冴は、お代次第であらゆることを請け負うよろず屋だった。 よくある依頼は用心棒。 陸路で運ぶ荷を守り切るだけでなく、襲った野盗を皆殺しにすることで知られていた。 本編『龍神の娘』には入りきらなかったエピソードを、短編として公開します。
歴史・時代 完結 短編
感想数 0 文字数 7,883 最終更新日 2026.05.06 登録日 2026.05.06
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絵師は、画から飛び立つ蝶を夢見た

ある日、絵師は、突拍子もないことを夢見た。 それは、自分の描いた蝶が命を持つこと。 絵の奥義を極めようとした絵師の運命は・・・。
歴史・時代 完結 ショートショート
感想数 0 文字数 3,235 最終更新日 2026.05.01 登録日 2026.05.01
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のっぺら小娘捕り物帳

時代劇といっても、あくまでも架空のおはなし。 小遣い稼ぎで、盗人や身元不明の死体の似顔絵を描いている浮世絵師。 ある日、出会ったのっぺらぼうの娘に懐かれて、一緒に暮らし始める。 その娘が、のっぺらぼうの特技を生かして、捕り物の手伝いをするおはなしです。
歴史・時代 完結 ショートショート
感想数 0 文字数 4,108 最終更新日 2026.05.01 登録日 2026.05.01
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あえのこと

あえのこと
奥能登で米農家をしていた又吉は、神事に使われる分だけは年貢のお目こぼしされることに気が付いた。 架空の神事を行ったということにして、各々備蓄をしたらいいのではないかと提案したところ皆がそれに賛成。 それから五年がたったある日。 急にわざわざ七尾から上役がありもしない神事を視察にくるといったからさぁ、大変。 神事は架空。 でもそんなことがばれて年貢に払う分をちょろまかしてたことがばれるわけにはいかない村人は本当に神事をやって嘘を誠にする大芝居をすることにした。 イラストは illustACさんからお借りしてます。 イラスト作者: yoshikoさん
歴史・時代 完結 短編
感想数 1 文字数 14,423 最終更新日 2026.05.01 登録日 2026.05.01
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鬼神一刀列伝 零

鬼神一刀列伝 零
時は戦国。伊豆大島で穏やかに暮らす少年、前原弥五郎。だが、その日常は突如として破られる。 故郷を包む業火の中、瀕死の父から託されたのは、剣の極意と「命の重み」だった。 涙と共に父を介錯した少年は、名を「伊藤一刀斎」と改め、天下無双への道を歩み出す。 後に「一刀流」開祖として歴史に名を刻む伝説の剣聖。その知られざる原点と、孤独な旅立ちを描く剣豪時代小説。
歴史・時代 完結 短編 R15
感想数 0 文字数 4,504 最終更新日 2026.05.01 登録日 2026.05.01
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江戸の夕映え

江戸の夕映え
江戸時代にはたくさんの随筆が書かれました。 「のどやかな気分が漲っていて、読んでいると、己れもその時代に生きているような気持ちになる」(森 銑三) そういったものを選んで、小説としてお届けしたく思います。 同じ江戸時代を生きていても、その暮らしぶり、境遇、ライフコース、そして考え方には、たいへんな幅、違いがあったことでしょう。 しかし、夕焼けがみなにひとしく差し込んでくるような、そんな目線であの時代の人々を描ければと存じます。
歴史・時代 連載中 短編 R15
感想数 0 文字数 155,603 最終更新日 2026.04.14 登録日 2024.12.20
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鏡の間の誘惑

鏡の間の誘惑
およそ常人には理解不能な事情により、今回は十一代将軍家斉の側室御美代の方が主人公の小説を書きたいと思います。いろいろ考えましたが、どうしてもこの題材では風俗小説にしかならないので、今回は完全R18小説にしたいと思うわけです。まあ小説を書いていくうえで一度はこういうものもよいかと……(汗) 徳川十一代将軍家斉といえばご存じ50人以上もの子供をもうけた絶倫将軍で俗に「おっとせい将軍」とまで呼ばれた方です。美代の方は数多の側室の中でも最も寵愛を得た女性で、女傑といっても過言ではないでしょう。しかし彼女が寵愛を得れば得るほど将軍御台所や他の側室、彼女とその取り巻きを快く思わない幕閣の重鎮たちとの確執が深まります。そしてついに悲劇的な末路を迎えるわけです。 今回の小説は完全R18です。かなり過激な描写があり、また残酷な描写もありますのでその点ご了承ください
歴史・時代 完結 短編 R18
文字数 46,290 最終更新日 2026.04.12 登録日 2026.02.11
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本能寺の恋~諸説あり~

本能寺の恋~諸説あり~
織田信長といえば、本能寺の変。 歴史に詳しくない者でも、一度は聞いたことがある名だろう。 天下統一を目前にした覇王が、家臣・明智光秀の謀反によって炎の中に消えた――それが、世に広く知られた話である。 だが、もし本能寺に、変とは別の名で呼ぶべきものがあったとしたら。 たとえば、恋と。 そんなこと、あるはずがないと人は笑うだろう。 天下人と家臣。 しかも、後に刃を向けることになる二人の間に、そのような情が入り込む余地などないと。 明智光秀も、かつてはそう思っていた。 主君・織田信長は、烈火のごとき人であった。 苛烈にして奔放。 笑う時は子どものように無邪気でありながら、怒れば周囲の空気まで凍らせる。 誰にも従わず、誰よりも先を行き、誰よりも孤独な人。 近う仕えながらも、その胸の内だけは読めぬ。 いや、読んではならぬのだと光秀は思っていた。 けれど、仕える年月が重なるにつれ、光秀の胸には名づけようのない違和が降り積もっていった。 ふとした仕草が、妙に目に残ることがあった。 杯を取る指の細さ。 風に乱れた髪を払う横顔。 鎧の隙間からのぞく、思いのほか白い首筋。 戦場では鬼神のように恐ろしいその人が、月明かりの下では、どういうわけか別の面差しを見せることがある。 むろん、口に出せるはずもない。 織田信長は男であり、主君である。 そこに疑いを差し挟むなど、無礼どころの話ではなかった。 だが一度芽吹いた違和感は、捨てようとするほど根を張った。 ある夜、京の宿所にて。 酒宴も終わり、家臣たちが引いた後で、光秀は廊をひとり歩いていた。 庭には薄く月がかかり、初夏の風が簾を揺らしている。 その静けさの中、不意に一枚の襖がわずかに開いているのに気づいた。 灯りが漏れていた。 主の居間であった。 見てはならぬ。 そう思いながら、足が止まる。 中では、人の気配がひとつだけした。 信長であろう。 次の瞬間、微かに咳く声が聞こえた。 昼の鋭さを失った、妙にかすかな声だった。 光秀は思わず、隙間に目をやってしまった。 黒漆の具足も、威を張る羽織も脱ぎ捨てられていた。 月のように白い肌が、灯りの下にあった。 長く落ちた髪が肩をすべり、細い背を隠しきれずにいる。 光秀は息を呑んだ。 見間違いかと思った。 いや、そうであってほしいと願った。 だが、その願いとは裏腹に、胸の奥で何かが音を立てて崩れていく。 織田信長は、何者なのか。 その答えに指先が触れかけた時、ふいに室内の人影が動いた。 鋭い気配が走る。 「……誰じゃ」 低い声が、闇を裂いた。 光秀は、凍りついた。
歴史・時代 連載中 短編
感想数 0 文字数 18,833 最終更新日 2026.04.11 登録日 2026.04.05
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『ドリアン山の最後の二等兵』―桃色の寺の菩提樹の下で―

『ドリアン山の最後の二等兵』―桃色の寺の菩提樹の下で―
「命令だ。お前はここに残れ――。」 一九四五年、終戦間近のタイ。敗走する二等兵・相沢義信は、かつて日本軍が現地民を徴用して建設した「日本街道」の傍らで、剥き出しの憎悪と飢餓に直面していた。 生き延びるために盗みを働き、殺生を犯す相沢。しかし、彼を見つめる一人の村の娘の瞳にあったのは、断罪ではなく底知れぬ「慈悲」だった。共に逃げ延びた中村軍曹は、かつて道を作った際に犯した殺人を相沢に打ち明け、桃色の寺院で自らの命を絶つ。 一人残された相沢に下された、軍曹の最期の命令。それは「僧となってこの地に留まること」だった。 名前を捨て、橙色の僧衣に身を包んだ相沢は、かつて略奪した村から托鉢で米を恵まれ、言葉を失ったまま五十年の歳月を石段の掃除に捧げる。なぜ彼は帰国せず、タイの山奥で掃き清め続けたのか。 二〇一五年、相沢がその生涯を閉じた時、かつての娘――いまは老女となった彼女が供えた「包み」が、止まっていた時間を動かし始める。ドリアンの甘く腐ったような匂いが漂う中、戦争の罪を一身に背負い、静かに消えていった一人の日本兵の魂の遍歴を描く感動の短編。
歴史・時代 完結 短編
感想数 4 文字数 12,202 最終更新日 2026.04.03 登録日 2026.03.30
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四本目の矢

四本目の矢
 戦国大名、毛利元就。  中国地方を統一し、後に「謀神」と称された彼は、彼の時代としては珍しく、大変な愛妻家としての一面を持ち、また、彼同様歴史に名を遺す、優秀な三人の息子たちがいた。  永禄八(1565)年二月。  二宮就辰は、主人元就および継室乃美大方からとある命を受ける。  それは、連絡の取れない新高山城で暮らす四男、宮寿丸の様子を探ってくること。  新高山城へ向かった就辰は、到着直前で女装姿の少年に襲われる。彼こそその宮寿丸で、新高山城では城主隆景の愛刀『宗近』が何者かに盗まれたと大騒ぎになっており……?  これは、素直になれないお年頃の「四人目の息子たち」の物語。
歴史・時代 完結 短編
感想数 0 文字数 50,270 最終更新日 2026.03.20 登録日 2020.05.24
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僕は千駄木の書生〜明治浪漫は薫風と馬糞と共に⁈〜

僕は千駄木の書生〜明治浪漫は薫風と馬糞と共に⁈〜
時は明治。富国強兵の足音が響く東京・本郷の書生宿には、理想を吠える金欠青年と、彼らを叱り飛ばす女傑の女将がいた。 そんな喧騒を飄々とすり抜け、銀座の街へと「銀ブラ」に繰り出す一人の自称・書生。 文明開化の匂い、憧れの「あいすくりん」、そして愛すべき人々……。 洒脱な語り口で綴られる、小粋な一日の物語。 夕闇に包まれた千駄木の自宅へ帰り着いたとき、彼を待っていたのは――。 明治の風と香りを閉じ込めた、貴方に開いて貰いたい玉手箱。
歴史・時代 完結 短編
感想数 0 文字数 2,622 最終更新日 2026.02.23 登録日 2026.02.23
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雪国の田舎で起きた貴族殺人事件の顛末

昼に家へ帰ると、私の妻が殺されていた。 疑わしい人物は三人ほど思い浮かんだ。この辺鄙な土地では、警察を呼んだとていつ到着するのか分かったものではない。 復讐なんてものに興味は無いが、自治領で発生した事件については領主たる私が対応すべきだ。 私は三人それぞれに話を聞いて回ることに決めた。
歴史・時代 完結 長編
感想数 0 文字数 18,571 最終更新日 2026.02.21 登録日 2026.02.21
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無用庵隠居清左衛門

無用庵隠居清左衛門
前老中田沼意次から引き継いで老中となった松平定信は、厳しい倹約令として|寛政の改革《かんせいのかいかく》を実施した。 第8代将軍徳川吉宗によって実施された|享保の改革《きょうほうのかいかく》、|天保の改革《てんぽうのかいかく》と合わせて幕政改革の三大改革という。 松平定信は厳しい倹約令を実施したのだった。江戸幕府は町人たちを中心とした貨幣経済の発達に伴い|逼迫《ひっぱく》した幕府の財政で苦しんでいた。 幕府の財政再建を目的とした改革を実施する事は江戸幕府にとって緊急の課題であった。 この時期、各地方の諸藩に於いても藩政改革が行われていたのであった。 そんな中、徳川家直参旗本であった緒方清左衛門は、己の出世の事しか考えない同僚に嫌気がさしていた。 清左衛門は無欲の徳川家直参旗本であった。 俸禄も入らず、出世欲もなく、ただひたすら、女房の千歳と娘の弥生と、三人仲睦まじく暮らす平穏な日々であればよかったのである。 清左衛門は『あらゆる欲を捨て去り、何もこだわらぬ無の境地になって千歳と弥生の幸せだけを願い、最後は無欲で死にたい』と思っていたのだ。 ある日、清左衛門に理不尽な言いがかりが同僚立花右近からあったのだ。 清左衛門は右近の言いがかりを相手にせず、 無視したのであった。 そして、松平定信に対して、隠居願いを提出したのであった。 「おぬし、本当にそれで良いのだな」 「拙者、一向に構いません」 「分かった。好きにするがよい」 こうして、清左衛門は隠居生活に入ったのである。
歴史・時代 連載中 短編
感想数 0 文字数 49,240 最終更新日 2026.02.08 登録日 2025.11.08
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戦国&幕末短編集

戦国&幕末短編集
戦国時代から 幕末までいろんな話題にネタは尽きないです それらを楽しく書いてまいります
歴史・時代 連載中 短編 R15
感想数 0 文字数 7,122 最終更新日 2026.02.07 登録日 2026.02.06
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叢雲の糸

江戸の最下層で生きる夜鷹のお初の、結ばれることのない情愛。
歴史・時代 完結 短編
感想数 0 文字数 1,652 最終更新日 2026.02.03 登録日 2026.02.03
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最後の刀鍛冶

最後の刀鍛冶
明治九年三月二十八日——廃刀令が発布された日、村上宗兵衛の人生は終わった。 六十二歳。刀鍛冶として五十年。父から受け継いだ技、二百年続く伝統が、一枚の布告で無価値になる。同業者たちは次々と廃業を決意し、農具職人へと転身していく。時代は、もう刀を必要としていなかった。 だが、その夜、一人の男が工房を訪れる。初代大警視・川路利良。彼が持ってきたのは、西郷隆盛からの密命だった。「最後の一振りを打っていただきたい」——国の命運に関わるという、謎の依頼。 宗兵衛は覚悟を決める。これを最後に、刀鍛冶を辞める。その決意のもと、三ヶ月をかけて魂を込めた最高傑作を完成させる。だが、刀が完成した時、衝撃の事実が明かされる。西郷隆盛が挙兵するというのだ。自分の打った刀が、反乱に使われる—— 西南戦争が勃発。政府軍と薩摩軍が激突する中、宗兵衛の刀は戦場へ向かう。そして数ヶ月後、西郷隆盛は城山で自刃。その手には、宗兵衛が打った刀が握られていた。最後の刀は、最後の侍と共に散った。 刀鍛冶を辞めた宗兵衛は、刃物の研ぎ屋として細々と生計を立てる。陸軍省から軍刀の量産監修を依頼されるが、きっぱりと断る。刀を工業製品にすることは、職人の誇りが許さなかった。 時は流れ、明治十五年。一人の青年が「刀鍛冶になりたい」と弟子入りを志願してくる。時代遅れと思われた技術を学びたいという、純粋な情熱。宗兵衛は決意する。技術を、次代に受け継ごうと。 やがて病に倒れる宗兵衛。だが後悔はなかった。弟子たちが技術を継承してくれる。時代は変わっても、刀鍛冶の魂は生き続ける—— 明治という激動の時代に、職人としての誇りを貫き通した男の物語。史実を背景に、伝統技術の継承と、時代の狭間で生きた職人たちの苦悩と矜持を描いた、本格歴史時代小説。
歴史・時代 完結 短編
感想数 0 文字数 6,908 最終更新日 2026.01.15 登録日 2026.01.15
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機(はた)に咲く ~天保の京の町に、雪華よ舞え!

機(はた)に咲く ~天保の京の町に、雪華よ舞え!
天保の京の町。奢侈禁止令が出て景気が冷え込む中、 帯問屋の冨美屋の嫡男、半次郎は戯作に夢中で家業には見向きもしない。 そんな半次郎が、大晦日の深夜に祇園社で出会った男は……。
歴史・時代 完結 短編
感想数 0 文字数 35,972 最終更新日 2026.01.10 登録日 2025.05.31
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花かんざし

花かんざし
維新の動乱を生き抜いた群馬県令・楫取素彦。 彼は妻の死後、妻の妹であり、盟友・久坂玄瑞の妻であった文と再会する。 頑なに心を閉ざし、亡き夫への貞節を守ろうとする文。だが、楫取もまた亡き妻への未練を捨てられずにいた。 明治という新しい時代の中で、国家のために奔走する男と、慎ましく過去を燃やそうとする女。 吉田松陰を縁に義理の兄妹となった2人が、歴史の荒波の中で「家族」として再び結ばれるまでを、史実に着想を得て静謐に描く歴史短編。
歴史・時代 完結 短編
感想数 0 文字数 10,309 最終更新日 2026.01.05 登録日 2026.01.01
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春のあけぼの

春のあけぼの
長州・松下村塾。 そこには、秀才と名高い久坂玄瑞を悩ませる「困りごと」があった。食客・冨永有隣の、所構わぬ放尿という悪癖である。 その都度、黙々と水を汲み、壁を洗い流すのは、松陰の末の妹・文。 陰気で口数が少なく、まるで「植木鉢」のようだと文を評していた久坂だったが、ある奇策を講じて彼女を助けたことから、二人の距離が静かに動き出す。 のちに夫婦となる二人の、瑞々しくも不器用な出会いを描いた幕末短編。
歴史・時代 完結 短編
感想数 0 文字数 4,073 最終更新日 2025.12.31 登録日 2025.12.31
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