歴史・時代 短編小説一覧

■剣の腕前は可もなく不可もなく。十歳から仕官を求めて廻国の旅へ。十年経ってもまだ浪人のまま。その日暮しの男神(おがみ)真之介は、なんでもやる。どぶさらいから留守番、荷車の護衛、豪農豪商の用心棒……
■藪坂(やぶさか)藩城下で大工長屋で暮らす真之介は、ある日、奇妙な賭け事がはやっていることを浪人仲間の山本孫兵衛から聴かされた。
賭けの対象は、ある人物(佐々木啓之進)。啓之進はここ十年余、「ありがとう」「かたじけない」と感謝のことばを一切口に出さないという。そんな世之介に感謝のことばを引き出した者が、賭けの勝者だという。多くの藩士たちがこの賭けに参加しているというのだが……
◇読み切り短編です。(他にも男神真之介が活躍する物語がありますので、よろしくお願いいたします(´∀`*)
『神様のはかりごと』
『譲りの善右衛門』
『感謝の対価』
『悲願花』
『殺らずの雨』
文字数 14,005
最終更新日 2025.07.17
登録日 2025.06.30
文字数 5,131
最終更新日 2025.07.17
登録日 2025.05.31
※【歴史・時代BL作品となります】※
「男にしておくのはもったいない美人だな。まあ、あいにく俺は男に興味はないが、友人なら別だ」
1490年代後半。中世ユーラシア世界の頂点にあったオスマン・トルコ帝国。その第二王子 ジェームは類まれな美貌が災いし、実の兄を皮切りに、各国の男たちを自らの意思とは関係なく虜にする。美しさを貪られる人質として兄の駒として生き、欲にまみれた権力者の思うまま扱われる日々。
そんな彼が出会った、あまりにも魅力的で残酷な
チェーザレ・ボルジアという「運命」とは。
※史実をもとに作成したエンタメBL作品となります。
文字数 13,199
最終更新日 2025.07.16
登録日 2025.05.25
嫡男を産めぬがゆえに、姑の策略で南町奉行所の例繰方与力・進藤 又十蔵と離縁させられた与岐(よき)。
離縁後、生家の父の猛反対を押し切って生まれ育った八丁堀の組屋敷を出ると、小伝馬町の仕舞屋に居を定めて一人暮らしを始めた。
月日は流れ、姑の思惑どおり後妻が嫡男を産み、婚家に置いてきた娘は二人とも無事与力の御家に嫁いだ。
おのれに起こったことは綺麗さっぱり水に流した与岐は、今では女だてらに離縁を望む町家の女房たちの代わりに亭主どもから去り状(三行半)をもぎ取るなどをする「公事師(くじし)」の生業(なりわい)をして生計を立てていた。
されどもある日突然、与岐の仕舞屋にとっくの昔に離縁したはずの元夫・又十蔵が転がり込んできて——
※「今宵は遣らずの雨」「大江戸ロミオ&ジュリエット」「大江戸シンデレラ」「大江戸の番人 〜吉原髪切り捕物帖〜」にうっすらと関連したお話ですが単独でお読みいただけます。
文字数 32,026
最終更新日 2025.07.14
登録日 2025.05.03
本所の長屋に住む凜は医者の傍ら、夢を買う商いをしている。
人が寝る間に見る夢には、元になる種がある。それを「夢種」という。
獏にとり夢種は飯だ。
人にとっては大変貴重な珍品で、一部の人間の間では高値で取引されるらしい。
夢種を人から買い取り時に喰い、時に御上に売り付け……、献上するのが凜の商いだ。
稲荷神社の神使である狐にせっつかれながら、怠く商いをこなす凜。
夢種に苦しめられ、救われる人々を眺めながら、凜は今日も、人に紛れ、人を眺めて生きる。
人に化け、人の世で暮らす獏・凜と狐の優太が夢種を介して出会う人生、江戸の人情話。
文字数 100,590
最終更新日 2025.07.10
登録日 2025.05.30
■剣の腕前は可もなく不可もなく。十歳から仕官を求めて廻国の旅へ。十年経ってもまだ浪人のまま。その日暮しの男神(おがみ)真之介は、なんでもやる。どぶさらいから留守番、荷車の護衛、豪農豪商の用心棒……
■藪坂(やぶさか)藩城下で大工長屋で暮らす真之介は、ある日、呑み屋で、藩士らしいふたりの侍の会話を聞いた。一人は江戸から帰参したばかりらしかった。そこで、勘定奉行谷崎の暗殺を示唆する会話を耳にする。
(これは一大事……!)と、真之介はその足で警告するために谷崎家を訪れようとしたが、その日からなになら怪しい影がつきまとうようになって……
◇読み切り短編です。(他にも男神真之介が活躍する物語がありますので、よろしくお願いいたします(´∀`*)
◇他の真之介が主人公の物語
『神様のはかりごと』
『譲りの善右衛門』
『感謝の対価』
『悲願花』
『殺らずの雨』
文字数 23,113
最終更新日 2025.07.07
登録日 2025.06.30
商人たちで賑わう平野郷の茶屋で働く美知子に婚姻の申し込みがあったという。美知子はおじさんとは結婚したくないと言い、孝之介のいた寺まで愚痴を言いにきた。
幼馴染の孝之介は、どんな男が来たのか偵察してくると言い茶屋へと足を向ける
実在の地名を使っていますが、この話はフィクションです
Webコンテンツ大賞エントリー中。投票券残ってる方ぽちっとお願いします
文字数 18,617
最終更新日 2025.07.02
登録日 2025.05.28
■剣の腕前は可もなく不可もなく。十歳から仕官を求めて廻国の旅へ。十年経ってもまだ浪人のまま。その日暮しの男神(おがみ)真之介は、なんでもやる。どぶさらいから留守番、荷車の護衛、豪農豪商の用心棒……
■藪坂(やぶさか)藩城下で大工長屋で暮らす真之介は、ある日、城下はずれの稲荷社で、老婆と喧嘩している童女をみかけた。早口とじなまりことばで詳細は理解できなかったが、老婆に「とうさまを助けて!」と泣いている童女のことが気になった……
◇読み切り短編です。(他にも男神真之介が活躍する物語がありますので、よろしくお願いいたします(´∀`*)
◇他の真之介が主人公の物語
『神様のはかりごと』
『譲りの善右衛門』
『感謝の対価』
『悲願花』
『殺らずの雨』
文字数 17,808
最終更新日 2025.07.02
登録日 2025.06.30
文字数 17,183
最終更新日 2025.06.27
登録日 2025.05.31
殿様が出した御触書は、『魔のもの退治隊の隊士』を募るものでした。
長い間、人々が魔のものに連れ去られ続けた小さな村でシロウは育ちました。
殿様の面目を潰さないためだけに、隊士として差し出されたシロウ。
修練を経て、仲間たちと向かった魔の島。
そこで見た魔の島と魔のものたちの真実とは?
殿様が立ち入りを禁ずる山には、何があるのでしょうか?
文字数 29,919
最終更新日 2025.06.25
登録日 2025.05.29
※6.24更新分で完結になります※
【第11回歴史・時代小説大賞参加作品】
それぞれの至天の君を戴き二つに割れた朝廷が相争う南北朝時代。
武士達の世界は覇権争いに明け暮れ、雅やかな時代の残照を色濃く残す宮中では禍々しい陰謀が渦巻く。
時代の嵐の中芽生えた、純恋の行方は……。
【登場人物】
葉庭宗永(はにわ むねなが) 北朝に仕える武将。足利尊氏の側近で公家の血筋を引く影の実力者。野心家。
縷瑠姫(るるひめ) 宗永の妹。入内すべく幼い頃よりあらゆる教養と芸を身につけさせられた美貌の持ち主。
楓(かえで) 縷瑠姫の侍女。姫と年が近く幼い時から仕えてきた、姉のような親友のような存在。真面目で忠誠心が強い。
柊弐(とうに) 武将。南朝(吉野方)の使いとして都に訪れ、縷瑠姫と禁断の恋に落ちる。
新帝 南朝の謀略で帝不在となった北朝に新たに即位した帝。縷瑠姫の入内を望むが……
※実在の歴史上の人物名が出てくる場合もありますが、作品中の事件や人物は架空の政治状況におけるフィクションです。
歴史小説風ファンタジーとしてお楽しみください。
※他サイトに過去掲載した完結作品を転載、加筆修正しながら連載していきます。
(画像・月岡耕漁「羽衣」)
文字数 35,714
最終更新日 2025.06.24
登録日 2025.01.01
ある事情で村にいられなくなったボタンは、大きな城下町に向かいます。
村の婆ばの紹介でたどり着いたのは、『口入屋 ササメ』でした。
ササメは、特別な力を持つがゆえに村にいられなくなった人たちに、その力を活かせる仕事を見つけてくれる口入屋を営んでいました。
ササメは、ボタンにどのような仕事を用意してくれるのでしょうか?
ボタンの行く末をぜひご一緒に見届けていただけたら幸いです。
文字数 18,309
最終更新日 2025.06.18
登録日 2025.05.26
「カガミや、カガミ。この藩で一番麗しいのは誰じゃ?」
今日もある藩の殿様は、側近のカガミに尋ねます。
「はい。それはもちろん、奥方様にございましょう」
カガミもいつもように答えます。
ある大きな藩の有能で人々からも慕われる殿様には、麗しい奥方様と姫君がおりました。
けれど、殿様にはある秘密がありましたーーー
秘密を守るために奔走する側近のカガミ。
この秘密のたどり着く先は……
文字数 18,928
最終更新日 2025.06.17
登録日 2025.05.27
江戸の片隅、榎の下でひっそりと暮らす娘・お咲。母と乳母を失い、長屋で「呪われた娘」と噂され孤立していた。
ある日、榎の下で迷子の少年・源太と出会い、彼を家族のように守り始めるが、そこに継母のお滝が現れる。
文字数 10,897
最終更新日 2025.06.15
登録日 2025.05.31
文字数 7,800
最終更新日 2025.06.14
登録日 2025.06.14
■剣の腕前は可もなく不可もなく。十歳から仕官を求めて廻国の旅へ。十年経ってもまだ浪人のまま。その日暮しの男神(おがみ)真之介は、なんでもやる。どぶさらいから留守番、荷車の護衛、豪農豪商の用心棒……
■藪坂(やぶさか)藩城下で大工長屋で暮らす真之介は、ある日、藩の勘定奉行谷崎家の用人、寺田文右衛門から、奇妙な依頼を受けた。
……放屁侍と知られる滝川孫兵衛に、所構わずおならをするその悪癖を直すように諭してくれ……
■真之介は、放屁侍孫兵衛の姪、滝川多恵に会いに行ったが………
◇読み切り短編です。(他にも男神真之介が活躍する物語がありますので、よろしくお願いいたします(´∀`*)
↓↓
Ⅰ『神様のはかりごと』
Ⅱ『譲りの善右衛門』
Ⅲ『悲願花』
Ⅴ『感謝の対価』
Ⅵ『殺らずの雨』
文字数 2,213
最終更新日 2025.06.14
登録日 2025.06.14
雪が降り積もる真夜中、誠太郎の屋敷を、幼馴染の従妹・理緒が突然訪れる。
夫からの過酷な仕打ちに耐えかねて飛び出してきたという理緒の思わぬ告白に、誠太郎の心は激しく揺れ動く。
理緒への思慕と目付としての矜持の間で葛藤する誠太郎は、一夜の宿を与える。
夜が明け、雪が止んだ朝、理緒は屋敷を後にするが、誠太郎は彼女のためにある行動に出る。果たして、その想いは届くのか。
前から一度雪を題材に取り入れた話を書いてみたいと思っていたところに、このお題をもらったのですが、なにぶん南国生まれなのでなかなか難しい
恋心と武家の矜持の間で揺れ動くさまとか、深夜に男女二人きりで互いの内に秘めた激情とか、描いてみたいものがありすぎる
文字数 12,459
最終更新日 2025.06.08
登録日 2025.06.05
ここは江戸・吉原。華やかな花街の中でもひときわ美しく、才覚にも秀でた花魁は、吉原一の人気遊女として人々の羨望を集めていた。ある日、彼女に突然持ち上がったのは、名のあるお大名からの身請け話。多額の金子が積まれ、郭主(くるわぬし)も断れぬ申し出だったが、花魁はそれを毅然と拒絶する。
理由はただひとつ──「不幸になる未来が見えている」から。
お大名には既に五人もの妻が不可解な死を遂げており、花魁はその運命を辿る気など毛頭なかった。日参するお大名の想いも、幾度となく送られる文も、彼女の心を動かすことはなかった。
やがて、お大名は重病に倒れ、最期の願いとして彼女に会いたいと望む。しかし花魁は最後まで拒み、自らの居場所である吉原に生きることを選んだ。
──それは、誰にも縛られず、自らの意思で未来を選び取った花魁の、強く美しい生き様の物語。
※本編の大半をAIにて作成しています。
加筆・修正あり。
文字数 3,536
最終更新日 2025.06.06
登録日 2025.06.06
「誰そ彼時になったら、あの四つ辻に行ってみなせぇ。どこからともなく担い屋台がやってきて、見世を開くんでさぁ。そしたら『この子の好物をおくれ』そう頼んでみてくだせぇ。きっと出してくれますぜ」ーーー
母を失ったことで声が出なくなってしまった子のために、喜助は、ある男から聞いた四つ辻の屋台へ向かいます。子の好物を食べさせることができれば、声が戻ると聞き、藁にもすがる思いで……。
子の好物とは何だったのか、四つ辻の屋台とは何なのか?
屋台に出会った喜助の物語りをぜひご一緒くださいませ。
文字数 16,178
最終更新日 2025.06.05
登録日 2025.05.20
連合艦隊司令長官・山本五十六は大東亜戦争の開戦には大反対でした。しかし、役職上戦わざるを得ないという皮肉に翻弄されて命を落としました。
そんな山本五十六に最適な開戦環境を与えた話が合っても良いのでは・・・と思いました。
思いっ切りご都合主義のお話ですが、お付き合いいただけましたら幸いです。
文字数 4,998
最終更新日 2025.06.01
登録日 2022.11.13
天保11年。
かの五尺竹刀の使い手である大石進が、二度目の江戸出府し、老中首座の水野忠邦の邸宅に招かれた。
その中に、かつて彼に敗れた一人の剣士の姿があった。
彼の名は常政子こと伏見十郎太。
かつて伊庭道場にて二刀流の達人として知られたこの男が、雪辱の機会を狙ってここに入り込んだことを、まだ誰も知らない。
文字数 13,540
最終更新日 2025.05.31
登録日 2025.05.31
徳川家康の子供で双子として生まれ落ちた千代松だが下町でただの市井の子供として生活をしていた。
しかしある日、侍が訪ねてきて運命が大きく回り始める。
文字数 5,495
最終更新日 2025.05.31
登録日 2025.05.28
江戸の闇に咲いた、血染めの純真の花。
文政年間、爛熟と退廃の空気が漂う江戸。
裏長屋に流れ着いた浪人の名は柚子島小三郎。
彼の心は妻を奪い、藩を捨てさせた男への復讐の炎だけで燃えていた。
過去の栄光も武士としての誇りも捨て、ただ憎悪を研ぎ澄ます日々。
そんな彼の前に現れたのは垢じみた着物をまといながらも、子犬のように人懐っこい瞳を持つ少女さくら。
「字を教えてほしい」
その無邪気な願いは小三郎の凍てついた心に、思いがけず温かな光を灯し始める。
さくらとの交流を通して、彼は忘れかけていた人間性を取り戻し、過去の自分の過ち、元妻お実乃の心に寄り添えなかった後悔と向き合い始める。
江戸の片隅で懸命に生きようとする人々の儚い願いの物語。
文字数 12,654
最終更新日 2025.05.31
登録日 2025.05.31
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