児童書・童話 小学生小説一覧

春の終わり、カズマとユウトは、林の中で小さな黒い箱を見つけた。
不思議な模様が彫られたその箱には、なにかが封じられている気配があった。
「これ、ふたりの宝物にしよう」
でも、カズマは“なんとなく”その手を引っ込めてしまう――。
それからユウトは、少しずつ変わっていった。
声を聞き、光にふれ、やがて姿を消す。
カズマは彼を救うため、異世界へと足を踏み入れるが、そこは“なにもかもがきれいで、なにもかもがこわい場所”だった。
ぼくらは、なにを選ぶ?
本当の友だちって、なんだろう?
友情と恐怖が交差する、クトゥルフ風味の児童文学。
文字数 9,245
最終更新日 2025.06.20
登録日 2025.06.14
柏木さんごが通う七乃瀬小学校には無限に七不思議が存在するといわれている。
七不思議を蒐集して実態を検証している堀居悠斗は校内で起こる不思議な事件を次々と解決していった。
けれども悠斗は自分自身、七不思議に遭遇したことがあるといい……
文字数 65,255
最終更新日 2025.05.29
登録日 2025.05.08
他サイトコンテスト(終了)参加作です。
〆切時間ぎりぎりで、15分くらいで書いたものですが、それなりに気に入っています。
文字数 720
最終更新日 2025.05.28
登録日 2025.05.28
空を飛ぶ――それは、少年がずっと夢見ていたこと。
風変わりな発明家の祖父が、ついにその夢を叶える日が来た。
文字数 1,571
最終更新日 2025.05.13
登録日 2025.05.13
文字数 54,839
最終更新日 2025.05.12
登録日 2025.04.26
『なんで、ジブンが…?』
『なにも ワザワザ…。
こんな老体… こき使わなくても…』
のんびりとした余生を 送ろうと思っていた。
今度こそ 送れるハズと、
何の|確証《カクショウ》も無かったが、疑いもなく信じていた。
【スローライフ】というヤツを、|堪能《タンノウ》しようと 心に決めていたのに…
それをあざ笑うかのように、次から次へと…
事件に巻きこまれ…
『チキショウ‼ 結局、|出陣《コレ》になるのかよ!』
文字数 10,356
最終更新日 2025.04.30
登録日 2025.03.26
今より少し前の時代には、子供らが荒川土手に集まって遊ぶのは当たり前だったらしい。野球をしたり凧揚げをしたり釣りをしたり、時には決闘したり下級生の自転車練習に付き合ったりと様々だ。
そんな話を親から聞かされながら育ったせいなのか、僕らの遊び場はもっぱら荒川土手だった。もちろん小学生最後となる六年生の夏休みもいつもと変わらず、いつものように幼馴染で集まってありきたりの遊びに精を出す毎日である。
そして今日は鯉釣りの予定だ。今まで一度も釣り上げたことのない鯉を小学生のうちに釣り上げるのが僕、田口暦(たぐち こよみ)の目標だった。
今日こそはと強い意気込みで釣りを始めた僕だったが、初めての鯉と出会う前に自分を宇宙人だと言う女子、ミクに出会い一目で恋に落ちてしまった。だが夏休みが終わるころには自分の星へ帰ってしまうと言う。
かくして小学生最後の夏休みは、彼女が帰る前に何でもいいから忘れられないくらいの思い出を作り、特別なものにするという目的が最優先となったのだった。
はたして初めての鯉と初めての恋の両方を成就させることができるのだろうか。
文字数 129,963
最終更新日 2025.03.19
登録日 2025.02.11
『演技でピンチを乗り越えろ!!』
小学六年生の川井仁太は、声優になるという夢がある。しかし父からは、父のような優秀な医者になれと言われていて、夢を打ち明けられないでいた。
そんな中いじめっ子の野田が、隣のクラスの須藤をいじめているところを見てしまう。すると謎の男女二人組が現れて、須藤を助けた。その二人組は学内小劇団ボルドの『宮風ソウヤ』『星みこと』と名乗り、同じ学校の同級生だった。
ひょんなことからボルドに誘われる仁太。最初は断った仁太だが、学芸会で声優を目指す役を演じれば、役を通じて父に宣言することができると言われ、夢を宣言する勇気をつけるためにも、ボルドに参加する決意をする。
演技を駆使して、さまざまな困難を乗り越える仁太たち。
葛藤しながらも、懸命に夢を追う少年たちの物語。
文字数 50,125
最終更新日 2025.01.16
登録日 2024.09.26
どきどきヒヤヒヤの夏休み!小学生とその両親が流れ着いたのは、モンスターの住む孤島!?
*☆* *☆* *☆* *☆* *☆* *☆* *☆*
夏休み、家族で出掛けた先でクルーザーが転覆し、漂流した青山親子の3人。とある島に流れ着くと、古風で顔色の悪い外国人と、大怪我を負ったという気味の悪い執事、そしてあどけない少女が住んでいた。なんと、彼らの正体は吸血鬼と、その吸血鬼に作られた人造人間! 人間の少女を救い出し、無事に島から脱出できるのか……!?
*☆* *☆* *☆* *☆* *☆* *☆* *☆*
家族のきずなと種を超えた友情の物語。
文字数 79,238
最終更新日 2024.11.05
登録日 2024.10.25
【「鎌倉猫ヶ丘小ミステリー倶楽部」に改題して、アルファポリスきずな文庫より好評発売中!】
https://kizuna.alphapolis.co.jp/book/11230
【「第1回きずな児童書大賞」にて、「謎解きユニーク探偵賞」を受賞】
市立「鎌倉西小学校」には不思議な部活がある。その名も「ミステリー倶楽部」。なんでも、「学校の怪談」の正体を、鮮やかに解明してくれるのだとか……。
学校の中で怪奇現象を目撃したら、ぜひとも「ミステリー倶楽部」に相談することをオススメする。
案外、つまらない勘違いが原因かもしれないから。
……本物の「お化け」や「妖怪」が出てくる前に、相談しに行こう。
※本作品は小学校高学年以上を想定しています。作中の漢字には、ふりがなが多く振ってあります。
※本作品はフィクションです。実在の人物・団体とは一切関係ありません。
※本作品は、三人の主人公を描いた連作短編です。誰を主軸にするかで、ジャンルが少し変化します。
※カクヨムさんにも投稿しています(初出:2020年8月1日)
文字数 160
最終更新日 2024.09.30
登録日 2023.06.21
小学生のスズ子とスマホロボットのお話。
無邪気で自由奔放なスマホロボットにふりまわされるスズ子。
何だかんだで仲良しのふたりがどうなっていくのか…………。
文字数 12,468
最終更新日 2024.09.24
登録日 2024.09.24
主人公の桜木アカネは夢がない小学四年生。そんなアカネには、将来の夢を持っている二人の親友がいた。大発明家を目指すケンタに指揮者を目指すカレンちゃん。
ある日、カレンちゃんは指揮者の夢を叶えて地球に転校が決まる。けれど転校直前に、カレンちゃんはアカネと離れたくないと、夢をあきらめようとする。夢をあきらめる親友が許せなかったアカネは、カレンちゃんに暴言を吐いてしまう。
無理やり地球に送りだす形になったアカネは、カレンちゃんにお別れも言えずにしょんぼりしていた。そんなある日、アカネはパスポートを手に入れる。それはカレンちゃんが転校した地球の銀河遊園地のものだった。再会のチャンスに、アカネはカレンちゃんに会おうと決心した。家族を説得したアカネは、無事に夏休みに宇宙旅行に行くことになった。
旅に出るとアカネは、はじめての宇宙旅行を楽しんだ。けれど二日目に、銀河遊園地で桜木家に事件が起きる。仲良しのパパとママが、ケンカをはじめたのだ。もうダメだ、と思った矢先、桜木家を助けにやってきたのはカレンちゃんだった。
カレンちゃんの見事な指揮で、園内は楽し気な雰囲気になっていく。音楽に心を良くしたパパとママは無事に仲直りをした。再会を果たしたアカネもカレンちゃんと仲直りを果たすことができた。アカネは宇宙旅行で、誰かを楽しませようとする人をたくさん見ることができた。その思いを胸に、アカネは地球にお別れを告げる。
旅行から帰ってくると、もう一人の親友ケンタがアカネを近くの森に招待した。ケンタは森の墓地を銀河に変える、といった発明品をアカネに披露する。荒れ放題の墓地が、ケンタのおかげで美しい銀河に変身していた。ケンタは夢がなく落ちこむアカネに、「みんなを良い顔にしたいだけ」と自分が夢を持っているヒントを与えた。
アカネはたくさんの人たちのおかげで、自分もいつか夢を見つけようと心に決めた。
文字数 55,761
最終更新日 2024.09.20
登録日 2024.09.20
夏休みの終わりごろ
ぼくとお母さんで行った遊園地
雨が降りしきる中 普段では感じることができない遊園地の仲間たちと僕たちだけのお話
夏の終わりの雨の日は あの日のことを懐かしく思い出す
文字数 963
最終更新日 2024.09.02
登録日 2024.09.02
“境ノ森町(さかいのもりまち)”に引っ越してきた小学五年生の女の子、彗崎(はくさき) 玲奈(れな)は、いきなりすごいワクワクに出会う。
なんと『夜空をホウキで飛ぶ男の子』と『小さなドラゴン』を見てしまったのだ。
ホウキで空を飛ぶ人間も、ドラゴンも、玲奈は今まで見たことがない。
しかもその男の子を玲奈は転校初日に同じクラスで見つけてしまった。
名前は、宝城(たからぎ) ヒスイ。
正体は、魔法使い!?
「オレの役目は『ちがう世界から入り込んできた悪い魔法使いたち』を、元の世界へ送り返すことなんだ」
「キュー! キュキュ!」
「……オレと、ドラゴンのキューイの役目は」
「キュ!」
普通なら見えないはずの『魔法使いたち』が見えちゃう玲奈は、ヒスイのお手伝いをすることに!
元気な女の子とちょっぴりひねくれた男の子、そして意外と可愛いドラゴンの物語。
イラスト:銀タ篇様
文字数 56,833
最終更新日 2024.08.31
登録日 2024.07.29
おれには彼女を守るための鉄則がある。
大切な女の子がいるから。
津倉碧斗(つくらあおと)、小学校1年生。
誰がなんと言おうと隣に住んでる幼馴染の村瀬あさひ(むらせあさひ)は大切な女の子。
たとえ10歳の差があっても関係ないし、 どんなに身長差があったってすぐに追いつくし追い越せるから全然困ったことじゃない。
今は小学生のチビだけど、 中学生、高校生になっていつかは大人になるんだから。
少しづつ大人になっていく2人のラブコメディでありラブストーリーなちょっと切ないお話。
※こちらは他サイト様で掲載したお話を加筆したものです。
文字数 39,519
最終更新日 2024.08.29
登録日 2024.07.29
わたし、芹沢真昼。小学五年生!
実はわたしの家は代々続く忍者の家系で、毎朝お父さんに修行をつけてもらってるの。
と言っても、わたしは将来忍者になる気はないの。たまーにこっそり忍者の技を使って、困ってる人を助けるくらい。
だけどある日、わたしと同い年の子が、お父さんに弟子入りしにやってきた。
令和の時代も、みんなの知らないところで忍者は活躍してるみたい。
文字数 59,061
最終更新日 2024.08.27
登録日 2024.07.07
晴、雪、雨はしょっちゅう喧嘩もするが仲良しの小学4年生の三つ子。ある日、家の裏手にある神社の鳥居をくぐった途端何と異世界へ!
そしてそこには、三つ子が生まれた時に亡くなった筈のもう一人のきょうだいが生きていた!
そう。三つ子は本当は四つ子だった過去があったのだった……。
異世界でしか会う事が出来ないもう一人のきょうだい。
もどかしい思いを抱えつつも、四つ子は異世界の探検を謳歌する。
文字数 7,075
最終更新日 2024.08.27
登録日 2023.07.31
小学生魔女っ娘たちの成長とゆるやかなほのぼのとした日常の物語なんです☆彡
⊛このお話は「小説家になろう」で投稿した短編の連載版となります。
文字数 6,495
最終更新日 2024.08.23
登録日 2023.07.31
昔は魔法に憧れていた小学5学生の大峰里琴(リンコ)、栗本彰(アッキ)と。二人が輝く光を追って最近閉店した店に入ると、魔女の住む世界へと繋がっていた。驚いた拍子に、二人は世界を繋ぐドアを壊してしまう。
彼らが訪れた「カンテラ」という店は、魔法道具の預り銀行。魔女が魔法道具を預けると、それに見合ったお金を貸してくれる店だ。
その店の店主、大魔女のジュラーネと、魔法で喋れるようになっている口の悪い猫のチャンプス。里琴と彰は、ドアの修理期間の間、修理代を稼ぐために店の手伝いをすることに。
「仕事がなくなったから道具を預けてお金を借りたい」「もう仕事を辞めることにしたから、預けないで売りたい」など、様々な理由から店にやってくる魔女たち。これは、魔法のある世界で働くことになった二人の、不思議なひと夏の物語。
文字数 50,424
最終更新日 2024.08.20
登録日 2024.07.31
最近、僕の近所で雪だるまの頭だけ壊される事件が起きているらしい。
これは面白そうだと調べてみたけれど、どうも一筋縄にはいきそうはない。
よし、ここは東雲さんに相談しよう。僕のクラスのシャーロック・ホームズに。
※本作は児童書です。
文字数 9,877
最終更新日 2024.08.20
登録日 2024.07.11
「六原さん、好きなおにぎりの具は何?」
ある日、小学五年生の六原 サヤ(ろくはら さや)のクラスに、北海道からの転校生、若佐 隼斗(わかさ はやと)がやって来た。
隼斗の実家は北海道で有名なお寿司屋さんで、お店の東京進出を機に家族で引っ越してきたらしい。
お寿司屋さんの息子なのに、何故か隼斗はおにぎりを握るのが大好き。
隼斗が作るおにぎりには人の心を動かす力があり、クラスで起こる問題(特に恋愛関係)をおにぎりで解決していくのだった。
ひょんなことから、サヤは隼斗のアシスタントとして、一緒に”最高のおにぎり”を追い求めるようになり……。
いろんなおにぎりが登場する、笑って泣けるラブコメディ!
文字数 61,964
最終更新日 2024.08.17
登録日 2024.07.30
理科ばなれ――その名の通り、理科に対する興味や関心が低下して、理科からはなれてしまうこと。
これではいかん! と思った国のえらい人たちは、わたしたちが理科を好きになるようにと、あの手この手と考えた結果、『特設理科倶楽部』なるものを作った。
『特設理科倶楽部』では、部員がそれぞれ好きなことを好き勝手にやっている。電子回路設計をしている榎木リュウジくん、プログラムを組んでいる成田キイチくん、鉱石が大好き澤ヒカルくん、人体模型LOVEの寺岡コトミちゃん。そして、宇宙飛行士になりたい私、早瀬イチカ。五人が理科倶楽部の六年生。
だけど、この理科倶楽部の存在をうとましいと思っている人がいるようで――
文字数 46,500
最終更新日 2024.08.17
登録日 2024.07.20
主人公のあやめは小学5年生。普段はおとなしい女の子だが、なんと言霊を操る才能を持っている。学校では生徒会長という立場で誰にでも優しく接する。生徒会副会長である同級生の夏は陰陽師の血統で生まれ、五行説と暦歴を得意とした男の子である。あやめを支える頼もしい存在なのだ。ある日、学校で突然起こった怪奇現象。犯人が特定できない謎の事件が増えはじめた。その異変に気づき、あやめと夏は自分たちの術を活かし、学校内の事件を解決していくのであった。言霊師であるあやめの能力は自らの内なる魔物の闇を大きくしてしまう。この物語は自分を受け入れることの大切さ、言葉の大切さが描かれた物語です。
文字数 2,929
最終更新日 2024.08.01
登録日 2024.08.01
沼無国(ぬまぬこ)の統治下にある、儺楼湖(なろこ)の里。
そこに暮らす令は寺子屋に通う12歳の男の子。
優しい先生や友だちに囲まれ、楽しい日々を送っていた。
だがそんなある日。
里に、伝染病が発生、里は封鎖されてしまい、母も病にかかってしまう。
母を助けるため、幻の薬草を探しにいく令だったが――
文字数 55,268
最終更新日 2024.08.01
登録日 2024.07.07
「昼の人間」と「夜の人間」が暮らすある町に住む女の子、ソラには悩みがあった。それは、どうしても夜眠れない事。「お昼の人間」にとって夜は危険な世界言うけれど、お昼の世界に自分は合わないと感じているソラは、両親がいないスキを狙って夜に家の外に踏み出す。
文字数 1,783
最終更新日 2024.07.31
登録日 2024.07.31
健太はコメノ小学校に通う5年生だ。
ピアノ教室に通う健太は一週間後に控える発表会に向けて、「カノン」を練習していた。
この日、健太は体操服を忘れたのを思い出して放課後の小学校に忍び込んでいた。
ロッカーから体操服を取って教室を出ようとすると、どこからかピアノの音が聞こえてくる。
その落ち着いた旋律に聞き覚えがあった。
「カノン」だ。
音楽室に行ってみるが、そこには誰もいなかった。
一体誰が奏でているのだろう。どうしても気になった健太はその旋律を辿ることにした。
そして遂に、三階の男子トイレと女子トイレの間、『第二音楽室』があるのを見つけた。
しかし、この学校には音楽室は一つしかない。疑問に思いながらも健太は第二音楽室に足を踏み入れた。
そこで健太が見たもの。それは恐ろしく黒く、ドロドロの化け物であった。
恐ろしい見た目に叫ぼうとするが、その化け物が奏でる「カノン」の旋律に言葉を失った。それはどこか寂しげであり、儚げであった。
健太は耳を離せなかった。自分が理想とする旋律がそこで流れていたのだ。
文字数 11,659
最終更新日 2024.07.31
登録日 2024.07.23
佐藤千里は小学5年生の女の子。昔から好きになるものは大抵男子が好きになるもので、女子らしくないといじめられたことを機に、本当の自分をさらけ出せなくなってしまう。そんな中、男子と偽って出会った佐藤陽がとなりのクラスに転校してきて、千里の本当の性別がバレてしまい――?
弦楽器を通じて自分らしさを見つける、小学生たちの物語。
第2回きずな児童書大賞で奨励賞をいただきました。ありがとうございます!
文字数 52,207
最終更新日 2024.07.23
登録日 2024.07.05
―― フシギちゃん ――
どんなことにでも疑問を持ってしまう少女・葛崎美咲穂(かつらざき みさほ)は、幼稚園でそう呼ばれていた。
ある満月の夜、父・征志郎(せいしろう)は、そんなあだ名を気にする愛娘に、偉大な科学者アイザック・ニュートンの存在を教える。
父のよりそいに奮起した美咲穂は、自分も物理学者になるべく、決意を固めるのだった。
小学校へ入学した美咲穂は、化学好きの修善寺可南(しゅぜんじ かな)、生物学好きの比留間真昼(ひるま まひる)、天文学好きの天川星彦(あまかわ ほしひこ)と出会い、意気投合する。
四人はさっそく「科学クラブ」を結成しようともくろむが、学校の許可が出ず、失敗に終わる。
そんなとき、ひょんなことから天才物理学者を嘱望される大学生・蘭田理砂(らんだ りさ)と出会う。
理砂に家庭教師の名目で「先生」を頼み、美咲穂たちは科学を教えてもらうことになった。
学校では勉強に励み、放課後は科学に触れ、美咲穂たちは充実した日々を過ごす。
あるとき、星を観察しに行こうと出かけた先で、美咲穂たちが目にしたものとは――
科学を愛する子どもたちが送る、青春ドタバタ劇と、ちょっぴりの感動をあなたに。
ほかのサイトにも投稿しています。
文字数 26,175
最終更新日 2024.07.20
登録日 2024.07.11
学校の帰り道、二日連続で交通事故に遭いそうになった高崎日向は、二日連続で同じ男の子に助けられる。そんな偶然ってあるのかと思ったところ、相良葵と名乗った男の子がいうには、日向は将来偉業をなすので、過去を変えようとしている敵に狙われているから、守りに来たと言われる。狙ってくる相手は、この時代(現代)でいう都市伝説の怪異を放っているそうで――?
文字数 3,091
最終更新日 2024.07.16
登録日 2024.07.15
――人に向かってこのスイッチを押すと、その人はふにゃふにゃになるんじゃよ。
小学六年生のケンゴは、近所に住んでいる発明家のフジ博士から珍妙な発明品をもらいました。その名も“人をふにゃふにゃにするスイッチ”。消しゴムくらいのサイズの黒い小箱で、そこには押しボタンが三つ。つまり、三回まで人をふにゃふにゃにできるらしいのです。
「精神的にふにゃふにゃになるだけじゃ」
博士の説明を聞いたケンゴは、お父さんとお母さんに一回ずつ使いたいなと思っていました。とうのも、二人は年中ケンカばかりしているのです。
いきなり両親に使用するのが怖かったケンゴは、まずは学校にいる誰かで一回分だけ試してみようと思いました。
文字数 16,544
最終更新日 2024.07.12
登録日 2024.07.12
「第2回きずな児童書大賞エントリー」
猫耳フードをかぶった小学5年生のみけ子は、好奇心旺盛な自称探偵。クラスメイトの仲間たちと共に「探偵団」を結成し、学校や町で起こる不思議な出来事に挑む。
運動神経抜群のけんた、おしゃべり好きのまり、力持ちのたける、知識豊富なユミ。個性豊かな仲間たちと共に、みけ子は日々の謎解きに奔走する。
時に危険な状況に陥りながらも、仲間との絆と知恵で困難を乗り越えていくみけ子たち。彼らの活躍が、学校や町にどんな変化をもたらすのか?
笑いあり、涙あり、そして心温まる展開の連続! 小学生探偵たちの成長と冒険を描いた、わくわくドキドキの物語!
文字数 88,913
最終更新日 2024.07.12
登録日 2024.07.04
椋鳩十(むくはとじゅう)先生が編纂(へんさん)された「ねしょんべんものがたり」を読んだことはありますか?
男の子、女の子、小学校入学前なのになおらない子から、いつもはしないのになぜかしてしまう子まで。
発行が昭和46年。一か月半で3万部をこえたベストセラー。昭和54年10月に文庫本第一刷(ぶんこぼんだいいちずり)が発行されました。
児童(じどう)文学者を中心に24人のおねしょの思い出が書かれた本です。
朗読(ろうどく)用に文庫本、実家には単行本を持っております。
児童文学では書いてはいけないとされていた「おねしょ」ですが、椋先生のおともで岩手県をおとずれていた子どもの本けんきゅう家、代田昇(しろたのぼる)先生が、椋先生からきいた「ねしょんべんたいけん記」を小学校の子どもたちにお話しされたのでした。
子どもたちは大ばく笑でころげまわらんばかりだったそうです。
そのころの子どもの本の世界ではそんなげひんな話はほとんどなかったそうです。悪しゅみとされていたようですね。
私は3回ぐらいしかしたきおくがありません。何とかおもい出して書きたいです。
文字数 2,213
最終更新日 2024.07.11
登録日 2024.07.11
【第2回きずな児童書大賞 『奨励賞』受賞しました!!!】
旧校舎の三階、女子トイレの個室の三番目。
そこには『誰か』が不思議な花を配っている。
真っ赤なスカートに白いシャツ。頭にはスカートと同じ赤いリボン。
一緒に遊ぼうと手招きする女の子から、あるものを渡される。
『あなたにこの花をあげるわ』
その花を受け取った後は運命の分かれ道。
幸せになれるのか、不幸になるのか……誰にも予想はできない。
「花子さん、こんにちは!」
『あら、小春。またここに来たのね』
「うん、一緒に遊ぼう!」
『いいわよ……あなたと一緒に遊んであげる』
これは旧校舎のトイレで花屋を開く花子さんとわたしの不思議なお話……。
文字数 41,545
最終更新日 2024.07.10
登録日 2024.07.10
アルファポリスの児童書・童話小説のご紹介
アルファポリスの児童書・童話小説の一覧ページです。
メルヘンチックなほのぼのストーリーから胸がキュンとなるじんわり小説まで、長編・短編の児童書・童話が満載です。
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