ライト文芸 完結小説一覧

文字数 1,021
最終更新日 2025.06.13
登録日 2025.06.13
――前田郁恵の物語『サンドアートナイトメア』『視えない私のめぐる春夏秋冬』と繋がる甘く切ない親世代の恋物語
――9月中旬、台風が迫る街で、一つの恋が始まり、そして終わろうとしていた。
片想いをする二人は日常に溶け込んでしまって、上手に目も合わせられない。それはきっと、気付いてしまうのが怖いからだ。
――今晩は台風が来るかもしれないって、桜井君は帰らないの?
悲しみに暮れる海人を見た深愛はそう言った。
深愛は海人が悲しんでいる理由を知っていた。
いずれこうなることも分かっていた。
だから……せめて今日だけは優しくしてあげようと思った。
この気持ちに気付いてくれなくても……。
これは甘く切ない恋の物語。
そして、優しく”ふれる”ことの大切さを伝えるお話し。
窓ガラスの外には灰色に染まった空が広がっている。
それは桜井海人にとって”いつもの空の姿だった”
※当作品は天野蒼空様主催の第十五回空色杯応募作品を大幅に加筆修正した短編小説です。
(第十五回お題:白露×スカイグレー)
※当作品は『視えない私のめぐる春夏秋冬』より登場する桜井往人の父親、桜井海人を主人公にした学生時代を描く短編小説です。
作中には往人の母親である能登深愛(旧姓)や前田郁恵の父親、前田吾郎が登場します。
また作品の都合上、桜井海人の視覚障がいを弱視から全色盲に変更しております。
文字数 16,588
最終更新日 2025.06.12
登録日 2025.06.12
一作も完結できないクリエイターに贈る現代ファンタジー!人外を添えて
かつて絵本作家を目指していたアラサー女子の風間は、やりがいの無い仕事に辟易しつつ、変わりたいのに変われない日々を送っていた。
友達は仕事での出世したり結婚したりと、自分なりの人生を見つけて行く。対して自分の人生には何もない。
簡単に楽しい気持ちになれるものが、空から降って来ればいいのに。などと考えながらSNSを見ていると、見慣れない旅行会社の広告がタイムラインに表示された。
「本当の自分と出会う旅をしませんか?」
その文章に惹かれ、風間は旅行に申し込んだ。
するといきなり大男が部屋に現れた。大男は「獏」だった。
夢の世界を旅して、忘れていた自分を取り戻すストーリー。
文字数 8,923
最終更新日 2025.06.07
登録日 2025.06.07
お望みの品は、もう決まっていますよね?
いつの間にか現れて、いつの間にか消えてしまう骨董屋。不思議な店主が手渡す紙風船が、大事な思い出を引き寄せる。
文字数 5,838
最終更新日 2025.06.05
登録日 2025.06.05
ある日の朝、いつも通りに鏡に向かっていた颯斗。目を逸らした瞬間、鏡の中の自分が動いたような気がした。「……お前、俺の動きと違う動きしてたよな?」そう言う颯斗に鏡の中の自分が「ごめん。つい、ちょっとだけ動いちゃった」 と応える。親近感を覚えた颯斗は、それから毎日鏡に話しかけるようになる。
文字数 15,083
最終更新日 2025.06.01
登録日 2025.06.01
ある日、Hydeは親友であるMercyの夢の中を覗き込んでいた。夢だと思っていたHydeは次の日Mercyにその事を話すと、それは真実だと語られる。他の人達からも気味悪がられ、次第に孤立していくHyde。しかし、それから一ヶ月後にMercyから「助けて!」と連絡が入る。Mercyのもとに駆けつけたHydeだが⋯⋯。
文字数 44,168
最終更新日 2025.05.31
登録日 2025.05.31
冴えない男が初めて本気の恋をした。しかし突然の悲劇で、日常から非日常へ。恋愛の絡んだサスペンスです。完結しました。
文字数 48,380
最終更新日 2025.05.31
登録日 2025.02.05
ある日、目が覚めると近未来の世界に飛ばされていた一也。理由が分からないまま父親である自分に促され過去の記憶を取り戻そうと試みるが⋯。
文字数 57,043
最終更新日 2025.05.29
登録日 2025.05.29
【第8回ライト文芸大賞参加作品】
中学生の井村剣心は、悪友たちと夏の思い出作りに深夜の学校で肝試しをやった。そこで本物の幽霊、加藤美織に出会う。美織との話で、彼女は不慮の事故で亡くなった先輩であることが分かる。
好きな人へ告白しようと決めた美織の無念を晴らそうと、剣心は過去を調べはじめる。
クラスメイトである高橋花音の助けも借りて、剣心は見えざる運命の糸で美織と繋がっていたことを知るようになる。
美織の死に隠された真相とは。そして、剣心を彼女へ繋げた26年前の事件とは。すべてを知った時、あなたは誰かを愛さずにはいられない。
――26年間言えなかった、スキを伝える物語。
文字数 117,021
最終更新日 2025.05.29
登録日 2025.04.02
君だけを助けたい
そう思うことは、そんなにいけないことなのだろうか?
***
高校三年生の誠は親友兼幼馴染の裕二と一緒に最後夏を謳歌していた。
たくさんの時間を二人ですごし、何気ない日常を送る。
毎日が幸せだった。
だけど、そんな幸せは長くは続かなかった。
裕二は誠の目の前で死んだのだ。
目の前で何度も死んでいく裕二。
助けようと足掻いても、あと一歩のところで裕二は誠の手からすり抜けていく。
身も心をすりきれ、何が正しく、どれが現実か分からなくなる。
握りしめた裕二の手の温かさだけが、誠にとっての真実だった。
《これは夢?
それとも現実?
あぁ、何にしても、こんな世界は、認めたくない
君が居ない明日に、意味なんてないのだから。》
文字数 99,913
最終更新日 2025.05.25
登録日 2025.04.21
『どれだけ長い時間この世界にいようとも、苦しみは尽きない……。この世界は、僕らが苦しみ足掻く姿を見ている。もしこの世界が高次元の、人類の知り得ない何者かが作り出したものならば、きっと僕らを見て、楽しんでいるのだろう。』——第4章より抜粋
さまざまな悩みに苦しみ、足掻く人々がある喫茶店と店主の持つ《インカローズのネックレス》を通じてキッカケをもらい、自身の選択と想いによって、夜明けを迎える。
4つの章で描かれる喫茶店と人々の物語に、"あなた"はなにを見る?
※こちらカクヨム、小説家になろうでも掲載しています。
文字数 104,546
最終更新日 2025.05.22
登録日 2024.12.19
星の降る丘で
十年前、一つの選択が二人の運命を永遠に変えた—。
高瀬陽子、27歳。難病の宣告を受け、残された時間はわずか。死を前に彼女が最後にしたいことは、十年前に別れた幼なじみで元恋人の晴海琉に謝罪すること。音楽の道を志していた彼のピアニストとしての夢を、自分が壊してしまったという後悔を胸に、彼女は彼の家を訪ねる。
しかし、そこで目にしたのは、音楽教師として充実した日々を送り、妻と娘と幸せに暮らす晴海の姿だった。彼は陽子に告げる―彼女のおかげで今の幸せを見つけることができたのだと。
「君が謝る必要はない。むしろ、ありがとうと言いたい」
互いの謝罪と感謝が交差する中、二人の心に流れるのは、かつて共に過ごした「星の降る丘」での思い出。晴海は彼女のために書きかけていた曲「星の降る丘で」を弾き、陽子は彼の新たな夢に触れる。
残された時間の中で、二人はようやく本当の和解へと向かう―。
生と死、後悔と赦し、そして永遠の約束を描いた、心揺さぶる感動作。
文字数 8,635
最終更新日 2025.05.19
登録日 2025.05.19
「この世界からも、記憶からも、消えている人がいるって言ったら、信じてくれますか……?」
おとぎ話のお姫様のような儚げな雰囲気の少女、姫花が、変人と名高い恭弥の研究室を訪れて言った。
「この世界はおかしい」
それが口癖の恭哉は、幼馴染の真人とともに、『死んだ人の記憶が消える』法則を、大学の研究室で解明しようとしていた。
この世界で死ぬと、生きている人の記憶から消えてしまい、存在していなかったことになる。
日記に身に覚えのない名前が書かれていた姫花、母親の記憶を失った莉奈、事故で庇ったはずの相手が消えた優斗、虐めてきた相手が消えた美樹。
それぞれの理由から『死』という概念に気づいた6人は、恭哉の元へと集結し、謎を解き明かす為に巨大な世界へ、命懸けで立ち向かうことになる。
運命のように惹かれ合う者、幼い頃から想いを寄せる物、恋愛に臆病になる者。
過酷な世界で、苦難を共にして絆を結んでいく少年少女は、初めての恋を知る。
「君を、忘れたくないーー」
6人の不器用で繊細な少年少女による、
甘酸っぱくも、切ないボーイミーツガール!
青春SFミステリーな恋物語です!
全82話+if
※小説家になろう、カクヨムにも掲載しています。
文字数 201,927
最終更新日 2025.05.15
登録日 2025.04.28
高校1年の入学式。
海に囲まれた港町の高校に、東京から遠山梓が入学してきた。
かたくなに誰とも交流を持とうとしない梓のことを、夏見純平はただ遠巻きに見ているだけ。
しかし、偶然に偶然が重なり、だんだんその距離が近くなるにつれ梓への恋心を自覚する。
その中で純平は梓の秘密を知った―――
二人のバイオリンの音が二人を結び付けていく。
これはたぶん、純平と梓のふつうの恋の話。
【完結まで執筆済み】
※毎日17:00、18:00、19:00 更新
※物語は純平の過去と現在を行ったり来たりしながら進んでいきます。
※作中の地理や名称、病状については、全て架空のものです。
文字数 169,167
最終更新日 2025.05.01
登録日 2025.04.12
2人の少女の話です。
作者の嗜好が顕著に現れています。
終始訳のわからない文章ですが、温かい目でご覧になってください。
誤字脱字等ありましたらご指摘ください。
感想いただけたら嬉しいです。
文字数 2,067
最終更新日 2025.04.27
登録日 2025.04.27
田舎の電車にインスピレーションを受けただけのものです。
若干ファンタジー要素があります。
だいぶ前に書いたものなので、とても拙いです。
誤字脱字等ありましたらご指摘ください。
感想いただけたら嬉しいです。
文字数 3,034
最終更新日 2025.04.26
登録日 2025.04.26
―その女、完璧な“嬢王”。だけど、推しの前ではただのオタク。
高級美術品のオークションハウス・桐山アーツ。
その中でも屈指のカリスマ性で信頼を集めるのが、若きエースオークショニア・黒崎冴子(くろさき さえこ)。
重厚な会場、張り詰めた空気、数千万単位の美術品が飛び交う現場―
その中心で毅然と立つ彼女は、冷静沈着・的確無比。
誰もがその実力と美しさに息を呑み、「嬢王(じょうおう)」の異名で称賛されている。
だが、そんな彼女には、秘密の“裏の顔”があった。
それは―
ガチのアニメオタクであり、人気配信者「夜空しずく」として活動しているという秘密。
スーツを脱げば、部屋着はもこもこのルームパンツとアニメグッズ満載のパーカー。
コスプレ姿で「尊い……!」と叫ぶ姿は、職場での完璧な姿とはまるで別人だ。
推しの変身シーンで一時停止を繰り返し、語彙が飛んだまま配信カメラに向かって語り続ける――
そんな日常を、誰にも知られぬよう慎重に、完璧に隠しながら彼女は生きている。
もちろん、職場の同僚たちは誰ひとりとしてその正体に気づいていない。
“地味に真面目で要領が悪い新人”の本郷修也は、冴子の背中をまっすぐに追いかける後輩。
オシャレで姉御肌な相良茜は、職場のムードメーカーであり、冴子とのランチトークが日々の楽しみ。
寡黙な観察者・三崎直樹は、感情をあまり表に出さないながらも、実務面で部署を支える縁の下の力持ち。
そんな彼らとの日常の中で、冴子は常に“完璧な嬢王”であろうと振る舞っていた。
――だけど、ふとした瞬間、境界線はにじみ出す。
ある日、原画集を手に入れた喜びを抑えきれず、スーツのままで「尊い……」と漏らした声に後ろから声をかけられ、
またある日は、茜とのランチ中に「夜空しずくって知ってる?」と話題を振られ、ドリンクを噴きそうになり――
「わかっているのに、欲しくなるなんて――」
葛藤の中、冴子は完璧な進行で落札に導く。
仕事を全うしたその姿は、まさに“プロ”の象徴。
彼女は決して弱さを見せない。
見せられない。
なぜなら、あの舞台に立つ者としての覚悟があるから。
「――進行に、支障はありません」
冴子が守るのは、“完璧な自分”ではない。
推しへの愛と、プロとしての誇り、そして何より――仲間たちと築き上げた、信頼の場所。
文字数 56,231
最終更新日 2025.04.26
登録日 2025.04.21
18歳、高校卒業以来、喧嘩別れをして
ずっと帰らなかった実家に8年ぶりに帰省した。
そこには当時にはなかったはずの部屋があった。
文字数 5,718
最終更新日 2025.04.25
登録日 2025.04.25
彼は天才だ。文武両道という言葉は彼のためにある。どれだけの言葉を尽くしても、やはり彼は天才としか形容できない。
文字数 5,008
最終更新日 2025.04.22
登録日 2025.04.22
世の中は不条理だ。
俺はそのことに気がついていたはずだった。
しかし、朝霧ユイと共にクラス委員に任命されたことから運命は動き出す――。
文字数 21,210
最終更新日 2025.04.14
登録日 2025.04.14
世界を滅ぼしたい人外と世界を滅ぼしたくない人間がただ話すだけのお話
文字数 13,854
最終更新日 2025.04.01
登録日 2022.07.13
美術館っていいよねってだけの話です。
Rêverie(レヴリ): 夢想、現実と非現実が入り混じる状態、という意味のフランス語
誤字脱字等ありましたらご指摘お願いします。
感想頂けたら嬉しいです。
文字数 2,123
最終更新日 2025.04.01
登録日 2025.04.01
AI(Grok3、ChatGPT)による小倉弁変換版(R1)と京都弁変換版(R2)を追加しています。
日本に帰国、偶然寄った小倉のバーで出会った女の子とバーのママがいた。
「まったく・・・ミキちゃんは発想がおかしいわよ。それもね、私だってミキちゃんみたいに自由だったら、同じようにおねだりしちゃうかもね・・・」なんてママまで変なことを言う。
「まあ、そのね、私は船賃なんか気にしないけど、どうにも、二回りくらい年の離れた初対面の女の子と一緒に部屋なんて・・・」
「あら?ちょっとしたパパ活でも数万円するんだし、パパ活と思ってもらって、私を自由にしてもいいのよ、おじさん」
「そんなことを言って・・・知らないよ、ミキちゃん、何が起こっても」
「大丈夫、おじさんに責任をなすりつけません。なんなら、スマホのボイスレコードに録音しても良いわよ。証言しますから。ママも証人になってくれるもん。私は、おじさんに何をされようと・・・殺人は止めてよね・・・おじさんに責任を取らせることはいたしません。だから、一緒に連れてって。ね?お願い」と私のiPadを取り上げて、フェリーのWeb予約のページをさっさと画面に出してしまった。
※この物語は法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
※この物語は性描写や飲酒、喫煙シーンを含みます。
参考:『補足資料 少年法等の一部の改正と……
1)合法JK, 2)覚醒剤, 3)売春, 4)殺人, 5)少年鑑別所と少年刑務所』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/913345710/461940836/episode/9344181
文字数 89,378
最終更新日 2025.02.20
登録日 2025.02.06
自分に甘く、「三日酔い」になる程の飲酒を繰り返す恵理。酔っ払っては自分の人生を振り返り、記憶をなくす日々を送っていた。
ある過去を抱えて実家を出ていた恵理だったが、ある日の飲酒をきっかけに地元へ帰る事となる。そこでも進展出来ずに過ごしていたある日、コンビニで働くヤンという女性と出会う。ヤンの誘いに、自分を変えるチャンスを感じる恵理だったが…
文字数 2,492
最終更新日 2024.12.31
登録日 2024.12.31
透視能力を持って生まれた緋色は、一本のビデオから芸能界へ足を踏み入れ、順風満帆の日々を送っていたが……。
※友人2名との合同誌『キャンバスに筆跡を』収録。
2025年1月19日開催「文学フリマ京都9」にて、サークル名「銀河書店」にて頒布予定。
「小説家になろう」様にて同作品の投稿しております。
文字数 12,605
最終更新日 2024.12.18
登録日 2024.12.18
毎日、テーマに沿って書いてます。
一話ずつ完結していて独立しているので、気になったタイトルから読んでみてください!
文字数 17,970
最終更新日 2024.12.11
登録日 2024.12.05
今はジョウホウ社会だから、テレビ、ラジオ(は、ボクは聴かないけれどパパはよく聞いているよ)、ネットや動画など、目や耳から入ってくるジョウホウはタクサンある。
だからなんとなく前から”うたがって”はいたんだ。
そしてボクは見てしまった・・・
文字数 1,681
最終更新日 2024.12.08
登録日 2024.12.08