ライト文芸 ヒューマンドラマ小説一覧

高校1年生の霧山かすみは、自身から発生する原因不明のもやに悩まされている。
もやの量は日によってまちまち、自分でコントロールすることはできない。
そんなある日、かすみは病院での待ち時間、看護師に心ない言葉を浴びせられてしまう。
事情を知った看護師は謝罪するが、気になる言葉を口にしてーーーー?
自身と同じ体質を持つ青年との出会いから、かすみの日常は大きく変わっていく。
文字数 33,940
最終更新日 2025.05.19
登録日 2025.04.30
夏のある日、僕は麦わら帽子をかぶった一人の少女と出会う。
彼女はかつて七年前にこの街で一夏を過ごした女の子、詩音だと告げる。
七年ぶりに出会った彼女は、とても綺麗に成長していて、僕は彼女のことを気にせずにはいられなかった。
彼女は一枚の古ぼけた手書きの地図を差し出す。
僕達が七年前に書いた「宝物」の地図で、隠した「宝物」を探しに来たのだと言う。
こどもの頃に隠した「宝物」。
何を隠したのか、どこに隠したのかも覚えていない。
こどもの隠した「宝物」なんて、たぶん大したものではないはず。
そう思いながらも。僕達は一緒に「宝物」を探し始める。
「宝物」の正体が何かもわからずに。
そしてこの宝探しが「さよならのはじまり」だということを、僕達は知るよしも無かったけれど――
この物語は、ある少年の一夏の不思議で切ない恋の物語です。
文字数 74,397
最終更新日 2025.05.19
登録日 2025.04.29
【完結保証付き】
本編 57話 閑話 3話、6月13日まで毎日更新します。
◇◇◇
その涙は、屈辱か、それとも反撃の狼煙か。
舞台は、現代日本の法律事務所。
主人公は、新人弁護士の大江戸英里香(おおえど えりか)。
日本有数の大江戸グループの令嬢という華やかな肩書を持つが、本人はその「色眼鏡」で見られることを嫌い、実力で認められようと必死にもがいている。
しかし、経験不足と、素直になれない“ツンデレ”な性格が災いし、空回りする日々。
そんな英里香が担当することになったのは、現代社会にはびこる深刻な問題だった。
妊娠を理由にした理不尽な解雇、そして、信頼していた上司による卑劣なセクシャルハラスメント。
法廷で心を踏みにじられ、涙する依頼者の姿を前に、英里香の中に眠っていた正義感と情熱が燃え上がる!
冷静沈着で経験豊富な上司、御門武志(みかど たけし)の厳しい指導、そして時にぶつかり合いながらも妹を心配する刑事の兄・大江戸嵐(おおえど あらし)との関係を通して、英里香は弁護士として、一人の人間として、悩み、傷つきながらも成長していく。
嘘と欺瞞が渦巻く法廷での息詰まる攻防、依頼者に寄り添い共に戦う中で生まれる絆、そして自らの殻を破り覚醒していく主人公の姿を描く、感動のヒューマン・リーガルドラマ。
困難に立ち向かうすべての人へ、勇気と希望を届ける物語です。
リーガルもの、お仕事もの、そして心揺さぶる人間ドラマがお好きなあなたへ。ぜひご一読ください!
文字数 104,092
最終更新日 2025.05.19
登録日 2025.04.24
”一人では叶えられない願いがある、だから……”
<視覚障がい×芸術×キャンパスライフ……そして恋愛>
目の見えない全盲の少女はさまざまな経験を経て、大人へと成長していく。
大学生になった彼女が出会う運命の相手、それはやがて大きな試練を乗り越えるための道標へと変わっていくのだった。
*
大学入試センター試験当日。
全盲の視覚障がいを持つ女性、”前田郁恵”は試験の帰り、札束の入ったアタッシュケースを公園で発見してしまう。
動揺していた郁恵は通りかかった男性に助けられ事なきを得るが、別れ際に絵の具の匂いが付いた男性の言った「俺は色が判別できない」という言葉が耳に深く残ってしまう。
努力が実を結び、見事志望大学に合格を果たした郁恵。
春の訪れと共に、盲導犬の”フェロッソ”と通うキャンパスライフがいよいよ始まるのだった。
保育士の夢……。
ミスコングランプリ……
運命の人との再会……
寮室に飾ったサンドアート……
四年間をオーストラリアで過ごし、日本に帰って来た郁恵は大学生となって多くの出会いを経験していく。
そして、様々の想いを胸に郁恵は、めぐる春夏秋冬を私らしく生きていく。幸せへの道を切り開くために。
表紙イラスト他:露草ことの様(@tsuyu_ks)
タイトルロゴ:水野酒魚。様(@t_sakena)
挿絵イラスト:(第二章、第十一章後編)テン様(@saikomeimei)
(第二章)清見こうじ様(@seki_kouji)
(第九章)あニキ様(@akuyaku_niki)
※本作品は『サンドアートナイトメア』から四年後を描いた新作長編作品になります。
※今を生きる人々に届けたい感動を。不自由を背負いながらも明るく生きようとする前田郁恵の物語をお楽しみください。
※他小説投稿サイトにて、青春ジャンルトレンドランキング一位に輝いた作品です。
(参考資料一部抜粋)
・ユニバーサルマナー検定(株式会社ミライロ)
・YouTube:Yukari Channel(@yukarichannel8053)
・合理的配慮対話を開く対話が拓く(有斐閣)川島聡他
文字数 210,527
最終更新日 2025.05.19
登録日 2025.04.01
主人公さくらは高校生。中学の時にウェルナー症候群(早老症)を発症し、見た目は中年のため、高校進学時、いじめのターゲットになる。それをかばうクラス委員の敦。敦には小児まひの弟がいるため、弱者に対する思いやりが強い。健康診断できちんとした検査をアドバイスされ、検査入院によって病名がはっきりする。その後、定期的な検査の中で気になる数値が見つかり、入院する。問題の病気はガンだった。ウェルナー症候群の場合、発症しやすく、さくらに病魔が牙を向けたのだ。医師や両親は病名を伏せるがそれもできなくなり、ついに告知する。優しい性格のさくらもさすがにそのことに対して怒りを露わにし、精神的に落ち込む。敦はそういうさくらを毎日見舞いで励まし、互いに恋心が芽生える。その心情はさくらの夢で形になる。さくらの心情を日記で表すという新形式の表現方法の作品で、立体的な視点からその変化を把握できる内容。令和版「愛と死を見つめて」を意識した作品。
文字数 71,413
最終更新日 2025.05.19
登録日 2025.04.23
男子高校生、松尾流(まつおながれ)は何者かに監禁されていた。
絶体絶命の窮地の中、突然、頭の中に女の声が聞こえる。
女(声)は助けだしてやると言って、宝石を流に渡す(落ちてきた)。
光り輝く宝石を見て、流は思わず目を瞑り、目を開けるとそこには世界が広がっていた。
世界は流がいた世界のようだった。だが、この新しい世界は流がいたことは認識しているが、流(主人公 自分)は流だと認識されない世界だった。
そして、流は謎の声に人の心に住み着くスピリチャルモンスターを討伐する使命を言い渡されるのであった。
あまりに重たい話なので、シリアス過ぎる!! ダーク過ぎる!! と思われるかもしれませんが。
人の内面を徹底的に描きたいっっ!! と思って描いて(えがいて)いきたいと思います。
少しの間ですが、どうかお付き合いいただければ幸いです。
文字数 13,521
最終更新日 2025.05.19
登録日 2025.05.12
45歳で引きこもりニートの田端俊彦は、難病の愛犬のため宮城県蛍島の教習所に免許を取りに行くことを決心する。
最初は外に出ることに恐怖心を抱いていた田端だったが、金髪チャラ男の遊星、旅館の女将律子さん、ヤクザ風グラサン男、ギャルの梨花、その友人で腐女子の南と出会い心が解け始める。
田端はある日、チャラ男たちに半ば強制的に連れられて行った肝試しで、一人の黒髪青年と出会う。
また、肝試しで鉢合わせした原宿系女子燕や、留学生ナンシー等仲間たちとも親しくなる。
やがて田端は、三年前教習所で起きた悲しい事件と、その青年の関係性について知る。
元々短編だったものを、コンテスト用に長編化しています。
第8回ライト文芸大賞にエントリーしています。
応援よろしくおねがい致します。
文字数 67,781
最終更新日 2025.05.19
登録日 2025.04.30
「いたよね? たしかに、そこに——でも、」
——彼がいなければ、楽しい高校生活はなかった。
高校生活の記憶を振り返る主人公。同じメンバー、同じ教室、同じ日常。
そこに突如現れた転入生・鈴木くんは、平凡で目立たない存在だった。
だが、彼の些細な行動が、クラスの雰囲気を少しずつ変えていく。
一体感が生まれ、誰もが笑い合い、青春を謳歌できた——
そんな充実した高校生活の裏に、確かに彼は「いた」はずだった。
でも卒業後、誰も彼の名前を思い出せない。顔も、写真も――
これは、**記憶と存在の境界を問いかける、静かな“怪異”**の物語。
文字数 4,070
最終更新日 2025.05.19
登録日 2025.05.19
高卒から二十年勤めていた会社を整理解雇された願屋港は、人生からリタイアしようと考えていたところ、友人から「うちの水族館でアルバイトしてみないか?」と誘われる。
アルバイト内容は、カキペンくんというペンギンの着ぐるみを着て、お客さんの相手をすることだった。
そんな水族館でのアルバイト中、夕方になると、奇妙なお客さんたちが港のところへやって来る。
その奇妙なお客さんの正体が幽霊だと気付いた港。そんなお客さんたちの話を聞いているうちに、だんだんと港の気持ちも変化してきた。そんな港の元へ今日も一人の幽霊がやってくる。その幽霊は小学生くらいの少年だった――。
文字数 45,364
最終更新日 2025.05.19
登録日 2025.04.28
三好睦美はデパートの服飾雑貨売り場に勤める販売員。
三十路を前に、結婚の予定もなければ恋人すらいない。仕事しかない毎日を詰まらないと感じていた。
たまに社員食堂で見かける柿崎香苗は、フォーマル売り場担当。
誰とも群れず、凛とした態度を崩さない香苗のことが、睦美はちょっと気になっていた。
ある日、姉に頼まれて姪っ子の沙耶を地域の親子イベントに連れていくことになる。そこでミニコンサートを開いていたのは”リンリンお姉さん”。沙耶が大好きな歌のお姉さんだ。
けれど、その正体が香苗だということに睦美は気付く。
後日、また社員食堂で会った香苗に声を掛けられ、一緒にご飯を食べることに。
てっきり、彼女の副業を口止めされるのかと思っていたら……。
ライト文芸大賞にエントリー中です。
応援をよろしくお願いいたします。
文字数 62,122
最終更新日 2025.05.19
登録日 2025.04.30
魔女のヴィオレッタは、神戸市北野の異人館街で洋菓子店を営んでいる。
使い魔であるモネは、愛嬌たっぷりなわんこ。犬種はペキニーズ。
魔法を使わず、すべて手仕事でお客様をもてなすヴィオレッタに、モネはちょっと呆れている。
そんなヴィオレッタは、ときどきお客様のために魔法を使って……?
ほっこりしたり、ちょっと切なくなったり。
ご自愛しながら、日々お仕事をがんばる魔女の日常ストーリー。
文字数 72,170
最終更新日 2025.05.19
登録日 2025.04.30
◆終点 梔子(くちなし)駅◆
執筆を開始したのが3月31日。
4月25日現在、まだ書き終えていません。
推敲する余裕がありません。大変申し訳ないのですが、初稿です。
【あらすじ】
電車で寝過ごして、終点梔子(くちなし)駅に降り立った莉々(りり)は、民宿まつりかの主人、夕顔(ゆうがお)さんに声を掛けられる。
莉々はそこで一晩を過ごし、翌朝、町を出ようとするも……。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第1章 莉々(りり) *道路交通法違反*
第2章 元(はじめ) *自死を扱っています*
第3章 圭吾(けいご)*地味です*
第4章 美羽(みわ) *夏*
第5章 さようなら *祠*
※決して自死をすすめているわけではありません。ご理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。
文字数 64,441
最終更新日 2025.05.19
登録日 2025.04.25
あらすじ:
これはV業界トップ歌姫【ディーバ】を目指す男達のサクセスストーリー。
人付き合いが苦手な性格とVへの拘りから会社をクビになった男、薄井明【うすいあきら】。
見た目と声のギャップに悩むゴリラ型乙女系男子、金剛寺要【こんごうじかなめ】。
数多の出会いと絆を糧に、数々の苦難を乗り越えながら栄光のステージに登り詰める。
……もしこの作品を少しでも良いと思って頂けましたら、いいね、お気に入りをお願い致します。何か気になる点等ございましたら、感想を宜しくお願い致します。執筆のモチベーション並びに作品のクオリティ向上につながります。
文字数 242,739
最終更新日 2025.05.19
登録日 2025.02.23
先祖が作った家の人形神が改築によりうっかり放置されたままで、気付いた時には家は没落寸前。
ピンチを救うべく普通の中学2年生、依る(ヨル)が不思議な扉の中へ人形神の相方、姫様を探しに旅立つ。
自分の家を救う為に旅立った筈なのに、古の予言に巻き込まれ翻弄されていく依る。旅の相方、家猫の朝(アサ)と不思議な喋る石の付いた腕輪と共に扉を巡り旅をするうちに沢山の人と出会っていく。
知ったからには許せない、しかし価値観が違う世界で、正解などあるのだろうか。
特別な能力なんて、持ってない。持っているのは「強い想い」と「想像力」のみ。
悩みながらも「本当のこと」を探し前に進む、ヨルの恋と冒険、目醒めの成長物語。
この物語を見つけ、読んでくれる全ての人に、愛と感謝を。
ありがとう
今日も矛盾の中で生きる
全ての人々に。
光を。
石達と、自然界に 最大限の感謝を。
文字数 5,471,377
最終更新日 2025.05.19
登録日 2020.08.11
世界的企業グループの御曹司、帝野テンシンは日本の教育を変えるべく教師の道へ。配属されたのはよく言えば個性派、悪く言えばカオスな小学6年生のクラスだった…
金持ち育ちの先生と超個性派生徒たちが織り成す教育学園コメディドラマ!
文字数 30,856
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.04.23
【ライト文芸大賞】応募中です。投票頂けましたら幸いです。
調理師の卵たちの青春と苦悩の物語。
春田調理師専門学校に入学した青野正には、絶対味覚がある。同じく入学した秋田ハルは、県内でも有数の進学校の出身だった。
正はハルが気に入らず、料理の再現対決を挑み、結果ふたりは友人となった。ハルには絶対味覚はないが、料理の腕は確かだった。
そのうち、ハルの妹で拒食症のナツとも知り合い、三人は絆を深めていく。
正はただ、世界で一番おいしい料理を作りたかった。それはハルも同じだと思っていたのだが――
これは、正が世界で一番おいしい料理を見つけるまでの、辛く切ない物語。
※物語後半に、震災の描写があります。このテーマを扱うにあたり、生半可な気持ちで書いたつもりはありません。いち経験者として、己の体験を後世に伝えるべく筆を取りました。書いている本人が辛かったので、読む方も辛いかと思います。該当の話のタイトルには、(※)をつけますので、ご注意ください。
また、その他物語に出てくるテーマについても、真摯に向きあい、構想から書き出すまで十年以上の時間を費しました。少しでも心に残る物語になっていましたら幸いです。
文字数 100,115
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.04.30
これは世界の謎を解く物語。
2020年、日出国にて突如謎の球体が姿を現した。原因は全くの不明。球体は未知の物質《隕子》を放出しており、その影響で多種多様な化物《化(ローザ)》が全国各地に現れた。一方、人間は万物のイメージを能力にする《理(イデア)》を会得する。《理》を駆使して《化》を倒す者を《化掃士(かそうし)》と呼ぶ。日に日に力を増す《化》と名だたる《化掃士》が今交戦する。
そんな中、主人公《日出刻》は自分の正体を知るべく《化掃士》の道を歩むのであった。
球体の謎と少年の正体が複雑に交錯する———
文字数 50,638
最終更新日 2025.05.17
登録日 2024.06.10
【終活サポート×ヒューマンドラマ×ライトミステリ×やさしい怪奇譚】
◆主人公の三瀬 幽利《みつせ ゆうり》は、『ある日』を境に軽い霊感体質となってしまった大学四年生。秋を迎え、同期生の殆どが就活を終える中、ただ一人内定を取れず腐っていた。
◆そんな幽利が縋り付いたのは、偶然目についた『シュウカツサポート&相談窓口』の案内。相談員に就活への悩みをぶちまけようとしたのだが、訪れた先は【就活】ではなく【終活】サポートの窓口で、人生の〝終焉〟を考える生者、あるいは成仏できずにいる亡者の魂をサポートする事務所だった。
◆かくして幽利は、足を踏み入れた先で出会った少々風変わりな女所長・水先 杏奈と行動を共にし、〝終焉〟に悩める人々、そして自身の辛い過去と向き合い始める。
※not余命系。『これから人が死ぬ話』というよりは、『すでに死んでる人の未練を解消する』『生と死に向き合う人の話』がメインとなるお話です。
文字数 50,663
最終更新日 2025.05.17
登録日 2025.04.26
【閲覧注意|R15指定】
この物語には、以下の描写が含まれます。
少年少女の心理的トラウマ
児童に対する虐待的環境
臓器・人体に関する描写(特に脳や脊椎)
ディストピア的世界観における倫理破壊
人類はAI技術に依存し、あらゆるものをデータで管理する社会を築いていた。
だが、どんなに科学が進んでも──「心」だけは再現できなかった。
国家プロジェクトとして生み出された少女・MAI。
彼女を誰よりも愛し、支え続けた少年・SHIN。
運命の悪戯により、MAIは深い昏睡状態に陥る。
彼女の意識に触れるため、SHINは銀河鉄道A10号に乗り込む。
そこは記憶、感情、愛──魂の断片が散りばめられた、無限の銀河。
失われた「心」を探し求める、意識の大航海が始まった。
心は記録できるのか。
それとも、命と共に消えるものなのか。
科学と愛が交錯する未来。
たったひとつの「本物」を信じて、少年は旅を続ける──。
魂を震わす、SF叙事詩。
文字数 16,542
最終更新日 2025.05.16
登録日 2025.04.29
「この世界からも、記憶からも、消えている人がいるって言ったら、信じてくれますか……?」
おとぎ話のお姫様のような儚げな雰囲気の少女、姫花が、変人と名高い恭弥の研究室を訪れて言った。
「この世界はおかしい」
それが口癖の恭哉は、幼馴染の真人とともに、『死んだ人の記憶が消える』法則を、大学の研究室で解明しようとしていた。
この世界で死ぬと、生きている人の記憶から消えてしまい、存在していなかったことになる。
日記に身に覚えのない名前が書かれていた姫花、母親の記憶を失った莉奈、事故で庇ったはずの相手が消えた優斗、虐めてきた相手が消えた美樹。
それぞれの理由から『死』という概念に気づいた6人は、恭哉の元へと集結し、謎を解き明かす為に巨大な世界へ、命懸けで立ち向かうことになる。
運命のように惹かれ合う者、幼い頃から想いを寄せる物、恋愛に臆病になる者。
過酷な世界で、苦難を共にして絆を結んでいく少年少女は、初めての恋を知る。
「君を、忘れたくないーー」
6人の不器用で繊細な少年少女による、
甘酸っぱくも、切ないボーイミーツガール!
青春SFミステリーな恋物語です!
全82話+if
※小説家になろう、カクヨムにも掲載しています。
文字数 201,927
最終更新日 2025.05.15
登録日 2025.04.28
短編集なので、気になったお話からどうぞ読んでください。
完全短編です。続き物ではありません。
イベントでの無料配布、単発で書いたもの、企画に出したものを載せています。
文字数 7,045
最終更新日 2025.05.15
登録日 2025.05.15
第8回ライト文芸大賞現在7位! 味覚を失っていた鈴原依織は、都会を離れた田舎で〈ベーカリー&カフェ とまり木〉に立ち寄った。
たまたま食べたサンドイッチの繊細な味を感じ、お店の看板メニューであるグルメバーガーに惹かれ、夢中でかぶりつく。
味覚を取り戻した依織は、ストレスだらけの仕事を退職し、とまり木で働きたいと願い出る。
田舎暮らしでの再生と癒しと、美味しいパンの物語。
*フィクションです。 不定期更新となります。申し訳ありません。
文字数 57,887
最終更新日 2025.05.14
登録日 2025.04.28
「ふんっ! あんたみたいなザコが決勝に残るなんてね!!」
相手チームのキャプテンがこちらを睨みつける。
彼女こそ、春の大会を制した『スターライト学園』のキャプテンであるハルカだ。
「今日こそはお前を倒す。信頼できる仲間たちと共にな」
俺はそう言って、スコアボードに表示された名前を見た。
そこにはこう書かれている。
先攻・桃色青春高校
1番左・セツナ
2番二・マ キ
3番投・龍之介
4番一・ミ オ
5番三・チハル
6番右・サ ユ
7番遊・アイリ
8番捕・ユ イ
9番中・ノゾミ
俺以外は全員が女性だ。
ここ数十年で、スポーツ医学も随分と発達した。
男女の差は小さい。
何より、俺たち野球にかける想いは誰にも負けないはずだ!!
「ふーん……、面白いじゃん」
俺の言葉を聞いたハルカは不敵な笑みを浮かべる。
確かに、彼女は強い。
だが、だからといって諦めるほど、俺たちの高校野球生活は甘くはない。
「いくぞ! みんな!!」
「「「おぉ~!」」」
こうして、桃色青春高校の最後の試合が始まった。
思い返してみると、このチームに入ってからいろんなことがあった。
まず――
文字数 215,508
最終更新日 2025.05.14
登録日 2024.04.28
転職活動に苦しんでいた30歳の男性"表見アオイ"は、かつてミュージシャンとしての夢を追い続けていたが、思うように結果が出ず、現実の生活に苦しんでいた。
ある日『未経験歓迎』のVTuberスタッフの求人を見つけ、興味本位で応募する。面接を受けると、ラフな格好の面接官"西園寺タクミ"と出会う。面接のやりとりの中で、かつて友人にいたずらする為に習得した、女性の声マネを披露。
すると西園寺は驚き、彼に女性VTuber"紅音 ウララ"の声を担当させることを決めた。アオイは急遽、モーションキャプチャースーツを着て"紅音 ウララ"としてのデビューに挑むことになる。
表紙はAI画像生成で作成しました。
文字数 260,994
最終更新日 2025.05.12
登録日 2025.04.15
大人になってから初めて自転車に乗って見事に足を骨折した僕は、暇を持て余してネットで適当に検索したら出てきたボードゲームカフェという場所に興味を持つ。『暇だし、これなら足骨折してもいけるやろ』と軽い気持ちで行ってみたその場所で、平凡だった僕の人生は少しずつ変わり始める。これはウッカリ属性の僕がほのぼののんびりとその場であった年の離れた友人たちとボードゲームをするただそれだけのお話。
文字数 13,514
最終更新日 2025.05.12
登録日 2025.04.30
クリスマスデートの約束をしていた彼女が寝取られ絶望から駆け出す主人公は、年下の彼氏に振られたばかりだという女性に出会う。お互いの傷を慰めあうように食事を共にした二人。家事が苦手な女性に家事代行のアルバイトとして雇われた主人公だが……。
アラサーOLと男子高校生そして彼の家族を巻き込む愛憎の物語。
短編作品「壊想録」よりタイトル改題、加筆しております。
文字数 17,361
最終更新日 2025.05.11
登録日 2025.04.01
昭和の頃、30年数年前に起きた鹿児島は霧島の双子姉妹が絡む交通事故
事故で亡くなったのは霧島の老舗酒蔵の娘で当時9歳の木龍島美羅
そして現場に居合わせ唯一の目撃者となった妹の木龍島沙羅
美羅を殺したんな、あたいじゃ
あたいを刑務所に入れたもんせ
あたいを死刑にしたもんせ
事故後、そう驚きの発言をした木龍島沙羅
その事故を一生の贖罪として彼女は背負って生きていくことになる
そして時は流れ、令和の世
沙羅の娘、木龍島羅羅は親友洞院咲希の力を借りて母の沙羅の過去を探す旅を始める。愛する母の積年の呪縛を取り除きそのアイデンティティを取り戻す夏休み
日頃はインドア派で行動力もなく流されて生きてる様な羅羅だけど
いざとなったら後先なく突っ走って周りが見えなくなってしまう
そんな羅羅を諌めながら励ましながら時にはお尻を叩いて背中を押す咲希
そんな二人の京女の友情も絡めながら物語の核心を紐解いてゆく
文字数 25,105
最終更新日 2025.05.09
登録日 2023.06.10
「この世は『なんちゃって実力主義社会』だ」と、半ば人生を諦めている大学2年生・荻原 訓(おぎわら さとる)。
金と時間に追われ、睡眠もままらない日々を過ごす中、同じ語学クラスの新井 奏依(あらい かなえ)に声を掛けられたことで、彼の運命は更に狂い出す……。
文字数 321,817
最終更新日 2025.05.08
登録日 2024.04.07
★★★10話で完結する短編小説です。すらすらと読んでいただけると思います(^^)★★★
――その部屋には、あなたの心が落ちている。
清掃業者「クリーンアクターズ」で働くアリサは、“汚れた場所”にしか安心できない風変わりな女性。
無口で哲学的な女子高生バイト、元ヤンで人情派のパート主婦、潔癖すぎる上司――クセ者だらけの仲間とともに、彼女は今日も誰かの“片付かない人生”に足を踏み入れていく。
ゴミ屋敷、遺品整理、ミニチュア地獄、空っぽの仏壇。
そこにあるのは、ただの「汚れ」ではなく、忘れられた悲しみ、言えなかった愛、そして心の中の“片付けられないもの”。
掃除とは、明日を残す仕事。
これは、部屋と心をそっと整える、癖ありチームによるヒューマン・クリーニング・ノベル。
文字数 18,705
最終更新日 2025.05.07
登録日 2025.05.06