イケメン小説一覧
「──わかった、これまでのことは謝罪しよう。とりあえず、国に帰ってきてくれ。次の聖女は急ぎ見つけることを約束する。それまでは我慢してくれないか。でないと国が滅びる。お前もそれは嫌だろ?」
出来るだけ優しく、テンサンド王国の第一王子であるショーンがアーリンに語りかける。ひきつった笑みを浮かべながら。
だがアーリンは考える間もなく、
「──お断りします」
と、きっぱりと告げたのだった。
文字数 19,191
最終更新日 2022.05.26
登録日 2022.05.09
「——君を愛してる」
そう悲鳴にも似た心からの叫びは、婚約者である私に向けたものではない。私の従姉妹へ向けられたものだった——
幼い頃に交わした婚約だったけれど私は彼を愛してたし、彼に愛されていると思っていた。
あの日、二人の胸を引き裂くような思いを聞くまでは……
『最初から愛されていなかった』
その事実に心が悲鳴を上げ、目の前が真っ白になった。
私は愛し合っている二人を引き裂く『邪魔者』でしかないのだと、その光景を見ながらひたすら現実を受け入れるしかなかった。
『このまま婚姻を結んでも、私は一生愛されない』
『私も一度でいいから、あんな風に愛されたい』
でも貴族令嬢である立場が、父が、それを許してはくれない。
必死で気持ちに蓋をして、淡々と日々を過ごしていたある日。偶然見つけた一冊の本によって、私の運命は大きく変わっていくのだった。
私も、貴方達のように自分の幸せを求めても許されますか……?
※後半、壊れてる人が登場します。苦手な方はご注意下さい。
※このお話は私独自の設定もあります、ご了承ください。ご都合主義な場面も多々あるかと思います。
※『幸せは人それぞれ』と、いうような作品になっています。苦手な方はご注意下さい。
※こちらの作品は小説家になろう様でも掲載しています。
文字数 17,872
最終更新日 2022.05.26
登録日 2022.05.17
エドウィン王子から婚約破棄されて、修道院でいじめ抜かれて死んでしまう予知夢を見た公爵令嬢アデリアーナは、男爵令嬢のパナピーアに誘惑されてしまうはずの攻略対象者との出会いを邪魔して、予知夢を回避できるのか試そうとする。
婚約破棄への道を自分で潰すつもりなのに、現実は何だか予知夢の内容とどんどんかけ離れて、知らないうちに話が進んでいき……。
宰相インテリ子息、騎士団長の脳筋子息、実家を継ぐために養子になったわんこ系義弟、そして婚約者の王太子エドウィンが頑張る話。
*リハビリに短編を書く予定が中編くらいになってしまいましたが、すでにラストまで書き終えている完結確約作品です。全23話、よろしくお願いします。
*短い期間ですがHOTランキング1位に到達した作品です。
文字数 36,199
最終更新日 2022.05.27
登録日 2022.05.13
第三王女でありながら貧しい生活を強いられていたエリサ。
突然父王に同盟の証として獣人の国へ嫁げと命じられた。
婚姻相手の王は竜人で番しか愛せない。初対面で開口一番「愛する事はない」と断言。
しかも番が見つかるか、三年経ったら離婚だそう。
しかしエリサは、是非白い結婚&別居婚で!とむしろ大歓迎。
番至上主義の竜人の王と、平民になることを夢見る王女の、無関心から始まる物語。
ご都合主義設定でゆるゆる・展開遅いです。
獣人の設定も自己流です。予めご了承ください。
ざまぁされる話にはならない予定です。
R15は保険です。
3/4 HOTランキング(女性向け)で2位になれました。ありがとうございます。
3/5 HOTランキング(女性向け)で1位になれました。皆様のお陰です。
3/21 10万文字超え確実になったので長編に変えました。
5/20 本編完結しました。今後は番外編となります。
文字数 356,057
最終更新日 2022.05.27
登録日 2022.03.01
「メイベル、きみの所業は俺の耳に入っている。妹をいじめて喜んでいるそうじゃないか。どういうつもりだ?」
「ええ? なにそれ?」
怒りに震えるイアン王子の言葉に、思い当たるふしはない。
私が彼の妹のアンをいじめた?
とんでもない。
それどころか、事あるごとにアンから嫌がらせを受けているのは私のほうだ。
文字数 50,093
最終更新日 2022.05.25
登録日 2022.05.25
14歳で結婚したディアナ。
夫となったのは、18歳のアクスウィス公爵家の嫡男フィルベルド様。
しかし、一度お会いしただけで、彼は一緒に住めないといい、その日からお会いすることは無かった。
そして、ディアナが20歳になった時、夫であるフィルベルド様と夜会でお会いすることになった。
しかし、フィルベルド様は現れず、バルコニーでハンカチを落として拾おうとすると、知らない騎士様に自殺未遂の疑いをかけられる。
そして、夫に会えなくて離縁を決意すると、屋敷が全焼してしまった。
そんな中で私に自殺未遂の疑いをかけた男性が私を探しており……彼は「夫は俺だ!」と、とんでもない告白をして来た。
「君は最愛の妻だ!」
一体いつから!?
離縁を決意した妻と溺愛したい夫のおかしなじれじれ夫婦の話です。
★無断転載禁止!
★あらすじは時々更新します。
文字数 75,342
最終更新日 2022.05.25
登録日 2022.04.25
僕は美坂聖。22歳の大学生で絶賛就活中。
ずっと行きたいと願っていた会社の最終面接に向かう途中に運悪く事故に遭い、僕は死んだ……と思った。
ところが、目を覚ました僕がいたのは、ランジュルス王国シェーベリー公爵家の森の中。
これってもしかして異世界転移??
異世界にやって来て身寄りもない僕に公爵家の家令さんが優しく助けてくれて公爵さまの持ち物である小さな家でお店を出させてもらうことに。
慣れない僕のためにランジュルス王国騎士団の団長さんがいろいろと手助けしてくれて……。
騎士団団長と異世界転移しちゃった大学生のラブラブハッピーエンド小説です。
R18には※付けます。
文字数 85,013
最終更新日 2022.05.27
登録日 2022.05.06
秘かに想いを寄せていたジャックから結婚の報告を受け落ち込むクレア。
しかし二人にはある秘密があって……
文字数 2,677
最終更新日 2022.05.27
登録日 2022.05.26
伯爵令嬢のアンネリーゼは侯爵令息のオスカーと結婚をした。籍を入れたその夜、初夜を迎える筈だったが急激な睡魔に襲われて意識を手放してしまった。そして、朝目を覚ますと双子の妹であるアンナマリーが自分になり代わり旦那のオスカーと初夜を済ませてしまっていた。しかも両親は「見た目は同じなんだし、済ませてしまったなら仕方ないわ。アンネリーゼ、貴女は今日からアンナマリーとして過ごしなさい」と告げた。
そして妹として過ごす事になったアンネリーゼは妹の代わりに学院に通う事となり……更にそこで最悪な事態に見舞われて……?
文字数 70,408
最終更新日 2022.05.27
登録日 2021.11.21
フロリアン伯爵、つまり私の兄が赤ん坊を押し付けてきたのよ。
恋人がいたんですって。その恋人、亡くなったんですって。
で、孤児にできないけど妻が恐いから、私の私生児って事にしろですって。
「は?」
「既にバーヴァ伯爵にはお前が妊娠したと告げ、賠償金を払った」
「はっ?」
「お前の婚約は破棄されたし、お前が母親になればすべて丸く収まるんだ」
「はあっ!?」
年の離れた兄クラウディオには、私より1才下の妻リヴィエラがいるの。
親の決めた結婚を受け入れてオジサンに嫁いだ、真面目なイイコなのよ。
「お兄様? 私の未来を潰した上で、共犯になれって仰るの?」
「違う。私の妹のお前にフロリアン伯爵家を守れと命じている」
なんのメリットもないご命令だけど、そこで泣いてる赤ん坊を放っておけないじゃない。
「心配する必要はない。乳母のスージーだ」
「よろしくお願い致します、ソニア様」
ピンと来たわ。
この女が兄の浮気相手、赤ん坊の生みの親だって。
舐めた事してくれちゃって……小娘だろうと、女は怒ると恐いのよ?
文字数 13,632
最終更新日 2022.05.26
登録日 2022.05.21
「ペトラさん、ここの窓枠に埃が溜まっていますよ?」
「申し訳ありません、お義母さま。すぐに掃除いたしますので」
私が慌てて雑巾で拭き始めると、義母は鼻で笑って「使用人にやらせなさい」と吐き捨てた。
最初から使用人を呼んでいたら「自分でやれ」と言われたに違いない。
この女は、そうやって私をいつもいじめているのだ。
「申し訳ありません、お義母さま。使用人を呼んでまいります」
「その呼び方、どうにかなりませんこと? 我が息子は、まだあなたと結婚していませんから。ただの婚約です」
「はい、申し訳ありません。では、どうお呼びすれば?」
「自分で考えなさい」
義母ですらないこのクソ女は、そう言い捨てると勝ち誇ったように部屋を出て行った。
文字数 62,228
最終更新日 2022.05.23
登録日 2022.05.23
伯爵令嬢ロザリア・スレイドは天才魔道具開発者として、王太子であるウィルバートの婚約者に抜擢された。
しかし初対面から「地味で華がない」と冷たくあしらわれ、男爵令嬢のボニータを恋人として扱うようになってしまう。
それでも婚約は解消されることはなく結婚したが、式の当日にボニータを愛妾として召し上げて初夜なのに放置された名ばかりの王太子妃となった。
結婚して六年目の嬉しくもない記念日。
愛妾が懐妊したから離縁だと言われ、王城からも追い出されてしまう。
ショックは受けたが新天地で一人生きていくことにしたロザリア。
そんなロザリアについてきたのは、ずっとそばで支え続けてくれた専属執事のアレスだ。
アレスから熱烈な愛の告白を受けるもついていけないロザリアは、結婚してもいいと思ったらキスで返事すると約束させられてしまう。
しかも、このアレスは実は竜人国の王子だった。
そこから始まるアレスの溺愛に、ロザリアは翻弄されまくるのだった。
深く深く愛される事を知って、艶やかに咲き誇る——誠実で真面目すぎる女性の物語。
※5月21日(土)に同じ世界観の短編を投稿します。
『化け物王女なので「貴方を愛することはありません」と言っているのに、竜人国の王太子から番認定されて溺愛されています』
全7話で完結まで投稿します。
※全71話、完結まで執筆済みです。溺愛甘々は18話からです。それまでは少しストレス展開が続きます。
※妊娠やほんのりピンクな空気が漂うのでR15をつけています。
※カクヨムと小説家になろうにも投稿しています。
※5月15日HOTランキング1位になりました! 皆さま応援いただき本当にありがとうございます(っω<。 )
文字数 113,985
最終更新日 2022.05.21
登録日 2022.05.13
「ロベール落ち着いて、勘違いよ。こんな大勢のまえで婚約破棄なんて言って、恥をかくのはあなただから」
ロベール王子の誕生日パーティで、わたしはいきなり浮気を糾弾された。
なんでも幼なじみと裏で付き合っているということらしい。
いったいどこから湧いて出た疑惑なのかわからないが、その幼なじみ本人とはこのパーティで4年ぶりに再会したほど疎遠で、浮気なんてとんでもない。
勘違いの言いがかりもいいところだ。
腹が立つというよりも、そんなことを吹き込まれて恥をかいているロベールが可哀想でならない。
わたしを信じてくれなかったのは残念だが、こうやってみんなの前で婚約破棄を言い渡すということは、裏切られたという傷ついた気持ちがあるからにちがいないのだ。
文字数 48,681
最終更新日 2022.05.24
登録日 2022.05.24
ゴブリン病という難病によって醜い顔になってしまった私は、婚約者のトライブ様に婚約を破棄されました。
仕方ありません。こんな醜い女に価値などないのですから……
文字数 12,536
最終更新日 2022.05.24
登録日 2022.05.15
実家が神社である男子高校生、蘆屋美影(あしやみかげ)。
両親が事故で亡くなり、叔父夫婦に引き取られて不遇な生活を送っていた。
ある日、叔父に襲われそうになって神社の宝物庫に逃げ込んだ美影は、疲れてそのまま眠ってしまう。目を覚ますと知らない場所にいて、精霊王と名乗る男が話しかけてきた。
神社に封印されていた邪神が、俺のせいで異世界に逃げ込んだ。
邪神を封印できるのは神社の正当な血を引いた自分だけ。
異世界にトリップした男子高校生が、騎士団長と一緒に邪神を封印する旅に出る話です。
騎士団長(執着)×異世界トリップした男子高校生(健気受け)
シリアスな展開が多めです。
R18ぽい話には※マークをつけております。
文字数 69,085
最終更新日 2022.05.27
登録日 2022.05.08
「幼い頃から大抵のものは貰えたし、持っていました、あの人の心以外は──」
淡々と己の初恋を語ったのはランドール王国の『慈悲も容赦も無い無敵のヴィンセント ブランデンブルグ宰相』。容姿端麗、頭脳明晰、国王が最も信頼を寄せると言われるその人は、片田舎の男爵令嬢のシェリルにどうこう出来る相手じゃない。そろそろ本気で結婚相手を見つけなきゃ、と内心勢い勇んで行ったお城での舞踏会なのに、宰相様に助けられてサファイアのチョーカーまで借りてしまい、しっかり恋に落ちてしまいました。そしてこの無謀な恋を応援してくれたのはまさかの国王陛下でした。*5月24日午前9時40分頃、最終ページのラストを少し付け加えました。(「美しくも絶倫な王様は砂漠の舞姫を一夜目から籠絡して溺愛しました」に出てきた宰相ヴィンセントのお話です。どちらも独立した物としてお読み頂けます。)
文字数 41,886
最終更新日 2022.05.22
登録日 2022.05.11
「マリアンヌ、別れてくれないか? 他の女性から好かれてしまって」
婚約者のマーティンからそう言われたとき、わたしは信じられない思いだった。
婚約破棄を切り出されたことにではない。
マーティンが他の女性に好かれているという話が、本当に信じられなかったのだ。
「それ本当? 本当にあなたのことが好きだって言ったの?」
「うん、間違いないんだ。ぼくはただ優しくしてあげただけなんだけど、一方的に好かれてしまって」
文字数 58,857
最終更新日 2022.05.25
登録日 2022.05.25
私の婚約も勉強も、常に邪魔をしてくるおバカさんたちにはもうウンザリですの!
私は私で好き勝手やらせてもらうので、そちらもどうぞ自滅してくださいませ。
文字数 366,797
最終更新日 2022.05.26
登録日 2021.08.16
「この女は、王子に毒を盛ろうとしていました。わたくしが見ていたので間違いありません」
「濡れ衣です、お義母さま! 私が王子に飲ませようとしたのは、ただの栄養剤です」
私は窮地に追い込まれていた。
婚約しているジェイ王子の食事に、毎朝、栄養補助の薬剤を混ぜているのを知られてしまった。
ジェイ王子は野菜が嫌いで栄養が偏っているので、調合師として働いていた経験をもつ私が、特製の薬剤を調合して飲ませていたのだが……たしかに他人から見れば毒を盛っていると思われてもしかたがない状況だ。
それも、見つかったのがジェイの母親だというのが悪かった。
彼女は私のことを毛嫌いしていて、何かと文句をつけてくる。
隙あらば婚約破棄させようとしていた彼女に、格好の糾弾材料を与えてしまったことになる。
文字数 53,126
最終更新日 2022.05.24
登録日 2022.05.24
わたしとジョージは婚約していたが、先月、婚約破棄をした。
浮気などの決定的な理由があったわけではない。
ただ、ジョージが「きみは婚約者にふさわしくない」と言い出し、わたしに対して一方的に婚約破棄を言い渡してきたのだ。
わたしだって好きになってジョージと婚約したのだから、できるだけ彼の言う「ふさわしい」女になろうとした。
だが、ジョージが何を求めているのかさっぱり理解できず、なかばあきらめる形で婚約破棄を受け入れることとなった。
そんなジョージとわたしだが、婚約破棄後もちょくちょく顔を合わせる機会がある。
近所に住んでいるのだから当然だ。
「やあ、セリンダ。今日もきれいだね」
「ありがとうジョージ。あなたもすてきよ」
どういうつもりかわからないが、今でもジョージはわたしに親しげに挨拶をする。
にこにこと笑って、まるで婚約していた当時のような空気感だ。
文字数 51,620
最終更新日 2022.05.26
登録日 2022.05.26
セリーヌ・エレガント公爵令嬢とフレッド・ユーステルム王太子殿下は婚約成立を祝した。
その数週間後、ヴァレンティノ王立学園50周年の創立記念パーティー会場で、信じられない事態が起こった。
フレッド殿下がセリーヌ令嬢に婚約破棄を宣言したのです。様々な分野で活躍する著名な招待客たちは、激しい動揺と衝撃を受けてざわつき始めて、人々の目が一斉に注がれる。
フレッドの横にはステファニー男爵令嬢がいた。二人は恋人のような雰囲気を醸し出す。ステファニーは少し前に正式に聖女に選ばれた女性であった。
ステファニーの策略でセリーヌは罪を被せられてしまう。信じていた幼馴染のアランからも冷たい視線を向けられるのです。
セリーヌはいわれのない無実の罪で国を追放された。悔しくてたまりませんでした。だが彼女には秘められた能力があって、それは聖女の力をはるかに上回るものであった。
彼女はヴァレンティノ王国にとって絶対的に必要で貴重な女性でした。セリーヌがいなくなるとステファニーは聖女の力を失って、国は急速に衰退へと向かう事となる……。
文字数 56,017
最終更新日 2022.05.27
登録日 2021.12.08
美人な姉と可愛い妹を持つエルザ
人付き合いが苦手で本を読む事と寝ることが大好き、
寝るところを探しながら散歩していると、思いがけないものを見つけてしまう
文字数 65,073
最終更新日 2022.05.26
登録日 2021.08.09
クロエ・エルフェシウス公爵令嬢とガブリエル・フォートグランデ王太子殿下は婚約が内定する。まだ公の場で発表してないだけで、王家と公爵家の間で約束を取り交わしていた。
だが帝立魔法学園の創立記念パーティーで婚約破棄を宣言されてしまった。ガブリエルは魔法の才能がある幼馴染のアンジェリカ男爵令嬢を溺愛して結婚を決めたのです。
その理由は、ディオール帝国は魔法至上主義で魔法帝国と称される。クロエは魔法が一番大切な国で一人だけ魔法が全然使えない女性だった。
クロエは魔法が使えないことに、特に気にしていませんでしたが、日常的に家族から無能と言われて、赤の他人までに冷たい目で見られてしまう。
ところがクロエは魔法帝国に、なくてはならない女性でした。絶対に必要な隠された能力を持っていた。彼女の真の姿が明らかになると、誰もが彼女に泣いて謝罪を繰り返し助けてと悲鳴を上げ続けた。
文字数 57,615
最終更新日 2022.05.27
登録日 2021.11.22
ソフィア伯爵令嬢は公爵位を継いだ恋人で幼馴染のジャックと結婚して公爵夫人になった。何一つ不自由のない環境で誰もが羨むような生活をして、二人の子供に恵まれて幸福の絶頂期でもあった。
「長男は僕に似てるけど、次男の顔は全く似てないから病院で検査したい」
ある日ジャックからそう言われてソフィアは、時間が止まったような気持ちで精神的な打撃を受けた。すぐに返す言葉が出てこなかった。この出来事がきっかけで仲睦まじい夫婦にひびが入り崩れ出していく。
文字数 56,308
最終更新日 2022.05.27
登録日 2022.03.15
辺境伯令嬢のアリーナ・スティーブモーリスはレオナルド・アントゥロアール王太子殿下と婚約していた。
今日はレオナルド殿下の誕生日パーティーが開かれて、その最高潮に達したときにアリーナとレオナルドの婚約発表が行われる予定でした。
アリーナは期待に胸を膨らませてその時を待っていました。ところが信じられないことが起こってしまう。
レオナルドは婚約破棄を宣言して、新しい婚約者だと幼馴染で伯爵令嬢のカトリーヌとの結婚を発表してしまった。
最初は悔しい気持ちになりましたが、落ち着いて考えると大変な災難がもたらされて、体を壊し地獄の苦しみを味わうのはレオナルドのほうだと、はっきり断言する。
レオナルドは強がりを言うなと見下しますが、アリーナは誰にも真似のできない世界でも希少価値の高い能力を持っていて貴重な存在だったのです。
文字数 76,869
最終更新日 2022.05.27
登録日 2021.11.11
中学を卒業した日、花村 柊は母親に捨てられた。
生きるために一生懸命働いていたが、ある時事件が起きて仕事をクビになってしまう。
疲れ果てた柊が公園のベンチでうたた寝をしているうちに知らない世界へ迷い込んでしまった。
そこで出会ったのはイケメンの公爵さま。
事情を話すと彼の秘書として雇ってもらうことに…。
しかし、公爵さまには別の思惑があって…。
紆余曲折を経て恋人になった柊と公爵フレッドはあるものを探しに王都へ。
ところが王城でとんでもないことに巻き込まれて……。
R18には※付けます。
第一章 出逢い〜両想い編 完結
第二章 恋人編 完結
第三章 王都への旅〜王城編 完結
第四章 王城 過去編 ←今ここです。
別視点で交互に話が進みます。
文字数 1,205,583
最終更新日 2022.05.26
登録日 2022.03.27
私の名前はサラ・ウィルキンソン。伯爵令嬢だ。
私には両親と二人の兄がいる。
家族四人の仲はとても良かった。
しかし四人とも、私のことを嫌っていた。
ある日のこと。
私はいつも通り部屋で用事をこなしていた。
すると突然、部屋の扉が開かれた。
そして家族四人がゾロゾロと部屋へ入ってくる。
「サラ、無能なお前を家から追放する」
「……は?」
私は何を言われたのか分からなかった。
何故私が追放されなければならないのだろう。
「お前のような穀潰しは家に置くだけでも気分が悪くなるからな。害虫駆除だ、さっさと出ていけ」
「……本当にいいんですね?」
私はため息を吐きながら確認した。
「もちろん。お前なんかいても邪魔なだけだからな」
ジェームズがその太った腹をさすりながら答える。
私はそこで、完全にこの家族を見捨てることにした。
「そうですか。それでは私は失礼します」
私は椅子から立ち上がり、颯爽と部屋から出ていった。
四人はあっさりとしたその様子に唖然としていた。
もしかして私が醜く「追い出さないで!」と懇願すると思ったのだろうか。
まさか。
そんなことをする訳がない。
なぜなら。
私はこの家の財産。
当主の座。
土地。
商会。
その全てを所有しているからだ。
「私を追い出すなら、覚悟しておいてくださいね?」
文字数 2,810
最終更新日 2022.05.20
登録日 2022.05.19
義妹が押し付けてきた婚約者の正体が大貴族であると判明した途端、私から彼を奪われたと言って泣き始めました…
文字数 1,037
最終更新日 2022.05.26
登録日 2022.05.26
私、城野ありすは気が付いた時にはアリス・キュレルという子爵令嬢に転生していた。血の繋がらない弟の哲平も公爵家の次男に転生していたから、彼の力を借りつつ、彼女をいじめていた主犯格に復讐を終えたので、理不尽な理由で婚約破棄してきた元婚約者への復讐を、と思っていたら、なんの用意もしていない時に出会ってしまう。しかも「僕のために綺麗になったの?」なんて意味のわからない事を言われるはめに。んな訳ないでしょ。復縁なんて絶対にお断りだし、あんたは復讐対象者です。それだけでも忙しいのに、色んな奴がからんできて、さあ、どれから片付けますかね。
※拙作の「気弱な令嬢ではありませんので、やられた分はやり返します」の続編になるため、1話目は前作の続きからになります。
※設定はゆるめです。さらっと読んでやっていただけるとありがたいです。
本編30話と閑話1話で完結です。
他サイト様でも投稿しています。
文字数 85,830
最終更新日 2022.05.24
登録日 2022.05.08
「アリソン、きみの妹のことなのだけれど……。あれはいったい何なのだ?」
「ああ! 何か言われた? ごめんなさい」
婚約者のライアン王子が困惑しながら私に相談しにきた。
危惧していたことがついに起こってしまった。
「何か言われたどころじゃないよ。自分はアリソンの妹だからと言って、欲しいものをいくつも挙げてくるんだ。べつにぼくには痛くもかゆくもない額ではあるけれど、おかしいだろう?」
文字数 49,260
最終更新日 2022.05.26
登録日 2022.05.26
「セリーナ・マクギリウス。貴女の魔法省への入省を許可します」
婚約破棄され修道院に入れられかけたあたしがなんとか採用されたのは国家の魔法を一手に司る魔法省。
そこであたしの前に現れたのは冷徹公爵と噂のオルファリド・グラキエスト様でした。
「君はバカか?」
あたしの話を聞いてくれた彼は開口一番そうのたまって。
ってちょっと待って。
いくらなんでもそれは言い過ぎじゃないですか!!?
⭐︎⭐︎⭐︎
「セリーナ嬢、君のこれまでの悪行、これ以上は見過ごすことはできない!」
貴族院の卒業記念パーティの会場で、茶番は起きました。
あたしの婚約者であったコーネリアス殿下。会場の真ん中をスタスタと進みあたしの前に立つと、彼はそう言い放ったのです。
「レミリア・マーベル男爵令嬢に対する数々の陰湿ないじめ。とても君は国母となるに相応しいとは思えない!」
「私、コーネリアス・ライネックの名においてここに宣言する! セリーナ・マクギリウス侯爵令嬢との婚約を破棄することを!!」
と、声を張り上げたのです。
「殿下! 待ってください! わたくしには何がなんだか。身に覚えがありません!」
周囲を見渡してみると、今まで仲良くしてくれていたはずのお友達たちも、良くしてくれていたコーネリアス殿下のお付きの人たちも、仲が良かった従兄弟のマクリアンまでもが殿下の横に立ち、あたしに非難めいた視線を送ってきているのに気がついて。
「言い逃れなど見苦しい! 証拠があるのだ。そして、ここにいる皆がそう証言をしているのだぞ!」
え?
どういうこと?
二人っきりの時に嫌味を言っただの、お茶会の場で彼女のドレスに飲み物をわざとかけただの。
彼女の私物を隠しただの、人を使って階段の踊り場から彼女を突き落とそうとしただの。
とそんな濡れ衣を着せられたあたし。
漂う黒い陰湿な気配。
そんな黒いもやが見え。
ふんわり歩いてきて殿下の横に縋り付くようにくっついて、そしてこちらを見て笑うレミリア。
「私は真実の愛を見つけた。これからはこのレミリア嬢と添い遂げてゆこうと思う」
あたしのことなんかもう忘れたかのようにレミリアに微笑むコーネリアス殿下。
背中にじっとりとつめたいものが走り、尋常でない様子に気分が悪くなったあたし。
ほんと、この先どうなっちゃうの?
文字数 6,798
最終更新日 2022.05.26
登録日 2022.05.26
冷たい眼差しと高飛車毒舌で知られ“氷結の毒華”と陰口を叩かれる侯爵令嬢リラ=エヴァンスは、未婚、金持ち、名家の娘と三拍子揃うも周りに対する態度と毒舌により、求婚する相手も現れず、売れ残りの独身者として過ごす覚悟をしていたのだが、ある夜会で難攻不落と噂される王弟公爵が何故かリラをダンスに誘い……?
本心と出てくる言葉が逆であればモテたであろう毒舌令嬢(裏表のギャップあり)と、他人に興味を持てなかった超絶美貌な王弟公爵の攻防戦。
※不定期更新です。
※一話が1000字前後にしてます。
※エドワルド(王弟公爵)が暴走してきた為、R18に引き上げて、短編から長編に切り替えます~(〃ω〃)♪
性描写もあるので苦手な方はご注意をΣ( ̄ロ ̄lll)!!ただし、本番はまだまだ先になる予定です♪
感想コメントに、ちょっとした裏話等含む返答を面白おかしく?真面目に楽しく書いていますので、そちらも楽しめると思います(笑)
どうぞ覗いて見て下さいな(〃ω〃)✨
※皆様のお陰で8/8にホットで8位、恋愛で9位になりました~( 〃▽〃)有難うございますO(≧∇≦)O
※現在9/26で恋愛7位にランクイン~( 〃▽〃)皆様有難う御座います~ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ
※本編は2/26で完結しました。次は後日談に入ります~(≧▽≦)♪
※恋愛小説大賞で5位を獲得致しました~Σ(・ω・ノ)ノ!皆様のお陰です~(〃▽〃)✨沢山の投票有難う御座いました~(((o(≧▽≦)o)))🎵
文字数 882,480
最終更新日 2022.05.26
登録日 2018.08.06
『無能はいらない』
魔力を持っていないという理由で婚約破棄されて従姉妹に婚約者を取られたアイーシャは、実は特別な力を持っていた!?
大好きな刺繍でわたしを愛してくれる国と国民を守ります。
無能はいらないのでしょう?わたしを捨てた貴方達を救う義理はわたしにはございません!!
*******************
毎朝7時更新です。
文字数 51,673
最終更新日 2022.05.27
登録日 2022.03.27
恋人のマークに振られ、アレンと婚約を結ぶことになったカレン。
しかしアレンはある秘密を抱えていて……
文字数 7,417
最終更新日 2022.05.25
登録日 2022.05.23
いずれ最強の錬金術師?
レンタル有り テンプレのごとく勇者召喚に巻き込まれたアラフォーサラリーマン入間 巧。何の因果か、女神様に勇者とは別口で異世界へと送られる事になる。
女神様の過保護なサポートで若返り、外見も日本人とはかけ離れたイケメンとなって異世界へと降り立つ。
けれど男の希望は生産職を営みながらのスローライフ。それを許さない女神特性の身体と能力。
はたして巧は異世界で平穏な生活を送れるのか。
**************
本編終了しました。
只今、暇つぶしに蛇足をツラツラ書き殴っています。
お暇でしたらどうぞ。
書籍版一巻〜七巻発売中です。
コミック版一巻〜二巻発売中です。
よろしくお願いします。
**************
文字数 1,873,336
最終更新日 2022.05.25
登録日 2017.08.06