明治/大正小説一覧
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ある男性に送られた老女からの手紙に記されていたのは幕末から平成にかけての二つの家族の物語。
西南の役後、故郷を離れた村川新右衛門、その息子盛之、そして盛之の命の恩人貞吉、その子孫達の運命は…。
なお、本作品に登場する人物はすべて架空の人物です。
歴史上の戦災や震災関連の描写がありますのでご容赦ください。
「小説家になろう」に掲載しているものの増補改訂版です。
文字数 48,201
最終更新日 2018.05.19
登録日 2018.04.30
時は明治。家族を亡くして独りたくましく生きる少年・稀一郎は、さる陸軍将校の屋敷で奉公することになる。そこで出会った儚げな美少年・朔之介。ツンツンしていて嫌なやつ、と思いきや次第に惹かれていき、秘めた逢瀬を重ねるが……!?朔之介の痛ましい半生が明らかになる時、物語は急加速する。
無邪気だけど短気な攻め×心持ちだけは処女な受け。孤独と孤独が出会い、過去に足を引っ張られながらも、幸せをつかもうとするお話です。差別的、反社会的、未成年に対する虐待描写があります。
ムーンライトノベルズ https://novel18.syosetu.com/n9639gb/
エブリスタとfujossyでも公開中です。
文字数 98,610
最終更新日 2020.06.20
登録日 2020.04.02
ときは明治、キリシタン放還令が出されて早二十年。
キリスト教の祝い事でもあるクリスマスも解禁され、いまでは外国人居留地を中心に聖なる夜のお祭りが開催されている。
名ばかりの華族令嬢で、持参金目当てに政略結婚の駒にされた虚弱体質の緋鞠(ひまり)。
年の離れた相手には憎まれ口をたたかれてばかり。
しょせん、親が決めた政略結婚。
諦めにも似た境地で、彼女は結婚前のクリスマスを迎えようとしていた。
折しもその日は結婚前のお披露目会。
そんな憂鬱な十二月二十四日を前に、緋鞠は侍医から結婚祝いとしてくるみ割り人形をもらう。
悪いねずみの王様をやっつけてくれるというくるみ割り人形がクリスマスに見せてくれた奇跡、それは?
* * *
明治時代のクリスマス、チャイコフスキーのバレエ組曲「くるみ割り人形」をモチーフにしたラブストーリー。もともと全年齢向け作品に書いていた短編作品でしたが、ムーンライトノベルズに掲載した際にR18へリライトしたものをアルファでも公開します(全年齢向けはメクる・ベリーズカフェにて公開中です)。
文字数 14,430
最終更新日 2019.11.08
登録日 2019.11.01
下働きとして雇われた千代は、座敷牢の主である朝霧の世話を任される。
お互いを気遣い合う穏やかな日々。
それはずっと続くと思っていたのに……。
※五話完結。
※2015年8月に発行した同人誌に収録した短編を加筆修正のうえ投稿しました。
※小説家になろうさんにも投稿しています。
文字数 12,332
最終更新日 2018.08.26
登録日 2018.08.23
___とある時代の人間界、人々は光と影の間を渡り歩いていた。
都会からは程よく離れた村の神社で神主の子として暮らしていた少年、神楽。その妹である笑美とともに仲睦まじく平和に過ごしていた。
日常は、いとも容易く壊れてしまうものなのだと、二人は気付いていなかったのである。
神楽と笑美は、祠に封じられていた神さま、もとい妖狐に騙され、彼女を解き放ってしまった。
妖狐は村を焼き討ちにし、笑美を連れ去っていった。その出来事により両親は命を落とし、神楽は天涯孤独の身となってしまう。
「父と母が残してくれたものを守りたい」
その思いで焼け残った蔵で暮らし、そこにあった書物を読み耽るうちに、神楽は自分が妖払いを生業としていた一族の血を継いでいるということに気がつく。それは両親だけでなく、拐われた妹、笑美にも当てはまることだった。
まもなく、村の土地を売り払うため、亡くなった村長、明石の息子が蔵に乗り込んできた。慌てて逃げまとう中、ひょんなことから祠にあったいかにも怪しい隠し扉を開いてしまう。
その扉の向こうは、今昔大小様々な妖たちが集う『妖界』と呼ばれる世界だった。
そこで、父に世話になったという妖の情報屋、一反と出会う。妖狐の話を聞き、神楽は再び笑美を取り戻す決意を固める。
その一方で、妖界での生計を立てるために、一反の紹介で癒し処『双葉』という店で働くことになった。妖狐の一件で妖たちに嫌悪を抱きつつある神楽だったが、先輩妖の因幡や伯耆を始めとする癒し処の者たちは皆個性が強く、そんなことを考える暇もない。すれ違いや喧嘩をするうちに、神楽は癒し処の皆を慕うようになっていく。
___そんな平和な時間の奥で、影は光を喰らうべく動き始めていた。
文字数 3,038
最終更新日 2021.01.11
登録日 2021.01.11
短編小説です。ソーシャルゲームの現状について、面白可笑しく描いて見ました。暖かい目で読んで頂けると幸いです。一話おおよそ1000文字で構成しています。手軽に読めると思います。
明治時代、夏。「私」は自分の通勤路に美術館が建っている事に気付く。一際変わった彫刻館に、「私」は心惹かれて行くが果たして…?
文字数 6,429
最終更新日 2018.12.02
登録日 2018.12.02
日本×台湾軽小説。
纏足(てんそく)の箱入りJSとサイボーグ少年兵の恋愛・冒険・活劇。
ときは明治三十八年、日本が領有する架空の島、美麗島(モデルは台湾)が舞台。
三歳から纏足され、満足に歩くこともできなかった少女が、ある日突然「櫻霞(インシア)」というアクロバット&拳法の達人に変身してしまう。
変身した原因は、過去の人間の姿形を保存し、再現する謎の鉱石「丸薬(ワンヤオ)」を飲み込まされたことだった。
少女は『丸薬』をつけ狙う帝国海軍の蒸気機動兵(じょうききどうへい)の少年と出会い、戦い、恋をする。
やがて二人は、『丸薬』の強奪と美麗島の奪取を企む第三国の組織との戦いに巻き込まれ、日本と美麗島を守るための冒険に身を投じることになる。
・「なろう」「マグネット!」でも掲載しています。
文字数 74,680
最終更新日 2018.12.02
登録日 2018.11.19
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