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奉公先の家宝の器を盗んだ濡れ衣を着せられた弟を助ける為、雨音(あまね)は代わりになる器を求めて神々が住まう山へと向かった。だが悪天候に見舞われ、精も根も尽き果てた後に辿り着いたのは、誰もいない小さな山小屋だった。気を失うように眠りに着き、やがて目が覚めると食事が用意されており、部屋の様子も辺りの景色も変貌を遂げていた。目の前には人間の域を超えた気を纏った、美しい男が雨音を見つめていて……山に住む神様と、彼が愛でる貧しくとも健気で真面目な奉公人の和風ファンタジーです。※江戸時代頃の日本をベースにした和風ファンタジーなので国や人物その他出てくる様々な物には架空の物や事柄、創作物が混ざっている事をご了承ください。※2021/2/4本編完結しました。
登録日 2019.01.09
18歳、高校卒業したての俺、飯村彦助(いいむらひこすけ)は、春からのキャンパスライフを楽しみにしていた。ある日、神社で素敵なキャンパスライフをお願いしたところ、急に目の前が暗くなり、気付いたときには戦国時代、尾張(おわり)の国に飛ばされていた。運よく、俺は、ひでよしと名乗る男に出会い、信長に見初められ、織田家で一兵卒として働くこととなった。俺はこの過酷な時代を生き残ることができるのか。
頼りになる仲間、田中、弥助、ひでよしと共に今日も元気に戦国時代を駆け巡る。
本編=馬鹿と殿さまの狂詩曲(ラプソディ)=の舞台を補完する物語であり、一兵卒から始まる、飯村彦助(いいむらひこすけ)の立身出世の物語である。予定であったのだが、未だに出世の機会すら巡ってこないのであった。
登録日 2017.02.08
舞台は聞けば、だれもが心ときめく日本、戦国乱世の時代。
尾張を統一した信長は、今川義元に難癖をつけられ、3万の兵で攻められ、命からがら打ち破り、下級兵士たちの反乱を抑えるために合婚(ごうこん)を行う。
そんなふざけたことをした次は、意外と真面目に領国経営をしたり、のちの徳川家康をいびりたおしつつ同盟を結んだり。
7年かけて美濃を手に入れれば、ノリで岐阜と改名したり、天下布武の印鑑を作ったりなど、やりたい放題である。
そんなことをしていると、足利義昭が泣きついてきて、上洛の大義をゲットし、京に上ったのだが、京の薄味にこりごりとなり、白味噌と赤味噌を混ぜ合わせて、京の味の変革に精を出す。
そして、足利義昭をなんとか将軍につけたはいいが、彼は傀儡になるのを嫌がる始末で手に負えないので、相撲大会で義昭をふるぼっこにしたりもする。
そんな信長を家臣や民は愛してやまないのである。
この物語の主人公である信長やその家臣たちは、戦乱で荒み切ったひのもとの国を変えようと、今日も四苦八苦していくのであった。
筆者独自の解釈による武将たちのかけあい。そして、飛び交う策謀とそれに関わる人間たち。
泣き、笑い、怒り、そのたびに成長していく武将、下級兵士、果ては農家生まれの娘たち。彼らはこの戦国時代に何を見、何を感じ、何を成し遂げていくのか。
ひのもとの国を代表する大馬鹿者、織田信長を中心として巻き起こる長編歴史IF戦記、ここに開幕。
登録日 2017.01.22
死にたがりの遊郭の下女 陽宮小春は、街が空爆されたある日、皇国軍の挺身隊に拾われる。
そこで小春は、暴走し仲間をも斬る冷血非道の劉ノ助隊長と出会う。彼の凄腕の剣術を見込んで、小春は殺害を乞うのだった。
だが彼はなぜか小春を見ると正気に戻る。挺身隊から劉ノ助隊長の暴走抑制を頼まれた小春は、彼の召使いをしつつ自分を殺してもらうためあの手この手を使い、隊長に殺害を頼むが⋯⋯。
無双の凶暴隊長と死にたがりやの少女が友情を紡ぎ、成長していく戦場生活物語。
昭和初期時代に似た異世界が舞台の連作長編(オムニバス)です。ノベプラにも投稿中。
登録日 2020.06.06
物心が付いた時から数日おきに、大正時代と現代とを行き来する体質の私。
ゴーーーーーン
除夜の鐘が鳴る。
これはもう確定ね。
今日は大正16年元日と云う事は、こちらの大正の世界は、
向こうの現代の世界とは歴史的に繋がっていないと云う事。
つまり、異世界と云う事ね。
大正時代の世界では、伯爵家の令嬢でしかも魔導士。
憲兵司令官の叔父様の要請で、やむなく違法な魔法を取り締まる魔技取締分隊の相談役をすることに。
お爺様から教わった魔道の極意と、私の編み出した猫魔法で帝都の平和を守って見せますわ。
現代の世界の私は、普通のサラリーマン家庭で暮らす普通の女子中学生。
大正時代の世界でバイオレンスした分、自堕落に過ごそうと思ってたのに……何この洒落怖展開は!
登録日 2020.02.25
生き残るために、人外の王の妻になった主人公。けれど、そのことで、すべてを諦め、諾々と状況を受け入れて生きてきた主人公が、生きる意味を見つけて彼女なりの戦いをはじめる、そんなお話。
登録日 2019.06.23
求婚から始まる恋愛もの。ただし相手は人間ではありません!
影無しの少女は忌み嫌われ名さえ与えられず命令のままに妖を狩り続けていた。
ある夜、妖狐の朧と出会い死を覚悟すれば求婚された挙句、椿と勝手に名付けられ戻る場所を失ってしまう。朧の命を狙いながらも殺せなければ妻になることを約束し、仕方なく妖屋敷で暮らすことに。妖と接するうち、椿は妖と人の狭間で揺れ始める。
登録日 2014.10.30
ある森の奥深くには、桜の老木が生えている。
今年も美しい花を咲かせ、見る者を魅了する桜のもとに、アヤはひとりで暮らしている。そんなアヤのもとへと、徳利を手にしたひとりの鬼の少女――ハクが訪れる。
彼女は遠い日に交わした約束を果たすため、春夜の桜の下で一夜限りの宴をはじめる。
注意!
若干の『百合』要素あり。
登録日 2020.11.26
その宮には、未来を占う幼い巫女がいた。黒く長い髪に同じく黒い大きな瞳。白い肌の中に赤い唇だけがぽつんと浮いているその少女は、触れるだけで人の心や未来を読む。
鳥かごに囚われる小鳥のような彼女の前に舞い降りたのは、異国の鬼。
孤独だった万葉とユート。二人が出会った時、物語が始まる。
※中編くらいのさくっと読めるお話です。
登録日 2020.10.18
其の乱の始まりは妖峰の大噴火
戦国の世から100年――宝永大噴火を幕開きとして、日ノ本は再び動乱の時代を迎える。
噴煙とともに現れたのは夥しい数の妖怪だった。国中の猛者を集めた殲鬼隊がこれを殲滅したかに思えたが、妖怪が残した邪気はその後も日ノ本を漂い、人々の心を侵蝕していった。この混乱に乗じ、朝廷は西洋の強国を後ろ盾に倒幕の兵を挙げた。
邪気に侵された者を保護する組織“鴉天狗”のもとで育った影狼はある日、半妖の武蔵坊、義兄の幸成とともに破邪の誓いを立てた。しかし朝幕の争いが激化する中、鴉天狗は妖の軍事利用を進める妖派と対立。幕府からも軽視されるようになる。そして遂には――
歴史ロマンと異能バトルが融合した新感覚和風ダークファンタジー!
登録日 2020.10.05
肉体も、知能も、容姿が全てを決める。
美しい者を美貴(びき)、醜い者を醜下(しゅうげ)と呼び、抗う者を化者(けもの)と言う。
私は絶望的な戦を運命づけられた化者として、それでも屹立して剣を握る。
一所に懸命の闘争は、例えどのような結末となろうと、何より美しく、貴く。
あるいはその生き様には、何よりも幸なる鐘が鳴るのかもしれない。
登録日 2020.09.24
空手家(ヘテロ・天然・実直温厚攻め)
×
書道家(真性ゲイ・ツンデレ・狡猾誘い受け)
「おまえ、阿豆那比之罪って知ってるか」
「聞いたことないけど。古典っぽいな」
「日本書紀だよ」
「どういう意味」
16歳で出会ったふたりの、60年以上におよぶ情愛と盲目と葛藤の日々。基本シリアス、稀にほのぼの。濡れ場や隠語の古めかしさは仕様です。激痛と激甘の振り幅大きめですが、最終的には【着衣状態で普通の会話してるのに、全裸で営んでるふうにしか見えない】レベルにまで、ふたりにエロスを染み込ませたい。
話の並びが年齢順でないのには意味があります。前半で散りばめた事柄が読み進めていくうちに回収されていき、最終話の仕掛けに繋がります。時系列にそって読んでも問題ない作りですが、投稿順に追ってくださったほうが、より深く内容を味わえるかと。
登録日 2020.09.01
漫画と変身ヒーローとバイクとを、こよなく愛する主人公は、何処にでもいそうで、ここにしかいない中学1年生だ。
ある日の事だった。
自宅玄関の手前、落下してきた『剣』に串刺しにされた。
主人公は、自らを串刺しにした『剣』の言葉に従い、異世界転移の呪文を唱える。
『剣』と主人公は、融合した状態で、異世界転移を果たす。
だが、主人公は、瀕死の状態であり、『剣』が融合する事で、延命しているに過ぎない。
そして、主人公のみが、帰還するには、必要な『魔力』が、不足していた。
そこで、主人公と『剣』は、共闘し『魔力』を回復すべく、狩りをする。
獲物は、『力ある者』(『龍族』『魔族』)である。
登録日 2020.07.03
廃墟と化した渋谷――。
既に文明が滅んだ異世界、誰もいない筈の世界、
その街に何故か歌声が響き渡ると言う。
神々から依頼を受けた
人間世界の日本出身である勇者は、
廃墟と化した渋谷を調査するが、
無人の自動車に襲われ、
人型ロボットに追い回されることに……。
登録日 2020.03.03
登録日 2020.02.23
無垢なオオカミのもののけ(可憐すぎるオス)と、和装な鬼の王子様(多分割と紳士)のもどかしラブ短編です。
BL作品で、結構ストレートな発言もあるためR15指定にさせていただいてしまいましたが、作者のお姉さん的には超ピュアッピュアな物語のつもりです。よろしければぜひ!
※こちらのシリーズは、『カクヨム』様、『NOVEL DAYS』様にも掲載させていただいております。
【『カクヨム』様内作品URL】:
https://kakuyomu.jp/works/1177354054891499981
【『NOVEL DAYS』様内作品URL】:
https://novel.daysneo.com/works/8872b391182d7e315437d0bb8c7fec21.html
登録日 2020.02.17
異界の住人達を相手とする、客士と呼ばれる者達の物語。
《あらすじ》
明治期に文化の街として発展した菅原市。
この街の大学に通う太一はふとしたきっかけから、人ではないものによる怪異"異界騒ぎ"に対処するための組織「客士院」の一員となる。
戸惑いながらも「客士院」の一員として様々な出来事と遭遇していきその顛末を記していく太一。
やがて彼は『真統記』と呼ばれる禁書に関わる事件に巻き込まれていく。
《登場人物》
・太一(おおのはじめ)
大学生の身でありながら物書きにも勤しんでいる兼業(?)作家で、少し呪術などに関する心得を持っている。
日々の大半を執筆活動と材料集めの時間に費やしているが、社交的でないというわけではなく、 人並みの愛嬌も持ちあわせている。
今は没落して見る影もないが、彼の家はかつて歴史ある名家であったという。
・天野幸彦(あまのゆきひこ)
菅原市の大学で非常勤講師をしている男。
人を教える立場にあるが、少々卑屈な言動や振る舞いを見せる。
非常勤講師というのは表の顔で、裏では客士院に属しており「異界騒ぎ」と呼ばれる怪異を解決に導く任にあたっている。
ちなみに彼がこの裏稼業をしているのはそこそこ"実入り"がいいためであるらしい。
・望月詠子(もちづきよみこ)
北宮神社で祭宮を務めている女性。
また、客士の一人でもあり一癖ある客士達のまとめ役となっている。
普段は淑やかで品のある女性だが、人を手玉に取ろうとする癖があり、 しばしば天野や周囲の人間を困惑させている。
・弓納小梅(ゆみのうこうめ)
神代に滅びたとされる民の末裔で、客士の一人。
市内にある高校に通っているが、元は田舎の町の出身であり、菅原市へは中学進学に合わせてやって来た。現在は祖母の知り合いである小泉の家に下宿している。
普段は大人しく読書を好む少女だが、それに反して活発な一面もあり、 身体能力に関しては客士院の中でも一番高い。
・たまき
太の前に度々姿を現す少女。
容姿の割には大人と話しているのかと思ってしまうような落ち着いたしゃべり方だが、その目的や真意は謎に包まれている。
登録日 2019.12.29
……この世界の中央に位置するアルスニア帝国は我々の住む地球よりたどり着いた文献を解読し、紀元前3000年の古代メソポタミアや古代エジプトで最初期の軍隊ができた時代から紀元後1815年のナポレオン戦争終結まで……すなわち古代と中世と近世とファンタジーの混ざった数々の軍団で構成された史上最強の軍を作り上げ……大国……軍事強国として東西南北にある数々の国々を睥睨していた……
アルスニアに復讐を誓いし、異能者の男と少女が2人……名を「アダム」「リン」
―美しく、泥臭く、残酷で、野蛮な物語……開幕―
この作品は小説家になろう、カクヨム、アルファポリスに投稿しています。
登録日 2019.08.15
アナログゲーム好き大学生・凧谷慎二は、友人・天神玲奈の誘いを機に大人気VRMMO『CO-ROU・THE・CHRONICLE(コロウ・ザ・クロニクル)』をプレイすることになる。
しかしその内容は、プレイヤー独自のスキル"奥義"を主体とした異能忍術バトルだった!
これは、VRMMO初心者の慎二=カイトが、金と名声そしてチカラが支配する戦国スチームパンク世界で、"大物喰い(ジャイアント・キラー)"として覚醒していく物語。
ーーまたは、素直じゃない慎二がゲームを通じて、玲奈にちょっと素直になるまでの物語。
※途中でデスゲーム化したり、異世界転移はしません。あしからず。
※カクヨムでも連載中。
登録日 2019.04.08
新米エリート陰陽師である幸徳井根子は、初めての実戦で生成り――生きた怨霊――化してしまう。
このままでは陰陽師を続けられなくなり、父の顔に泥を塗ってしまうことになると考えた根子は、陰陽博士である芦屋銀印のツテで、ハグレ陰陽師である阿部達磨の元を訪れるが……。
人を守り、人の怨みを晴らすということは、どういうことなのか?
和風のダークファンタジーです。
登録日 2019.04.01
──それは死んでしまった魂と、転生後の魂を繋ぐ世界の物語。
とある雑貨屋に一人の幼い少女キリネが迷い込んだ。そこで彼女は、この世界が所謂『死後の世界』であることを知る。
それからキリネの『死後の世界』での生活が始まるのだった。
登録日 2019.03.08
原作:双六
イラスト:歌留多
旧題:巫女さんと結婚するために宗教について学んでみる
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【「宗教」という言葉を聞いて、君は何を思うか。】
宮守尊(みやもりみこと)は自分でも悲しくなるほど特筆事項のないごく普通の高校生。変わっていることと言えば、家によく宗教の勧誘がやってくることくらい。毎週のようにやってくる様々な宗教団体の勧誘にうんざりしていた尊であったが、ある日転機が訪れる。
その日、尊はいつものようにインターフォン越しに宗教勧誘の応対をしていた。そこへ割って入ってきたのは超美少女の巫女さん。この巫女さんの目的は過去に祖父が交わした約束を果たすべく、尊の妻となり彼を立派な神主に育て上げることだった。
初めは戸惑っていた尊であったが、次々と現れるロリッ娘シスターやセクシーギャルな尼さんら宗教娘たちと、身の回りに起こる不可思議な出来事を解決していくうちに成長していく。
果たして尊は立派な神主になれるのか? それは、神のみぞ知る。
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登録日 2019.02.27
私の名前は薫という。今年で歳は二十半ばを迎える。父を結核で亡くし、幼い姉妹達を養うため叔父の家に女中として奉公に行った。そして、そこで叔父の息子「清太郎」と出会うことになる。あれは、まだ清太郎さんが両の手の指で数えられる年齢の時のことで。同時に私が丁度齢二十になった時のことでもあった。そして彼を一目見たとき、年齢も、立場も違う彼に恋をしてしまった。だが、それは彼も一緒だったのだ。※「小説家になろう」にて同時掲載しています。
登録日 2018.07.22
人ならぬ存在、「あやかし」の青年玄幽(げんゆう)は平和だが変化のない日々を、感覚を鈍らせ退屈に過ごしていた。ある日彼の住む場所に人間の少女が迷い込んだ。彼女の名は灯火(とうか)といい、あやかし、特に神と呼ばれる者達の間を行き来し手紙などを配達する「言伝え」だそうだ。手紙を彼女から受け取った玄幽の親代わり、高木は自分も手紙を出すから無事届けられるよう彼に灯火の警護を頼む。拒否するも認められず玄幽は嫌々ながら灯火と行動を共にすることとなる。
灯火と玄幽が配達の旅をする中で出会う世界と人々の物語。
登録日 2018.03.21
天界と人間界――その二つに世界が分かれていた時代。天界に住まう天女・咲耶は、親代わりで「兄さま」と呼んで慕っていた天帝に力ずくで妃にされてしまう。恋をまだ知らない咲耶は、天帝を愛することができない苦しみから逃れ、天帝と同じ力を持つという人間界の王に助けを求めるために人間界へと逃げ出し、王子である千隼と出会う。「私を助けるために王になって!」と咲耶は懇願するものの、千隼は拒否。そのうえ、千隼は咲耶を愛人扱いしようとする。しかし、咲耶が関係を持つことを断固拒否すると、千隼に「抱き枕代わり」として毎夜のように抱きしめられ、唇で愛撫を繰り返されてしまう。そんな中で互いの過去や事情を知り、思いを通わせるようになる二人だったが、咲耶を探す天帝が迫ってきていて……。
※ラブコメ風味の「なんちゃって和風ファンタジー」です。
※性描写がある話には☆、無理強いの性描写がある話には★をつけています。
登録日 2018.03.13