兄弟愛小説一覧
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件
ある村にガイとドリーの兄弟が、住んでいました。両親は亡くなっていましたが、ふたりは仲良く暮らしていました。
そんなある日、ガイがドリーに家から見えるあの高い山に登り、頂上からの景色を見たいと言い出しました。
ドリーは、渋々とガイに付いて行くことにしました。いろんな出会いがあり、ふたりは、無事に頂上までたどり着くのでしょうか…。
文字数 947
最終更新日 2021.01.27
登録日 2021.01.27
世界で一番大きい国の第一王子はΩだったため12才の誕生日に市民に身分を落とされる事が決まっていた。
でもね、僕はいわゆるチート。前世の記憶を持っていたから。
この記憶、その他!使える物は何でも使って幸せを勝ち取ります!
途中おじ様達の絡みがあります。*のマークをつけてますが苦手な方はスミマセン。
文字数 393,933
最終更新日 2020.06.07
登録日 2018.03.22
瑞希は友達との賭けに負けてハッテンバに潜入することに。
瑞希はハッテンバの中に入り、軽く様子を見て帰るつもりだった。
しかし、そこで出会ったゲイの男に誘われるままハッテンバの奥へと足を踏み入れてしまう。
瑞希は男に促され、ためらいながらもフェラチオや兜合わせで絶頂に達する。
その日から瑞希の中の女性が蠢動を始める。
女装やアナニーに没頭するが、自分は男だという自意識にこだわる瑞希。
その自意識を恋人の環や友達に少しずつ剥がされ、徐々に女が顔を出す。
ある日、友達5人から輪姦され快感を貪る瑞希は、友達から「お前は女だ」と告げられ激しく抵抗するも泣きながら受け入れる。
このことをきっかけに瑞希は性自認の呪縛から解放され、相手が望む性別に自在に変化できるようになる。
ある日、男の娘が多く集まるというハッテンバに美少女マスクを着けた男の娘が突如として現れる。
主人公の瑞希が男性という性自認にこだわりながら、徐々に壊れていく過程をお楽しみください。
(作中に同性愛を揶揄するような表現が用いられています。演出上の必要があり用いているものですが、そのような表現が苦手な方は購読をお控えください)
文字数 216,582
最終更新日 2018.11.07
登録日 2018.09.30
知り合ったばかりの頃は優しく接して、少しずつ圧力をかけていくと、相手は逆らいにくくなる、という記事を見て思いついたお話です。
以下は前半のあらすじ。.:*・゜
───────
「父さん!母さん!」
ある日、ぼく·天音月光の日常は突然壊れた。
両親が誰に殺された理由にも、犯人にも、全く検討がつかない。
それはぼくが高校一年で、姉の静奈が大学一年、弟の翔が中学一年の時だった。
誰が殺したのか、なぜ殺されたのか__
親戚が居らず三人で生きていかなくてはならなくなったぼくらは、生きることに必死でそんな事を考える余裕なんてない。
節約のために高校を中退した月光は、生活費と翔の学費のためにアルバイトに勤しんだ。
両親が亡くなってすぐ、ぼくらの前に静奈のクラスメイトだったという美しい青年·赤城美颯が現れた。
それからさらに二年が経ち、月光は疲労が限界に到達し倒れた。
気がつくと見たことのない家で月光は眠っていた。新しい美颯の家だと知らされ、二人は居候させてもらうことに。
疲労で倒れた日から、体調は良くなってもすぐにまた病気になってしまう病弱な身体になってしまった。
「僕が養ってあげるから」
これ以上迷惑はかけたくない、と何度か断ったが、美颯は聞き入れなかった。
月光の人生は、そこからさらに大きく変わっていく。
▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒
「僕が養ってあげるから」
不安げに美颯を見つめる月光にそう囁いた。
月光、お前は何も知らなくていいよ。
死ぬまで僕と一緒にいてよ__
四年前、たまたま見かけた小さな兄弟に目を奪われた。
その二人が見たくて、欲しくて、毎日二人の登下校を後ろから眺めていた。
そして、遠くから見るだけでは我慢出来なくなって、二人が欲しくて、それを叶えるために計画を立てた。そして邪魔をされないように二人の両親を殺した。
その後は少しずつ仲良くなろうと二人に接近。
僕だけの人形として近くに置いておくために__
※ほのぼのとした雰囲気の場面もありますが、途中から過度な暴力表現が増えていきます。ご注意ください。
バッドエンドです。ハッピーエンドの好きな方は閲覧を控えてください。
文字数 120,038
最終更新日 2020.04.29
登録日 2019.01.15
ある日を境に、まだ三歳になったばかりの弟、真空(まそら)への愛情だけを失ってしまった母にかわり、弟を育て、慈しんできた兄の朋空(ともあき)。
だが、母が弟への愛情を失くした原因を知り、自身も愛情が揺らいでしまう朋空。
泣きじゃくるまだ小さな弟を見つめ、朋空が下した決断とは──。
二つの空の行く末を、見届けていただけたら幸いです。
小説家になろう様でも掲載しています。
文字数 106,697
最終更新日 2020.05.30
登録日 2020.03.28
過去の事故から1人生き残った青年、高島 翔悟(たかしま しょうご)は街の人々から『悪魔の子』として恐れられていた。
そんなある日、翔悟は街に捨てられていた三人兄弟を見つけ、引き取ることを心に決める。
一人ぼっちだった青年と、純粋無垢な子ども達との少しおかしな、ほのぼのした日々は周囲すらも変えていく--
文字数 44,646
最終更新日 2019.07.19
登録日 2019.06.22
了治と了介は、熊本県出身の年子の兄弟。
母親に溺愛されて育った兄の了治は、九州大学、同大学院を出てキャリア官僚となった。元上司である代議士の一人娘に見初められて婿養子となり、いったんは官僚としての将来が約束されたが、二年前に離縁され、今は長崎の出先機関に左遷されている。
母親にほとんど愛されずに育った弟の了介は、幼少期に欠如した愛情を貪り続けているかのように女遊びが絶えない。九州大学の受験に失敗したのちに新聞奨学生、新聞販売店員、ソープランド店員、ソープ嬢のヒモを経て、今は新聞拡張員を生業としている。
兄が三十三歳、弟が三十二歳になろうとしていた二〇〇七年の二月に、二人はそれぞれの仕事に閉塞感を覚えていた。
了治は、本省への異動の内々示を受けたが、閑職巡りの役人人生が決定的となり、憂さ晴らしにデリバリーヘルスを利用する。ラブホテルの部屋にやってきた「セイカ」こと恵は、行きつけのパチンコ店のコーヒーレディーだった。下腹に帝王切開の傷痕を持つセイカの境遇に同情しながら指名を重ね、しだいに了治は恵に惹かれていく。
了介は、仕事の休憩時間中に越谷駅前のへルス店に入り、若いが子持ちの「苺」こと沙織に出会う。三月いっぱいで違法地帯にある本番ヘルスから足をあらうことを決め、顔や体から物悲しさを醸し出している苺に対して親近感を抱くが、指名後に一変した、不可解な態度に戸惑いを覚える。
兄と弟は、やむなく性風俗業界に身を落とし厳しい現実を生きているセイカと苺との出会いを機に、それぞれの人生を振り返りはじめる。やがて春がきて、了治と了介、そして恵と沙織は、新たな人生を歩んでいく。
三年後、春の風が吹くころに、了治と恵、そして了介と沙織は再会を果たす。
文字数 136,408
最終更新日 2021.01.16
登録日 2021.01.11
文字数 2,330
最終更新日 2020.01.16
登録日 2020.01.16
文字数 40,734
最終更新日 2019.11.16
登録日 2019.11.07
文字数 53,614
最終更新日 2019.11.01
登録日 2019.10.27
両性具有として生まれた女の子の話です。幼い頃から女の子として育てられてきたのだが、弟に性器のことを指摘された奈都は小学4年生の途中から男装して過ごしていたが、心は女の子のままだ。奈都は自分が両性具有だとは知らずに育ってきた。長男の響介は奈都が生まれたときから秘密を知っている。奈都は幼い頃交通事故に遭い、記憶喪失だ。響介との約束も忘れている。響介は幼い頃から奈都のことが好きだ。高校生の時に小説家になった響介は一日も早く独立したかった。奈都に赤ちゃんを産ませたくて、奈都が16歳の時から、こっそり抱いていた。両親が他界し、奈都の秘密を知る者は響介だけになった。響介は奈都が気づくような抱き方をした。傷ついても受け止める覚悟を持っていた。弟の亜稀は響介と奈都が抱き合っていることを知っている。亜稀は姉としてではなく、奈都を女として見ていた。
体の秘密も、小さな頃のことだが覚えている。奈都に平等に愛して欲しいと頼んで、体の関係を持つ。奈都は二人に共有されることを受け入れるが、どうしても亜稀とのセックスに馴染めない。亜稀はまだ子供っぽく、奈都の体の限界をわかってくれない。奈都は亜稀の求愛を断るようになっていた。ある日、響介に説得されて体の精密検査に連れて行かれた。検査は苦痛で、奈都には辛かった。検査の途中で、奈都は自分が二人に取り合いをされるような者ではないと悟ってしまった。帰宅した奈都は、求愛する亜稀に拒絶した。わざとおこらせるような言い方をして怒らせた。奈都は廊下に投げられ、頭をぶつけてしまう。子供頃から何度も検査をしてきた頭をぶつけて、奈都は体が不自由だった頃を思い出し、死を覚悟して家を出た。響介が奈都を見つけ出し、つきっきりでリハビリをし、元の暮らしに戻ることができた。亜稀は責任を取れなかった自分を責めて、奈都を見守る覚悟を持つ。奈都は墓場で意識を失う前に、自分は本当は女の子になりたいと気づいた。
女の子としての生活が始まる。兄弟二人に愛されながら、いろんな障害を乗り越えていく。
三人の成長を描いた作品になっています。
最初の頃はエッチ多めのラブストーリーです。
文字数 142,636
最終更新日 2020.02.12
登録日 2019.11.06
私の兄は「うちの妹と付き合いたければ、俺を倒してからにしろ」という兄。
文字数 5,936
最終更新日 2019.11.27
登録日 2019.11.25
文字数 31,665
最終更新日 2019.11.06
登録日 2019.11.03
「異世界に行きたい」と言い出したバカな兄貴と、そんな兄貴を異世界に行かそうとする、まともな弟。
兄はどうすれば異世界転生できるのか、真面目に弟に訊いて来る。
弟は異世界転生の方法を兄に教えることに――。
兄は異世界転生できるのか? そして、弟は兄を異世界に葬り去ることができるのか?
本作は『小説家になろう』『カクヨム』様にも掲載しております。
文字数 8,662
最終更新日 2020.10.15
登録日 2020.10.15
⚠︎処女作です。
誤字・脱字がある場合教えて下さると有難いです!
更新は不定期になると思いますが話が尽きない限り頑張りたいと思います( ˙-˙ )
こちらは最終的に兄弟愛にしたいと思っていますので宜しくお願いします( ◜௰◝ )
試行錯誤で戦っておりますので、少しばかり変えたりしますが内容が大きく変わる事はないと思うので(多分)御安心ください( ˙-˙ )✧
キャラ崩壊・内容ぐちゃぐちゃ・スッキリしない内容
作者もわかっているのですがなかなか難しくてごめんさい( ;´꒳`;)
文字数 10,225
最終更新日 2020.11.14
登録日 2020.09.26
不慮の事故に巻き込まれた主人公の三鷹杏奈は、神から現在の記憶を持ったまま人や獣人、エルフなどが暮らす異世界アレルガルドで第二の人生を歩むよう勧められ転生することに。転生後、エルフの美しい外見に見惚れていると、偶然通りかかった奴隷商に騙され、バスタリシア王国の奴隷成金令嬢のもとで奴隷として仕えることとなる。そして長い奴隷生活の先にあるひとりの男の子との出会いが彼女の運命を大きく変え、物語は大きく加速してゆく。
この物語は、「俺が勇者でお前が奴隷の世界」と同時に進行しています。
https://ncode.syosetu.com/n1353gh/
文字数 28,331
最終更新日 2020.09.26
登録日 2020.07.20
「そんなに命が欲しいなら、僕の命を持っていけ! だから、妹には手を出すな!」
双子の妹と弟ができた。なにかと世話をしている内に、僕はある事に気が付いた。
「あれ? 僕は人間じゃない?」
二人の弟妹は、大きさも違うし、毛の量も違う。いつのまにか、二足歩行もするようになった。
長男であるシーズー犬のホップは、二人の兄弟に悪戦苦闘の日々を送る。
妹の希(のぞみ)は、おとなしく内気だが、同級生に恋をしてその相談にものってあげる。
弟の望(のぞむ)は、怒られるのが嫌で、すぐに僕のせいにするけど、結局怒られて家出するし。
はあ、ほんとお兄ちゃんは、大変だぜ!
それでも、大好きな家族やご近所さんとの日常は、楽しい日々であった。
そんなある日、希が体調を崩し、入退院を繰り返し、家にいる時間が短くなった。
その頃から、「影人間」が希の周辺をウロウロするようになる。
ペット(犬)であるホップが、家族のために奮闘する物語です。
文字数 59,032
最終更新日 2020.06.04
登録日 2020.04.27
自殺しちゃったはずの私が目覚めた場所は病院……じゃなくて乙女ゲームの世界!?
これってもしかして夢?いや現実だよね???
しかも私、ヒロインのカリン・スイトピーちゃんになってんじゃん!!!
これはもしかして来年入学予定の魔法学園で推しと本当の恋愛出来るってことですか!?
……なんて思ってたけど現実は全然違う!!攻略対象から嫌われているはずの悪役令嬢が逆に攻略対象全員から好かれているし、性格もめっちゃいいし!転生者疑惑もあるよ!!?
そしてゲームでは名前しか出て来なかったモブ役のイケメン義兄に溺愛されてる!!!?
えっ、何これどうなってんの!?
《小説家になろうでも投稿中です》
文字数 9,446
最終更新日 2019.11.26
登録日 2019.11.26
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
アントリム公爵家のマリア嬢は王太子ロアンと政略による婚約をしていた。
娘のいない公爵が、密かに分家の娘を実子と偽って婚約を成立させていた。
だがマリア嬢は愚かなロアンを嫌っていた。
自分が養子だとは知らないマリア嬢は、密かに兄のアベルを慕っていたが、それは絶対に口にしてはいけない禁断の恋だと思っていた。
文字数 8,930
最終更新日 2019.12.02
登録日 2019.11.25
神に最も近い一族「リコヴィーア一族」が世界の覇権を握ってから久しい。
彼らの支配する帝国は、差別的な異民族支配によって、徐々に弱体化していった。
悪政がはびこる中、皇子エルグレインは「死んだ」と聞かされていた自分の兄がまだ生きていることを神官長に告げられる。
兄ローシュは、有り余る術の技量(ザウベル)を持つ金髪金瞳の皇帝第一子であり、魔系の術者であることから、産まれてすぐに葬られたはずだった。しかし彼は、収容所としての機能をもつ村に、幼い頃から閉じ込められていたのだ。
それを知ったエルグレインは、複雑な想いを抱きつつも、宮殿を抜け出し、兄の元へ旅立った。
その旅が、この兄弟の、そして、帝国の運命を大きく変えていくことになるとは知らずに…。
エルグレインの皇子としての憂鬱と、ローシュの不遇は、お互いの人生の歯車を強力に回し合う。
国、そして世界の終末の行方はこの兄弟の手によって握られていたのだった。
文字数 12,992
最終更新日 2020.03.22
登録日 2019.11.20
文字数 7,925
最終更新日 2020.03.26
登録日 2020.03.12
なぜ、あなたは私を好きになるんでしょうか。
なぜ、私はあなたが好きなんでしょうか。
君は、あなたは、私は、僕は、俺は
―― それぞれの恋路を描いた物語、「あなたが私に惚れる理由がわかりません。」
同級生を、同性を、年上を、年下を、家族を好きになりました。その理由は? わかりませんよ、そんなこと。
あなたには、わかりますか?どうして、あの人じゃなきゃダメなのでしょう?この地球上には沢山の人間がわんさかいるのに?カッコいい人、カワイイ人、優しい人も面白い人も沢山いるというのに、なんでその人じゃないとダメなんでしょうか?
嗚呼、なんと不思議なことでしょう。とにかくみんなで、「あなほれ。」ばいい。
タイトルロゴは蒼原悠くんに作ってもらいました。
文字数 209,924
最終更新日 2020.04.10
登録日 2019.01.08
彼らは普通の家庭に生まれた2つ年の離れた仲のいい兄弟だった。
弟は兄の隠された秘密を知ってしまった。そこから2人の兄弟という関係が壊れ始め、そこに兄弟として愛しているのではなく、1人の男として愛していることに気がつく。2人は背徳感にさいなまれるが、愛し合うことをやめられない。そして彼らは矛盾の愛の狭間に彼らはさいなまれる。
文字数 27,656
最終更新日 2019.07.06
登録日 2018.10.26
ぼくの父親は黒い羽根が生えている烏天狗だ。
ぼくの父親は寂しがりやでとっても優しくてとっても美人な可愛い人?妖怪?神様?だ。
大きな山とその周辺がぼくの父親の縄張りで神様として崇められている。
父親の近くには誰も居ない。
参拝に来る人は居るが、他のモノは誰も居ない。
父親には家族の様に親しい者達も居たがある事があって、みんなを拒絶している。
ある事があって寂しがりやな父親は一人になった。
ぼくは人だったけどある事のせいで人では無くなってしまった。
ある事のせいでぼくの肉体年齢は十歳で止まってしまった。
ぼくを見る人達の目は気味の悪い化け物を見ている様にぼくを見る。
ぼくは人に拒絶されて一人ボッチだった。
ぼくがいつも通り一人で居るとその日、少し遠くの方まで散歩していた父親がぼくを見つけた。
その日、寂しがりやな父親が一人ボッチのぼくを拐っていってくれた。
ぼくはもう一人じゃない。
寂しがりやな父親にもぼくが居る。
ぼくは一人ボッチのぼくを家族にしてくれて温もりをくれた父親に恩返しする為、父親の家族みたいな者達と父親の仲を戻してあげようと思うんだ。
アヤカシ達の力や解釈はオリジナルですのでご了承下さい。
文字数 81,597
最終更新日 2019.06.26
登録日 2018.10.23
ある日、谷原四兄弟に向かって養母が告げたのは、結婚の報告。…突然ですが、家族が増えることになりました。
両親を事故で亡くし、バラバラになると思っていた俺達を引き取ってくれたのは、父の歳の離れた妹の美鶴さんだった。
「ねえ、私と一緒に暮らしましょう?」
今も時々思い出す、あの日の記憶。
涙を流しながら、それでも、必死に笑おうとしていた、あの時の美鶴さんの表情を、その言葉を、俺はきっと、この先もずっと忘れることはないだろう。
それから今までずっと女手一つで育ててくれた美鶴さんには、感謝している。
どうしたらこの恩を返せるのか、ずっと考えてるけど、きっと一生を掛けても返すことは出来ないだろう。
美鶴さんが幸せになれるなら、何だってしてあげたいと思ってる。
思ってるけど、…ちょっと、それはどうかと思うんだ。
…天国にいる父さん、母さん、…っていうか父さん、見てますか。
あなたの妹が、子持ちの男と結婚するそうです。
正直、美鶴さんに恋人が居たことさえ驚きなのに、突然結婚だなんて。
しかも相手は三人の子持ち。
美鶴さんは幸せそうだから喜ぶべきなんだろうけど、正直複雑過ぎる…。
一歳下の妹は、呑気にも前から欲しかった妹が出来ることを喜んでいるし、
歳の離れた弟二人は何も考えてない…と言うか、多分解ってない。
父さん、母さん、俺にどうしろって言うんだ…。
文字数 10,592
最終更新日 2020.07.16
登録日 2018.03.15
俺の兄貴、俺の弟...
登場人物
兄貴 成瀬 都和 (なるせ とわ)
27歳 身長 184cm 体重 67kg
弟 成瀬 尊 (なるせ たける)
17歳 身長167cm 体重 47kg
久我 子春 (くが こはる)
24歳 女性
都和の同僚で仕事仲間。
音海 恋 (おとみ れん)
18歳 男性
尊の同級生で腐れ縁。
阿澄 璃織 (あずみ りお)
17歳 女性
尊と恋と同じクラスの美女。
上城 志希 (かみじょう しき)
25歳 男性
都和の部下で頼れる友人。
物語内容
一言で言うとBLものです。
恋愛要素と笑い要素が入ったものになる予定ですが、言葉などは私の語彙力が足りないため少し見苦しいところが多々あると思いますが、良ければ読んでいただけるとありがたいです!
文字数 166,084
最終更新日 2020.01.09
登録日 2018.03.15
泣き叫び、哀願し、媚び諂い……思いつくことは、何でもした。
それでも、男は、笑って、いた……。
一九八五年、華南経済圏繁栄の噂が広がり始めた中国、母親の死をきっかけに、四川省の農家から、二人の幼子が金持ちになることを夢見て、繁栄する華南経済圏の一省、福建省を目指す。二人の最終目的地は、自由の国、美国(アメリカ)であった。
一人は国龍(グオロン)、もう一人は水龍(シュイロン)、二人は、やっと八つになる幼子だ。
美国がどこにあるのか、福建省まで何千キロの道程があるのかも知らない二人は、途中に出会った男に無事、福建省まで連れて行ってもらうが、その馬車代と、体の弱い水龍の薬代に、莫大な借金を背負うことになり、福州の置屋に売られる。
だが、計算はおろか、数の数え方も知らない二人の借金が減るはずもなく、二人は客を取らされる日を前に、逃亡を決意する。
しかし、それは適うことなく潰え、二人の長い別れの日となった……。
※表紙はフリー画像を加工したものです。
文字数 85,594
最終更新日 2018.04.13
登録日 2018.02.25
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