女王小説一覧
シャルール公国のプリンセス、アンジェリーナの公務の際に出会い、恋に落ちたソノワール公爵であったルノー。
両親を船の沈没事故で失い、突如女王として戴冠することになった間も、彼女を支え続けた。
それから幾つもの困難を乗り越え、ルノーはアンジェリーナと婚姻を結び、単なる女王の夫、王配ではなく、自らも執政に取り組む国王として戴冠した。
夫婦となって初めて迎えるアンジェリーナの誕生日。ルノーは彼女を喜ばせようと、画策する。
文字数 30,227
最終更新日 2020.12.05
登録日 2020.11.30
二十年近く前に母が死に、遂には父まで死んでしまって天涯孤独となってしまった俺……。
特に金持ちって訳でもイケメンって訳でもない40歳過ぎとなってしまった俺には結婚相手なんてさして望めることも無く、ましてや子供なんてと諦めていた。
孤独に耐えかねて缶ビールを呷るが―――。
――アレッ?
「パパ!」
この子……誰?
なんか会ったこともない知らない子供から俺、「パパ」って呼ばれちゃいましたけど……。
文字数 5,577
最終更新日 2021.01.23
登録日 2021.01.23
乙女ゲームに明け暮れる日々をすごす女子高生、陽茉莉。
ある日屋上から突き飛ばされ、死亡の後、
なんとプレイしていた乙女ゲーム、「スカーレット」の第一王女のスノーリリーに転生していた。
……ちょっと待った。
ヒロインは第二王女のスカーレット。
第一王女のスノーリリーは本当に地味で、前髪は長く、陰キャの塊といえる人物で、もはや悪役令嬢でもない!!
ただのモブ王女だぁ……。
加えて王位継承権第1位は第一王女のスノーリリーであり、次期女王なのだが、即位を前にして婚約者で次期王配となるカーネルをスカーレットに寝取られ、暗殺されてしまうなんとも最悪なポジション。
婚約者を寝取られ王位までも奪われるなんて悪いけど絶対嫌!
こんな地味な姿を晒すのは、最後にしましょう。
文字数 90,763
最終更新日 2020.03.22
登録日 2019.12.09
大国ブリュンヒルド王国第一王女アルベルティーナ・セシル・ブリュンヒルド。
広大な国土と肥沃な土地に恵まれた国、ブリュンヒルド王国。
王国には武器や防具に欠かせない銅や鉄、かなりの強度を持つアダマン鉱も採掘出来る鉱山が豊富にある。
宝飾品に欠かせない宝石を種類豊富に採掘出来る鉱山を持つ国は、世辞抜きで豊かだ。
そんな豊かなブリュンヒルドが近隣諸国に侵攻されにくいのは、
一重に広大な領土を持ちながらも国土をぐるりと取り囲む大海のお陰であろう。
この大海に阻まれ地上の楽園とも評されるブリュンヒルド王国は守られてきたのだ。
ブリュンヒルド王国は、男性を頂点に据える周辺諸国からすれば珍しい女王が統治する国だ。
女王が統治する国は片手で足りる程しかない。
そして、代々となるとブリュンヒルド王国のみである。
王子が産まれず、暫定的に女王が統治する事はあれど、代々女王が統治するというのはとても珍しかった。
代々女王が統治してきた国である故、王子ではなく姫が王位継承権を持っていた。
どんなに王子が優秀であろうとも、王になることは出来ないのだ。
女王の伴侶は王ではなく“王配”だ。
数多の王配候補の中から特に優秀な4名が選ばれた。
それから更に2名に絞られる。
1人は物腰が柔らかで御し易そうなヴェーゼル王国の第二王子。
もう1人は、ヴェーゼル王国の王子より優秀さでは抜きん出たヴィレムス皇国の第二皇子。
最有力と見られたヴィレムス皇国の第二皇子に決まったかに見えたが、
とある理由でアルベルティーナはヴェーゼル王国の第二王子を選んでしまう。
――結局、それが間違いであったのは婚約者の国へ留学した後のこと。
ヴェーゼル王国の第二王子は自分が愛されていると勘違いをし、驕った。
愛されてるという勘違いは王子を増長させた。
愛されているから少しの遊びくらい許して貰えるだろうと。
周りの忠告も耳に入らない。婚約者のアルベルティーナが何も言ってこないから。
愛されていれば、遊びなど許せる筈も無いことに気付きもしない王子。
驕った王子は気付かない。アルベルティーナが解消か破棄かに動き出した事を。
王配に選ばれる筈であったヴィレムスの皇子がまだ諦めていない事にも気付かない。
――女王の寵愛は誰に?
文字数 27,440
最終更新日 2020.12.20
登録日 2020.11.12
妾は今、謁見の間にて、玉座に腰を下ろして座っているのだが、
目の前にはムカツク輩であるグルプスが居るのじゃ。
女王レイスヴェーラ28歳で
グルプス20歳は妾に仕えるお世話係なのじゃが
こやつとは婚約関係でもある故に、あんまり邪険にする事も出来ないのじゃ。
文字数 777
最終更新日 2021.01.23
登録日 2021.01.23
「【R18】愛され総受け女王は、20歳の誕生日に夫である美麗な年下国王に甘く淫らにお祝いされる」
に続く、第二弾。
元ソノワール公爵であり、現在はシャルール公国の国王となったルノーはこの日、18歳の誕生日を迎えた。
妻である女王のアンジェリーナはルノーのため、誕生日のプレゼントを用意する。
アイスクリームよりも甘く淫らなふたりの蕩かされる一夜。
文字数 17,122
最終更新日 2020.12.11
登録日 2020.12.05
1つの国がありまして、そこにはお城もあり、お城には
女王も存在している。
その女王は一人の男性と婚約のお約束をしていましたが、
男性から婚約破棄されてしまうのですが……。
文字数 2,547
最終更新日 2021.01.23
登録日 2021.01.23
武装国家ガンネルに住む錬金術師のアズマは冤罪を着せられ国を追われた。
その道中のハプニングで武装錬金に目覚める。
しかし、その武装錬金の方法が女性限定で……。
辿り着いた国でのんびりした生活を送りたい主人公とそれを取り巻く女性達の物語。
文字数 88,159
最終更新日 2020.10.16
登録日 2020.10.14
あらゆる人々を騙し、誑かし、平民から王へと成り上がった女――セフィリア。
セフィリアは七歳のとき、父の正妻を殺した。
初めて他者より優位に立ったとき得た不思議な感情をきっかけに、「自分が本当に欲しているもの」が何かと考えるようになる。
その答えを知るには、もっと優位にたてばいいんじゃないか。多くの人を見下し、従わせる立場になればいい、と七歳のセフィリアは決意する。
「馬鹿で愛らしい娘」を演じ続けた彼女は、30歳になってやっと望んでいた地位を手に入れた。
けれど、「本当に欲しているもの」はわからないまま。
この手で繰り返し人を殺しても、村を焼きはらっても、わからない。
そんなとき、聖騎士第一位のユリウス(59歳)に殺されそうになり、逆に投獄する。
ユリウスを飼うことにしたセフィリアは、ユリウスに憎悪の眼差しを向けられ、七歳のころに知った不思議な感覚を思い出す。
これは。
人々を騙し続けて王座を得た、愚かな娘の最後の物語。
※ご注意※
・かなりダーク
・虐げる表現有
・濡れ場に「※」は入れていません
※こちらは、他サイト様にも掲載しています
※他サイト様にて掲載している「人狼男と呪われた娘(完結済)」の相互性のあるお話ですが、単独でも読めます。
※「人狼男~」はハッピーエンドです。こちらの話は、ハッピーエンド、メリバ、バッド、読者様に解釈をお任せ致します。
※かなり読み手を選ぶ内容となっております、ご注意ください。
表紙は、かやは様からお借りしました。
https://www.pixiv.net/artworks/71799602
文字数 32,645
最終更新日 2020.08.10
登録日 2020.08.10
八歳で即位したロリエッタ女王は十歳の現在、議会から結婚を迫られていた。まだ早いし、何より面倒臭い。けれど催促が鬱陶しい。そこで痺れを切らして、彼女は思い出した丸め込みやすそうな男を口説き落とすことにして………。
何か書きたくて書きました。ラブコメ目指してます。
Sっ気のある幼女×不憫系商人
文字数 5,744
最終更新日 2020.09.30
登録日 2020.09.30
※再掲載。
===
氷に閉ざされた北の国に、大陸一美しい女王がおりました。
彼女は両親が死しても動かないその表情から『氷の女王』と呼ばれておりました。
泥土にまみれた南の国に、大陸支配を目論む王がおりました。
彼は激情に任せて親兄弟を皆殺しにした事から『焔王』と呼ばれておりました。
焔王はやがて宣言通りに大陸を総べ、北の国へとやって来ました。
大陸一の美女を后に迎え、己の覇道を完成させるために。
これは、孤独の世界が交わる物語。
===
文字数 51,879
最終更新日 2020.11.13
登録日 2020.02.09
異世界転生者の持つ強力な異能力は、この世界"アナステラ"を数十年前まで恐怖の支配をし続けていた。幸運にも、この悲しき支配から解放されたアナステラの民は転生者の支配を再び起こさぬ様に、転生者を排除することを決めた。
そして時が経ち、一人の転生者がやってきた。深紅の髪をたなびかせ、全てを諦めた様な儚げな態度は、一種の妖艶さすら感じさせる。魔王もいないアナステラでただ一人勇者としてのステータスを持つにも関わらず、非力な彼女は、突如としてこのアナステラの歴史に初の女帝として登場する。
ただこの歴史の裏側は、ブサ男が女に転生し、痴態の限りを尽くしただけであったとは誰も知る由がなかった。
文字数 37,895
最終更新日 2020.08.02
登録日 2019.11.05
私はアルベルティーナ3世、緑豊かな西の小国シュトランド王国の女王。
今年も建国記念日を祝う式典が近づき、近隣諸国の王侯貴族を大勢招いている。
「ふんばり時ね……」
同じ建国の母を持つ同盟国ニコリスからがいちばん多い。
滞在中はとにかく顔を合わすので大変だ。
「眩暈がする……」
父からそっくり引き継いだ寵臣たちと宮殿内を移動している時だった。
私たちは螺旋階段を下りていた。あちらは螺旋階段を上ってきた。
「……っ」
一目で恋に落ちた。でも、一目惚れというには語弊がある。
彼とは子供の頃に何度も会っていた。すごく今更だ。
アルベルト・ヨーセフ・ヒエタラハティ。
ニコリスのハルトネン公爵。
こんなに素敵な男性になってしまって……
「……!」
会釈してすれ違っただけで、口から心臓が飛び出しそう。
「陛下、そろそろ伴侶を迎えてもいい頃ですぞ。応援します」
「しかし陛下、まともな貴族なら国王には言い寄りません」
「あなたから口説かないと!」
「えっ!?」
なん……です、って……!?
私、あの……人見知りなんですけど……!?
文字数 8,260
最終更新日 2020.09.01
登録日 2020.08.30
妖精を見られる人が少ない。
その中で泉の精霊を崇め、平和に暮らす土地があった。3人の王子が治める
女王を求め、精霊に認められる乙女が妖精に導かれ現れた話。
【剣の章】異世界と“幼精”の登場
【本の章】この世界の事
【玉の章】領地の観光
おまけ 人物紹介+3話 ※本編完結済みでおまけを書いています。
ファンタジー大賞エントリー中
文字数 54,545
最終更新日 2020.10.01
登録日 2020.07.24
何年か前、新しい女王陛下が誕生した。
その女王を倒そうという人が出て来た。なぜ倒そうとするのか、女王が悪行をしていると言う者が多くいたからである。
これは「悪行」を行う女王陛下とそれを倒そうとする者の話である。
文字数 6,927
最終更新日 2020.01.03
登録日 2019.07.05
異世界に来た主人公が女王に会いに行ったら、王女様と付き合うことになった。
そして、絆を深めて王女様と恋人になり、あんなことやこんなことを♡
※R18指定ですが、ほぼR15です。
※おかしな部分や噛み合ってないところがあったら教えてください。
文字数 28,971
最終更新日 2021.01.17
登録日 2019.03.24
わがまま放題の女王が統治する国にある日、新しい宰相がやってきた。
「恐れ多くも女王陛下……」
そんな前置きから始まる宰相の言葉が全ての始まりだった。
※プロローグ+全5話の短編です。
文字数 12,497
最終更新日 2018.04.08
登録日 2018.04.04
水晶迷宮シシッチホーレの地下には女王エイリナ29歳が囚われているのです。
エイリナ自身は地下に囚われているのですが実際は囚われているフリをしているのです。
何故そんな事をする必要があるのでしょうか?
女王エイリナには婚約者セイグルンがいまして、セイグルンは竜族です。
果たして、セイグルンは女王エイリナの事を助けに行くのでしょうか?
文字数 1,477
最終更新日 2021.01.19
登録日 2021.01.19
女王サラサ28歳には婚約者 王子ジジゼマ24歳がいるのですが
サラサはジジゼマに面白い事を言ってみるのじゃと要求すると……。
文字数 1,058
最終更新日 2021.01.06
登録日 2021.01.06
大国の女王は、肯定の言葉しか許さない。
婚約破棄など彼女には起こりえないことだった。
文字数 1,584
最終更新日 2020.01.03
登録日 2020.01.03
海の見える海岸で私事、ハルオリア女王は婚約者である隣国のツインバール国王っと
対立しているのです。
文字数 1,255
最終更新日 2021.01.09
登録日 2021.01.09
女王レイマリア28歳は今まで数々の民や兵を血剣で断罪しているのです。
そんなレイマリアには婚約者 王子セリクリウス23歳がいるのですが
セリクリウスと言い合いや喧嘩を始めるとレイマリアは堪忍袋の緒が切れて
血剣を掲げると……。
文字数 898
最終更新日 2021.01.07
登録日 2021.01.07
時系列としては「記憶と空」の続き。
前作で再会した二人、記憶を取り戻したサンド・リヨンことG。新たな指令で人工惑星ペロンに出向いた彼は、「MM」盟主に疑問を持ちつつも何とか任務をこなそうと思うが……
文字数 81,903
最終更新日 2020.05.24
登録日 2020.05.20
「私はね、どんな手を使ってでも救いたいと
思ってる。もうあの時のようにさせたくない
から」
マシュマロ大陸にいちする平和だと思われる
ロール国。そこには一人の女王がいた。
アリーア•シャノン•ロールだ。
彼女はアホな女王なのだが、突然隣国を救い
たいと言い出して…?
アホ女王と、家臣達の救済物語が始まる!
文字数 5,734
最終更新日 2020.10.10
登録日 2020.05.05
「どうか、覚えていて。貴方だけは、決して私を忘れないで」
遥か遠い昔、睹河原と呼ばれた大陸にて。
幾つもの小国に分かれて争うこの地を纏め、「紅炎国」として天下統一を成し得た者がいた。
かの者はその手段の苛烈さから、「鮮血の紅炎女王」と畏れられる。
冷淡に残酷に天下を得た女王。だが、そんな彼女の胸中にあったのは、切ないほどの願いただひとつだった。
これは睹河原の歴史に隠された、「少女としての女王」の夢と願いの物語。
文字数 49,267
最終更新日 2020.06.01
登録日 2020.01.06
ハレルヤ王国の若き女王
アルベルティーナ
前国王の父親の勧めで、そろそろ本気で結婚を考えるように。だが、一人娘なので、結婚するには婿養子をとらなければならない。
そこに現れたのは
「――――安心しろ。婿入り先としては、この国も女王も、悪くない」
海を挟んだ南の隣国の九番目の王子
ファビオ
そしてもう一人
「――――僕と結婚して下さいませんか?」
西側の小さな隣国の第一王子
ルイ
しかしアルベルティーナの心には
幼馴染みのクラウス
と遠い昔に交わした大切な約束があった……
「あの頃と何も変わってない……私は今でもクラウスを守るよ」
「……あの頃とは違う。お前が守るのは、この国の国民だ……お前は『女王陛下』なんだから」
アルベルティーナがお婿さまに選ぶのは誰……?
文字数 72,057
最終更新日 2019.11.24
登録日 2019.10.16
滅びゆく大陸の覇権を巡って対立を続ける〈帝国〉と〈教会〉の戦争は、開戦から十五年が経過していた。
戦争が終着点を見失う中、黒竜の遺児と呼ばれる〈帝国〉の若き女王クリスティーナ一世は、戦死した父帝の仇を討ち、大陸に平和を取り戻すという大義名分を掲げ南征を開始した。
一方、帝国軍の前に国家存亡の淵に立たされた〈教会〉は、一人の乙女を戦場に担ぎ出す。
彼女の名は第四聖女エル・ロートリンゲン。没落した大貴族の家から、半ば身売りされる形で〈教会七聖女〉の一人となった彼女もまた、大陸の真の平和を願い立ち上がる。
自らの理想を叶えるべく、貪欲に戦争を求め覇道を突き進む少女と、その戦争を阻止すべく、健気にも戦場に赴く少女。
彼女たちは戦い続ける。そこに愛すべき者たちの無数の死が積み重なると理解しながら。
戦火は際限なく広がっていく。やがて死が二人を別つまで……。
*架空の世界を舞台としているため異世界ファンタジーに分類していますが、魔法やモンスターは登場しません。あくまで人間同士の戦争です。
文字数 85,395
最終更新日 2020.02.11
登録日 2019.08.17
人間の上半身に獅子の下半身。
剣や槍、矢を受け付けない強靭な肉体に、鉄もを砕く豪腕を持ち、どんな名剣よりも鋭い爪を持ち、
神速で大地を駆け抜ける俊足を誇り、口からは火炎を吐く。無双の肉体を誇る最上位魔物・黄金獅子王族の王女に俺は生まれ変わった!?
やがて父王に代わり獅子族の女王となった俺は魔王の傘下から離脱し、獅子族だけで独自の勢力を築き上げるため奮闘する。
人間とも魔族とも違う、獅子だけの、俺の王国を築くのだ!
黄金獅子王、そして、配下の白銀獅子王、獅子たちの力は圧倒的で兵力に大きく劣る身ながら敵対する人間や魔王の軍勢を蹴散らしていく。
時には外交で人間と同盟を結び、時には拠点とする城の周囲に屯田を敷いたり内政をしながら俺たち獅子族は天下を目指して戦い続ける。
これは黄金獅子王の女王となった俺が覇道を歩む物語。
「なろう」様「カクヨム」様にも投稿しています。
文字数 56,479
最終更新日 2019.07.29
登録日 2019.07.20
かつて、この国を支えた『鬼』の一族。
炎を操る力を持った人ならざる者達は、『緋の悪魔』と恐れられたと言う。
時代の流れと共に種が減り、その血は潰えたと噂されるようになって久しい。
鬼の姿が無くなっても、平和を願う王の手腕で慎ましく続いていたベストア大陸一の王国エリクシール。
王が病に倒れて亡くなると、幼い姫が成人を迎えて王位を継承する日まで、大臣に国政が任されることになった。
王位継承を間近に控えたエリクシールの姫エリスは、その亡き鬼を求めて、鬼が移り住んだと言われるニオノヒ山へ向かった。
文字数 9,650
最終更新日 2020.12.18
登録日 2020.12.13
大国の中に存在する超小国クッカサーリの若き女王ティルダ、議会のために議場へ赴くも、そこに待ち受けていたのは一枚の紙きれ。そこにはこう記されていた。――『女王自身で我々全員を見つけなければ議会には出席しない。なお期限は明日の昼まで』。
女王と侍従のなんてことのない日々の話。
文字数 90,495
最終更新日 2019.07.05
登録日 2019.06.17
滅びゆく大陸の覇権を巡って対立を続ける〈帝国〉と〈教会〉の戦争は、開戦から十五年が経過していた。
戦争が終着点を見失う中、黒竜の遺児と呼ばれる〈帝国〉の若き女王クリスティーナ一世は、戦死した父帝の仇を討ち、大陸に平和を取り戻すという大義名分を掲げ立ち上がった。
自らの理想を叶えるべく、少女は貪欲に戦争を求め、覇道を突き進む。
そこに愛すべき者たちの無数の死が積み重なると理解しながら。
女王の愛人である近衛騎兵のペトリ・ニーゴルドは、自らの欲望に正直に生きるクリスティーナに振り回されながらも、共に戦場へと赴く。
貪欲なる黒竜の女王と、名ばかりの北風の騎士。戦火は際限なく広がっていく。やがて死が二人を別つまで……。
*架空の世界を舞台としているため異世界ファンタジーに分類していますが、魔法やモンスターは登場しません。あくまで人間同士の戦争です。
文字数 71,137
最終更新日 2019.08.06
登録日 2019.04.16