海軍小説一覧
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ここは帝国海軍が誇る重巡洋艦「古鷹」のとある一室。
そして現在、ここでは主計科の長たる主計少佐が人生最大級の危機を迎えようとしていた。
すわ、緊急事態か、敵襲か。いいや、違う。「古鷹」主計長にとって目下最大の敵とは即ち──来週の、献立。
時は昭和初期。世界情勢が徐々に悪化していく中で、軍艦勤務の者も日に日に緊張感が高まっていた。
そんな海の男のご飯事情を支えているのが、軍艦の衣糧を担当する主計科所属の将兵たちだ。それはここ、重巡「古鷹」も例外ではない。
「主計看護が兵隊ならば、蝶々も蜻蛉も鳥の内」
などという嘲笑にもめげず、自分たちがいなければみんなの仕事が回らないという矜持を胸に、今日も主計科は独楽鼠のように駆け回る。
──これはそんな主計科の長として日々奮闘する、主計少佐のお話。
※時と場合によっては飯テロに分類される話ですので注意してください
※主計科とは経理を担当している部署です
※この物語は実在する帝国海軍の重巡「古鷹」とも史実の人物とも一切関係の無い話です。
※作中に登場する旧海軍に関するうんちく話についても「ふーん」程度に聞き流してください。
※ライト文芸大賞に出しています
参考資料
『海の男の艦隊料理─「海軍主計兵調理術教科書」復刻─』
『写真で見る海軍糧食史』
『海軍カレー伝説』
『海軍と酒』
『日本海軍がよくわかる辞典』
『海軍よもやま物語』
『物価の文化史辞典』
文字数 221,543
最終更新日 2020.06.19
登録日 2020.04.18
トラックにはねられるというお約束のパターンで死んでしまった浪人生の中島隼(なかじま・じゅん)。
そんな彼は魔王軍撃滅を願う女神の導きによって転生を果たす。
だが、なぜかそこは異世界ではなくミッドウェー海戦当日の「赤城」の飛行甲板だった。
「赤城」と「加賀」それに「飛龍」と「蒼龍」の四隻の空母を、そしてなにより己自身を守るために彼は女神からもらったチートを行使する。
※以前こちらで公開していた同名作品の改訂版です。体裁を箇条書きから一般的な小説スタイルにしたうえで内容も大幅に加筆修正していますが、話の大筋に顕著な差異はありません。
文字数 185,379
最終更新日 2022.06.20
登録日 2022.05.31
1921年アメリカはワシントン海軍軍縮条約と共に将来的に日本の脅威に対抗するために四カ国条約の締結と日英同盟の破棄を提案したが英国の反対によって日英同盟の関係が継続していた。
これによって将来的な対日包囲を計画していたアメリカは日本・イギリスとの関係が悪化する原因になった。
1940年遂に米英は植民地問題や互いの利権の問題で本格的に対立する事となった。
両国の緊張が限界に達し開戦は時間の問題だった。
さらに植民地をめぐってフランス・イタリアがイギリスと対立しアメリカと連携を強めた。
一方大英帝国は新たに日本・ドイツと日英独三国同盟を締結し協力関係を築いていた。
さらに1941年英国首相チャーチルは三国同盟締結のアピールや米国への牽制のためにドイツ艦艇を含めた英独東洋艦隊を派遣する策を打った。
米仏伊vs日英独の戦い、
世界の海軍による死闘が始まる!
文字数 7,012
最終更新日 2021.10.17
登録日 2021.08.18
航海士のアルテミシアは、港で出会った風変わりな女王にその腕っぷしと言語力を買われ、女王の通詞兼外交官として雇われる。その任務は、交渉役として国を跨いで暗躍する大海賊団の掃討作戦に加わること。
女王の計らいで当面の下宿先として海軍司令官サゲン・バルカ将軍の屋敷を世話されたものの、端正で精悍な海神を思わせる風貌のその男は、自由気儘なアルテミシアとは正反対の冷徹な堅物だった。
奔放で謎が多いアルテミシアを信用しないサゲンと、生来の負けん気を発揮して反発するアルテミシア――事あるごとにぶつかり合う二人だったが、危うい緊張感と戸惑いの中で次第に惹かれ合っていく。
そんな折、ある海賊を捕らえたことで思いもよらぬ事実が発覚し、周辺の国々をも巻き込む大事件に発展する。そしてそれは、アルテミシアの過去に起きた悲劇と深く関わっていた――。
架空の中世西洋世界を舞台に繰り広げられるヒストリカルロマンス。マルス大陸物語 第2弾。
文字数 763,478
最終更新日 2021.12.30
登録日 2019.09.02
ミリタリーオタクの高校生、小畑裕二が目覚めたのは、赤レンガの建物が立ち並ぶ見知らぬ場所。そこで裕二が見たのは、かつて戦争で失われたはずだった軍艦の数々と、海軍の軍服をまとった少女たち。そこは、80年前の日本と似ていながら、女性だけが軍になれる異世界だった!
そんな世界へ転移した裕二は、持ち前のミリタリーの知識を見込まれ、海軍士官を養成するための軍学校、『女子海軍兵学校』へ編入するこに。しかし裕二が配属されたのは、落第寸前の問題児ばかりを集めた落ちこぼれクラスだった!
ミリオタ高校生と落ちこぼれ少女が送る軍学校ライフが、いま始まる!
文字数 7,985
最終更新日 2022.04.15
登録日 2022.04.09
数百年後の未来。人類は天変地異により滅亡寸前にまで追い込まれ、それまでに彼らが営々と築いてきたものは全て失われた。
わずかに生き残った人々は力を合わせ必死に生き延び、種を繋ぎ、殖やし、いくつかの部族に別れ、栄えていった。その中の一つがやがて巨大な帝国となり、その周囲の、まつろわぬ(服従しない)いくつかの未開な部族や頑なな国との間で争いを繰り返していた。
就役したばかりの帝国の最新鋭戦艦「ミカサ」に関する不穏な情報を得た皇帝直属の特務機関を統べるウリル少将は、一人のエージェントを潜入させる。
その名は、ヤヨイ。
果たして彼女は「ミカサ」の強奪を防ぐことが出来るのか。
文字数 269,812
最終更新日 2021.08.15
登録日 2021.02.07
惑星オストメニアの北部に位置する冬国、ルンテシュタット王国。
中世時代では北方騎馬民族として北オストメニア大陸を駆け回り、遂には大国を築いた。
それから約1000年。
世界は技術革新に勤しみ、空は航空機が、陸は戦車が、海は戦艦や空母が発明され戦闘に投じられた。
時は南暦1936年。
ルンテ王国貴族であるアンカー・ラインは25歳の若さで第2艦隊の司令を務めていた。
彼は生粋の貴族でありながら貴族らしさを嫌い、ルンテ王国の伝統である奴隷制を忌み嫌っていた。
いつかは彼らを解放することがアンカーの野心だった。
文字数 134,879
最終更新日 2021.08.22
登録日 2020.08.13
第2次世界大戦を敗戦という形で終えた日本。満州、朝鮮半島、樺太、千島列島、そして北部北海道を失った日本は、GHQによる民主化の下、急速に左派化していく。
朝鮮半島に火花が散る中、民主主義の下、大規模な労働運動が展開される日本。
GHQは日本の治安維持のため、日本政府と共に民主主義者への弾圧を始めたのだ。
俗に言う第1次極東危機。物語は平和主義・民主化を進めたGHQが、みずからそれを崩壊させる激動の時代、それに振り回された日本人の苦悩から始まる。
本書は前作「久遠の海へ 最期の戦線」の続編となっております。
前作をご覧いただけると、より一層理解度が進むと思われますので、ぜひご覧ください。
文字数 23,708
最終更新日 2021.09.26
登録日 2020.06.08
時に1936年。日本はロンドン海軍軍縮条約の失効を2年後を控え、対英米海軍が建造するであろう新型戦艦に対抗するために50cm砲の戦艦と45cm砲のW超巨大戦艦を作ろうとした。その設計を担当した話である。
(フィクションです。)
文字数 17,675
最終更新日 2020.09.19
登録日 2019.09.26
ソ連によるポツダム宣言受託拒否。血の滲む思いで降伏を決断した日本は、なおもソ連と戦争を続ける。
1945年8月11日。大日本帝国はポツダム宣言を受託し、無条件降伏を受け入れることとなる。ここに至り、長きに渡る戦争は日本の敗戦という形で終わる形となった。いや、終わるはずだった。
ソ連は日本国のポツダム宣言受託を拒否するという凶行を選び、満州や朝鮮半島、南樺太、千島列島に対し猛攻を続けている。
なおも戦争は続いている一方で、本土では着々と無条件降伏の準備が始められていた。九州から関東、東北に広がる陸軍部隊は戦争継続を訴える一部を除き武装解除が進められている。しかし海軍についてはなおも対ソ戦のため日本海、東シナ海、黄海にて戦争を継続していた。
すなわち、ソ連陣営を除く連合国はポツダム宣言受託を起因とする日本との停戦に合意し、しかしソ連との戦争に支援などは一切行わないという事だ。
この絶望的な状況下において、彼らは本土の降伏後、戦場で散っていった。
本作品に足を運んでいただき?ありがとうございます。
著者のkotoと申します。
応援や感想、更にはアドバイスなど頂けると幸いです。
特に、私は海軍系はまだ知っているのですが、陸軍はさっぱりです。
多々間違える部分があると思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
文字数 36,196
最終更新日 2020.05.22
登録日 2019.08.24
第三次世界大戦により文明の大半が滅んでから数千年。第三次世界大戦以前のほとんどの記憶が失われた人類は、再び同じ歴史を繰り返そうとしていた。
しかし第四次世界大戦は、第二次世界大戦と似た様相を見せながらも、少しずつ違う方向へと進みつつあった…
ベースは第二次世界大戦の史実パクってますが、ご都合エンジンやらとんでも兵器が登場してあんなやことやこんなことするif戦記です
主人公は“日本”です。ハイ。
結構私個人の見解が多く含まれるので、あまり深く考えないで読んでもらえるとありがたいです
小説家になろうにも投稿しています
文字数 31,743
最終更新日 2019.08.05
登録日 2019.07.23
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