ダーク小説一覧
「どうか、私を許さないでほしい」
これは、ある人殺しの独白である。
赤く染まる景色の中で、彼は何を思うか
文字数 4,839
最終更新日 2023.10.15
登録日 2023.10.15
或る豊かな国の王は、どの家臣よりも魔女を信頼していました。
故に、この国は汚れた魔女の国、国王は魔女の傀儡と揶揄されていました。
家臣に、民に何を言われようと、国王は魔女の助言に従いました。
国王は魔女を愛していました。
魔女も心の中では国王を愛していました。
いつまでも、その愛と豊かさが続くはずでした。
けれど、その地は国ではなくなりました。
道を違えたのは、国王か、家臣か。それとも魔女自身か。
文字数 3,016
最終更新日 2020.09.26
登録日 2020.09.26
誰かが部屋の明かりを消し、蝋燭がわりなのかは分からないが、テーブルの真ん中にライトが置かれ、その光がぼんやりと五つの顔を浮かび上がらせる。
体格の大きい、おそらく最年長の男性、小野寺さん。
男性か女性かひと目では判断の付かない、口数の多い男性、新倉さん。
僕とはすでに会っているのに初対面の振りをする、占い師の女性、相瀬さん。
地元の中学生で、神原と元々知り合いの中学生、夢宮くん。
そして高校時代からの同級生、神原。
そしてひとりの男が語りはじめる。
僕を見ながら。他にもひとはいるのに、まるで僕にだけ話すかのように。
萌した違和感を無理やり外に追い出し、僕は彼の語りに、耳を、恐怖を求める心を傾ける。
文字数 100,320
最終更新日 2023.04.12
登録日 2023.04.05
とある研究所で開発されたウィルスの人体実験。
それの被験者に問題の成績が低い人間が選ばれることとなった。
俺は問題を解いていく…
文字数 11,725
最終更新日 2019.03.09
登録日 2019.02.28
こちらの作品は小説家になろう様、カクヨム様の方でも公開しております。
世界を救ってほしい?断る!
そんなところから始まる物語。
凶悪生物『デストヒュヌス』を討伐するために、異世界転移させられた主人公リク。
その男は、救世主と呼ぶにはあまりにも傲慢な態度であった。
彼は世界を救う人物に値するのかそれとも―――
異世界ダークファンタジー
文字数 38,908
最終更新日 2022.12.13
登録日 2022.02.17
少女の強い思いに導かれ、銀髪の青年は現れた。
彼は少女に手を差し伸べ、少女は了承して彼の手を取った。
それが、絶望の始まりだとは気付かずに――。
※カクヨム、小説家になろうにも別名義で掲載中ですが、こちらが改稿最終系になります。
※ひとまず短編として終えます。
※恋愛からキャラ文芸にカテゴリ移動しました。
文字数 17,881
最終更新日 2017.01.11
登録日 2017.01.06
とある王国の何もない日常、国の勇者たちは魔人たちと戦い誰一人欠けることなく王都に戻ってくる…。
そんな平凡な日常。そして今日もまた、処刑場には護衛官たちに銃を向けられた薄汚い男がいる。
勇者たちは笑い、王族、貴族たちは不服そうな顔をして男を眺めていた。
薄汚い男は唇を噛みしめ怒りに満ちたような、それでいて疲れきったような表情をする。
何かをささやいた瞬間銃声が鳴り響く、それと共に笑い声が溢れかえっていく…そんな日常…。
…ある王族の少年はこの日常に違和感を覚えた。
文字数 8,963
最終更新日 2022.08.15
登録日 2022.08.14
文字数 2,381
最終更新日 2018.06.19
登録日 2018.06.05
完結済みの作品になります。
ベルーナ伯爵は、迷宮で多くの魔石を獲得し、妖魔から領土を守り、特産品作りすら担っていた魔術師のマリウスを追放した。
娘を嫁がせるとまで約束していたにも関わらずだ。
名門貴族との縁組が整い、名門貴族からの支援も受けられるようになって、マリウスは最早用済みだと判断したからだ。
だが、ベルーナ伯爵家にとってマリウスの存在は、伯爵が思っているよりも大きくなっていた。
マリウスを失った伯爵家は、思いもよらぬ苦境に追い込まれる事になるのだった。
注釈)
この小説は、いわゆる追放ものの中で、特に「ざまぁ」部分に特化した作品にしたつもりです。
その為、追放ものとしては歪な構成になっていると思います。
具体的には、追放された魔術師のその後に関しては、必要最低限しか書いていません。
そして、物語の前半は、魔術師がひたすら虐げられ追放されるだけの話。
後半は、魔術師を虐げた者達がひたすら悲惨な目にあうだけの話になっています。
どちらの描写も、割ときつめで書いたつもりです。読むと気分が悪くなるかもしれません。ご注意ください。
暴力描写や残酷な表現を含みます。その対象が婦女子になる事もあります。
この作品は、先に投稿している「剣魔神の記」と世界観を共有しています。
しかし、ストーリー的には全く関わっていない独立した作品にしています。「剣魔神の記」未読でも支障なく読んでいただけます。
この作品は『小説家になろう』にも掲載しています。
文字数 50,852
最終更新日 2021.09.05
登録日 2021.09.04
村娘のマリーは優しい母の元で幸せに暮らしていた。だが、幼馴染のケインと海へ行き、人攫いにあってしまう。連れ去られて、行き着いた場所は隣国の王宮だった。隣国では女が産まれず、それが社会問題にもなっていた。『産まれぬなら連れて来れば良い』数代前の皇帝が国を挙げて女を攫い始め、今もそれは続けられている。マリーは同じく攫われて来た二人の少女と共に王妃教育を受けることになった。だが、マリーは逃げることを諦めておらず……。
文字数 81,847
最終更新日 2021.04.11
登録日 2020.12.04
兄と比較されて育った刈谷昌景は、一族の役割を果たす為に天狗のいる山へと向かうことになった。その山は、たくさんの鴉が飛び交い、不思議な雰囲気が漂っていた。
山に着くと、天狗は「盃」で酒を飲むということだったが、その盃は、他の妖怪によって盗まれてしまっていた。
主人公は、盃を取り戻す為に天狗と共に妖怪の世界を行き来し、両親からの呪縛である兄との比較を乗り越え、禍が降り注ぐのを阻止するために、様々な妖怪と戦うことになるのだった。
文字数 352,372
最終更新日 2024.04.08
登録日 2024.02.07
文字数 5,049
最終更新日 2021.09.11
登録日 2021.09.11
私は死神のセケル。
同僚達からは変わり者と言われるわ。後はオネ・・・
日々魂を集める仕事に勤しんでいる訳だけど、
それだけじゃ楽しくないわよね。
そこで、少しでも楽しく仕事をこなすため、
タイプのイケメンをピックアップして担当する事にしたの。フフフ。
これで仕事も捗るってもんよね♪
それともう1つ。
兼ねてより計画していた「魂ガッポガッポ作戦」を実行に移す事にしたわ!
私がスマートに計画を遂行するその様子を、とくと御覧あれ。
文字数 15,567
最終更新日 2023.01.31
登録日 2022.12.11
この世界では十歳になるとギフト(祝福)を授かる。その人の才能や運によってどのギフトを授かるかが決まる。
村で平和に生活していたシンスは十歳になり、ギフトを得た。
気になるギフトはまさかの"二重人格"!?
その力は自分の中にもうひとつの人格があり、会話が出来るだけ。
冒険者になってもたいした力がなく、蔑まれていた。
だが、突如ギフトが覚醒!?
会話が出来るだけだった力がまさかの脅威の力に!?
しかし、この力にはひとつだけ欠点があった!?
無能と蔑まれていたが、他人に認められるために成り上がる。
文字数 4,500
最終更新日 2024.03.03
登録日 2024.03.03
◉シリーズ小説◉
物心ついた頃から殺し屋ファミリーに属する『サヤ』は、今回が初めての任務。才色兼備で非の打ち所がない彼女が、花屋で働く爽やか青年『ハルマ』に華々しく飾るはずだった初デビューを狂わされ....?!
※ギャグエロ何でもあり
【ゆっくりしていってね!!】
文字数 5,179
最終更新日 2019.03.31
登録日 2019.03.17
都会の片隅のちょっと奥、華やかで薄暗い仕事に従事するエーコは同僚のサナから身の上話を聞かされる。
その語りは過去の思い出したくない記憶を刺激するもので……。
名を捨て昏い人生を進む女と、愛を理解できず壊れてしまった女の話……。
※一、この物語はフィクションであり実在の人物・団体あるいは実際の事件とは一切関係ありません。人名、地名等が実在のものと符合した時、それは偶然の産物であることをご了承ください。
※二、この物語はフィクションであり、作中の法制度は現実のものと齟齬がある可能性があります。
※三、本作ではインモラルな表現が登場します。平気か否かは自身でよく考えてからお進みください。また、途中で気分を悪くした際は閲覧の中止を推奨します。
文字数 6,451
最終更新日 2020.06.14
登録日 2020.06.14
※注記 この作品は無慈悲をテーマにした構成を予定しております。
血飛び肉裂け臓物撒き散らすような表現が苦手な方はご遠慮ください。
------------------------------------
魔法という、奇跡が満ち溢れたこの世界。
そんな中で、数多の人々が憧れ、同時に恐怖する場所が存在した。
その名はダンジョン。
世界各地に点在する入口から侵入することが出来る、神秘の塊だ。その中には全ての希望と全ての絶望があると言われている。
現存する如何なる技術を持ってしても、その成り立ちどころか構造、材質すらも謎のまま。
そんな未知の塊であるダンジョンで手に入る宝物もまた未知の力を内包しており、それを求めてる者は後を立たない。
一生遊んで暮らせる程の金額で取引されるそれを求めて、一攫千金を狙う数多の者達はダンジョンへ足を運ぶのだった。
希望とは、絶望の影であると、そう知らずに
この物語は神秘の|坩堝《るつぼ》、ダンジョン。
その全てを掌握する、一人の少女の希望と絶望に満ち溢れた観測記である。
------------------------------------
※第0章は物語のずっと先に絡める予定ですので、設定的な関係はありますが直近のメインシナリオとは全く別軸の建付けとなりますのでご了承ください
第1章プロット穴埋め中につき、少しだけ時間が空くかもしれません
文字数 7,449
最終更新日 2020.02.19
登録日 2020.02.16
いわれのない罪で故郷を追われたヨシュアは、一人山奥の小屋に籠り漫然と暮らしていた。
そんな彼の元にある夜一人の女が訪れ、自身の娘を託す。
「私は、きっと、助からないわ。だから、どうか、その子だけでも、助けて」
そして女は夜の闇の中へと消えていった。
天真爛漫で手のかかる少女とともに過ごす平和な毎日。しかしそれも長くは続かなかった。
少女を守るため、彼はまた一人歩き始める。
文字数 14,499
最終更新日 2023.05.06
登録日 2023.05.06
幼いころの鮮烈な体験から超能力に目覚めた主人公――優一。
彼は日常に潜み、機会をうかがっては、正義の名の下黒い欲望を満たしていた。
そんな彼の前に一人の少女が現れる。
「私と世界を壊しましょう」
異界から来る化け物、超能力者、それを狩る政府直属の戦闘部隊。
彼女がもたらした戦場は、優一が願ってやまなかったものだった。
彼はただ”見て”、狂気の笑みを浮かべる。
「道徳、倫理、正義の名の下、僕は君を殺す。悪い子には、誰かがお仕置きしないとね……」
これは、後に魔王と呼ばれる男の物語である。
文字数 13,125
最終更新日 2020.07.04
登録日 2020.07.01
魔王城の地下には人間が1人、監禁されている。
理由は誰も知らない。
だから私は知りたいと思ったのだ。
文字数 4,240
最終更新日 2021.06.07
登録日 2021.06.07
これは、運命に立ち向かう男の物語。
両親を悪魔に殺され、彷徨い歩いていた半魔のジーク。
そんな彼が出会ったのは神々の加護を身に宿して悪魔と戦う葬送官、テレサだった。
テレサの薦めで葬送官になる事になったジークは人々から半魔と蔑まれ、処刑寸前だったが、
修業を始めると徐々に秘められた才能が開花し、史上最強の葬送官への道を歩み始める。
そんな彼を神々は放っておかず、彼はさまざまな神々に見初められていくのだった。
「僕は普通に暮らしたいだけなんですけど!?」
これは、最弱から最強へと成り上がる物語。
時に迷い、苦しみ、嘆き、悲しみ、それでも前へ進もうとする男の物語。
※ライトに読める王道ダークファンタジーです。
※『ブラック・ブレッド』『アクセル・ワールド』『円環少女』が好きな読者は特におすすめ!
文字数 120,748
最終更新日 2021.09.04
登録日 2021.08.30
一人の男がいた。
その者は多くの忠誠を捧られ、恐れを持たれ、信頼を勝ち取ることことにたけているが人間に対して興味がなく退屈を嫌っているという変わった性格をしている。
生きる伝説として存在はしているが、その者が男だということ以外に顔立ち、身長、服装、能力なのかは一切情報が存在していない。
そんなある日、姿を見せてこなかった男が裏の世界に現れ、たちまち頂点に昇り立ち支配者となる伝説の始まり……
少しずつ文章を変更したりしてゆっくり書いていく予定です。よろしくお願いします。
文字数 9,323
最終更新日 2023.03.12
登録日 2023.03.11
ずるいずるいと義妹のアマンディーヌに言われ、色んな物を奪われたフロレンス・ドルイユ侯爵令嬢。
彼女はある日、悪魔に囁かれて本当にずるくなると決めた。
復讐のため彼女は義妹にかくれんぼを提案する。「王家の呪い」がかかった指輪を彼女に奪わせるつもりで。
※全4回で完結済みです。ヒロイン闇堕ちにより結構ダークめ&流血あり、ごく軽めの部位欠損を匂わせる表現ありなので、苦手な方はブラウザバック推奨します。
※小説家になろうにも掲載しています。
文字数 18,892
最終更新日 2023.01.31
登録日 2023.01.31
あるところに二人きりの兄妹が住んでいました。兄はとても強大な力を持っていました。嫉妬した人々は兄には敵わない為、妹に八つ当たりをするのでした。
文字数 1,008
最終更新日 2019.07.17
登録日 2019.07.17
どこかのファンタジー世界の魔物の独白。
即興小説リメイク作品(お題:楽観的な魔物 制限時間:30分)
リメイク前初出 2020/04/02
この作品は「pixiv/note/小説家になろう/カクヨム」にも掲載しています。
文字数 1,077
最終更新日 2020.07.15
登録日 2020.07.15