微ホラー小説一覧
「私」ビルギットは生まれつきの両頬のあざのせいで、両親と全く合わずに育てられてきた。
そのうち美しい妹アマーリエが生まれ、両親はそっちに夢中になる。
ビルギットはアマーリエと遊ぶ子供達から驚かれたことをきっかけに、自分の顔のことを知る。
彼女は勉学をもっとやっていきたいと伯母経由で街の学校へ行き、やがて女子に開かれ出した大学へも通い、研究の道を選ぶ。
その過程でリヒャルトという青年と出会い、気の合う仲間から結婚へとスライドしていく。
その報告を伯母のところ~実家へと行った時、とある事件が起きてしまった。
その事件とは。
文字数 7,974
最終更新日 2022.03.29
登録日 2022.03.29
【完結】「公爵令嬢エミリア・アーマイゼ、貴様との婚約を破棄する! 俺はここにいるゴッテスアンベーテリン国の王女アルビナと結婚する!」
国王陛下と王妃殿下の御前で、王太子レイモンド様から婚約破棄を言い渡された。
「貴様がアルビナのお弁当とおやつを隠し、さらにはアルビナの馬車を引く馬二頭を隠したことは分かっている!」
王太子殿下の言葉に背筋が寒くなるのを感じた。
「王太子に婚約破棄された君に待っているのは死だ! 君は王家の事を知りすぎている! アルビナに意地悪をした君にはお似合いの末路だな!」
私との婚約を破棄したレイモンド様はアルビナ王女と共に、ゴッテスアンベーテリン国へと旅立って行った。
レイモンド様はご存知ないようです、ゴッテスアンベーテリン国の王女が初夜に〇〇を食べることを。
※微ホラー、微グロ、残酷な描写有り、R15、ヒロイン的にはハッピーエンド。
※作者が思っていたより残酷な内容だったようで……タグ追加しました。m(_ _)m
※他サイトにもアップしています。
全8話、約5000文字。
表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。
「Copyright(C)2021-九十九沢まほろ」
文字数 5,158
最終更新日 2021.06.28
登録日 2021.06.19
貴以(たかゆき)の家には座敷牢があり、「地獄」と呼ばれていた。おかしな家とおかしな家族から逃げるように他県へと進学した貴以は、遥(はるか)と出会い恋を知る。恋を知ったことで次第に狂い始める貴以。性悪な遥の態度がその狂気に拍車をかける。やがて貴以の脳裏に、必死に忘れようとしていた「地獄」が浮かび上がり……。
※性的表現あり。
文字数 4,218
最終更新日 2022.02.02
登録日 2022.02.02
彼氏と親友(だと思ってた女)が浮気していた。それも三年も。え? 付き合い始めてからほぼ丸々じゃん? ないわー。……そんな風に軽い反応をしてみたけれど、内心は悔しくて悲しくて、ふたりが憎くて仕方がなかった。復讐を考えたけれど、特別頭がいいわけでもないわたしには、法に触れない範囲での復讐なんて夢のまた夢。ふたりから離れるため、泣く泣く逃げるように地元から遠い地へと就職して五年。新しい彼氏もできて、それなりに幸せに暮らしていたら、元親友から連絡がきた。なんか勝手に不幸になってました。彼女によるとわたしのせいらしいけれど、そんなわけないじゃーんと思っていたら……おや? 現カレの様子が……?
※大別すればざまぁ系だと思いますが、主人公はポカーンって感じです。
文字数 10,911
最終更新日 2021.01.03
登録日 2020.12.31
「婚約は破棄しよう」
結婚式まであと一ヶ月もないというのに。
バート•フェリシアス伯爵に婚約破棄を告げられたソフィア。その三日後には新しい恋人との結婚式の招待状が届いた。
フェリシアス家はある曰く付きの城を持っていて、妙な決まりごともある。その決まりごとの一つは、元婚約者は、結婚式に参列して恋が終わったことを認めてもらうこと。
式がはじまるまでは意外にも落ち着いていたソフィアだったが……?
※カクヨムにも掲載しています。
文字数 5,225
最終更新日 2021.05.08
登録日 2021.05.08
リュウ、ヒナ、ヨシは同じクラスの仲良し3人組。
ヤンチャで運動神経がいいリュウに、優等生ぶってるけどおてんばなところもあるヒナ、そして成績優秀だけど運動苦手なヨシ。
もうすぐ1学期も終わるかというある日、とある噂を聞いたとヒナが教えてくれる。
その噂とは、神社の裏手にある水たまりには年中氷が張っていて、そこから異世界に行けるというもの。
それぞれ好奇心のままその氷の上に乗ると、突然氷が割れて3人は異世界へ真っ逆さまに落ちてしまったのだった。
※カクヨムにも掲載中
文字数 71,224
最終更新日 2020.12.15
登録日 2020.11.20
・毎週土曜日20時〜更新中。更新日時の変更などはツイッターでお知らせします。
・「旧」は初期稿のうち、ボツにした話です。一部の設定が異なります。
1部(出会いと魔石編):序〜11.5話
2部(過去と術者協会編):12〜
(あらすじ)
鈍感で能天気な男子高校生、贄原陽斗(にえはら はると)は妖怪をはじめとする異形を見、引きつける体質。
訳あって彼のもとに集った三匹の鬼、蒼劔(そうけん)・黒縄(黒縄)・朱羅(しゅら)、そしてタイトルからハブられている妖怪、五代(ごだい)は互いの利益のため、なんやかんや協力することに。
果たして、彼らの行く末に待ち受けるものとは?!
ギャグあり、シリアスあり、ホラーあり、恋愛ありの、ジャンルを聞かれたら「キャラ文芸」以外の説明に困る、妖怪バトルサスペンス! イメージは少年漫画(漫画じゃないけど)。
(第1部 あらすじ)
贄原陽斗は日常的に妖怪や霊などの「異形」が見える体質の男子高校生。しかし本人はそれらが人外だとは全く気づいていなかった。
学校からの帰り道、陽斗は人間を餌に妖力を集めている鬼、黒縄と、その部下の朱羅に拉致され、「映える心霊スポット」と呼ばれる廃工場へ監禁される。そこには訪れた人々を喰らう、恐ろしい妖怪が住み着いていた!
絶対絶命の陽斗の前に舞い降りたのは、青きツノを持つ正義の鬼、蒼劔だった……!
文字数 754,403
最終更新日 2022.06.25
登録日 2018.04.06
主人公、リサは村で静かに暮らしていたが、ある日森で迷い1つの屋敷を見つける。その屋敷には病気にかかり寝たきりの男の子がいて……?
文字数 9,922
最終更新日 2022.03.30
登録日 2022.03.10
婚約破棄ざまぁ大喜利ショートショート26番の「B」ベルの話の、視点を男ではなくベル側にして肉付けしてみました。
ちなみに元話は
「ベル…… お前との婚約は破棄させてくれ……」
「え、何故、何故なのですか?」
「実は俺には重大な病気があるんだ…… 心変わりという……」
そう、他に好きな女ができたのだ。(略)
「先生! 婚約者が病気なのです! 心が変わってしまうという……!」
「ほぉ。それはそれは大変ですな。詳しく調べてみましょう」
「お願いします」
(略)
俺は強制的に入院させられ、「最新の」医療を試された。
なお、その時本当の「心変わり」、つまりは単に別に付き合い始めた相手は、俺のその状態を聞いたら恐ろしいことに巻き込まれているとばかりに逃げていったそうだ。
そして俺はまだ病院にいる。
ざまぁですが、ある意味ホラーかも。
文字数 3,239
最終更新日 2022.01.12
登録日 2022.01.12
「俺にしろよ。俺ならアンタに……特大の幸せと金持ちの老後をやるからよ…!」
私――いや俺は、こうして辺境のド田舎貧乏代官の息子サイラスになった。
性別を偽り、代官の息子となった少女。『魔の森』の秘密を胸に周囲の目を欺き、王国の搾取、戦争、さまざまな危機を知恵と機転で乗り越えながら、辺境のウィリス村を一国へとのしあげてゆくが……え?ここはゲームの世界で自分はラスボス?突然降りかかる破滅フラグ。運命にも逆境にもめげず、ペンが剣より強い国をつくることはできるのか?!
武闘派ヒーロー、巨乳ライバル令嬢、愉快なキノコ、スペック高すぎる村人他、ぶっ飛びヒロイン(※悪役)やお馬鹿な王子様など定番キャラも登場!
◇毎日一話ずつ更新します!
◇ヒーロー登場は、第27話(少年期編)からです。
◇登場する詩篇は、すべて作者の翻訳・解釈によるものです。
文字数 743,776
最終更新日 2020.08.11
登録日 2019.12.01
『月下美人が咲いたら連絡する』
約束どおり、親友が電話をかけてきた。
彼女の実家にたどりつくと、二年前と寸分の狂いもない姿の彼女がいた――遺影とおなじ、朗らかな笑顔を浮かべて。
文字数 3,932
最終更新日 2022.03.27
登録日 2022.03.27
「本当にあった」と枕詞のつく怪談話にありがちなオチ、「それを見て生きて帰った者は、1人も居ないらしい……」というシメの言葉。
あれって一気に目が覚めませんか?
じゃあ今語っているあなたは? 生きて帰った者は誰も居ないのに、どうして詳細を把握しているの? 誰から聞いたの?
あのオチを聞くたびに「はい、創作ホラーお疲れ~」と冷めてしまいます。
そんなお話ですが、作中に出て来る靴紐の件は一部実話だったり……そうじゃなかったり? ご想像にお任せします。
※この小説は、小説家になろう、カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+、エブリスタで掲載しています。
文字数 3,447
最終更新日 2022.03.27
登録日 2022.03.27
2/5ちゃんネタの「妄想する隣人」から肉付け。
「隣の部屋の奥様に浮気を注意されました/私、浮気などしておりませんのに/浮気相手を見かけた日を詳細にメモされておりましたが、全部旦那と出掛けた日ですのよ」
一体そういうひとの視界はどうなっているんでしょう……
文字数 1,687
最終更新日 2022.01.19
登録日 2022.01.19
男は女に呼び出され、放課後の教室へ向かう。
そこで突如として女に投げかけられる妙な質問から、案の定男は妙な展開へ巻き込まれていく……
文字数 3,513
最終更新日 2022.01.17
登録日 2022.01.17
道の真ん中に立つ青年を不思議に思い声をかけると、耳を疑うような質問が返ってきた。関わってはいけない人かもしれないと思ったが話してみると会話のテンポが心地良いことに気づく。しかし、そんな彼には秘密があって…
文字数 1,421
最終更新日 2022.01.13
登録日 2022.01.13
イケメンの婚約者・シルヴェストルはなんだか無愛想。なんと、彼には私の他に交際している恋人がいた。その恋人が私の家に乗り込んで、婚約破棄するように脅してきて…?!
文字数 479
最終更新日 2021.11.18
登録日 2021.11.18
私の婚約者・パトリックはイケメンなのだが、私の妹と浮気していた。妹は「お姉様のことが嫌いだから、パトリック様を略奪しようと思った」と言う。その後、パトリックと妹は結婚したが、なんと私が生霊を飛ばしていたらしくて謝罪された。
文字数 746
最終更新日 2021.10.27
登録日 2021.10.27
草間狂平には、幼なじみがいた。祖母の家に住み込みで働いていた家政婦の息子、須藤黎。大変見目麗しい黎は蛇神に捧げられる身であり、十七歳の夏休みに神隠しにあった。
狂平は、何も出来なかった自分を悔い、自暴自棄になり、暴力団員になってしまった。ある日、兄貴分の泥を被せられ、山中でリンチに遭い、殺された。死にゆく狂平の前に、蛇神が現れ、戦う羽目に。
その時、狂平の腕の筋彫りを依代に龍神の力が覚醒し、蛇神に勝った。
そして、黎が現れた。
黎は蛇神の呪いにより、拐われた時のままの姿だった。そのうえ、感情も封じ込まれていた。
蛇神を嫌っていた山の神・珠姫から蛇神を倒した恩賞に、二人は珠姫の眷族である松宵と新しい不思議な生活を与えられた。
それから五年後、オールディーズスタイルのダイニングバーを営む狂平と、新進気鋭の占い師になった黎。
バーには、気まぐれに変わった客が来る。八百万の神と小悪魔な幼なじみに翻弄されながら、カクテルを作ったり、人助けをしたり、人探しをしたりする男の話。
文字数 20,030
最終更新日 2021.10.20
登録日 2021.10.10
教会の地下への入り口を見つけたとき。
貴女は悪魔に魅入られる。
サミュエル・ヴィーチェ
それは、神の悪意と呼ばれた悪魔の話。
文字数 9,763
最終更新日 2021.09.21
登録日 2021.09.21
ツイッターに投稿されたという想定で綴る140文字の怖い話。
ホラーあり、人怖あり、怪談あり、実話あり……。
文字数 3,885
最終更新日 2021.07.31
登録日 2021.06.20
「御覧なさい! フギロシャネソララ様の御加護あらば、この程度どうということもないのです!」――凶刃に倒れるかに思えたシビルは血にまみれた腕を広げるや、神の素晴らしさを高らかに語り始めた。それを見てわたしは正気に返った。――
とある乙女ゲームに酷似した世界で電波お花畑だった平民出身ヒロイン(転生者)がそれを上回る電波狂人転生者に出会って目が覚めたけどいろいろ手遅れな残念微妙ちょっぴりホラーコメディー。
※すぐに終わるので読みきり漫画でも読む感覚でどうぞ。
文字数 22,608
最終更新日 2020.12.15
登録日 2020.12.11
とある世界にアライドという男がいる。とある世界にリトルという女がいる。そしてリトルという女がアライドという男との日々を語り合う、本来交わらないはずの平行世界を繋ぐ掲示板が存在している――。これはその掲示板に書き込まれた怖かったり不思議だったりする一部のレスを抜粋しただけのもの。
文字数 44,651
最終更新日 2020.12.23
登録日 2020.12.09
僕の実体験を元にしたショートストーリーです。少しホラーかも。
何の変哲もない普通の高校生だった「私」は、ある日、急に学校に行きたくない気持ちが抑えきれなく、学校を休んだ。別に人間関係に悩んでも無いし、勉強も嫌いではない。なんとなく、嫌だった。だが、紅茶を少し飲んでから小さな事件は起こった。
文字数 1,230
最終更新日 2020.11.16
登録日 2020.11.16
“蝕の季節”――空は墨を垂らしたように黒く染まり、夜になれば完全な闇の世界を「神」と呼ばれるものが闊歩する。その間、森の民はパートナーと共にヤモリの木に出来たウロで、ただひたすらときが過ぎるのを待つのだ。しかし花鼠のウバラはパートナーを見つけられずにいた。そんな中で疎遠になっていた水狼の幼馴染み・ギョクとひょんなことから再会する。ギョクはこのタイミングでパートナーに捨てられてしまい、途方に暮れていた。
パートナーがいないもの同士で急造の誓約を結び、蝕の季節を乗り切ることにしたふたりの、それなりほのぼの日常譚。
文字数 57,243
最終更新日 2020.11.04
登録日 2020.10.25
物心ついたころから“めおと”になるのだと教えられてきた双子の円月(みづき)と更嗣(のぶつぐ)。だが成長するにつれ円月はその言葉と、弟の更嗣と違い自分だけ学校に行かせてはもらえず奥座敷に閉じ込められていることに疑問を抱き始める。そんなおり、娘の病気のために都会へ出ていた一家が村に戻って来て……。
※性的表現あり。
文字数 23,378
最終更新日 2020.10.01
登録日 2020.09.27
私の住んでいるこの村には古くからの言い伝えがある。
______山の奥にある鳥居の先には絶対に足を踏み入れてはいけないよ、もう二度と帰って
は来られなくなるからね______
と、よく祖母に小さい頃から言われていたものだ。
どうせどこにでもあるただの言い伝え、ばかばかしい、私はそう思っていた。
私は面白半分で鳥居の先へ足を踏み入れてしまった。
______だが、ただの言い伝え、ばかばかしい、そんなことは決して無かった。
私が、言い伝えさえ守っていればこんなことにはならなかったのに。
誰か、助けて、帰りたい…
文字数 2,127
最終更新日 2020.09.23
登録日 2020.09.21
双子の妹と間違われて刺され、歩行に支障が生じたルビーは実家では厄介者扱い。そんな彼女を救ったのは今は夫のレナルド。優しい夫の元で幸せを手に入れたルビーは、しかし同時に激しい妬心をも抱くようになる。そうした中で、実家から妹を預かることになったのだが……。
文字数 27,306
最終更新日 2020.09.22
登録日 2020.09.17
御前様(ごぜんさま)と呼ばれる神様に神楽舞を奉納したことのある鏡子(きょうこ)は交通事故で他界した後、縁あって彼のお社で暮らしている。しかし六年に一度の祭りを控え神社に新たな舞い手が現れたことで、鏡子の心は掻き乱される。
文字数 23,138
最終更新日 2020.09.13
登録日 2020.09.07