奇病小説一覧
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選ばれし者たちが移住した惑星メミラス。
人類居住用のドーム型都市クレイドルで暮らす彼らは、繁栄の中でひとつの恐怖に晒されていた。
第三世代のみ発症する奇病【3rd dermis dysplasia(第三真皮異形成症)】。
医学的略名〈3DD〉、通称〈withered(ウィザード)〉。
身体の末端から広がる黒枝斑が全身に及ぶと、枯木に似た姿で仮死状態に陥る。
人として死ぬ事もできず、繁殖能力も失われていく。
人類滅亡は目前に迫っていた。
フアナはピアのため。
シンは息子とフアナのため。
カルホはイチマルのため。
イチマルはカルホのため。
ジナイーダはテオのため。
そしてテオは自分のために。
ただ愛する者を救いたいがため足掻く6人が出会うとき、新たな悲劇の幕が上がる────!
●近未来SFホラー・ほぼ毎日更新予定●
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※この物語はフィクションです。
登場する思想・宗教・病名は架空のもので、現実とは一切関係ありません。
※いやらしい表現と、グロテスクな表現が含まれます。
※ゾンビではありません。
文字数 23,304
最終更新日 2021.03.12
登録日 2021.02.21
ある日とつぜん奇妙な病にかかってしまったグレン。「愛おしさ」を感じるとハートマークの物体をどこからともなく排出するようになってしまったグレンは、隠してはおけないからとスナオに恋心を告白する。
文字数 5,372
最終更新日 2020.12.23
登録日 2020.12.23
23世紀の未来。環境悪化や化学兵器、生物兵器の登場で、世界中に謎の奇病が蔓延。人により症状もちがう上に、ありえない速さで進行していく病状。医者は手も足も出ずにいた。
全ての病気への対抗を持つ人類を超えた「ハイマン」、人類の科学の結晶にして最高傑作、そして人類史上最期の作品。地球の未来は彼らが担い、人類史はめでたく終了した。
「ハイマン」は偉大だった。究極的にまで合理化を求め、人類より数十倍の速さで文明を進めた。
「ハイマン」は愚かだった。使い物にならないモノはたとえ同じ種であってもゴミと扱った。
これは、そんな終わった世界に生きる一人のハイマンと、「最期の人類」の愛の話。
感想も良ければお気軽にどうぞ。
文字数 9,799
最終更新日 2021.01.09
登録日 2020.12.27
この世にはまだ特効薬が見つかってない病がたくさんある。その1つが『花吐き病』。
花吐き病とは何かが原因で花を吐くという奇病である。
吐く花の種類によって治療法も緊急処置も違う。
処置を行わなければ、最悪『死』に陥ってしまう。
他の奇病もたくさんある。
それぞれ治療法も進行速度も違う。
治療をするかしないか。
大きな決断である。
文字数 46,549
最終更新日 2021.03.26
登録日 2020.12.05
とある時代のとある国の物語。
ある日を境に国中で謎の奇病が蔓延する。
治療方法、発症する要因は不明。
この国では国境で隣国との諍いが続いており、それも相まって国民の不安と不満は増大していく。
その奇病の名は「琥珀症」。
傷口から血液の代わりに蜂蜜に似た液体が溢れ、徐々に硬化しやがて琥珀のように結晶化するという。
文字数 2,424
最終更新日 2020.04.14
登録日 2020.04.14
彼女は奇病だった。
楽しかった記憶は何処へ……。
奇病初挑戦です。至らない点があれば指摘していただければ幸いです。
咲希視点と太一視点を対になるような言葉で分けていきます。
ジェット【忘却・冷静】
文字数 2,160
最終更新日 2019.10.07
登録日 2019.10.07
僕の目の前は、
いつも灰色の世界が広がっていた
白い、線画のような世界
人は、
人を動物をミックスしたような、
奇妙な姿に見えていた
この白い世界を鮮やかに塗り替えるには、
何色の絵の具が必要なのだろう
文字数 17,212
最終更新日 2019.02.25
登録日 2019.02.24
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