硬派小説一覧
4
件
天王山の大戦で主君惟任日向守(明智光秀)と死に別れた坂本五郎太は、うねるような陀羅尼を鼓膜に受けつつ馬を駆けさせるうち、見慣れない光景の中に己を見いだす。
大恩ある主君のために死ねなかった無念を胸に死に場所を求める戦国の若武者が、鉄砲を生んだ遥かなる異国イスパニア(と勘違いした異世界)を駆ける異色時代浪漫!
王道異世界転移ファンタジーを本格的な時代小説の文体で書いてみたらどんな作品になるのか――そんなコンセプトのもと、いち戦国オタクが有りっ丈の想いを込めて贈る野心作です。
九部様に表紙絵を描いていただきました。この素晴らしい表紙絵に恥じないものを書いて参ります!
※カクヨム様でも別名義で連載しております。
文字数 115,781
最終更新日 2020.12.19
登録日 2020.11.03
「助手は要りませんか?」
「家政婦の真似事なら他を当たってくれ」
断られるのは無理もない。無資格の学生の身分で一流技術者の門を叩いているのだから。そんな女子学生、冴島一希が目指すのは、内戦の遺物である不発弾の処理業者。命がけの職業であり、女性の前例がない世界だ。
「お前をただ働きの使いっ走りに任命する。感謝しろ」
最悪の第一印象をくつがえし、無愛想な男のもとで住み込み修業を始める一希。厳しくも親身な指導に必死に応えながら、性別や血筋に対する自身の偏見に気付き、自分一人で頑張ろうとする癖をも克服していく。
二年の時を経て、師弟の関係はより親密なものへと育ちつつあったが、二人には別れの時がやってくる。
ついに処理士となった一希は、特別危険な任務の最中に、思いがけず師匠と再会。重傷で意識が遠のく中、師匠の出生の秘密と本心を知ってしまい……。
二つの血をめぐる人間ドラマ。師弟の絆と淡い恋。そして、苦い嘘。
【ハッピーエンドです。】
【リアリティ、心理描写、没入感に定評あり。】
【小説家になろう、カクヨムにも掲載しています。】
【あさぎ かな様より、表紙画像を頂戴しました。ありがとうございます!】
文字数 188,420
最終更新日 2020.02.17
登録日 2019.03.30
4
件