呪術小説一覧
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怪力を持ち空を飛べる「飛天」と呼ばれる生き物であるエミは、人間として学校に通い友人もいる中学生。彼女がこの世で退治されることなく生きるため、幼いとき契約を結んだ同い年の少年・鉄哉とは兄妹同然に暮らしてきた。
しかし異能の持ち主である鉄哉がかつてした「エミは十七歳でこの世から消える」という予言、そして人間ではないことへのエミ自身の諦めと苛立ち、異世界からエミのもとに通ってくる謎の男『改源』の存在などから、二人の仲は次第にうまくいかなくなっていく。
やがて二人は成長して十七歳になり、エミは「その日」を迎えるのだが――。
同じ世界に生きるはずのなかった男女の、二十七年の物語。(現在後編の1/3が終了、もうすぐ完結です)
文字数 173,507
最終更新日 2021.01.16
登録日 2020.02.27
死を回避する中で、医術が及ばない絶望的状況の中、ブリコルールが行なったものは、呪術だった。
人々はこれを呪術医と呼んだ。
呪術医が増えていくとその思想は分かれ、派閥を生み、明確になっていく権力に、いつしか人の体は実験物のようになっていった。
一夜の幼馴染みの圭は、権力を象徴する『塔』に入ってしまう。戻って来るという圭の言葉を信じながらも、中々戻って来ない圭を心配する一夜は、様子を見に塔に向かった。
塔の下層階のコウとタカに連れられ、向かった先で一夜は、不思議な存在の『彼』の能力で圭と会い、『約束』を交わす。
圭は『印』といってあるものを一夜に渡すと、一夜の前から消えてしまう。
それは、圭が一夜に託したものだった。
『それを持っていてくれれば、必ず俺は戻るから』
一夜の中に託されたものは、圭の心臓だった。
『僕の中に……圭の心臓がある』
圭との間を繋いだ不思議な存在は、圭が呼び出した精霊だった。
圭が復讐の為に塔に入った事を知った一夜。そして、圭が呼び出した精霊の宿主が一夜自身であった事、様々な困難にぶつかりながら、仲間たちと共に塔のトップである『主様』と呼ばれる男に圭を取り戻す為に立ち向かう。
文字数 153,588
最終更新日 2021.01.23
登録日 2020.11.26
『科学万能』の言葉が謳われる二十一世紀。
その社会の闇の中、『非科学的』として存在を否定された妖怪たちや、呪術を生業とし、人々を苦しめる者たちはいまだ存在していた。
そんな奴らと戦うことができる、一人の青年がいた。
彼の名は土御門護。月華学園に通う現役高校生である。
そして、平安時代にその名を響かせた「稀代の陰陽師」安倍晴明の子孫である。
修行中とはいえ、警察や探偵では解決できない難事件を陰陽師の術を用いて幾度も解決する……ことはしない。
彼らが解決できない現象を引き起こしたのは、伝承や言い伝えを馬鹿にした人間が引き起こしたもの。いわば、その被害は因果応報。やったことが自分の身に返ってきただけであり、解決してやる必要はない。
それが護の信条であった。
だが、そうは言っていられない事件が、二年生への進級を控えた春休みに起きた。
幼馴染である風森月美に夢で誘われ、護は単身、出雲へと向かう。
「神の国」と呼ばれたかの地で護を待ち受ける事件とは?そして、事件の黒幕とその目的とは?
果たして、護は無事に事件を解決することができるのか?
平安の世より千年。科学の力で退けられ、現代社会の影に追いやられながらも、息をひそめ虎視眈々と人々を狙う『闇の存在』に、一人の高校生見習い陰陽師が立ち向かう純和風の陰陽師幻想譚、ここに開幕!
※「小説家になろう」「カクヨム」にて先行投稿している作品です。続きが気になる方は、外部コンテンツも用意していますので、そちらからアクセスをお願いします
文字数 194,435
最終更新日 2020.11.01
登録日 2020.08.07
平安時代にその名を轟かせた陰陽師、安倍晴明。
その子孫である土御門護は東京に住む高校二年生である。
ある日、護は自分が通う学校でいじめが起きている現場を目撃した。
いじめられている女子生徒を助けた護だったが、その出会いが、護を先祖からつながる因縁の相手へと導くことになる。
※「陰陽高校生 呪怨劇」の内容を一部変更したものになります
文字数 105,127
最終更新日 2020.03.18
登録日 2020.03.18
この世界の人々には生まれた時に職業が与えられる。
例えば戦士、例えば魔道士、例えば錬金術師。
魔界に魔王が現れれば勇者だって誕生する。
この世界はそういった職業で成り立っている。
勿論この世界には職業事に戦闘力の差が生まれてしまう。
勇者の戦闘力は最強と言えるだろう。
では最弱は…?
今は使われなくなった魔法の祖。
今はその難度から無視される最古の術式。
遥か昔の神代の時代、神々が使ったと言われる永劫の業。
その力は人間にはあまりにも強すぎた。
これはそんな最弱の職業『呪術師』の少年、
その英雄譚の序章である。
文字数 37,925
最終更新日 2020.02.07
登録日 2019.07.11
霧が周囲を囲む里。その里は1年に1度しか開かない。
初夏に行われる《霧開きの儀式》
その直後、ニナギは1人の記憶喪失の少年を発見する。
それは里に始まった、変化の前触れだった。
曇天が空を覆う。
文字数 99,751
最終更新日 2019.09.07
登録日 2019.08.14
一ノ瀬和哉は普通の高校生だった。
ある日、突然現れた少女とであり、魔導師として現世と魔導師の世界を行き来することになる。
現世×ファンタジー×魔法 物語
文字数 24,641
最終更新日 2018.11.30
登録日 2018.11.10
日本の首都が東京から千葉に移動してから約70年。現在は第二新東京市と呼ばれている。日本には、おかしな現象が昔から続いていた。それがすべて第二新東京市に集まりつつあり、そして、少しずつ危険が近づいていた。京都で修行していた一条春佳は不信感を抱き、すぐにその場所に向かう。そして、彼女は京都から千葉の第二新東京市・神代町にやってきた。
春佳はそこで八嶋正寿と出会う。彼の苗字は元八嶋家の一族であった。彼は普段の霊力がのどれくらいの物か分かっておらず。彼と出会った春佳は、正寿を巻き込みながら、世界を相手に日々戦い続けるのであった。
文字数 14,204
最終更新日 2018.08.25
登録日 2018.08.24
魔人(ディーヴァ)と呼ばれる強大な種族が存在し、特殊な力を秘めた生物達が跋扈(ばっこ)する世界……あてもなく旅を続ける青年ガラルドは、一夜の宿を求めて訪れた村で、瀕死の女性と出会う。彼女には、まだ幼い娘がいた。その出会いは、彼に人生最大の災厄をもたらすこととなる。女性は呪術師で、その呪いにより、ガラルドは彼女の娘と生命を結ばれてしまったのだ。呪いを解く為には、遥か彼方の魔法都市アヴェリアに赴くしかない。ガラルドと、幼い少女フユラの奇妙な旅が始まった……。
やむにやまれぬ事情で否応なしに少女を庇護する立場に追い込まれた素行の悪い青年と、彼を慕ういわくつきの少女、二人の成長と関係の変化を綴った物語。
文字数 219,006
最終更新日 2019.01.21
登録日 2017.01.14
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