淡い恋小説一覧
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このお話は「風紀委員 藤堂正道 -最愛の選択-」の番外編です。
藤堂正道と伊藤ほのか、その他風紀委員のちょっと役に立つかもしれないトレビア、雑談が展開されます。(ときには恋愛もあり)
*小説内に書かれている内容は作者の個人的意見です。諸説あるもの、勘違いしているものがあっても、ご容赦ください。
文字数 99,562
最終更新日 2021.02.14
登録日 2018.06.13
耳を塞ぎたい。口を塞ぎたい。目を塞ぎたい。そして、心の穴を塞ぎたい。
主人公の瀬川華那(せがわはるな)は美術部の高校2年生である。
華那は自分の意思に反して過去のトラウマを度々思い出してしまう。
特によく思い出してしまうのは、小3の頃の約1ヶ月間の記憶だ。細かく言うと、クラスメイトの女子たちから嫌がらせを受け続けていた──消したい記憶。
理不尽な嫌がらせは華那の心に一生残る深い傷をつけた。
華那の唯一の異性の友人である清水雪弥(しみずゆきや)。
華那は不器用な自分とは違って、器用な雪弥の事を心底羨ましく思っていた。
五月十五日。雪弥が華那が飼っている猫たちに会う為に自宅に遊びに来た。
遊びに来る直前に、雪弥の異変に気づいた華那は雪弥の事をとても心配していたのだが……。思いの外、楽しい時間を過ごす事ができた。
ところが。安堵していたのも束の間、帰り際になって、華那と雪弥の二人の間に不穏な空気が徐々に流れ出す。
やがて、雪弥は自分の悩みを打ち明けてきて──?
仲の良い部活の先輩と喧嘩してしまった男子生徒。
「怪物」に執着し続けて、虚無感に苛まれながら生きている男子生徒。
「過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん)」という病気を患った事により、毎日自殺したいと思うようになった女子生徒。
心優しい性格なのだが、自分を「異物」だと認識しており、排除しなければならないと思っている男子生徒。
過去に、男子生徒がクラスメイトに嫌がらせしている様子を目撃しながらも見て見ぬ振りしてしまった事を、ずっと後悔している女子生徒。
大切な友人を支えるために今まで生きてきたのに、ある日その友人の秘密を後輩に暴露して友人を追い詰めてしまった男子生徒。
そして──……過去のトラウマや苦手な音に怯えながら、毎日を過ごしている女子生徒。
みんな異なる悩みを抱えていて、「独りぼっち」で「もがき苦しんでいる」。
誰かと繋がる事で、凍ってしまった心がほんの少しずつでも溶けていったらどんなに良いだろうか。
……多分、懸命に信じ続ける事しか、他に方法はないのかもしれない。
これは、未だ脆く繊細な10代の彼女たちの灰色、青色、鮮紅色、そして朱殷(しゅあん)色が醜くこびりついた物語。
※この小説は、『小説家になろう』・『カクヨム』・『エブリスタ』にも掲載しています。
文字数 34,920
最終更新日 2021.03.04
登録日 2021.03.01
「最強魔法戦士は戦わない」本編の中に出てきた少女の淡い恋物語です。
閑話で書こうかと思いましたが、違和感がありましたのでスピンオフとして書きます。
本編では、アーベ領の新米代官としてハーバラ村に派遣されて来たフック君が改革を学び、のちにアーベ領でそれを実現しながらアーベ領の発展に貢献する様子が描かれています。
この話は、アーベ領でフックの改革に献身的に付き従い、のちに奥方になるリンダの姿にフォーカスしたみました。
本編を読んで無くても分かるように書いていきます。
もし面白いと思って頂けたら、本編「最強魔法戦士は戦わない加藤優はチートな能力をもらったけど、できるだけ穏便に過ごしたいんだあ~」もお読み下さい。
本編では第3章の7話に記されています。
文字数 12,732
最終更新日 2019.12.26
登録日 2019.12.25
その恋、あなたにも届きましたか。
深夜のコンビニのアルバイト店員の梅と早朝の牛乳配達の少年との淡い恋は何をみつけだしたのだろうか。
年の差6歳も大きいけれど、ふたりがティーンエイジャーで、まだまだ大人の入り口に差し掛かったばかりとなると、将来の約束もままならない。
それでも確かに伝わる何かはある。
そんな梅は7年後、大手の自動車部品メーカーで勤めていた。
牛乳配達の少年とふたたびあった梅は。
文字数 130,211
最終更新日 2020.01.29
登録日 2019.01.26
中世欧州の修道院での冬のさなかの出来事・・
結婚を前にした 高位の貴族の若者に恋をした少女・・
その想いは伝わるのか・・・・?
文字数 1,245
最終更新日 2018.12.26
登録日 2018.12.26
テレビの向こうのニュースのキャスターはいつも他人事。
貧困
生活保護への偏見
虐待
いじめ
自殺…
これらに子どもが関われば、連日ニュースは報道するし、新聞も記事を書く。
だが、結局人は自分が当事者ではない問題は所詮他人事。
だから、大人に子どもの気持ちはわからない。
だって、大人は子どもにはなれないから。
ならせめて…
子どもが抱える問題を“若い頃の苦労”と言うならば、大人に押し付けられた苦労は自分で買った苦労より価値あるものであるべきだ。
「若い頃の苦労は買ってでもしろ」なんて、買うまでもなく苦労を押し売りされた若者は少しは免除されるべきだ。
だから、図太く、逞しく、生きて幸せになると決めたのだ。
文字数 3,263
最終更新日 2018.07.15
登録日 2018.07.15
天や神が人を助けるというような意味があるのだという。
佑という名を貰った日。
この世のものとは思えぬものを見た。
澄んだ水面を思わせる瞳、夜明け前にわずかに現れる空のような髪。
気を失う前に見たまぼろしのようなものだったのかもしれない。
夢かうつつかそれすらも、記憶が欠けてわからない。
神様達の暮らす神世
人間達の暮らす現世
重なり合う世界で巻き起こる事件に、巻き込まれていく佑のお話。
文字数 38,850
最終更新日 2019.12.14
登録日 2018.01.18
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