別れ話小説一覧
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俺ことテリー・ダマスカスは一仕事を終えたあとに、今まで一緒に闘ってきた幼馴染であり仲間であり恋人であったアリスにこう言った。
「アリス、悪いが今日で君はこのパーティーから抜けて貰う。正直なところ、君の実力では今後も俺たちのパーティーでやっていくことは難しいだろう。このままだと君は確実に大怪我するか、最悪だと死に至るかもしれない」
これは本心であり本音ではなかった。
それでも俺は今後の自分たちのためにも伝えるしかなかった。
「……うん、分かったよ。そうだよね。これ以上、足手まといの私がいたら皆の迷惑だもん。ごめんね、テリー。今までずっと嫌だったんだよね?」
アリスは俺に対して怒りもせずに、俺と僧侶のマイアを見て「お幸せにね」と薄っすらと涙を浮かべた笑みとともにパーティーから抜けた。
そして、これは2週間前にパーティーに入ってきた僧侶マイアに提案されたことだった。
アリスがこれからもっと危険な目に|遭《あ》う前に辞めさせるべきだと。
Aランク冒険者となり勇者パーティー候補となった【飛竜の牙】の中で、アリスだけがCランクを超えるほどレベルが上がらず、この国では珍しく魔法が使えない体質だったからだ。
それでも俺は一向に構わなかった。
俺が頑張ってアリスを守ればいいのだと。
そう、今の恋人であるマイアに提案される前までは……。
だが、このときの俺は知らなかった。
アリスを追放したことが俺の破滅に向かう大きな一歩だったことと、愛くるしかったマイアという女の本性が別にあったことに――。
これは自分勝手な理由で恋人と別れたことによって、後悔と絶望と懺悔する男の物語。
全5話構成となっており、初めて恋愛系の作品を書いてみました。
あたたかい目で読んでいただけると幸いです。
文字数 8,982
最終更新日 2022.02.20
登録日 2022.02.20
貧乏貴族の息子、ジゼルはある日恋人であるアルバートに振られてしまう。手切れ金を渡されて完全に捨てられたと思っていたが、なぜかアルバートは彼のもとを再び訪れてきて……。
貴族×貧乏貴族
文字数 9,835
最終更新日 2021.11.16
登録日 2021.11.16
「俺たちもう終わりだ。別れよう。」
そう言われたので、その通りにしたまでですが何か?
自分の言葉には、責任を持たなければいけませんわよ。
☆★
感想を下さった方ありがとうございますm(__)m
とても、嬉しいです。
文字数 5,373
最終更新日 2021.10.21
登録日 2021.10.20
お元気ですか? 私は元気です。花粉症が酷いことが、最近の悩みです。
私の事を覚えていますか? 私のことを谷津さんが忘れてる訳ないけど、ちょっと聞きたくなっちゃって。
私はこの手紙を谷津さんに出す訳ではないんだけど、ただ言い訳をしたくて、懺悔の気持ちを込めて書くことにしました。
私たちがお別れをして、もうすぐで2ヶ月が経ちますね。谷津さんが私を振ったのだってちゃんと頭では理解してる。
だけどやっぱり、もう少しだけ私の好きな人でいてね。元に戻りたいなんて考えてないから。
もう二度と会うこともないんだから。
それくらいはいいでしょう?
彼氏に振られた女の子が、宛名のない手紙を書いているだけの話。
文字数 1,634
最終更新日 2022.03.18
登録日 2022.03.18
恋人にもっとあからさまに求めてほしくて浮気を繰り返すクズ攻めと上手に想いを返せなかった受けの薄暗い小話です。「#別れ終わり最後最期バイバイさよならを使わずに別れを表現する」タグで書いたお話でした。少しだけ喘いでいるのでご注意ください。
文字数 569
最終更新日 2020.12.13
登録日 2020.12.13
私達の大好物。
告白、イチャイチャ、ハプニング、出会い、意地悪、別れの現場…。
それを、私達はイベントと呼ぶ!
私達は、転生のタイミングが一緒。
そして、嗜好も一緒。
今生も良いものが、観れそうです。
文字数 40,193
最終更新日 2022.03.24
登録日 2021.01.29
美男美女の友人カップルの別れ話に同席させられた早乙女悠花高校一年生。 何故こんな事になったのかと言うと、悠花は二人をくっつけた恋のキューピッドだったからだ。
しかし話を聞いていく内に展開は思わぬ方向に。 何とイケメンの彼が突然「俺、悠花が好きなんだ」と言い出したからさあ大変。
青天の霹靂とはまさにこの事。 果たして悠花はこの事態をどう収拾するのか。
※この作品は他サイトでも掲載されています。
文字数 6,293
最終更新日 2020.02.04
登録日 2020.02.04
文字数 10,734
最終更新日 2022.04.15
登録日 2022.03.31
「最後にキスしてよ。」...瞬きが億劫だった。心は締め付けられていた。
淡く切ない、ボーイズラブのショートショートです。
文字数 867
最終更新日 2022.03.23
登録日 2022.03.23
【告白までの恋愛ショートストーリー】第25弾
小学五年生のわたしには智大くんというカレシがいました。
でも、智大くんはわたし以外にも佳世ちゃんと付き合っていました。
わたしはフタマタをかけられていたのです。
だから、わたしは智大くんと別れることにしました。
智大くんと別れたあと、幼馴染みの佳信くんがわたしのところに駆けてきました――。
※注意 小学生同士のほのぼのです。
文字数 2,395
最終更新日 2022.03.09
登録日 2022.03.09
百合 愛嬌たっぷりの可愛らしい仔犬みたいな見た目だが、本当は口が悪く全然可愛くない。中身も可愛いフリをするのはありのままの自分なんか誰も愛してくれないから。素なんて求められてないから。虚しくなり演技をやめ恋人に別れを告げるけど、寂しくなりまた演技をして新しい恋人をつくる。それを何度も繰り返してきた。いつもと違うのは……
文字数 2,223
最終更新日 2021.12.09
登録日 2021.12.09
【哀しくてイヤらしい二人。これっきりなのから、まだ続くのか】
色々な二人の、別れ話と最後のセックスを書いた短編集。どれでも好きな話からサクッと読めるように、いくつも書いていく予定。
一話完結だけれど、あの話とこの話が、どこかで微かに繋がっていたり...。
文字数 15,633
最終更新日 2021.10.23
登録日 2021.10.03
「君、変わったよね」ある日、私は付き合っている彼にそんな言葉を突きつけられた。何が変わったのかなんて自分ではわからない。ずっと、彼の言葉に従ってきたつもりだ。でも、彼は他の人達に私達の関係がバレてしまったことが気に入らなかったようで、私達の関係は終わることになったのだった。後日、彼が他の人と話しているのを聞いて気がついた。
彼が私に求めていたものは、愛なんてきれいなものじゃなかった。
文字数 1,963
最終更新日 2021.09.20
登録日 2021.09.20
文字数 4,166
最終更新日 2021.08.08
登録日 2021.08.08
文字数 3,327
最終更新日 2021.11.28
登録日 2021.07.29
文字数 2,364
最終更新日 2021.06.17
登録日 2021.06.17
俺のバカー❢❢
何でよりにもよって
ノンケの隣人なんて
好きになっちまったんだよ❢❢
彼女持ちの隣人を
好きになってしまった高校生
〈忽那心羽〉
あぁ、もぅ❢❢
お前。危なっかしいんだよ❢❢
ノンケだったはずが
助けたことで
心羽が気になりだした隣人
〈烏越晄慧〉
文字数 5,492
最終更新日 2021.03.15
登録日 2021.03.15
私達は、諦めた。大学の同級生であったタケルとアリスは、同棲を始めた。結婚がちらついていたアリスであったが、突然タケルから別れを告げられる。
愛情とは何か?共に人生を歩む為に必要な事とは何か?理論武装をしたタケルの一世一代の大勝負!?
恋愛短編作品。
文字数 7,275
最終更新日 2019.12.07
登録日 2019.12.02
文字数 1,925
最終更新日 2019.11.27
登録日 2019.11.27
君を助手席に乗せて緩やかな坂道を下っていく。
この道を越えたら僕は君を降ろして、今日はさよならだ。
けど僕は今日、君に別れを告げられるかもしれない。
文字数 609
最終更新日 2019.09.21
登録日 2019.09.21
文字数 5,966
最終更新日 2019.08.21
登録日 2019.08.21
文字数 3,491
最終更新日 2018.08.31
登録日 2018.08.31
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