猫視点小説一覧
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おれの名前は肉三郎。この辺りじゃ、ちょっとは名の知れた野良猫だ。ある日、割烹料理店から一節の鰹節が消えた。そこで飼われている親友のサイモンが疑われ、激昂した女将さんに店を追い出されてしまう。厳重に管理されていた鰹節は一体どこへ? おれは旧知の友を救うべく、犯人探しを始めた。
※無断転載禁止
文字数 2,774
最終更新日 2018.09.16
登録日 2018.09.16
戦場に、体長三メートル半の、猫が立つ。
近未来。
〈カルキニオン〉は、車輌・兵器等の電子部品を乗っ取り、背中に負って攻撃をしかけてくる正体不明の漆黒のヤドカリ状の敵だ。
戦況を打開するため、人類は遺伝子操作によって勇猛で、機動性が高く、小回りのきく戦場での乗物〈騎獣〉をつくりだした。
多くの騎獣は犬からつくられたが、一頭だけ、猫から生み出されたものがいた。
輝く銀色の地に、黒い縞模様の入った体毛。体長三メートル半のネコ型騎獣、サバトラ。
中二病気味の兵士、百鳥天多は、サバトラの背に乗り剣を振るう。出会った美少女、高比良凰花とともに〈カルキニオン〉が支配する土地を抜け、旧・宇都宮駐屯地から、一〇〇キロ先の東京砦への帰還を目指して!
文字数 97,344
最終更新日 2020.10.19
登録日 2020.09.24
今日も明日も明後日も、温かな光の注ぐ縁側で、素敵な庭を眺めながら眠りにつくの。
あぁ、なんて幸せなんでしょう。
老猫が見る、素敵な夢のお話。
けもの書房さんの2019年発行チャリティー冊子「猫たちのエトセトラ」に寄稿した短編を修正したものです。
主催者様より許可が下りましたので、カクヨム、ツギクル、小説家になろう、ノベルアップ+、バスカディアで同時掲載します
文字数 5,668
最終更新日 2020.05.28
登録日 2020.05.28
わたしは猫である。名前は行く先々で違い、いっぱいある。統一してもらいたいが、ヒトの言葉が喋られないので、まあいいか。そして私はきょうも町内を巡回し、困っているヒトをさりげなく助けたり、煮干しをもらったり、鰹節をもらったり、ミルクを――ごほん。とにかく、そういうわけなのである。
文字数 9,544
最終更新日 2020.04.06
登録日 2020.03.31
とある個人経営の小さな喫茶店。
そこには、額に目のような傷がついた黒猫がいた。
名前はソルテ。自由気ままに毎日を生きる元気な男の子。
彼の日常はひどく平凡。
しかし、彼を取り巻く人間達は違う様子。
ある日、「昔の思い人」が自分に当てた暗号のようなメッセージを持った少女が来客する。彼女との奇妙な縁により、平凡だったソルテの日常が、ほんの少し、変わっていく。
他にも、いつまでも深い絆で繋がれている老夫婦や、少女の友人達の恋模様。いろいろな人間達がソルテの周りで生活し、一喜一憂に心を動かしていく。
喫茶店の看板猫からの視点で描かれる、十人十色の群像劇。
ささやかで、けれども大切で、少しほろっとするような、日常ハートフルストーリーがいま、始まります。
※小説家になろうにて全話先行公開中!
応援よろしくお願いいたします!
文字数 85,835
最終更新日 2019.05.16
登録日 2019.04.13
我が家の猫達の日常ですが、猫視点で会話は妄想全開でお送りします(笑)
当然、猫達は人間の言葉を話せませんし、自分達も猫語は話せないので
きっとこんな感じかな〜とか、こんなこと話してるのかな〜で書いてます
文字数 2,809
最終更新日 2019.10.20
登録日 2019.04.02
まだ春だというのに、月初めの陽気は夏を想わせるほど暑かった。おれはふと、アイツのことを思い出す。いまも忘れない。それは今日と同じくらい暑い、ある夏の日の、遠い記憶……
『野良猫探偵』肉三郎の名推理が冴える、シリーズ第2作!
※無断転載禁止
文字数 6,172
最終更新日 2018.11.03
登録日 2018.10.30
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