騙し合い小説一覧
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IT企業の経営者である司馬龍平は、見知らぬ部屋で目を覚ました。メイクをするための大きな鏡。ガラステーブルの上に置かれた差し入れらしきおにぎり。そして、番組名らしきものが書かれた台本。そこは楽屋のようだった。
司馬と同じように、それぞれの楽屋で目を覚ました8人の男女。廊下の先に見える【スタジオ】との不気味な文字列に、やはり台本のタイトルが頭をよぎる。
――クイズ 誰がやったのでSHOW。
出題される問題は、全て現実に起こった事件で、しかもその犯人は……集められた8人の中にいる。
ぶっ飛んだテンションで司会進行をする司会者と、現実離れしたルールで進行されるクイズ番組。
果たして降板と卒業の違いとは。誰が何のためにこんなことを企てたのか。そして、8人の中に人殺しがどれだけ紛れ込んでいるのか。徐々に疑心暗鬼に陥っていく出演者達。
一方、同じように部屋に監禁された刑事コンビ2人は、わけも分からないままにクイズ番組【誰がやったのでSHOW】を視聴させれることになるのだが――。
様々な思惑が飛び交うクローズドサークル&ゼロサムゲーム。
次第に明らかになっていく謎と、見えてくるミッシングリンク。
さぁ、張り切って参りましょう。第1問!
文字数 271,277
最終更新日 2021.03.01
登録日 2020.06.27
【本作は他作品『居残りげぇむ ―日比野ハルの災難―』のスピンオフ的な作品になります。本作からでもお楽しみ頂けますが、他作品をお読みいただくとさらに深くお楽しみ頂けます】
余命宣告を受けてしまった、ある男の話。
高校時代から付き合っていた彼女と結婚し、一人息子をもうけてから4年ほど。まだまだ人生というものは長く続くものだと思っていたし、ごくごく平凡ながらも満ち溢れた生活は、当たり前のように続いていくものだと思っていた。
余命1年。これが、彼の受けた宣告だった。まだ20代だというのに、突如として医師から突きつけられた余命宣告。妻にはもちろん、父親と一緒に遊べる日を指折り数えているような息子に、そんなことを言えるわけがない。
結局、そのまま眠りに落ちた彼は、夢の中でメイドの格好をした女性と再会する。
彼女の名前はルゥ・ヴァネッサ・ゴールドマリー。
彼の世界で言うところの死神らしい。
【ゲーム1 余命戦という名の狂気《死神危機一発編》】連載中
夢の中でルゥ・ヴァネッサ・ゴールドマリーという死神に再会した彼は、お互いに余命の短い者同士が、互いの余命を賭けて戦う【余命戦】のことを知る。そこで提案されたのは、かの有名な【黒ヒゲ危機一発】に改良を加えた【死神危機一発】であった。互いに配られる【デスナンバーカード】から当たり穴を推測し、それを回避するという知略巡る心理戦が始まる。
文字数 198,422
最終更新日 2021.03.01
登録日 2020.09.01
引きこもり歴10年。魔法の天才であるアンフィサは、十五回目の誕生日も、無事に引きこもりながら迎えようとしていたーー「アンフィサ、結婚しよう」
いや、お前どこから入ってきた。
絶対に引きこもりたい王女vs王女を連れ出すために何でもする王子
よくある話じゃないか?
えぇ、確かにそうですね。……ここが、『死者の国』じゃなければ。
※ラブコメです。
文字数 3,615
最終更新日 2019.04.01
登録日 2019.04.01
新たな王になり、祝いのパーティーが開かれていた。このパーティーには多くの貴族が呼ばれた。
なので当然...
・・・
その女もいる。
パーティーが始まった。そしてこのパーティーの主人公である“王”が登場した。
「みなのもの、よく俺のためにパーティーにきてくれたな。俺の名ははザリオス・ロイアだ。俺がこれからこの国の...」
と言った時だった。
「私はあなたが王など反対です!」
「なに...?」
「あなたみたいな人にこの国を任せられないわ!」
「お前、名はなんだ?」
「私は...」
こうして王と令嬢との戦いが始まった。
文字数 2,095
最終更新日 2020.07.02
登録日 2020.06.30
「分かりました。付き合いますよ……。ただね……まあ、いいや」
恋多き元令嬢の元にやって来た田舎の王侯貴族。
利権だけ奪って後はさよなら。
いつもみたいにするはずだったが…………。
文字数 1,540
最終更新日 2019.06.27
登録日 2019.06.27
【ルール1】――プレイヤーは全員で20名。そのうち19人は普通のプレイヤーですが、1名はゲームの犯人役となる【ブービートラップ】です。この犯人役を特定することが、プレイヤーの目的となります。ただし、誰が【ブービートラップ】なのかは本人さえも知りません。
【ルール2】――各プレイヤーはそれぞれ別々の地点よりスタートします。スタートするに伴い、各プレイヤーに物資と【サゼッションターミナル】を支給します。ただし支給される物資はプレイヤーにより異なります。また【サゼッションターミナル】内にあらかじめ提示されている【固有ヒント】も異なります。物資が役に立つものだとは限りませんし、全ての【固有ヒント】が正しいとも限りません。
【ルール3】――制限時間は24時間とします。この間に【ブービートラップ】が特定されない場合はプレイヤーの負けとみなし、街が焼き尽くされる仕様となっております。また、誰かが街の境界線を越えても、同様の結果となります。
【ルール4】――死亡者が出た場合は、その都度町内アナウンスで報告いたします。また、死亡者の物資を運営が回収することはありません。ただし、所有していた【サゼッションターミナル】の【固有ヒント】は各々が所有する携帯端末へと転送されます。
【ルール5】――【ブービートラップ】が分かった方は街の指定場所に設置されている【テレフォンボックス】にて解答して下さい。ただし、解答を行うには本人のものを含む5台の【サゼッションターミナル】からの認証が必要となります。また、ひとつの【テレフォンボックス】につき、解答が可能なのは一度限りです。見事【ブービートラップ】の正体を暴くことができればプレイヤーの勝利。全員が街より解放されます。ただし、間違っていた場合は、解答する本人を含む5台のターミナル所有者が死亡することになります。
【ルール6】――暴力行為などは自己責任であり、禁止はされてはおりません。本ゲームはプレイヤー同士が協力をして【ヒント】を集めるという、実に素晴らしいコンセプトの下に行われるものですが、20名もの人間がいれば、争いや対立も起きることでしょう。ゆえに規制はございません。ただし、意図的に殺害されてしまった方の死亡報告はいたしません。
【ルール7】街の特定の場所には、あらかじめ罠が仕掛けられています。また、罠が仕掛けられているエリアには、必ずマスコット人形である【トラッペ君】があります。もし【トラッペ君】を見つけたら警戒してください。罠にかかってしまった場合【トラッペ君】が助けてくれることもあります。
【ルール8】――万が一にも【ブービートラップ】が何かしらの理由で死亡してしまった場合、ゲームは強制的に終了させていただきます。この時点で生存されているプレイヤーの方々は無条件で解放となります。
絵:本崎塔也
文字数 243,423
最終更新日 2019.08.05
登録日 2019.01.01
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