ノワール小説一覧
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久しぶりに部屋の整理をしていた島津光彦は古い一枚の写真を見つける。学生時代の友人、梨香子だ。親友の修と元恋人の結美、二人の結婚式で光彦が撮ったスナップだった。
あの夏の日の思い出がユーカリの葉の匂いと共に甦える。
文字数 13,352
最終更新日 2020.10.01
登録日 2020.09.30
不思議なメニューを出す風変わりな居酒屋と美人のママ。
「こんな所に店があったっけ?」夏の宵闇。花火で賑わう町の裏通り。
赤提灯に誘われ暖簾をくぐったユーマが見たものは…?
文字数 3,629
最終更新日 2020.09.30
登録日 2020.09.30
「人を斬らねば、私は生きられぬのか……」
江戸の泰平も豊熟の極みに達し、組織からも人の心からも腐敗臭を放ちだした頃。
魔剣・念真流の次期宗家である平山清記は、夜須藩を守る刺客として、鬱々とした日々を過ごしていた。
念真流の奥義〔落鳳〕を武器に、無明の闇を遍歴する清記であったが、門閥・奥寺家の剣術指南役を命じられた事によって、執政・犬山梅岳と中老・奥寺大和との政争に容赦なく巻き込まれていく。
己の心のままに、狼として生きるか?
権力に媚びる、走狗として生きるか?
悲しき剣の宿命という、筑前筑後オリジンと呼べる主旨を真正面から描いたハードボイルド時代小説にして、アルファポリス第一回歴史時代小説大賞特別賞「狼の裔」に繋がる、念真流サーガのエピソード1。
――受け継がれるのは、愛か憎しみか――
※この作品は「天暗の星」を底本に、9万文字を25万文字へと一から作り直した作品です。現行の「狼の裔」とは設定が違う箇所がありますので注意。
文字数 260,115
最終更新日 2020.06.26
登録日 2020.01.26
文字数 1,035
最終更新日 2019.09.17
登録日 2019.09.17
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