群像小説一覧

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 幕末の江戸の片隅で、好まざる仕事をしながら暮らす相楽遼之進。彼は今日も酒臭いため息を吐いて、独り言の様に愚痴を云う。  かつては天才剣士として誇りある武士であったこの男が、生活に疲れたつまらない浪人者に成り果てたのは何時からだったか。  わたしが妻を死なせてしまった様なものだ────  貧しく苦労の絶えない浪人生活の中で、病弱だった妻を逝かせてしまった。その悔恨が相楽の胸を締め付ける。  だがせめて忘れ形見の幼い娘の前では笑顔でありたい……自遊長屋にて暮らす父と娘、二人は貧しい住人たちと共に今日も助け合いながら生きていた。  世話焼きな町娘のお花、一本気な錺り職人の夜吉、明けっ広げな棒手振の八助。他にも沢山の住人たち。  迷い苦しむときの方が多くとも、大切なものからは目を逸らしてはならないと──ただ愚直なまでの彼らに相楽は心を寄せ、彼らもまた相楽を思い遣る。  ある日、相楽の幸せを願った住人は相楽に寺子屋の師匠になってもらおうと計画するのだが……  そんな誰もが一生懸命に生きる日々のなか、相楽に思いもよらない凶事が降りかかるのであった──── ◆全24話
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小説 124,066 位 / 124,066件 歴史・時代 1,408 位 / 1,408件
文字数 116,046 最終更新日 2021.06.12 登録日 2021.05.24
ギミナジウス国のセド(競売)は国の許可印さえあればなんでも売れる。「クニウリマス」ある日国が売りに出された。誰が出したかは分からない。色に溺れた暴君は言った。「面白い、売ってやろう」その一言で、前代未聞のセドが始まった。 参加者は、大貴族ラオスキー卿に、国一番の大商人ニリュシード、領土拡大を狙うマルドミ帝国のタラシネ皇子、そしてセドを営む外国人少女ハル・ヨッカーとその後見のブロード・タヒュウズ。 それぞれがそれぞれの思惑を抱え、陰謀×友情×正義×愛がせめぎ合う。 これは、決して歴史に残されることのなかった、或る王とその周囲の真実の物語。 ※群像推理劇ちょっぴり恋愛風味のお話を目指しています。
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小説 124,066 位 / 124,066件 ファンタジー 31,911 位 / 31,911件
文字数 165,547 最終更新日 2020.09.13 登録日 2020.01.04
古事記、上代の逸話を集約。伝説に埋れた人間、倭武命を描き記した群像奇譚です。 人々との触れ合いを通じ、情誼や愛憎の渦巻く運命に彷徨いながらも、御子として、人間として逞しい成長を遂げていく御伽噺。
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小説 124,066 位 / 124,066件 歴史・時代 1,408 位 / 1,408件
文字数 318,311 最終更新日 2020.10.30 登録日 2019.05.13
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