金髪碧眼×天然小説一覧

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男性同士の未来の話。  カプセルの中から目覚めたとき、俺は記憶を失われていた。なぜ此処にいるのか、自分の名前は何だったのか、肝心なことは頭の片隅にすらなかった。  突然現れた白衣を着た男は、住み心地の良い牢獄とも取れる部屋で生活するよう強いるが、世話を焼く姿は懸命で、よく皿を割って、涙が出るほど嬉しくて懐かしい。 ──お前は此処から出すつもりはない。  白衣の男は口癖のように繰り返す。外の世界は、一体どんな景色が広がっていて、どんな生き物たちと生存しているのだろうか。  窓のない小さな世界で、愛情を注ぎ続ける男と今日も一日を過ごす──。
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文字数 193,072 最終更新日 2019.11.29 登録日 2019.07.20
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