架空歴史小説一覧
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■■アルファポリス 第3回歴史・時代小説大賞 読者賞受賞■■
天明六年(1786年)五月一五日――
失脚の瀬戸際にあった田沼意次が祈祷を行った。
その願いが「大元帥明王」に届く。
結果、21世紀の現代に住む俺は江戸時代に召喚された。
俺は、江戸時代と現代を自由に行き来できるスキルをもらった。
その力で田沼意次の政治を助けるのが俺の役目となった。
しかも、それで得た報酬は俺のモノだ。
21世紀の科学で俺は江戸時代を変える。
いや近代の歴史を変えるのである。
2017/9/19
プロ編集者の評価を自分なりに消化して、主人公の説得力強化を狙いました。
時代選定が「地味」は、これからの展開でカバーするとしてですね。
冒頭で主人公が選ばれるのが唐突なので、その辺りつながるような話を0話プロローグで追加しました。
失敗の場合、消して元に戻します。
文字数 245,574
最終更新日 2020.12.07
登録日 2017.05.28
時代を跨いで紡ぐ絆
時は戦乱、国は分かれて争う戦国時代。
辺境の村に生まれた少女瑞穂は、その身に宿す強大な呪力に悩まされ、人との接触を断って暮らしていた。天涯孤独、そう思っていた彼女の前に現れたのは、同じ境遇の少年御剣だった。二人は戦乱を終結させ、世に平和をもたらすことを誓い、主従関係を結ぶ。
時は過ぎ、村長となった瑞穂は、御剣を従者として村を豊かにさせ、災厄から村を守っていた。そんな平和な村にも、戦乱の風が容赦なく吹き付ける。
領主からの重税により、村民たちの反発が強まる中、瑞穂の育て親でもある前村長の墨染が殺害される。怒りを解放した瑞穂は僅かな手勢を率いて領主を襲撃、そして指導者を倒し、遂には国を打ち崩し新たな国である皇国を建国する。
平和を望む彼女に何らかの作為が働いているのかの如く、彼女や皇国に次々と戦の火の粉が降りかかる。
豊葦原瑞穂皇国初代皇帝、瑞穂之命、通称『瑞穂帝』と、彼女に忠義を貫いた従者、御剣の物語。
ー注意ー
※イラスト全般に関しては製作者様に権利がございます。無断転載、無断利用はご遠慮ください。
※過度な性的描写・暴力表現は余談編として投稿し、該当する話数には(※)を付与しております。閲覧にはご注意ください。
イラスト作成の絵師様
Naoko様(表紙・立ち絵)
猫ペンギン様(宣伝イラスト等)
琴水さやは様(挿絵・立ち絵)
黒杞よるの様(作成中の宣伝イラスト)
私(各章の扉絵)
文字数 465,205
最終更新日 2020.12.13
登録日 2019.02.22
後生の人に『愚か者』『卑怯者』の名で呼ばれ馬鹿にされているアデレード王国の王族であるフリデリック・ベックバード。
聡明で優しい性格の王子が何故そのように呼ばれる人生を歩むことになったのか?
平和を求め、民の幸せを望み、国を愛したフリデリック・ベックバードの眼から見た動乱の時代の世界とは、どんなものだったのか? 百年後の世界を生きる学芸員がフリデリックの絵と日記からフリデリック・ベックバードのという人物を紐解いていくがそこにあったのは、世間で言われているような卑屈で卑怯で我儘な人物とはかけ離れたフリデリックの姿だった。
文字数 164,418
最終更新日 2018.05.25
登録日 2018.04.04
戦の時代、小国同士が争い陣地を広げていたような頃の物語――
大国を築いた国王は飢饉により多くの民を犠牲にした。納税を厳しくした結果、民たちは苦しみ死んでいった。一方、王城や城下町で暮らす人々にはきちんとした食料が分け与えられていた。
飢饉は収まらず、国王は大臣達に何か案を出すように命じる。そして、一人の大臣の案が採用され、数ヶ月、数年後には何とか持ち直すことが出来た――
この物語の始まりはここから……
ある日、国王は息子に自分の寿命が短いことを告げる。
国王が亡くなってから、町や村では「悪夢」という得体の知れないものが噂されるようになった。
大臣の一人、剛昌は急死する前の国王の異変に気が付き調査を進めていくが……。
これは理弔と呼ばれる村が出来るまでの物語……。
登場人物たちの過去からこの先に待ち受ける未来までを描いた儚き物語……。
そして、この物語の本質は登場人物たち全員が主人公となり「死者の為に紡ぐ物語」であるということ。
文字数 133,958
最終更新日 2020.06.07
登録日 2020.05.25
2019/8/28 追記 完結しました。
時は1939年。ヨーロッパの小国・ルシファル公国。オーストリア、ハンガリー、ユーゴスラヴィア、ルーマニアに囲まれた小国は刻一刻と迫ってくる戦争の足音をひしひし感じていた。そんな折に、病魔に倒れた先代国家元首から、若干18歳の公女に国家元首の座が譲られることになる。
戦争の気配色濃いなかで、自分の役目に自信を持てずに苦悩する公女のもとに、やがてひとりの軍人が相談役として現れ・・・。彼女は少しずつ、そのふれあいで心を開いていく・・・。
同作者の前作長編「獣心公と家族の肖像」と同じ架空の国の違う時代の話となっております。共通した家名などは登場しますが、話にはほとんど繋がりはありませんので、独立したものとしてお読みいただけると思います。
文字数 114,449
最終更新日 2019.08.28
登録日 2019.08.02
2019/6/21追記 内容的にやはり歴史小説ではないと判断し、キャラ文芸カテゴリへ移行しました。2019/7/11追記完結しました。
絶対王政時代のヨーロッパ。 獣のようと恐れられる苛烈な公爵は姉の事故死により遺された甥、そして迷い込んだ貧民街で拾った捨て子の赤ん坊を育てることになる。その出会いは、獣のような彼を徐々に変えていくものになり・・・。そんな彼に訪れる、幸福と苦悩と気付きの物語。
四方を他国に囲まれ、独自の風習を持つ架空の公国。その国の若き公爵と甥、捨て子の「疑似家族から本当の家族へ」のお話です。
※今までの一章分の文字数が多すぎたので現在連載中の章から短めに区切っています。
文字数 448,809
最終更新日 2019.07.11
登録日 2019.06.15
捷和19年。フィリピンの戦場。
都々木永司は目覚める。
大陸の戦場で迫撃砲の攻撃を受けた記憶が蘇る。
捷和15年のことだ――
彼にはそれ以降の記憶が無い。
軍人手帳に書かれた失われた記憶。
彼の身に起きた異変は一体何なのか。
記憶を失い戦場をひとり彷徨う彼は真実にたどり着けるのか。
我、思うゆえに、戦場にあり -1944・フィリピン-
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ミリタリーとホラーの融合は貴志 祐介先生の「天使の囀り」がありますのでカテエラにはならないと思います……
架空の太平洋戦争設定のホラー小説では飴村行先生の「粘膜シリーズ」があります。同作よりはかなり史実よりですが……
文字数 15,168
最終更新日 2019.06.12
登録日 2019.05.31
響歴1432年。七大国家により世界の陸地は八割近く統治されていた。その列強の中に一カ国だけ、七大国家にありながら首都を大陸に持たない島国があった。その名はランタニア王国。双翼の獅子を模った紋章を掲げ、鋼鉄の騎士団と高威力の火砲に支えられた強靭な軍隊を率いる国家元首は……可憐なる乙女であった。
これは、後の歴史学者によって『法の女王』の異名を授かることとなるソフィ―リス・マリーベル=ランタニアの、30年に及ぶ治世を記した歴史書の断片である。
文字数 19,900
最終更新日 2020.06.19
登録日 2018.09.17
天空を飛ぶ龍を巧みに操り、龍騎兵戦術を得意とする大陸北東の国家、ローヤン帝国。
天才的戦術家であり、人智を超えた能力、天法術の使い手でもある第一皇子リューシスは、玉座への意思が無いにも関わらず、常にその優れた器量を異母弟であり皇太子のバルタザールの一派に警戒されていた。
そしてついにある日、リューシスは皇太子派の中心人物である宰相マクシムによる陰謀にかかり、皇帝暗殺未遂の大罪人として追われてしまう。
数少ない仲間たちと共に辺境の地まで逃亡するリューシスを、マクシムら皇太子派は執拗に追い続ける。
だがまた、そのようなローヤン帝国の騒乱を好機と見て、帝国を狙う数々の敵が現れる。
強大な隣国の侵攻、かつて大陸を統治していた国の末裔の決起、政治に不満を持つ民衆の蜂起、そしてリューシスを憎悪し、帝国そのものを破壊しようとする謎の天法士の暗躍。
皇子から大罪人へと転落したリューシスは、数々の難敵に対処しながら、自らを陥れた宰相らへ戦いを挑む。
紅い玉座を巡る熾烈な戦いが始まる。
タイトルは紅き(あかき)龍棲(りゅうせい)の玉座、と読みます。
文字数 361,480
最終更新日 2020.10.08
登録日 2018.04.05
富裕層と貧困層の極端に隔てられた世界。
金持ちは透明な空気を吸い、金無しは金持ちの物を作るために、灰色の煙を吸い続ける。
貧困層は長く生きて30代。そこから抜け出すことは不可能に近い。
ここで生きる人間は毎日死んだような目をしてる。
ただひとり、この汚れた世界で歌う少女以外は。
文字数 9,203
最終更新日 2021.01.04
登録日 2017.09.06
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