聴覚障害小説一覧
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幼馴染だった三人の少年少女。広瀬慎吾(ひろせしんご)。渡辺美也(わたなべみや)。阿久津斗哉(あくつとおや)。そして、重度の聴覚障害を抱え他人と上手くうち解けられない少女、桐原悠里(きりはらゆうり)。
四人の恋心が激しく交錯するなか、文化祭の出し物として決まったのは、演劇ロミオとジュリエット。
ところが、文化祭の準備が滞りなく進んでいたある日。突然、ジュリエット役の桐原悠里が学校を休んでしまう。それは、言葉を発しない彼女が出した、初めてのSOSだった。閉ざされた悠里の心の扉をひらくため、今、三人が立ち上がる!
これは──時にはぶつかり時には涙しながらも、卒業までを駆け抜けた四人の青春群像劇。
──私の想いは届かない。私には、気持ちを伝えるための”声”がないから。
※バレンタイン・デイ(ズ)の姉妹作品です。相互にネタバレ要素を含むので、了承願います。
※表紙画像は、ミカスケ様にリクエストして描いて頂いたフリーイラスト。イメージは、主人公の一人悠里です。
文字数 160,693
最終更新日 2020.10.22
登録日 2019.03.16
文字数 17,809
最終更新日 2020.02.07
登録日 2020.01.22
──これは、やがて恋に繋がる2人の物語。
「俺の声が遥に聞こえてほしい。なんどでも呼ぶから、どうかその耳に届いてほしい」
小学6年生にして5度目の転校となった天辻拓馬。この学校でも初日からクラスメイトを殴り、問題を起こしてしまう。
居場所のない彼が向かったのは学校の図書室。そこで出会ったのは、読書をしていた水色の髪の子。
その子に見とれた天辻は話しかけたが、無視をされてしまう。だがその子は無視をしたわけはなかった。天辻拓馬が話しかけたのは月先遥──彼は耳が聞こえない。
そんな月先に興味を持った天辻は『筆談』を通して交流していく。
初めて出来た友達に戸惑う天辻は、自分が抱く月先への感情に次第に疑問をいだくようになる。彼の疑問をよそに2人の仲は友達から親友へと深まっていく。
喧嘩っ早い天辻と積極的になれない月先。正反対の性格の2人が過ごしたわずかな時間が後に、現実を超越する奇跡を起こす。
文字数 104,353
最終更新日 2020.09.24
登録日 2020.08.04
文字数 3,863
最終更新日 2020.05.07
登録日 2020.05.07
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