食事小説一覧
文字数 45,531
最終更新日 2024.04.16
登録日 2019.11.14
料金を作るのが趣味という親父が、早期退職をして居酒屋を始めた。
その親父の人柄に人が集まるお店を皆が「人情居酒屋」と呼ぶようになった。
そんな、「人情居酒屋おやじ」での人情あふれるお話である。
文字数 5,185
最終更新日 2022.09.27
登録日 2022.09.27
ピザのはなし
2023/03/06
明日日本に一時帰国を予定している私たち夫婦の冷蔵庫は前日の夜にして空っぽ。昼はなんちゃってプッタネスカのペンネを食べたが夕方にはお腹が鳴り出した。
一日一食が定着してきたとはいえ、お腹が空いたときは食べる。
ゴミ出しをすませた私たちは夕焼けがなくなる頃に、家から徒歩1分程の場所にあるピザ屋に行った。元々あることは知っていたが、引っ越して三か月、未だ利用したことはなかった。
外観は向かって右にレストラン、その隣にテイクアウト専用窓口がある。住宅街の海に面した場所でなかなかに静かで雰囲気が良かった。テイクアウトしたい旨を伝えると、女性スタッフが隣の窓口を指定し私たちは表に出ているメニューを見て各々のピザを頼んだ。
彼はプルドポークピザ、私はマルタピザ。ここはマルタ共和国だ。
待っている間にマルタビール代表のCISKを飲み、公園で遊ぶティーンエージャーカップル達をぼんやりと眺めた。三十分程はたっただろうか、そろそろ出来たかと覗いてみると既にボックスに納められたピザが放置されていた。流石マルタだ。出来た途端に声をかけてもらえるだなんて期待することはナンセンスなのである。
私たちはピザボックス二枚を抱えて不良エレベーターの横を通り過ぎ階段で四階まであがると一目散に手を洗いピザボックスの蓋を開けて喰らいついた。
ピザといえば日本ではピザーラのクリスピータイプ照り焼きチキンピザを好んで食べる。時々無性に食べたくなるジャンキーへの渇望はなんなのだろうか。あれは突然現れ食べたらすぐに罪悪感というものに変わっていく。イタリアのミラノで食べたピザ、マルタのピザ専門店、意外にもいろいろな所でピザを食べてきたが、このピザが美味しかった。
彼のプルドポークは照り焼きチキンの照り焼き味に似ていて豚は柔らかくチーズは具の下に敷いているスタイルで、チーズだけの味にならないし生地が薄くて重くない。私のマルタピザと命名されたピザは、マルタソーセージというマルタ名物がっつり生ソーセージが満遍なくトッピングされていてトマトベースだった。こちらもぺろりと食べれてしまった。
「これ、好きだなあ、」
彼がしんみり呟いて、それから日本でピザーラ頼まなくて良くなった。と言った。
私は彼が美味しい物を食べた時に目を瞑って舌に意識を集中させる顔を見るのが好きなのだが、久しぶりにその顔を見ることが出来て私も大満足である。
夏には海で泳いだ帰りにびちょびちょの水着のまま注文し、テラス席でビールを飲みながら待つように、マルティーズスタイルにあやかってみたいものだ。
文字数 1,074
最終更新日 2023.03.27
登録日 2023.03.27
雑談部。それは人生のありがちな疑問について雑談する部活動。人生に劇的な変化はもたらさないが、1ランク上のスキルアップができる場所。
雑談部は学校から認められた部活動。雑だったり、適当なお喋りは認めない。本気で雑談する部活動。何事も本気であれば成長に繋がる。
雑談部は健康、恋愛、睡眠、仕事、食事、勉強、集中力、病気、生活、ストレス、芸術、人間関係、話術、美容、メンタル、全ての雑談を歓迎する。
さあ、トークに花を咲かせましょう。
現実にはチートもなければ神様もいなければ天才にもなれない。生まれを理由に諦めることはない。平凡な家庭に生まれようと知識と経験と努力で天才は越えられる。神様に願って頼るのはバカバカしい。チートがなくたって人生はうまくいく。
まずは知識を得ることから始めよう。雑談部は知識に貪欲だ。
読むだけでレベルアップ!
目指せ、タメになる雑談! 成長するための糧がここにある。
コンセプトは「簡単に学ぶ」
さあ、人生の勝ち組になろう!
アルファポリスでは途中まで公開します。
続きが気になる方はカクヨムでお願いします。
https://kakuyomu.jp/works/16816700427091424329
文字数 115,449
最終更新日 2021.12.29
登録日 2021.12.10
とある都内のロフト付き格安マンション。作家を志す女性、源 哀留(みなもと あいる)はとある志を胸に抱きつつも遅々として進展することのない現状のまま、汚れが溜まる一方の部屋で味気ない食事を貪りその日々のほとんどをバイトとソシャゲの周回に費やす毎日を過ごしていた。
だが上場企業のエリート社員、榊 奈央(さかき なお)との出会いをきっかけに彼女の心境や生活、そして取り巻く環境そのものが大きく変化していくことになる。
自身の好意を認識しつつも他人との触れ合い方に置きな欠陥を抱える奈央との交流の中で哀留は自分の中で無くしかけていた情熱や思いやり、そして生きていく目標を思い出していく……
しかしそれはそれとして問題なのは、共に暮らしていく中で2人とも「料理が苦手」なコトであった。
文字数 172,997
最終更新日 2021.04.19
登録日 2020.12.31
異世界に召喚されたからってなんで国を守るとかそんなことしなきゃいけないんだ?
せっかく召喚されたんだから好きに生きるほうがいいと思うけどね、俺は
文字数 3,568
最終更新日 2020.07.31
登録日 2020.07.31
この書籍は、日本の歴史と文化の根源である縄文時代に焦点を当てた魅力的なガイドです。
縄文時代は、約1万年前から紀元前3世紀までの長い期間にわたり、日本列島に住んだ人々が自然と共に築いた文化の精華が凝縮されています。
本書では、縄文時代の人々が暮らし、狩猟、農耕、陶芸などの技術を発展させ、自然と共存しながらどのように社会を築いていったのかについて詳しく探求します。
縄文時代の土器や彫刻、洞窟の壁画など、多彩なアーティファクトが、その時代の生活や信仰を物語っています。
さらに、縄文時代の文化が現代日本に与えた影響や、その環境への感謝と共感の大切さについても触れられています。
縄文時代は持続可能な生活の模範とも言え、その哲学は今日の環境問題や文化にも示唆を与えています。
この本は、日本の歴史と文化に興味を持つ読者、また自然との共感と調和を求める人々にとって、縄文時代の神秘的な世界への旅へと誘う一冊です。
文字数 6,646
最終更新日 2023.10.12
登録日 2023.10.12
高校生の富田須美(とんだすみ)は料理が苦手だった。学業もスポーツも、大抵のことはそつなくこなせるのに料理だけはなぜかダメ。
そんなある日、須美は自宅で一緒に勉強をしていた今野華尾(今野華尾)に手料理を振る舞うこととなってしまう。
彼は須美のクラスメイトで、密かに想いを寄せている男子。
果たして手料理を食べた彼はどんな反応をするのか? そしてその結末は……!?
文字数 5,413
最終更新日 2023.03.10
登録日 2023.03.08
文字数 2,277
最終更新日 2021.01.06
登録日 2020.12.08
「食事なんて栄養を取るための作業だ」
早くに母親を亡くして以来不摂生な食生活を続けてきた主人公・佐藤慎吾。
そんな彼が偶然スーパーで、クラスメイトで定食屋の娘のである藤澤華子と遭遇したことを切っ掛けに、二人が親しくなっていき彼女に料理を振る舞われることになる物語である。
文字数 20,125
最終更新日 2020.01.31
登録日 2019.12.31
刑務所の過剰収容とそれに伴う予算増大…、政府はそれを解決すべく、モデルケースとして朝霞刑務所を食堂として民間に開放することにする。
文字数 17,814
最終更新日 2021.12.05
登録日 2021.12.04