墾田永年私財法小説一覧

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「名主(みょうしゅ)」をテーマにした歴史小説。 農耕の始まりとともに、定住生活開始→人口拡大→食料生産の必要性→収穫物貯蔵→貧富の差・階級出現→富を狙う争い発生→愛する「所」とそこに暮らす家族・仲間を「自衛」したい気持ちが発芽した。この気持ちこそが「一所懸命」という価値観を生み、「武士」の原型であり、畔に弓矢・太刀などの武具を置き農作業をしていた有力農民「名主(みょうしゅ)」を誕生させた――平安中期の話だ。 名主を先祖に持ち名字の地といえる斉木奥水無を守り抜いてきた斉木十郎頼遠率いる斉木奥水無名主家は、後裔であり大族に成長した永冨一族の内訌に巻き込まれてしまう。 兄長清は永冨本家の惣領、いっぽうの弟長宇は相良本家の家督を簒奪し、惣領の地位についていた。 この争いの真相は、兄弟同士で潰し合いをさせた後、長宇から相良家の惣領の地位と所領を簒奪することを企む青沼一族の讒言によって引き起こされたものだった。青沼は「斉木名主家は長清側についた」と長宇に対し讒言をなし信じ込ませた。 斉木奥水無名主家はどちらにも味方するつもりは毛頭なく、和解成立を待ち望んでいた。 多勢に無勢をものともせず、頼遠と一族郎党の「田のなぬし」らは、本拠名主(みょうしゅ)館に籠り「名主道」を誇りに攻め寄せる青沼の兵に立ち向かう。
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文字数 28,234 最終更新日 2020.06.09 登録日 2020.05.31
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