婚約破棄小説一覧
伯爵令嬢リーシャは結婚式を直前に控えたある日、婚約者である公爵家長男のクリストファーが、リーシャの友人のシルキーと浮気をしている場面に遭遇してしまう。
その場で浮気を糾弾したリーシャは、クリストファーから婚約の解消を告げられる。
悲しみにくれてやけになって酒場に駆け込んだリーシャは、男たちに絡まれてしまう。
酒場にいた仮面をつけた男性──黒騎士ゼスと呼ばれている有名な冒険者にリーシャは助けられる。
それからしばらくして、誰とも結婚しないで仕官先を探そうと奔走していたリーシャの元に、王家から手紙が届く。
それは、王太子殿下の侍女にならないかという誘いの手紙だった。
城に出向いたリーシャを出迎えてくれたのは、黒騎士ゼス。
黒騎士ゼスの正体は、王太子ゼフィラスであり、彼は言う。
一年前に街で見かけた時から、リーシャのことが好きだったのだと。
もう誰も好きにならないと決めたリーシャにゼフィラスは持ちかける。
「婚約者のふりをしてみないか。もしリーシャが一年以内に俺を好きにならなければ、諦める」と。
文字数 154,433
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.12.01
百合成分超強め。過去改変ファンタジー
王国の第一貴族の天才令嬢、ヘルムート=シャマシュは世界の終末「カリ・ユガ」を迎え、崩壊するローラシア王国の姿を見ていた。
そして国を守りながらも裏切り者のせいで後ろから刺され、虫の息だった最愛の女性。ミシェウの手を握って、その最期を見届ける。
ミシェウとの思い出。そして自分の無力さと足を引っ張ってきた奴らへの憎悪。そんな中シャマシュのもとにやってきた一人の少女アルル。
アルルは言った。
「もう一度、あなたに可能性を与えるわ」
復讐に燃えるシャマシュ。コクリとうなづいて過去へ戻って、もう一度この世界をやり直すこととなる。
戻ってきた場所は、彼女の運命を大きく変えた国王カイセド=コール=シュレイダーからの婚約破棄を突き付けられる場面だった。
そしてシャマシュは最も好きだった最愛の女性。ミシェウ=クリス=シュレイダーと結婚することを王国の貴族たちの前で告げる。
突然の、それも同性からのプロポーズに戸惑うミシェウ。そして世界を破滅から救うための復讐劇が始まった。
魔法に恵まれ、優秀ながらもその冷徹さ故に煙たがれていた冷徹令嬢。
魔法に恵まれず、占星術を研究する。明るくて誰からも好かれる少女。
そんな正反対の性質を持つ王女2人の、恋に落ちながらも、ミシェウを殺し王国を滅ぼそうとしている裏切り者たちを粛正していき、終末を乗り越えた平和な世界。通称ヘスペリデスの園を目指していく物語。
【作者が考える作品のセールスポイント】
1.主人公シャマシュの、最愛の人ミシェウのためにひたむきに復讐のために戦っていくシーン
2.ヒロインミシェウが、不遇な扱いを受けても前向きに明るく生き、復讐のために戦っていく描写
3.性格の違う2人が最初は違和感を覚えつつも、どんどん恋愛感情が芽生えていき互いの恋心に気づいていく過程
文字数 93,687
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.08.10
婚約者のエーミールにいつも放置され、蔑ろにされるベロニカ。
そんな彼の態度にウンザリし、婚約を破棄しようと行動をおこす。
今後、一度でもエーミールがベロニカ以外の女を優先することがあれば即座に婚約は破棄。
そういった契約を両家で交わすも、馬鹿なエーミールはよりにもよって夜会でやらかす。
もう呆れるしかないベロニカ。そしてそんな彼女に手を差し伸べた意外な人物。
ベロニカはこの人物に、人生で初の恋に落ちる…………。
文字数 93,077
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.11.17
伯爵令嬢のケリーティアは侯爵令息であるウィリアムとの結婚を控えている。
いわゆる婚約者同士ということだ。
両家の話し合いもまとまって、このまま行けば順当に式を挙げることになっていたが……
ウィリアムとは血の繋がらない妹のルイスが、いつまでも二人の結婚を反対していた。
ルイスの度重なる嫌がらせは次第に犯罪じみたものになっていき、ウィリアムに訴えても取り合われない……我慢の限界を迎えたケリーティアは、婚約破棄を決意する。
そして婚約破棄をしたケリーティアは遠慮することなくルイスの悪行を暴いていく。
広がってゆく義妹の悪評は、彼女がベタ惚れしているルイス自身の婚約者の耳に入ることとなって……
※ゆるゆる設定です
文字数 31,218
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.10.25
伯爵令嬢のフルールは、最近婚約者との仲に悩んでいた。
そんなある日、この国の王女シルヴェーヌの誕生日パーティーが行われることに。
「リシャール! もう、我慢出来ませんわ! あなたとは本日限りで婚約破棄よ!」
突然、主役であるはずの王女殿下が、自分の婚約者に向かって声を張り上げて婚約破棄を突き付けた。
フルールはその光景を人混みの中で他人事のように聞いていたが、
興味本位でよくよく見てみると、
婚約破棄を叫ぶ王女殿下の傍らに寄り添っている男性が
まさかの自分の婚約者だと気付く。
(───え? 王女殿下と浮気していたの!?)
一方、王女殿下に“悪役令息”呼ばわりされた公爵子息のリシャールは、
婚約破棄にだけでなく家からも勘当されて捨てられることに。
婚約者の浮気を知ってショックを受けていたフルールは、
パーティーの帰りに偶然、捨てられ行き場をなくしたリシャールと出会う。
また、真実の愛で結ばれるはずの王女殿下とフルールの婚約者は───
文字数 68,451
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.11.26
――――
「ま、まずいことになりました…まさか彼女が公爵様のご令嬢であっただなんて…」
婚約破棄を決めた時の余裕の表情はどこへやら、彼の表情はもはや真っ青と形容するにふさわしい表情となっていた。
「も、もしかしたらこれから公爵様が直々に乗り込んでくるかもしれない…そ、そうなったら大変だ…お、おい!公爵様に何を聞かれても、すべてあの女に問題があったと答えるんだぞ!いいな!」
「わ、わかりました…レグーン様も同じように…?」
「む、無論だ…お前のせいにしたりなどしないとも…」
しかし二人は互いに信用していなかった。いずれか一方が裏切ったのなら、自分だけが不利益を被ってしまう…それを恐れた結果、最悪の結末を迎えてしまうこととなる…
「わ、私は悪くないのです!!すべてこのラリクが勝手にやったことなのです!!私はご令嬢との婚約におおいに満足していたのに、すべてこの男が…」
「そ、それは違います公爵様!!この婚約の話自体を彼が言い始めたのです!私はその命令通りにしただけなのです!!」
最後に二人がどうなったかは、言うまでもないことでしょう。
文字数 1,034
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.12.06
イザベラには妹がいるのだが、天真爛漫といえば聞こえがいいのだが、何を言っても本人がやりたいことしかやらないことに家族みんなが困っていた。
それが、イザベラより先に婚約することになったと言い、妹ははしゃぎだしてしまい……。
※全4話。
文字数 2,231
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.12.04
ほどほどに愛しておけばちょうどいいとでも、旦那様は考えていたのでしょう。しかしあなたの前から私がいなくなることを知らなかったのですか?
文字数 156
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.12.06
爵が貴族令嬢に婚約破棄を告げた日、彼女の世界は崩れ落ちた。彼女は公爵のことを愛していたし、自分の将来の幸福を彼に託していたのだから。しかし、公爵は新たな貴族令嬢との婚約を発表し、彼女を捨ててしまった。彼女の心は痛みに包まれ、怒りがこみ上げた。
文字数 636
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.12.06
風格ある大邸宅の中庭で、美しい貴族令嬢エリザベス・ウィンザムは、婚約者である公爵ウィリアム・グレンヴィルと一緒に歩いていた。彼女の笑顔は天使のようで、彼女の美しさは誰もがため息をつくほどだった。
文字数 1,312
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.12.06
貴族令嬢エレナ・ウィンターズは、美しい金髪と瑞々しい青い瞳を持ち、高貴なる気品を漂わせながら、社交界でもっとも魅力的な女性の1人として知られていた。彼女は公爵ルイス・ドノヴァンとの婚約を誇りに思い、幸せな未来を夢見ていた。しかし、ある日、彼女は公爵が愛人を作っていることを知り、その事実によって彼女の世界は崩壊した。
文字数 1,125
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.12.06
様々な人々から言葉を聞きました。あなたが大切にされているという婚約者からもね。
「そんなことができるはずがないだろう。君にそんな器が伴っていないのだから」
文字数 153
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.12.06
「今日僕はこの後エリスの元へ行ってくる。状態がまた少し悪化してしまったらしい。けれど彼女は僕の顔を見ると体調が少し良くなるというんだ。そんな愛を向けられたら、兄としていかないわけにはいかないだろう?」
どこか上機嫌な様子でそう私に話すのは、婚約者のリアンク様。彼が気にかけているエリスは彼の妹で、幼き頃から体が弱く病弱だったとのこと。それゆえに彼は長い時間を彼女のそばで過ごすこととなり、その長い時間ではぐくまれた彼の偏愛ぶりは他者の想像を圧倒する者だった。
けれど、私はすべてを知っている。なぜなら私はかつてエリスから、直接的に…
――回想――
リアンクと二人でお見舞いに着た後、先に彼は退室していった。それゆえにこの部屋には現在、私とエリスの二人が残る。
ドアの方を見つめていた私に対し、彼女はそれまでの甘えるような口調とは打って変わって、とがった口調で私に対して言葉を放った。
「調子に乗らないでよ、私はあなたが大嫌いなの。どうせ兄を誘惑して権力を奪ったあとは、私を追い出すつもりなのでしょう?けれどそうなってあげるつもりはないから。最初にここを出されるのはどちらになるか、よく考えておくことね」
――――
文字数 1,095
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.12.06
もぐっていたのは気持ちだけではなかったようですね。それならあなたが最初から言葉を引き継ぐにふさわしかったのでしょう?
文字数 154
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.12.06
【すべては、この夏の暑さのせいよ!】
私の婚約者と妹がイチャイチャしているのを、今までは完全に無視していた。
そのツケが、いま目の前に…。
「お姉ちゃんだから、目くじらを立てないの」
妹に何故か甘い両親、そんな風に言われ続けて堪えていた。
しかし、今年の夏の暑さは異常であった。
学園で何度か見ていた光景だが、彼女の中に意識を失う位の熱が込み上げてきた。
とうとう、この暑さと共に怒りを爆発させてしまったのだ。
意味わからない発言から始まった、婚約破棄を望む事件。
その行方は、どうなるのか。
そして、意外な結末が彼女に降って湧いてくるのである。
夏の暑さは、人の人生すら変えてしまった物語。
ひと夏の思い出にお読み下さいませ。
出筆途中の作品ですので、遅筆になる可能性があります。
季節をまたいでも、お読み下さると嬉しくて思います。
宜しくお願い致します。
文字数 202,465
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.08.13
過労で倒れてしまったところ婚約破棄されました。
冷血王子とはもうやっていけませんのでさよならします。
文字数 1,634
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.12.06
幼い頃、特別な薬を作れる聖女の魔力に目覚めた私――エリンは、無理やり城に連れていかれて、聖女にしか作れない特別な薬を作らされていた。
国王からは、病気で苦しむ民のために、薬を使ってほしいと言われた。
ほぼ軟禁状態で、様々な薬の勉強を寝ないでやらされた。家に帰りたい、お母さんに会いたいと言っても、当然聞き入れられなかった。
それから長い時が経ち、十九歳になった私は、聖女の力を持つ人間として、毎日山のような数の薬を作らされている。
休みなんて当然無い。大変でつらい仕事だけど、私の薬でたくさんの人が救われると思うと頑張れたし、誇りに思えた。
それに、国王の一人息子である王子様が私と婚約をしてくれて、一人だけど友人もできた。見守ってくれる人もできたわ。
でも、私はずっと前から既に裏切られていた――婚約者は友人と浮気をし、私が作った薬は民の元にはいかず、彼らの私服を肥やす、都合のいい商品にされていたことを、私は知ってしまう。
ずっと国と民のために尽くしてきたのに、私は利用されていただけだった……こんなことが許されるはずがない。私は急いで多くの人がいる社交場で、彼らの罪を告発した。
しかし、私はまだ知らなかった。そこにいた貴族は、全員が私の薬を購入していたことを。だから、全員が婚約者の味方をした。
それどころか、国家を陥れようとした罪人扱いをされてしまい、婚約破棄を言い渡された。
部屋に戻ってきた私は思った。こんなところにいても、私は利用され続けるだけだろう。そんなの嫌だ。私はこの薬を作る力で、多くの人を助けたい。そして、お母さんのいる故郷に帰りたい――そう思った私は、外に出る決意をする。
唯一の味方であった男性の人の助けもあり、なんとか国を出てることができたが、サバイバル能力なんて皆無なせいで、日に日に弱っていく中、私は野生動物に襲われてしまう。
そこに、薬草を探していた一人の騎士様が通りかかって……?
これは一人の聖女が薬師となり、新しい土地で出会った騎士と多くの問題を解決し、仲を紡ぎながら幸せになるまでの物語。
⭐︎完結まで執筆済み。ファンタジー色やや強めです。小説家になろう様にも投稿しております⭐︎
文字数 201,811
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.12.01
侯爵家の令嬢エレナ・トワインは王太子殿下の婚約者……のはずなのに、正式に発表されないまま月日が過ぎている。
王太子殿下も通う王立学園に入学して数日たったある日、階段から転げ落ちたエレナは、オタク女子高生だった恵玲奈の記憶を思い出す。
『えっ? もしかしてわたし転生してる?』
でも肝心の転生先の作品もヒロインなのか悪役なのかモブなのかもわからない。エレナの記憶も恵玲奈の記憶も曖昧で、エレナの王太子殿下に対する一方的な恋心だけしか手がかりがない。
王太子殿下の発表されていない婚約者って、やっぱり悪役令嬢だから殿下の婚約者として正式に発表されてないの? このまま婚約者の座に固執して、断罪されたりしたらどうしよう!
『婚約者から妹としか思われてないと思い込んで悪役令嬢になる前に身をひこうとしている侯爵令嬢(転生者)』と『婚約者から兄としか思われていないと思い込んで自制している王太子様』の勘違いからすれ違いしたり、謀略に巻き込まれてすれ違いしたりするラブコメです。
長編の予定ですが、一話一話はさっくり読めるように短めです。
以前公開していた小説を手直しして載せています。
『小説家になろう』『カクヨム』にも投稿しています。
文字数 239,788
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.06.28
「ケイトは体がすぐれないと言っているんだ…分かるだろう?一番つらいのは彼女本人なんだ。それを僕たちは分かってあげなくて何になる?」
どこかイライラしながらそう言葉を発するのは、私の婚約者であるロッド。…私が彼女の事を少しばかり不審だと言ったことがよほど気に障ったのか、目に見えて口調をとがらせる。
「…しかし、ケイトは私と話すときは平気そうな様子で嫌味を言ってくるんですよ?それがこうも動くとはとても」
「じゃあ君は彼女が嘘をついているというのかい?…あきれたな、かわいい妹のいう事を信用しないばかりか、一方的に攻撃的な態度をとるとは…少しは恥を知った方がいいな、反省しなさい」
「…」
しかし私が言った事がすべて正しいという事が、後に明かされることとなる。
――――
文字数 625
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.12.06
伯爵家の次女であるリネ・ティファスには眉目秀麗な婚約者がいる。
私の婚約者である侯爵令息のデイリ・シンス様は、未亡人になって実家に帰ってきた私の姉をいつだって優先する。
彼の姉でなく、私の姉なのにだ。
両親も姉を溺愛して、姉を優先させる。
そんなある日、デイリ様は彼の友人が主催する個人的なパーティーで私に婚約破棄を申し出てきた。
寄り添うデイリ様とお姉様。
幸せそうな二人を見た私は、涙をこらえて笑顔で婚約破棄を受け入れた。
その日から、学園では馬鹿にされ悪口を言われるようになる。
そんな私を助けてくれたのは、ティファス家やシンス家の商売上の得意先でもあるニーソン公爵家の嫡男、エディ様だった。
※相変わらず設定ゆるゆるのご都合主義です。
※誤字脱字、気を付けているつもりですが、やはりございます。申し訳ございません!
文字数 16,421
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.12.04
「私ばかりがこんなに幸せになったらなんだか申し訳ないですわぁ」
彼女が言ったのはもちろん、兄ラクートの婚約者、自分にとっては義姉にあたるレイラに関してだろう。こうしてわざわざ言葉にするあたり、彼女を煽る意思があることは間違いない。
「心配することはないさ。僕にとって一番大切なのは間違いなく君なんだ。それを理解できないような相手に、かける愛情などかけらもないとも」
彼の言葉は一切嘘偽りのないものだった。だからこそ性質の悪い愛情であり、周囲の人々からも不安視されるようなものだった。
「こんなにうれしいことをしていただいて、黙っているのも悪いですわね。きちんとお姉さまには報告してあげましょう♪」
あなたの婚約者はあなたではなく、こんなにも私の事を愛しているのだと。
「やれやれ。なんだか恥ずかしいなぁ。こんなに君のことを愛しているとバレてしまうのは(笑)」
自分たちが完全に上にいるからと、このような言葉を続けられるのだろう。しかし彼女の正体を知った彼らは、その表情を絶望で染めることとなる…
――――
文字数 1,004
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.12.06
西野愛玲奈(えれな)は少しオタクの普通の女子高生だった。あの日、池に落ちるまでは。
目が覚めると知らない天井。知らない人たち。
「もしかして最近流行りの乙女ゲーム転生!?」
しかしエレナはヒロインでもなければ悪役令嬢でもない、ただのモブキャラだった。しかも17歳で妹に婚約者を奪われる可哀想なモブ。
「婚約者とか別にどうでもいいけど、とりあえず妹と仲良くしよう!」
モブキャラだからゲームの進行に関係なし。攻略対象にも関係なし。好き勝手してやる!と意気込んだエレナの賑やかな日常が始まる。
文字数 628,363
最終更新日 2023.12.06
登録日 2022.06.29
王国の中心に位置する壮麗な屋敷がそびえ立ち、その中で公爵と貴族令嬢が美しい衣装に身を包んでいた。公爵は優雅な笑みを浮かべながら、贅沢な食事と共に貴族令嬢との楽しい時間を過ごしていた。しかしその笑顔の裏には、裏切りと不実が潜んでいた。
文字数 1,212
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.12.06
「はあ?婚約破棄を破棄したい?」
「知らなかったんだ!!あの女、私と幼馴染にあるからと言って私の金品を」
「私には関係ありませんね、大体その幼馴染と結ばれたいから出て行けと言ったのは、あなたではありませんか」
「知らなかったんだ!!あの女があんなあざとい女だったなんて!」
「それこそ私の知るところではありませんね。あなたが誰に騙されようと、どんな目にあわされようと、私の知るところではありません」
「そ、そんなこと言うなよ!女のくせに生意気だな!私が戻ってきてもいいと言っているんだから、早く戻ってきたらどうなんだ!私に向かってなんだその口の利き方は!調子に乗るものじゃないぞ!」
「はあ…あなたにはほとほと愛想が付きました。もとよりあなたには男性的な魅力を全く感じていませんでしたけれど、それはこの場で訂正いたします。あなたには人間としての魅力すらもまったくなかったようですね。…はあ、自分の人を見る目のなさに失望するわぁ…」
文字数 618
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.12.06
ブランシュ・クリスティーネ・ヴァレリー公爵令嬢は婚約者の王太子に訴えられ裁判にかけられる。明らかに冤罪と分かる内容。にも拘わらず「有罪」の判決を受け、国外追放になってしまった。何故、王太子はこのような暴挙にでたのか?王太子の横にいる男爵令嬢は彼の子供を身籠っているらしい。国王とヴァレリー公爵の不在中に起こった出来事は国そのものを暗雲をもたらす。
祖国崩壊。
そして帝国貴族としての始まり。
それは彼女にとって良かったのか悪かったのか。様々な思惑の中をブランシュは生きていく。帝国貴族として、公爵家の跡取りとして。皇太子の後宮入りをしたブランシュだったが、その背景は何やらきな臭い予感が・・・。
11月25日より改編いたします。
文字数 56,650
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.02.07
未婚、アラフォーの薫が転移した先は全然悪役令嬢ではない悪役侯爵令嬢、スカーレットの中。しかも婚約破棄真っ只中。
そんな薫の役割は、婚約破棄後のスカーレットになり人生を謳歌することだった。ついでに、諸事情でまともに恋愛をしてこれなかった分を取り返すこと。
けれど、新しい世界の毎日が楽しくて、恋愛に割く時間がなくて…。
*話の中に出て来る様々なことは無駄に長いお一人様生活をしてきた主人公の個人的な意見、個人的な経験です。
文字数 169,642
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.10.13
そこは皇宮のダンスホール。
玉座に座り頬杖をついていた女性がいた。
彼女の名前はルルシア・フォン・ランダール。
「ルル、貴様!」
「あら?新しい皇妃に向かって不敬じゃないかしら?」
そんな彼女を睨み付けるのは元皇子であるシュナイダー。
皇子はかつて冤罪でルルを貶め、処刑をしようとした。
しかし今は惨めに兵士達に這いつくばらされている。
そう言って思い切り頭を踏みつけて来る男はかつて皇子の取り巻きの一人だった男だった。
「どうかしら?貴方の言った嘘が本当になった感想は?」
「貴方は、いいえ貴方達はやり過ぎた。その報いはそれ相応に返ってくるものなのよ?」
これは魔法が一般的ではない騎士の国で、魔法が使えたが故に虐げられてきた少女が大切な物を失い、逆境を乗り越えていく物語
文字数 159,842
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.10.01
まだまだな思いに私たちの時間を費やしたのは、それだけに思いを知らしめるためだったのでしょうけれど。
文字数 130
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.12.06
「アルークス王子、次はどの聖女候補を試されますか?ミエーレナやサリラあたりが個人的に気になるところではありますが、いかがでしょう?」
ラングのその提案に、アルークスは一段とその気をよくする。
「ああ、お前の考えるままにやってくれ。今回もそれで楽しい目にあわせてもらえたからな。信頼しているぞ」
しかし王子はまだ気づかなかった。この時すでに彼の人生の歯車はおかしくなっていたことに…
――――
文字数 1,061
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.12.06
レノン伯爵の愛人の子として伯爵家内と学園で居場所が無いミアは、唯一ミアに優しい婚約者の侯爵令息トリスタンの事が大好きだった。ミアとトリスタンは相思相愛なのだと、そう思っていた。ミアの異母妹でトリスタンの幼馴染であるジャクリーンが現れるまでは。
元々トリスタンは平民の愛人から生まれた庶子のミアではなく、伯爵夫人から生まれた異母妹のジャクリーンと婚約する予定だったらしい。ジャクリーンは6歳の時に、急遽レノン伯爵家から親戚のハモンド公爵家に養子に出され、第一王子の婚約者候補になった。ミアはジャクリーンの代わりにトリスタンと婚約するためだけに伯爵家に引き取られたのだ。
ジャクリーンは第一王子の婚約者候補にもかかわらず養子入りした公爵家の嫡男と恋仲という噂があり、そのせいで第一王子から疎まれるようになってしまった。優しいトリスタンは孤立している幼馴染のジャクリーンを放っておけない。トリスタンが気に掛けるせいでジャクリーンはますますふしだらで男好きだと言われて立場を悪くしていく。15歳になったジャクリーンはとうとう第一王子の婚約者候補を解消され、公爵家からミアのいる伯爵家へと帰って来てしまった。
トリスタンはミアに「ジャクリーンとミアと私の3人で仲良くしよう。ジャクリーンもそうしたいと言ってるんだ」と言い、その翌日からトリスタンとジャクリーンはまるで婚約者かのように振る舞い出す。
ミアとトリスタンが魔法学園を卒業するまで、つまり、ミアとトリスタンが結婚するまであと3ヶ月となった年末のダンスパーティーの最中、トリスタンはミアと婚約破棄してジャクリーンと婚約すると宣言した。
こちらは「私のことはどうぞお気遣いなく、これまで通りにお過ごしください。」の主人公メリッサの元友達ジャクリーンとその異母姉ミアのスピンオフです。小説家になろう様で行われているネット小説大賞の二次選考を通過したお祝いとして描き始めました。
本編を読まなくても楽しめるように書いているつもりですが、本編も読んでいただいた方がより楽しめると思います。(本編にミアとトリスタンは出てきません)
文字数 26,544
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.11.30
今だけの関係に文句を言うのは簡単でしょうけど、それならあなたにも同じ言葉をお返ししたいですね。
文字数 162
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.12.06
どんな困難でも乗り越えられるはず。
この世界における私は主人公なのだから――。
両親が亡くなりオルコット男爵家に引き取られたリゼットはある日前世の記憶を思い出した。
その記憶によってここが前世でプレイした乙女ゲームの世界であり、その主人公に転生したのだと気付く。
いつかはそのゲームのシナリオのような人生を送るのだろうと漠然と思っていたが、王立学園に入学してすべてが一変した。
オルコット男爵家に莫大な借金ができてしまったのだ。
乙女ゲームの主人公であるリゼットは卒業後に高位貴族と結婚する。
そうなれば借金を返済することは可能だ。
けれどリゼットには二つ年下の弟がいる。
三年後に結婚して攻略対象キャラの家から支援してもらえたとしても、弟の入学には間に合わない。
貴族の誰もが通う学園に弟だけが通えなかったら……。
そんなことあってはならない。
「どんな手を使ってでも借金を返済しなきゃ……!」
リゼットは主人公という立場を利用してこの窮地を乗り越えようとする。
目をつけたのは三年生の伯爵子息であるアラン。
主人公なんだからモブと仲良くなることなんて楽勝。好きになってもらえたら支援してくれるかも。
なんて甘い考えで行動を起こすが一向に上手くいかない。
悩んでいるときに悪役令嬢であるフローレンスと出会いーー。
乙女ゲームのヒロインに転生した女の子が家の借金を返済するために奔走してたら、いつの間にか逆ハー築いて大変なことになってしまうお話です。
前半は友情メイン、後半が恋愛メインになる予定です。
よければお気に入り、エールで応援していただけると嬉しいです。
文字数 34,268
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.12.01
「ナナ様の代わりですか…そうですね、リーエ様などはいかがですか?確か彼女は婚約を控えているようですが、まだ正式には成立していない。相手もライエスなどと言う無名なものですし、横取りすることはなんら難しい事ではないかと…」
「よし、お前の提案に従うこととしよう。その線で進めてくれたまえ」
「はい、お任せを」
一人の臣下にやたらと目をかけているこの男。ゆえにほかの者から見れば、その光景は面白くもなんともなかった。
「…絶対に蹴落としてやる…あいつばかりに目をかけて…今に見ていろよ…」
文字数 656
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.12.06