悪役令嬢小説一覧
社交界で皆さんの注目を集めていたのは私、セシル・ラインネットと申します。
銀色の髪にルビーの瞳
とても目立つ色彩を持っている上に此の絶世の美女で皆さんの注目を集めています。
(まぁ、言葉の辛辣さでも目立っていますが。
だってどうでもいい男に割く時間が惜しいんですもの)
さて、先程の社交界には私しか出ていませんが実は私には妹がおります。
「お姉様、お帰りなさい」
癖のある黒い髪
長く伸ばした前髪で極力顔を隠そうとおかしな努力をしている。
大きくて丸いメガネしか印象に残らない妹、グロリア。
文字数 81,764
最終更新日 2023.12.01
登録日 2023.11.30
ダリアは、妹に色々と好き勝手なことを言われてきましたが、厄介なのは他にもいたようです。
※全3話。
文字数 1,416
最終更新日 2023.12.01
登録日 2023.11.30
オーレアは、身に覚えのないことを言われていた。婚約破棄したいと王子が現れ、婚約したい令嬢を連れて現れたのだが……。
※全3話。
文字数 2,169
最終更新日 2023.12.01
登録日 2023.11.29
仲良しな家族にうんざりしていた湯浅風花。ある夜、夢の中で紫髪、つり目のキツメ美人さんと体を交換することに。
そして、目を醒ますと着衣のまま、美麗ケモ耳男に股がっていました。
え?繋がってる?どーゆーこと?子供もいるの?
でも、旦那様格好いいし一目惚れしちゃた!役得かも。うそ、私、悪役令嬢でしかも断罪後で旦那様にも嫌われてるの?
よし!嫌われてるのなら、押して押して押し倒して好きにさせてみせる!!
文字数 141,170
最終更新日 2023.12.01
登録日 2023.07.28
ここ、王都ハンプトンに住んでいる双子の伯爵令嬢達がいた。
その昔、ハンプトンを脅かす魔物達が蔓延し甚大な被害が起きていた。
国や人々を魔物から救い護ったのが、双子の姉妹の先祖「聖女・ラファエラ」と魔法士だと言われている。
ラファエラ程の力が無いにせよ「癒やし・治癒」の力は双子に受け継いでいた。
そんな中、ある日姉妹に「縁談」の話しが持ち上がる。
その相手と言うのは「聖女・ラファエラ」と共にハンプトンを護ったエリート中のエリート由緒正しい「クラウディ」公爵家の令息。
だが、彼は勇敢な「魔法士」とは程遠く聡明や勇ましいと言うより、どちらかと言うと「恐い」・「呪われてしまいそう」と言う言葉の方が似合っていた。
その「恐い」容姿のせいか…中々縁談が決まらなかった。
姉のセシリーには既に恋人が居た為に、妹のステルラに話しを振って来た。
けど…世の中のはそんなに簡単な物ではない。
案の定、リカルドは自分の相手になるかも知れないって人を私ではなく姉のセシリーだと思っていたからだ。
そりゃ…そっか誰だって自分の相手は、喜劇小説に出て来そうな自他共に認める「モブ顔」の私より、見目麗しい姉の方が良いに決まっているんだもの。
同じ両親から産まれて来た筈なのに…。
どうして、こう天と地の差が有るのかしら。
でも、こんな私だけど、二つだけ姉のセシリーには負けない物がある。
けど…其れは両親がとても嫌な顔をするから。
姉や他の人達には内緒…。
文字数 153,997
最終更新日 2023.12.01
登録日 2023.10.19
ヴィクトリアは、幼なじみが厄介な令嬢と婚約したと思って距離を置くことにしたが、その婚約が破棄となってから厄介なのは、元婚約者だけではなかったことに気付かされることになるとは思いもしなかった。
※全4話。
文字数 929
最終更新日 2023.12.01
登録日 2023.12.01
エテルネルの筆頭公爵令嬢プリムローズ・クラレンスは、周りが誰もが認める才女。
わずか10歳で自国の学業を終えて、孤高の島国ヘイズへ意気揚々留学をしに向かっていた。
彼女には何やらどうも、この国でしたい事があるようだ。
未開の地と他国から呼ばれる土地へお供するのは、専属メイドのメリーとヘイズに出身で訳ありの護衛ギル。
飼い主のプリムローズと別れたくない、ワガママな鷹と愛馬までついて来てしまう。
かなり変わった、賑やかな珍道中になりそう。
その旅路のなかで、運命的な出逢いが待っていた。
留学生活はどうなるのか?!
またまた、波乱が起きそうな予感。
その出会いが、彼女を少しだけ成長させる。
まったりゆったりと進みますが、飽きずにお付き合い下さい。
幼女編 91話
新たなる王族編 75話
こちらが前作になり、この作品だけでも楽しめるようにしております。
気になるかたは、ぜひお読み頂けたら嬉しく思います。
文字数 211,613
最終更新日 2023.12.01
登録日 2023.07.09
*『第16回ファンタジー小説大賞【大賞】・【読者賞】W受賞』
彼氏にフラれた直後に異世界転生。気が付くと、ラノベの中の悪役令嬢クローディアになっていた。すでに周りからの評判は最悪なのに、王太子の婚約者。しかも政略結婚なので婚約解消不可?!
王太子は主人公と熱愛中。私は結婚前からお飾りの王太子妃決定。さらに、私は王太子妃として鬼の公爵子息がお目付け役に……。
しかも、私……ざまぁ対象!!
ざまぁ回避のために、なんやかんや大忙しです!!
※皆様のおかげで『第16回ファンタジー小説大賞』で【大賞】及び【読者賞】を同時に受賞することが出来ました。°(°´ω`°)°。 本当にありがとうございます!!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします m(_ _)m
※【感想欄について】感想ありがとうございます。皆様にお知らせとお願いです。
感想欄は多くの方が読まれますので、過激または攻撃的な発言、乱暴な言葉遣い、ポジティブ・ネガティブに関わらず他の方のお名前を出した感想、またこの作品は成人指定ではありませんので卑猥だと思われる発言など、読んだ方がお心を痛めたり、不快だと感じるような内容は承認を控えさせて頂きたいと思います。トラブルに発展してしまうと、感想欄を閉じることも検討しなければならなくなりますので、どうかご理解いただければと思います。
文字数 328,334
最終更新日 2023.12.01
登録日 2023.08.31
私、鳥芽アスナは、すごく不幸な女子高校生。
両親は幼い頃に死んで、意地悪な叔母に引き取られての肩身の狭い生活。
学校でもカースト最下層で、しんどい日々を送っている。
そんなある日、家の火事に巻き込まれ、私は死んでしまう。
気が付けば、異世界に転生!
しかもそこは、憧れの物語「プリンセス・ゼラ」の世界!
だけど、私が転生したのは……主人公のゼラじゃなくて、悪役のスカーレット⁉
「助けて、魔女さん!」
物語の知識を生かして、魔女に泣きつき、何とか魔法を一つ授けてもらう。
ところが、それは「毒を生み出す」魔法で――⁉
毒使い悪役令嬢の逆転物語、ここに開幕!
※小説家になろう、カクヨム、ノベルアッププラスでも掲載しています。
文字数 30,791
最終更新日 2023.12.01
登録日 2023.11.15
エリザベートは六歳の公爵家の娘。
国一番のフェアレディと呼ばれた母に厳しく礼儀作法を教え込まれて育てられている。
母の厳しさとプレッシャーに耐えきれず庭に逃げ出した時に、護衛の騎士エクムントが迎えに来てくれる。
エクムントは侯爵家の三男で、エリザベートが赤ん坊の頃からの知り合いで初恋の相手だ。
エクムントに連れられて戻ると母は優しく迎えてくれた。
その夜、エリザベートは前世を思い出す。
エリザベートは、前世で読んだロマンス小説『クリスタ・ノメンゼンの真実の愛』で主人公クリスタをいじめる悪役令嬢だったのだ。
その日からエリザベートはクリスタと関わらないようにしようと心に誓うのだが、お茶会で出会ったクリスタは継母に虐待されていた。クリスタを放っておけずに、エリザベートはクリスタを公爵家に引き取ってもらう。
前世で読んだ小説の主人公をフェアレディに育てていたら、懐かれて慕われて、悪役令嬢になれなかったエリザベートの物語。
小説家になろう様、ノベルアップ+様にも投稿しています。
文字数 698,882
最終更新日 2023.12.01
登録日 2023.05.24
前世で大地震に巻き込まれて、本当はおじいちゃんと一緒に天国へ行くはずだった真理。そこに天国でお仕事中?という色々と規格外の真理のおばあちゃんが現れて、真理は、おばあちゃんから素敵な恋をしてねとチャンスをもらうことに。その場所がなんと、両親が作った乙女ゲームの世界!そこには真理の大好きなアーサー様がいるのだけど、モブキャラのアーサー様の情報は少なくて、いつも悪役令嬢のそばにいるってことしか分からない。そこであえて悪役令嬢に転生することにした真理ことマリーは、十五年間そのことをすっかり忘れて悪役令嬢まっしぐら?前世では体が不自由だったせいか……健康な体を手に入れたマリー(真理)はカエルを捕まえたり、令嬢らしからぬ一面もあって……。明日はデビュタントなのに……。いい加減、思い出しなさい!しびれを切らしたおばあちゃんが・思い出させてくれたけど、間に合うのかしら……。初めて投稿します。よろしくお願いします。
文字数 112,822
最終更新日 2023.12.01
登録日 2023.10.14
※10月29日話数が増えたのでタイトルを変更しました。
旧題「微睡む女神の見る夢は」から『モブな転生者だと思っていたら実は女神様でした!?悪役ですがなぜか溺愛されてます』に変更しました。
後宮で下級女官として働くフィアは古井戸の妖精が仕掛けた悪戯が切っ掛けで前世を思い出す。私って転生者だったの!?しかもこの世界からみれば異世界の日本人。おまけに便利だがある意味危険なギフト持ちである事も分かって、十六歳の成人を迎えたら、女官を辞めてひっそりのんびり暮らそうと計画するけど、雲行きがなんだか怪しい!?花神もかくやな麗しすぎる美形が私を知っていて、しかも親友だと思っていた同僚までーーーナニモノ!?
地味モブっ子の私が女神様だって!?この世界が乙女ゲームの世界?女神なのに悪役なんて、いったいどうすれば!?
ぶっとんだ美形には重い溺愛直球ぶつけられて?
ゆるゆる設定、ご都合主義な創作物ですので、お好みから外れる場合は、そぅっとクローズなさって下さい。
御心の広い方、暇潰しにでもなれば幸いです。
このお話は、小説家になろうさんとカクヨムさんでも公開しております。
文字数 181,406
最終更新日 2023.12.01
登録日 2023.10.15
パッケージの美女アナスタシアに釣られて買った恋愛シミュレーションゲーム【キュリオシティラブ】。しかし、その美女は性格最悪の、俗に言う悪役令嬢であったため、婚約破棄された後国外への追放を言い渡され、国外へ行く道中、事故で死亡してしまう運命にあった……。
アナスタシアの突然の死に涙する男子高校生は、美女アナスタシアの弟に転生してしまう。しかし、美女は男だった!
悪役令嬢♂の死の運命を回避し、嘘つきのヒロインと裏切り者の攻略対象に復讐する!
この作品は小説家になろうにも掲載中です。
文字数 1,668
最終更新日 2023.12.01
登録日 2023.12.01
地味な生活ながらも、会社で知り合ったαと結婚したΩの伊角洸希は、いつまでたっても妊娠出来ないことに精神を病み、自ら命を絶った。
するとアシル・クローシャーという伯爵子息に転生していた。
アシルは妊娠していた。
しかしそれは、公爵子息であるエリアスを婚約者から寝取ったのだと判明。
追放されるかと思いきや、エリアスから「本当は君が運命の番なんだ」と言われ正妻として迎えられることになったそうだ。
本当の婚約者であるアンナ・ロベールは婚約破棄されたという。
エリアスとの結婚を辞退するべきなのかもしれないが、洸希は産みたいと思ってしまった。
そうしているうちに本当のアシルが意識を取り戻し、頭の中で会話ができるようになる。
アシルは寝取った当日の様子を教えてくれた。
何か裏がありそうだ……実は寝取ったと思わせるように仕向けられたのでは? と察した洸希は、アシルと力を合わせて真相を解明することに。
エリアスと弟のキリアンにアンナ、そして巻き込まれた侍女たちが複雑に交差する。
●一章 〔伊角洸希・転生編〕
●二章 〔アシル・ベルクール編〕
●三章 〔クレール・ベルクール編〕︎
※オメガバースの独自設定があります。
※R-18の話数には★マークを付けています。
●第11回BL小説大賞応募作品です。応援よろしくお願いします!!
一言でも感想や投票したよとコメントを頂けると励みになります。
※表紙素材は、くま様のフリー素材よりお借りしました。
〔https://www.pixiv.net/users/58435146〕
文字数 206,233
最終更新日 2023.12.01
登録日 2023.10.27
私、シェリル・ラ・マルゴットはとっても胃が弱わく、前世共々ストレスに対する耐性が壊滅的。
よって、三大公爵家唯一の息女でありながら、王太子の婚約者から外されていた。
それなのに………、
「シェリル・ラ・マルゴット!卑しく僕に噛み付く悪女め!!今この瞬間を以て、貴様との婚約を破棄しゅるっ!!」
王立学園の卒業パーティー、赤の他人、否、仕えるべき未来の主君、王太子アルゴノート・フォン・メッテルリヒは壁際で従者と共にお花になっていた私を舞台の中央に無理矢理連れてた挙句、誤り満載の言葉遣いかつ最後の最後で舌を噛むというなんとも残念な婚約破棄を叩きつけてきた。
「あの………、なんのことでしょうか?」
あまりにも素っ頓狂なことを叫ぶ幼馴染に素直にびっくりしながら、私は斜め後ろに控える従者に声をかける。
「私、彼と婚約していたの?」
私の疑問に、従者は首を横に振った。
(うぅー、胃がいたい)
前世から胃が弱い私は、精神年齢3歳の幼馴染を必死に諭す。
(だって私、王妃にはゼッタイになりたくないもの)
文字数 27,574
最終更新日 2023.12.01
登録日 2023.11.18
「マリーローズ!ガニメデス王国が認めた聖女であるライムミントに対して罵詈雑言を浴びせただけではなく、命まで奪おうとしたそうだな!お前のような女を妃に迎える訳にはいかないし、王妃になるなど民は納得せぬだろう!マリーローズ、お前との婚約を破棄する!」
女の脳裡に過るのは婚約者に対して断言した金髪碧眼の男性及び緑とか青とかの髪のイケメン達に守られる一人の美少女。
「この場面って確か王太子による婚約者の断罪から王太子妃誕生へと続くシーン・・・だっけ?」
どうやら私は【聖なる恋】という18禁な乙女ゲームの世界に転生した聖女・・・らしい。
らしい。と思うのはヒロインのライムミントがオッドアイの超美少女だった事だけは覚えているが、ゲームの内容を余り覚えていないからだ。
「ゲームのタイトルは【聖なる恋】だけどさ・・・・・・要するにこのゲームのストーリーを一言で言い表すとしたら、ヒロインが婚約者のいる男に言い寄る→でもって赤とか緑とかがヒロインを暴行したとか言いがかりをつけて婚約者を断罪する→ヒロインは攻略対象者達に囲まれて逆ハーを作るんだよね~」
色々思うところはあるが転生しちゃったものは仕方ない。
幸いな事に今の自分はまだ五歳にもなっていない子供。
見た目は楚々とした美少女なヒロイン、中身はオタクで柔道や空手などの有段者なバツイチシンママがビッチエンドを回避するため、またゴリマッチョな旦那を捕まえるべく動いていく。
試験勉強の息抜きで書いたダイジェストみたいな話なのでガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義です。
ヒロインと悪役令嬢sideがあります。
文字数 3,939
最終更新日 2023.12.01
登録日 2023.11.27
ゲーム大好き女子高生の姫野葵は、乙女ゲームをプレイ中に地震に見舞われる。
地震の恐怖からベットで布団に包まり、現実逃避に目を閉じる葵。
そして目を開けたとき、乙女ゲームの世界に立ち、しかも悪役令嬢(全裸)になっていた。
それだけでも大問題だが、悪役令嬢はいわゆるラスボスの魔王ポジ。
しかもゲームがオニ難易度ゆえに、十中八九世界を滅ぼす迷惑魔王なのだ。
このままでは、私は魔王になって世界を滅ぼしてしまう。
そんな窮地に現れたのは……『私』!?
ただの女子高生、姫野葵(悪役令嬢)。
乙女ゲームの悪役令嬢、レムリア・ルーゼンシュタイン(私)。
ふたりの『私』による、みんな幸せグッドエンドの奮闘記が、今始まる!
※他サイトでも投稿したりしてます。
オリジナル小説って、難しいけど楽しいですね。
見ていただけると嬉しいです!
文字数 154,856
最終更新日 2023.12.01
登録日 2023.07.17
フルリス王国の公爵令嬢ロメリアは、幼馴染であり婚約者でもある騎士ガブリエルのことを深く愛していた。けれど、生来の我儘な性分もあって、真面目な彼とは喧嘩して、嫌われてしまうばかり。
「……今日から、王女殿下の騎士となる。しばらくは顔をあわせることもない」
彼から、そう告げられた途端、ロメリアは自らの前世を思い出す。
(なんてことなの……この世界は、前世で読んでいたお姫様と騎士の恋物語)
そして自分は、そんな2人の恋路を邪魔する悪役令嬢、ロメリア。
(……彼を愛しては駄目だったのに……もう、どうしようもないじゃないの)
悲嘆にくれ、屋敷に閉じこもるようになってしまったロメリア。そんなロメリアの元に、いつもは冷ややかな視線を向けるガブリエルが珍しく訪ねてきて──……!?
文字数 80,627
最終更新日 2023.12.01
登録日 2023.02.04
アラベラ・アンドリュースは名門公爵家の長女に生まれ、五年前からナヴィスの王太子サディアスの婚約者だった。
しかし王国に蔓延した流行り病を癒した聖女エミリとサディアスが愛し合うようになってしまう。
嫉妬に狂ったアラベラはエミリに危害を加えようとし、結果婚約破棄を宣言されてしまう。
元の美貌が嘘のように醜くなった彼女は貴族たちから同情されるどころか嘲笑われた。
しかし、そんなアラベラを馬鹿にせず近づく青年がいた。
彼の名はオスカー。ナヴィスの宗主国ヴェルデンの第二王子だった。
※以前執筆した「嫉妬深いと婚約破棄されましたが私に惚れ薬を飲ませたのはそもそも王子貴男ですよね?」とタイトルが似ていますが一部のアイテムが共通しているだけの別作品です。
今回、惚れ薬をテーマに連作短編を書こうとした時のデータが見つかった為加筆修正しつつ掲載致します。
文字数 6,321
最終更新日 2023.12.01
登録日 2023.11.28
「ローズマリー、大変なの!わたくしは悪役令嬢で、あなたはその取り巻き。そして、わたくしたち断罪されてしまうのよ!」
ある日、親友の公爵令嬢リリーにそう言われた侯爵令嬢ローズマリーは、自分達が婚約破棄されたうえに断罪されるゲームの登場人物だと説明される。
婚約破棄はともかく、断罪は家の為にも避けなければ。
そう覚悟を決めたローズマリーだったが、物語のヒロインに見向きもしない婚約者にやたらと甘やかされ、かまわれて、もしかして違う覚悟が必要だったのでは、と首を傾げることになる。
このお話は、自分が悪役令嬢の腰巾着の役どころだと思っていた侯爵令嬢ローズマリーが、自身の婚約者に依ってゲームのストーリーの主人公のような扱いを受ける、溺愛ラブコメです。
小説家になろうに掲載しているもの(100話まで)を、加筆修正しています。
文字数 330,054
最終更新日 2023.12.01
登録日 2023.08.25
私・フローディア・フランソワーズには前世の記憶があります。定番の乙女ゲームの悪役転生というものです。私に残された道はただ一つ。破滅フラグを立てない事!それには、手っ取り早く同じく悪役キャラになってしまう第四王子を何とかして、私の手中にして、シナリオブレイクします!
小説家になろう様にも、書き起こしております。
文字数 87,190
最終更新日 2023.12.01
登録日 2023.10.08
「リレスティン、これは君を思う僕の気持ちだ。ぜひ受け取ってほしい」
「まあ、こんなにも美しい宝石は見たことがありませんわ…クレフード様の御心と言うのは、こんなにもお美しいものでしたのね…わたくし感激のあまり涙が出そうですわ…」
幼馴染たるリレスティンに宝石をプレゼントする彼の姿は、私の目に深く焼き付いている。…あんなものは婚約者たる私だって受け取った事はない。そんなたいそうな代物を簡単に渡してしまうクレフード様…一体どういう神経をしているのだろうか…?
「ルアナ、嫉妬などしないでくれよ?隠れてこそこそリレスティンに渡してしまっては君に申し訳ないと思い、こうしてあえて君の目の前で彼女にプレゼントすることとしたんだから。私の気持ちも少しは組んだうえで表情にあらわしてもらいたいものだな」
この人が何を言っているのか理解できないのは、私の頭が悪いからなのだろうか…?一切状況を理解できない私は、彼に素直な説明を求めた。…しかし彼から帰ってきた言葉は…
「はぁ…素直にこうして説明すれば理解してくれると思っていたんだが…やはり君には難しかったようだ…いや、君は悪くない。過度な期待を勝手にしてしまった私に責任があるのだ。君は別に何も悪くはない、気に病む必要は全くない、それだけは勘違いをしないでほしい」
全く的を射ぬ説明に対し、私は再び同じ言葉を投げかけた。その結果、彼の心の奥に潜む言葉を聞き出すことができた。
文字数 1,129
最終更新日 2023.11.30
登録日 2023.11.30
「なに此処、18禁乙女ゲームじゃない」
と前世を思い出したけど、モブだから気楽に好きな事しようって思ってたのに……。
攻略対象から逆ハーフラグを折ってくれと頼まれたので頑張りますが、なんか忙しいんですけど。
文字数 20,863
最終更新日 2023.11.30
登録日 2023.11.22
伯爵令嬢のアンティーラは爵位を継ぐために別邸を父親から与えられ、そこで将来に向けた勉強と書類仕事をこなす毎日。
そんな中婚約者であるマッディは仕事も手伝わずにヒモ生活を満喫しながら、自分の家から連れてきたメイドと平然と浮気をしていた。
最初は婚約者の裏切りを我慢していたアンティーラだったが、ある日たまらず「浮気ならよそでやって」と言ったところマッディから逆ギレされ、あげくに浮気相手のメイドからも「あなたのほうが浮気相手で私の方が本命だから彼と別れて」と迫られる。
一度はやり直そうとしたものの煮えきらない婚約者の態度に婚約解消を決意したアンティーラだが、別れ話を切り出されたマッディは豹変し、メイドをも巻き込んで信じられないような行動に出て――⁉
文字数 14,516
最終更新日 2023.11.30
登録日 2023.11.27
悪役令嬢に転生したアンリは、自分の未来のため身分を偽って王宮で働くことに。
第二王子は軽薄で誰にも本気にならないという噂の持ち主。嫌悪感を抱いていたアンリ。
しかし、なんとなく噂と違う王子に戸惑いつつも、地味で辺境の男爵令嬢として振舞っていたある日、身分がバレてしまい……。
『そんなに俺との結婚が嫌だったのか?」なぜか遊び人の王子が本気になってしまい!!
絶対に逃がさないと決めた王子と、バッドエンドから逃げたいアンリの秘密の攻防戦。
文字数 6,231
最終更新日 2023.11.30
登録日 2023.11.30
いきすぎた嫌がらせの末の殺人未遂により国外追放されたアンジェリカは、根元愛珠(ネモトアンジュ)の魂を迎えて蘇り、回復支援魔法を得意とする白魔道士の力を得た。
罪人である自分を恥じ、仲間を作らずに生きてきたアンジェリカだが、白魔道士としての才能溢れる彼女を周囲は放っておかない。
それを知った彼女の被害者であるモーリーンは当然それを良しとはせず……。
────
本日より連載再開します!よろしくお願いします!
表紙絵使用アプリ→Meitu
※自分で描いたラフ絵を素材にしています
素敵なロゴを制作してくれたパインさん、ありがとうございました♡
エブリスタでも同名でアップしております。
文字数 70,160
最終更新日 2023.11.30
登録日 2023.09.15
ペネロペイアは、婚約破棄となってしまったのだが、その悔しさをバネにして自分磨きを頑張ることにしたが、酷いことをした二人を許せずにいた。
※全4話。
文字数 729
最終更新日 2023.11.30
登録日 2023.11.30
「もうリエレット様からお話は聞いたかしら?彼はお姉様ではなく、私との婚約を選ばれたわ」
「…ええ、知ってる」
姉の持つものを奪うのがこの上ない快感。以前から持っているその歪んだ性癖は、今もなお解消されてはいないようだ。
「恨まないでくださいよ?最終的に私を選んだのは彼の方なんですから」
さぞ心地が良いのであろう。婚約者というほかならぬ上物を奪えたという喜びが、全く隠せていない。
「別に恨みはしないわ。決まったことだもの」
「くすくす。強がっちゃって。本当は泣きわめきたいくらい悔しいんでしょう?私にはわかるわよ?だって婚約者よ?モノやお金ならまだしも、愛する婚約者の心を実の妹に奪われてしまったのよ?私だったらとても立ち直れないわぁ」
「…」
言わせておけば、好き勝手なことを言ってくれる。しかし的外れな発言を繰り返す彼女の言葉をいちいち訂正してもきりがないため、一旦ここは放っておくことにする。
「リエレット様、本当に魅力的な男性ですよねぇ?私がちょっと肩をオフにしたら、すぐにがっついてこられて…それはそれは情熱的なお姿を見せてくれたわぁ」
…なんだか吐き気すら覚える。身内のこういう話ほど耳障りな物はない。
「…それじゃあ私はもう帰るから、彼によろしく」
これ以上はさすがに付き合いきれない。私は彼女の前から姿を消すことにする。
「あら、残念ですね。次にお会いするのは婚約式かしら?とびっきり美しい姿をご覧に入れて差し上げますよ、お、ね、え、さ、ま」
「…」
私は言葉を返さず、その場を立ち去った。
文字数 1,219
最終更新日 2023.11.30
登録日 2023.11.30
公爵令嬢の主人公は隣国の男爵令嬢による嘘のイジメ被害告発のせいで、婚約者の王太子から婚約破棄を告げられる。
「婚約破棄ですか? どうぞご自由に。私は殿下にも王太子妃の地位にも未練はございませんので」
しかし愛のない政略結婚でこれまで冷遇されてきたアズールサは二つ返事で了承し、晴れて邪魔な婚約者を男爵令嬢に押し付けることに成功する。
「――ああそうそう、殿下が入れ込んでいるそちらの彼女って実は〇〇ですよ? まあ独り言ですが」
謎多き男爵令嬢に騙された王太子はやがて取り返しのつかない最期を迎えることになり……。
文字数 11,464
最終更新日 2023.11.30
登録日 2023.11.27
「旦那様、ミーリア様との婚約を諦められるというのは本当なのですか?」
「さすが、耳が早いなロビック。その通りだ。姿を消してしまったミーリアとの婚約は、残念だがもうあきらめることとする。」
「そうですか…ご無念でありましょうが、致し方ありません…」
「そこで、仕事を頼みたい。優秀な臣下である君だからこそのお願いだ。彼女に代わる婚約者を、適当に探してきてくれ。もうミーリアがいなくなった今、どんな女でも構いわしない」
「了解いたしました。速やかに取り掛からせていただきましょう」
代わりの婚約者を適当に連れてくる。権力を有するロビックにとってこれほど簡単な仕事はなかった。そして数日の月日を経た後に、代わりと言う名目でリンナが連れてこられたのだった。
彼女に対する尊重などは一切なく、有無を言わさずに婚約を結ばされる結果となった。そんな姿を止める者がいるはずもなく、彼女の運命はこの場で決したかのように思われた。
しかし、そうはならなかった。ミーリアがいきなり姿を現したのだった。どこに消えていたわけでもなく、彼女はただただほかの男のもとに遊びに行っていただけであった。いわば、彼も知らぬ不埒な一面が彼女にはあったのである。
文字数 741
最終更新日 2023.11.30
登録日 2023.11.30
「お前との婚約を破棄する!」
ウィンウッド王国の学園でのパーティーで、王太子が突然公爵令嬢と婚約破棄すると言い出した。
王太子は令嬢の悪事を次々と上げるが、令嬢は華麗にそれが冤罪である証拠を上げていく。
アレッタの目の前では、そんな前世で読んだことがあるような『悪役令嬢によるザマァ物語』が繰り広げられていた。
そして、ついに逆上した王太子が国外追放を令嬢に言い渡したとき、令嬢に駆け寄り寄り添う男が現れた。
え、あれ? その人、私の婚約者なんですけど……。
これは、そんな『悪役令嬢によるザマァ物語』でとんだ被害を受けた令嬢の、その後の騒動の物語である。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◎お知らせ
2021/09/30
『乙女ゲームは終了しました』第二巻、発売しました!
2022/11/22
『乙女ゲームは終了しました』がコミカライズ化しました!
下記のサイトでご覧いただけます。
素敵に書いていただきましたので、ご覧いただけましたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
レジーナブックス
https://www.regina-books.com/manga
アルファポリス
https://www.alphapolis.co.jp/manga/official/458000489
2023/05/12
『乙女ゲームは終了しました』第三巻の書籍化が決定しました!
『アレッタの冬休み編』、『マデリーンのリベンジデート編』、そして書下ろし短編『北からの客人編』の短編集となります。
また、書籍化により、該当部分を6月1日ごろに引き下げ予定です。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
2023/06/20
『乙女ゲームは終了しました』の第一巻が文庫になりました。
文庫限定の書下ろし番外編も収録しています。
お手に取ってご覧いただけましたら幸いです。
2023/11/28
『乙女ゲームは終了しました』のコミック第二巻が、11月末日に発売予定です。
お父様が目立つ表紙が目印です(笑)
文字数 459,515
最終更新日 2023.11.30
登録日 2019.08.20
公爵令嬢であるリリアーナは王太子であるアロイスが好きだったが、彼は恋愛関係にあった伯爵令嬢のルイーズを選んだ。
アロイスを諦めきれないまま、家の為に何処かに嫁がされるのを覚悟していたが、何故か父親はそれをしなかった。
そんな父親を訝しく思っていたが、アロイスの結婚から三年後、父親がある行動に出た。
「みそっかす銀狐(シルバーフォックス)、家族を探す旅に出る」で出てきたガヴェニャック王国の国王の側妃リリアーナの話を掘り下げてみました。
ハッピーエンドではありません。
文字数 1,458
最終更新日 2023.11.30
登録日 2023.11.30
そこは皇宮のダンスホール。
玉座に座り頬杖をついていた女性がいた。
彼女の名前はルルシア・フォン・ランダール。
「ルル、貴様!」
「あら?新しい皇妃に向かって不敬じゃないかしら?」
そんな彼女を睨み付けるのは元皇子であるシュナイダー。
皇子はかつて冤罪でルルを貶め、処刑をしようとした。
しかし今は惨めに兵士達に這いつくばらされている。
そう言って思い切り頭を踏みつけて来る男はかつて皇子の取り巻きの一人だった男だった。
「どうかしら?貴方の言った嘘が本当になった感想は?」
「貴方は、いいえ貴方達はやり過ぎた。その報いはそれ相応に返ってくるものなのよ?」
これは魔法が一般的ではない騎士の国で、魔法が使えたが故に虐げられてきた少女が大切な物を失い、逆境を乗り越えていく物語
文字数 146,811
最終更新日 2023.11.30
登録日 2023.10.01
百合成分超強め。過去改変ファンタジー
王国の第一貴族の天才令嬢、ヘルムート=シャマシュは世界の終末「カリ・ユガ」を迎え、崩壊するローラシア王国の姿を見ていた。
そして国を守りながらも裏切り者のせいで後ろから刺され、虫の息だった最愛の女性。ミシェウの手を握って、その最期を見届ける。
ミシェウとの思い出。そして自分の無力さと足を引っ張ってきた奴らへの憎悪。そんな中シャマシュのもとにやってきた一人の少女アルル。
アルルは言った。
「もう一度、あなたに可能性を与えるわ」
復讐に燃えるシャマシュ。コクリとうなづいて過去へ戻って、もう一度この世界をやり直すこととなる。
戻ってきた場所は、彼女の運命を大きく変えた国王カイセド=コール=シュレイダーからの婚約破棄を突き付けられる場面だった。
そしてシャマシュは最も好きだった最愛の女性。ミシェウ=クリス=シュレイダーと結婚することを王国の貴族たちの前で告げる。
突然の、それも同性からのプロポーズに戸惑うミシェウ。そして世界を破滅から救うための復讐劇が始まった。
魔法に恵まれ、優秀ながらもその冷徹さ故に煙たがれていた冷徹令嬢。
魔法に恵まれず、占星術を研究する。明るくて誰からも好かれる少女。
そんな正反対の性質を持つ王女2人の、恋に落ちながらも、ミシェウを殺し王国を滅ぼそうとしている裏切り者たちを粛正していき、終末を乗り越えた平和な世界。通称ヘスペリデスの園を目指していく物語。
【作者が考える作品のセールスポイント】
1.主人公シャマシュの、最愛の人ミシェウのためにひたむきに復讐のために戦っていくシーン
2.ヒロインミシェウが、不遇な扱いを受けても前向きに明るく生き、復讐のために戦っていく描写
3.性格の違う2人が最初は違和感を覚えつつも、どんどん恋愛感情が芽生えていき互いの恋心に気づいていく過程
文字数 89,333
最終更新日 2023.11.30
登録日 2023.08.10
一目惚れした子息のことを幼なじみにいつも話していたニフィカ。
ある日、ニフィカが話していた子息と政略結婚することになったと幼なじみに言われることになったのだが……。
※全3話。
文字数 1,587
最終更新日 2023.11.30
登録日 2023.11.29
「…ああ、聞いてくれとも…あの女、また僕の言ったことを忘れていたんだ…一言一句聞き逃さないようにメモ書きをしておけとあれだけ言っているのに、このざまだ…はあ、本当どこかへ出ていってくれれば気が楽なんだがな」
「言えてますわね。旦那様のお気持ちもくみ取れないような女、婚約者を名乗る資格もありませんわ」
そうかそうか、お二人とも私の事を陰でそんな風に言っていたのか…
今私が聞き取っている二人は、私の婚約者とその秘書の女だ。…え?なんで二人の秘密裏の会話が聞き取れるかって?
それは私の属性に関係がある。私は生まれつき魔法使いとしての才能を有していたものの、その力は炎を発したり雷を落としたりするものではなく、いわば盗聴スキル…
はあ。もともと気が進むような婚約でもなかったし、あの男もあの秘書も特段魅力があったわけでもないし、今更ここにも心残りなんてないし、なんだか吹っ切れたような気がする。私も出ていきたい気持ちがあるし向こうも私に出て行ってほしいのなら、お互いの利益となろう。私は快くその願いを受け入れることとした。
文字数 736
最終更新日 2023.11.30
登録日 2023.11.30
エトワナ公爵家に生を受けたぽっちゃり双子のケイティベルとルシフォードは、八つ歳の離れた姉・リリアンナのことが大嫌い、というよりも怖くて仕方がなかった。悪役令嬢と言われ、両親からも周囲からも愛情をもらえず、彼女は常にひとりぼっち。溢れんばかりの愛情に包まれて育った双子とは、天と地の差があっ
たった十歳でその生を終えることとなった二人は、死の直前リリアンナが自分達を助けようと命を投げ出した瞬間を目にする。
神の気まぐれにより時を逆行した二人は、今度は姉を好きになり協力して三人で生き残ろうと決意する。
悪役令嬢で嫌われ者のリリアンナを人気者にすべく、愛らしいぽっちゃりボディを武器に、二人で力を合わせて暗躍するのだった。
文字数 91,032
最終更新日 2023.11.30
登録日 2023.08.31
都立高校に通う山田椿は高校二年生。クラスでも存在感0の喪女。
そんな彼女が校舎の片隅の階段で昼休みにぼっち飯を終えてライトノベルを読んでいた時、ふざけた合っていた男子生徒達の放ったサッカーボールが顔面に当たり階段から落下してしまう。
気が付いたらさっきまで読んでいたラノベの世界に入り込んでいた!しかも役どころは断罪決定の悪役令嬢のオフィーリア!完全無欠の喪女の椿にはハードルが高すぎる!
自分が死んで転生してしまったと信じた椿は無駄に断罪回避に走らず、このまま断罪される道を選ぶのだが・・・。
自分を断罪するはずの婚約者のセオドア様に声を掛けられた。
「あんた、山田じゃね?」
なんと、どういうわけかセオドア様の中にクラスメイトの柳君が憑依していた!
驚くだけじゃ済まない。柳君は完全たる陽キャ!陰キャ喪女の椿には彼を相手にするのもハードルが高い。
とは言っても、この世界の事情を全く知らない柳君は椿しか頼る人はおらず。
結局二人は常に一緒にいることに。断罪はどこへ?
文字数 17,347
最終更新日 2023.11.30
登録日 2023.11.23
第一王子であるロンルトは、自身の妃とするべき人物についてその意思を固めつつあった。いったい誰がその相手として選ばれるのかは、多くの人々がいろいろな予想をしていたものの、その筆頭候補とされる人物が一人。
「これからどうしましょう♪王宮に入ったなら、この私ももう王族の人間という事になりますし…ああそうそう、そうなったらお姉様には何も与えなくていいから」
取り巻きとそう笑いながら話をするこの人物、リエルこそがその人だった。彼女はこれまでの第一王子の自分に対する態度から、自分こそが選ばれるに違いないと確信していた。
「お姉様の手柄を横取りした甲斐が、あったというものですね。あんな役に立たない魔法が、まさか第一王子様に認められて気に入られるだなんて…世の中何が役に立つか分からないわ♪」
そう、彼女の姉であるレアリーが生み出した魔法を、自分の手柄だとして彼に媚びを売っているのだ。彼もまたそんな彼女を自分に相応しい魔法使いであり、将来を託すにふさわしい人物だと評価している。だからこそのこの自信なのだろう。
しかし、そんな彼女に苦言を呈する人物もまた…
「悪い事は言いませんので…それはやめておいた方が…きっと博識であられる第一王子様はお気づきだと思いますよ…」
「そんなはずがないでしょう。それなら私との関係を築く必要がないんだもの。それでも私を好いてくださるのなら、それはもう私に夢中であるとしか考えられないわ」
その自信を砕くものはもはやなにもないのだろう。そこまで言うのなら、やはり誰の目にも妃となるべき人物は明らかであるかのように思われた。
――――
文字数 1,004
最終更新日 2023.11.30
登録日 2023.11.30