異世界小説一覧
「あの」
「おや?どうしたんだい可愛いお嬢さん?」
私が声をかけると、王子様な方がこちらに振り向いた。その頭上には【王子】と書かれている。なるほど、彼は王子様のようだ。きっと将来はハーレムなんて作ったりして女誑しなんだろうなあと思うと無性に腹が立ってきた。私だって美少女なのに!
「そちらの可愛らしい女の子は?」
私が質問すると、王子様な方はよくぞ聞いてくれた!と言わんばかりに胸を張って、高らかに宣言した。
「この子は僕の婚約者だよ!」
ふふん!とでも言いそうな感じでドヤ顔をしている王子様。私は彼を白い目で見つめながら、ヒロインな少女に尋ねた。
「……そちらの方はお名前はなんと仰るのでしょうか?」
「え?私ですか?私は……リナリア・ホーリープレイスと申します」
「ホーリープレイスですって!?」
私の驚きっぷりに、彼女はびくりと肩を震わせた。彼女の名前を聞いて私が驚くのも無理はない。だって....................ホーリープレイスは、私が通っている学園の名前なのだ!こんな偶然があるだなんて……と驚きつつも私は口を開く。
「あのーもしかしてリナリアさんって平民の方ですか?」
「そ、そうですけど……?」
不思議そうに首を傾げながら返事をする彼女に、私は内心歓喜した。なぜならこの乙女ゲームの世界には身分という制度があるからである。平民の彼女なら、簡単に攻略対象たちを落とせるだろう。それに彼女も攻略対象たちと仲が良いようだし、これは一緒に行動した方が私の死亡フラグを回避できるんじゃないか……?と私は考えたのだ!
「実は私もホーリープレイスに通う学生なんですよ!よかったら一緒に学園に行きませんか?」
私がそう提案すると彼女はぱあっと表情を明るくして嬉しそうに頷いた。私は内心ホッと胸を撫で下ろしつつ、これからの学園生活に思いを馳せたのだった。
文字数 830
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.12.07
政略で嫁いだ相手ピーターには恋人がいたそうです。
私達はお互いの家の利益のための結婚だと割りきっていたせいでしょうか、五年経っても子供は出来ず、でも家同士の繋がりの為結婚で離縁も出来ず、私ダニエラは、ネルツ侯爵家の嫁として今後の事を悩んでいました。
そんな時、領地に戻る途中の夫が馬車の事故で亡くなったとの知らせが届きました。
馬車に乗っていたのは夫と女性と子供で、助かったのは御者と子供だけだったそうです。
女性と子供、そうです元恋人、今は愛人という立場になった彼女です。
屋敷に連れてこられたロニーと名乗る子供は夫そっくりで、その顔を見た瞬間私は前世を思い出しました。
さて、私はどうしたらいいでしょうか。
第16回恋愛小説大賞 奨励賞頂きました。
応援して下さった皆様ありがとうございます。
本作の感想欄を開けました。
お返事等は書ける時間が取れそうにありませんが、感想頂けたら嬉しいです。
リクエスト募集は締め切りました。
頂いたリクエストは順次更新予定です。
リクエスト下さった皆様ありがとうございます。
文字数 522,344
最終更新日 2023.12.07
登録日 2021.09.07
地下室に監禁されていたリュカは、男が眠る間に逃げ出した。愛していると口先だけでいう男には妻がいる。仲のいい兄弟だったはずなのに、ふたりに何が起こったのか。
5歳で公爵家に引き取られた妾腹のリュカは、唯一優しくしてくれた嫡男のマティアスになつき、いつかその思いは恋から執着に変わってく。一方マティアスもリュカにどうしようもないほど惹かれていた。
愛すれば愛するほど泥沼にはまり、すれ違っていくふたり。そして、ふたりの出す結論は?
ヤンデレ注意報。
藍音大好物のヤンデレものです。お笑い要素封印で頑張ります。
兄×弟、監禁陵辱あり。地雷の方はご注意ください。
作中、主人公と女性の絡みがあります。(直接的な表現はありません。主人公以外はあります汗)
ついでに、残酷なシーンも含みます。(藍音は下手くそなホラーも書いてますので、そういう人の書く作品だと思ってください)
残酷なシーンを含む場合は、注意喚起をします。
苦手な方、そして大好物の方用に、※印ありです。
※キスぐらい→※※まあまあ→※※※がっつり
※閲覧注意 は残酷なシーンを含む
ですが、作者粗忽者のため、時々忘れます。ご注意ください。
令和5年5月14日 章立てを変更しました。(びっくりした方いらしたらごめんなさい)
文字数 540,767
最終更新日 2023.12.07
登録日 2022.10.31
気が付いたら異世界、深魔の森でした。
何にも思い出せないパニック中、恐ろしい生き物に襲われていた所を、年齢不詳な美人薬師の師匠に助けられた。そんな優しい師匠の側でのんびりこ生きて、いつか、い つ か、この世界を見て回れたらと思っていたのに。運命のつがいだと言う狼獣人に、強制的に広い世界に連れ出されちゃう話
文字数 7,595
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.09.01
平和だったカヴァニス王国が、隣国イザイアの突然の侵攻により一夜にして滅亡した。
カヴァニスの王女アリーチェは、逃げ遅れたところを何者かに助けられるが、意識を失ってしまう。
目覚めたアリーチェの前に現れたのは、祖国を滅ぼしたイザイアの『隻眼の騎士王』ルドヴィクだった。
憎しみと侮蔑を感情のままにルドヴィクを罵倒するが、ルドヴィクは何も言わずにアリーチェに治療を施し、傷が癒えた後も城に留まらせる。
ルドヴィクに対して憎しみを募らせるアリーチェだが、時折彼の見せる悲しげな表情に別の感情が芽生え始めるのに気がついたアリーチェの心は揺れるが………。
※内容の一部に残酷描写が含まれます。
文字数 257,763
最終更新日 2023.12.07
登録日 2022.11.18
「仕事ができない君にここにいてもらう資格はない。今までさんざん目をかけてきてやったというのに、これがそれに対する答えなのか?」
王国を指揮する王室長の立場にあるリカス様が、高圧的な口調でそう私に言葉を発した。
「目をかけてきたと言っても…自分の愛人になれという誘いが目をかけたという事なのですか?」
その誘いは何度もあった。それを断るたびに、自分に対する裏切りであると罵声を浴びせられてきた。
「そんな生意気を言う君にちょうどいい行き先を用意しておいた。…ここだよ」
彼がそう言って提示してきたのは、隣国であるルランテ帝国へ入国するのに必要な通行証だった。つまりはこの国から出て行けという事か。
「…そうですか、これはみなさん全員でお決めになった事なのですか?」
この人一人だけの独断であるなら、私がいなくなる影響をほかの人には与えたくないと思ったからの質問。けれど、そう思うだけ無駄だった。
文字数 1,039
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.12.07
残念ですね、あなた様との婚約は次期陛下であるお兄様も喜ばれていたのに…
文字数 157
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.12.07
目覚めるとそこは異世界で、俺は道端でお布団にくるまっていた
思わぬ″状態″で、異世界転生してしまった俺こと倉井礼二。
だがしかし!
そう、俺には″お布団″がある。
いや、お布団″しか″ねーじゃん!
と思っていたら、とあるスキルと組み合わせる事で
とんだチートアイテムになると気づき、
しかも一緒に寝た相手にもその効果が発生すると判明してしまい…。
スキル次第で何者にでもなれる世界で、
ファンタジー好きの”元おじさん”が、
①個性的な住人たちと紡ぐ平穏(?)な日々
②生活費の為に、お仕事を頑張る日々
③お布団と睡眠スキルを駆使して経験値稼ぎの日々
④たしなむ程度の冒険者としての日々
⑤元おじさんの成長 等を綴っていきます。
そんな物語です。
文字数 66,734
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.12.06
日々罵倒されながら、無給で無休の下働きの毎日を送るクローディア。疲労に神経を削られながら、家族の安全のために我慢の日々を送る彼女は、残忍なテス王によって鬼の世界に人身御供として放り込まれる。食い殺されるか、慰み者になることを覚悟していたが、美しき鬼の長・シュラは彼女を庇護下に置いて大切に扱った。やがて戸惑う彼女を溺愛するようになっていく。クローディアも彼の率直な愛を受け入れ、これからという時に、最大の困難が待ち受けていた。種族の壁を越えた二人の愛は、困難を乗り越えて成就させることができるのか……?
文字数 90,715
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.12.02
それは母が執事と財産を持っての駆け落ちから始まった。
長年の婚約者との婚約解消。
騙され、残りの財産を失い、騎士団長だった父は病に倒れた。
私を売ろうとする次期当主となった、きな臭い父の義弟から逃げたものの、一文なし。
『上手い話には裏がある』誰かが言ってたっけ。
高待遇に目が眩んだ私は自分と同じオッドアイの持ち主、今をときめく舞台役者アントニオの影武者を演じることになるが、災難はなおも・・・?
ミステリアスな舞台役者アントニオ、元婚約者ハーバード伯爵令息、そして、第一騎士団ブラッドリー・マイヤーズ隊長。
私を取り巻く環境は変化して行く。
ジュリアナ・アッシュフィールド。
一応伯爵令嬢。
災難続きの私に平穏な日々は、幸せは訪れるのか。
ご都合主義、作者の想像上、軽いタッチのお話となります。
文字数 37,597
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.11.12
それくらいに関係をとどめておけば、あなたにも火の粉は飛ばなかったのでしょう…しかしあなたは超えてしまった。
「大貴族家からの復讐をお待ちください、王様」
文字数 165
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.12.07
神様に殺された挙げ句見た目が好みじゃないとのことで殺されそうになりました。
待っとけ神様、殴りに行ってやるよ
文字数 39,186
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.02.01
「ヴィクトリア、君は僕のために何もできない。それがわかっているだろう?」
公爵は高慢な笑みを浮かべながら、貴族令嬢のヴィクトリアに言った。
ヴィクトリアは激怒し、公爵の言葉に耐え切れなかった。彼女の顔が真っ赤になり、怒りの涙が込み上げてきた。
文字数 1,022
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.12.07
「お前、クビな」
その一言で『万能職』の青年ロアは勇者パーティーから追い出された。
『万能職』は冒険者の最底辺職だ。
冒険者ギルドの区分では『万能職』と耳触りのいい呼び方をされているが、めったにそんな呼び方をしてもらえない職業だった。
『雑用係』『運び屋』『なんでも屋』『小間使い』『見習い』。
口汚い者たちなど『寄生虫」と呼んだり、あえて『万能様』と皮肉を効かせて呼んでいた。
要するにパーティーの戦闘以外の仕事をなんでもこなす、雑用専門の最下級職だった。
その底辺職を7年も勤めた彼は、追い出されたことによって新しい人生を始める……。
文字数 1,541,463
最終更新日 2023.12.07
登録日 2018.06.23
二人の姉妹であるエラナとミリアは、昔から険悪な関係にあった。…というのも、すべては妹であるミリアに問題があった。
「エラナの物?だったら私の物で構わないわよね?あなた誰にも必要とされていないんだし、いなくなったって誰も困りはしないし。この宝石だってあんたにもたれるよりも私にもたれる方がきっと幸せに違いないわ」
陰湿な妹の行動の前に、おとなしい性格のエラナは反撃もせずただただ静かにやり過ごしていた。そんな彼女に対して、ミリアよりも先に婚約の話が舞い込んできた。
「生意気…私よりも先に婚約を果たすなんてありえない…それじゃあ私があいつよりも不人気みたいじゃない…そうだわ!…寝取ってやればいいじゃないの…昔からあいつのものは全部私の物だったんだから、今更文句を言われる筋合いもないし…!」
考えにとどまらず、それを実行してしまうのがミリアである。彼女は自身が考えた通りに計画を実行に移し、婚約者を意のままに寝取ることに成功した。
…しかしこの行動が、彼女を狂わせる第一歩となるのだった。それを仕組んだのは他でもない、自分が見下し続けてきたエラナによるものだとも知らずに…
――――
文字数 709
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.12.07
怒りの気持ちは抑えた方が良いかと思いますよ?きっとそれはあなた自身をも殺すかもしれません…
文字数 165
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.12.07
遥かなる昔
その星に一つの者が現れた。
彼は自らを「創世神」と名乗り2体の神とそれに使える者達…生命を創る。天神と魔神、そしてそれに仕える者達…天使と魔使達だ。
創世神と同様に天神と魔神は永遠を生き、そしてその強力な力を持って創世神に仕えて文明を築いていった。
しかしある日侵略者が現れた。その侵略者の名は邪神ウィッシュ。邪神は服従を求め侵略を行なった。
創世神は自らの世界を守るために邪神との戦争を始め
その戦争は果てなく続き、
海は荒れ狂い…緑豊かな大地は焼け野原となり…空は稲妻が走り…生物は息絶え…世界は混沌に満ちていった。
そんな悠久の戦いの中、神々の戦いは突然終わりを告げた。
創世神イニティウムと侵略者である邪神ウイッシュが戦いの最中に消えてしまったのだった。
残された天神と魔神は邪神の配下と戦うが、全てを撃退することは叶わない。
だが大規模な封印を施し、戦争は終結したのだった。
戦争が終わりを迎えると天神と魔神は世界を修復し、そして再び来るであろう戦いのために色々な生命を生み出していった。
こうして世界に様々な生命が根付いていったのだった…
そんな話はさておき、この物語はその戦いから800万年後の物語。
普通のサラリーマンの奇妙で不思議な物語である。
彼が辿る道は全ての始まりかそれとも全ての終わりなのか?
それはまだわからない…
文字数 17,283
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.12.06
2XXX年、人間界と繋がっていた異世界『ストレーガ』にヒトを宿主とする寄生虫『クリサイト』が現れ、寄生されたヒトが無関係のヒトを襲うパンデミックが起きてしまう。
クリサイトに人間界由来のDNAが含まれていたことで、人間はクリサイトを生み出した犯人だとされ、ストレーガにいた人間はほぼ全員死刑となっている。
しかし、唯一生還した人間がいる。その人間こそが、主人公の月城花恋。一度は死刑判決を下されたものの、対クリサイト用の特殊部隊で“死ぬまで”戦うことを条件に生還した。
その部隊は2人1組で、クリサイトにだけ有効となる武器を用いて戦う。主人公とペアになったのは、部隊でトラブルを起こしまくっている、お嬢様のような見た目のセレスティア。彼女はそんな振る舞いとは裏腹に、部隊で成り上がって父の死の真相を暴きたいという野望を持っていた。
元死刑囚と厄介お嬢様の最悪コンビが、異世界を救う英雄になるまでのお話。
※ジャンル迷子なので、どこに入るか感想でお聞かせいただけると幸いです。
文字数 17,614
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.12.01
「愛してる」
そう伝えたのは嘘ではない。心からの言葉と思いだ。
ただそれを伝えてはいけない女性に伝えた事が過ちのきっかけであろう。
太陽神であるソレイユが愛したのは異母妹である月の女神ルナリア。
半分とは言え血の繋がりのある彼女を愛していると知られた事は、当然ながら周囲から良しとはされなかった。
そうして二人の父親である天空神は怒り、ソレイユの神力を剥奪し殺そうとしたのだが……思わぬところでその思惑は打ち壊された。
神様系×恋愛にてカクヨムコン9に参加させていただきます。シリアス風味が強めの作品ですm(__)m
ご都合主義によるハッピーエンドのお話(n*´ω`*n)
カクヨムさんでも投稿中!
文字数 15,105
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.12.01
オークとは、エロ漫画定番とかファンタジーエロの代名詞だとかそんなのは現代で人間だった側のイメージである。
だがしかし。
実際にオークになって戦場に出れば現実は非情な凌辱だの惨殺だのが当たり前で大変生々しい。箱入りオークで前世人間の俺はそんな現状が好ましくない、実に!
『エッチ合意賛成!! 和姦カモン!!』
『坊ちゃまが変な言葉覚えたぞ』
『まぁたへんなモン拾い食いしちまったか』
オークの最たる種族に転生したオレは仲良くなった人間たちの命と純潔を護ろうと奮闘する…が、それは叶わなかった。
脱お留守番を果たすも初陣にて無事に死亡してしまう箱入りキングオーク(受)
×
キングオーク種の中でもトップレベルでイカれた最狂魔族。口が悪いが受けを赤ん坊の頃からずっと護り、想い続けた一途攻め。
何よりも大切な存在を失ってしまった攻めが魔国にて大暴走する最中、どうにか命を拾った受けは第三? の生を謳歌しようと人間の国へと大冒険!
果たして二人は再び巡り会えるのか?
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文字数 124,975
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.08.16
私には前世の記憶がある。
それを思い出したのは何歳の時かは覚えていないけれど、物心ついた時には自分が『フィリシティ・カラー』という乙女ゲームの世界にいることに気付いていた。
そしてヒロインであるリリアーナが、私――ロゼット・クレイアーに転生していることも知っていたのだ。
何故なら彼女は私の双子の妹だったから。
私はリリアーナとして生きていた記憶もあるし、ロゼットとして生きた記憶も持っている。
つまり二重人格ではなく、二つの人生を同時に体験していたのだから、混乱することもなく自然に受け入れられた。
さて、何故リリアーナが悪役令嬢になったのか。それは簡単だ。彼女が私を殺したからである。
正確に言えば私が彼女をいじめていたせいで殺されたのだが、そんなことはどうでもよかった。
大切なのは、リリアーナが私を恨んでいるということ。
この世界では双子は不吉な存在とされており、リリアーナと私が一緒にいることは許されなかった。そのため私たち姉妹は常に引き離され、会うことすらできなかった。
それでも、たとえ会えなくても、私たちはお互いを愛し合っていた。
だからこそ私は彼女に嫉妬した。
リリアーナの幸せそうな笑顔を見る度に胸の奥がざわついて、苦しくなった。
そして私は決めたのだ。
リリアーナが愛する人を殺すことを。
幸いにも私は魔力が強く、魔法を使うことが得意だったため、暗殺者になるのはとても容易かった。
そうして私は何度も彼女を殺そうとした。
だけどその度に邪魔が入った。
私が殺したいと思う人物の周りにはいつも優秀な護衛がいたからだ。
私より強い人もいれば弱い人もいるけど、彼らは全員が全員とても優秀だった。
それにリリアーナが彼らと親しくなるにつれて、彼女たちの絆も強くなっていった。
それを見て、私は何もかも嫌になって逃げた。
だって、もしも私が何かしらの手を使って彼女たちを殺せたとしても、きっとすぐに捕まるだろう。そうしたら処刑されてしまうに違いない。
そう思うと怖くて仕方がなかった。
だけれど、やられっぱなしは許せなかった。
絶対にバッドエンドを回避してみせる。
文字数 863
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.12.07
”彼の人も”また、虚しさと胡乱(うろん)の中で探していた、己の”すべて”をあずけてしまえる誰かを―――――
1600歳を超える神だったジルカース(主人公)は、幼い頃から対話をして親しかった神子のテオを探し下界へと降りる。
しかしジルカースは天界に居た頃の記憶を失っており、また下界は極めて治安の悪い世界だった。
略奪や奴隷狩りが横行する世界で、神であったはずのジルカースはやがていつしか暗殺家業をするようになる。
そんな中でジルカースは人の縁を知り時に絶望して、時に思いを重ねて生きてゆく。
穢れを知り堕ちゆく彼の行き着く先はいかなる場所なのか。
文字数 80,506
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.04.10
いろいろな町を旅行してまわって写真を撮ってはお気に入りの図鑑を自作していた毎日。
「もっと世界を知りたいな」
私の一言は女神に届いてしまった。
『なら私の世界をとって教えてね』
私の世界の話をしていたはずなのに、どうしてこうなった?
私は書斎ごとしらない世界へ放り出されてしまった。あるのはスマホと世界儀。
こうなったらこの異世界をくまなく旅して図鑑作りを完成させてやるんだから!
現実世界の写真をカードにでき、それを実物にできるんだけど初めて出た物は私の予想を大きく下回っていたんだよね。
外の世界に出てから気づいたんだけど、私の姿なんか違うのは気のせい? 泉に写る姿がちがーう!スマホで確認すると、昔見た本のエルフになってる!
現実世界の写真は残っているけど私がいない!
世界の情報を集めて1からはじめるエルフの冒険旅行。世界を知るため旅立ちます。
文字数 71,170
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.09.30
※2023年9月21日に第一巻が発売されました
ある少年は、母親よりネグレクトを受けていた上に住んでいたアパートを追い出されてしまった。
高校進学も出来ずにいたとあるバイト帰りに、酔っ払いに駅のホームから突き飛ばされてしまい、電車にひかれて死んでしまった。
しかしながら再び目を覚ました少年は、見た事もない異世界で赤子として新たに生をうけていた。
だが、赤子ながらに周囲の話を聞く内に、この世界の自分も幼い内に追い出されてしまう事に気づいてしまった。
そんな中、突然見知らぬ金髪の幼女が連れてこられ、一緒に部屋で育てられる事に。
幼女の事を妹として接しながら、この子も一緒に追い出されてしまうことが分かった。
幼い二人で来たる追い出される日に備えます。
基本はお兄ちゃんと妹ちゃんを中心としたストーリーです
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しています
2023/08/30
題名を以下に変更しました
「転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきたいと思います」→「転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきます」
書籍化が決定しました
2023/09/01
アルファポリス社様より9月中旬に刊行予定となります
2023/09/06
アルファポリス様より、9月19日に出荷されます
呱々唄七つ先生の素晴らしいイラストとなっております
文字数 1,143,435
最終更新日 2023.12.07
登録日 2022.09.30
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、とあるミスにより強力な加護を受けた8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフを目ざす、自然界コメディー系(シリアス+雑学あり)のファンタジーBLです。
おとなサイドのカプありにつき、念のためR15にしておきました。
※ 独自設定、造語、下ネタあり。キスシーンとか出産描写あり。幕開け(前置き)長めとなっています。第21話に登場人物紹介を載せました。ご参考ください。
★お試し読みは、第1部(第22話〜第27話あたり)がオススメです。物語の雰囲気と筆者の傾向がわかりやすいかと思います★生命の絶え間ない連続性が裏テーマ★
文字数 87,000
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.10.15
大公の後妻の娘、アザレア。彼女は前妻の娘である長女ストメリナから陰湿な虐めを受けていた。一族でただ一人、朱い髪を持って生まれてきたアザレアは「不義の子」との疑いを掛けられ、虐げられていたのだ。
辛く厳しい生活を送るアザレアに、隣国の筆頭貴族イルダフネ侯爵家次期当主サフタールとの結婚話が上がる。
サフタールは誠実な青年だと人柄に定評があり、アザレアと年齢も近かった。
アザレアは魔法の教師兼侍女のゾラ一人を伴い、婚家のイルダフネ家へ向かう。
この婚姻が自身の転機となることを願って。
「不義の子」との疑いをかけられ、ずっと虐げられていたアザレア。そんなアザレアが、婚約者のサフタールや嫁ぎ先のイルダフネ家で受け入れられたことをきっかけに、本来の力を発揮するように。
アザレアが不遇だった過去を乗り越え、宿敵ストメリナとの決着をキッチリつけて幸せをがっつり掴む物語です。
※まめに更新する予定です。
文字数 52,903
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.12.02
大きなお城の中にある一室において、二人の人物が会話を繰りひろげている。一人はこの城を統べるルグラン、そしてもう一人はそんな彼に忠誠を誓っているローレイだ。
「ローレイ、やはりこの婚約は破棄してしまおうと思う。もとより彼女に価値など見ていなかったが、いよいよその愛情も尽きてしまった。何の魅力もないというのに私のいう事も聞かず、性格の悪さを露呈している。これを機に、ここからの追放を宣告してやろうと思うのだが」
どこかイライラしながらそう話をするルグラン。しかし彼の心の中にあったのはそれだけでなく、もう一人別の婚約者候補を見つけたからこそ、そちらに乗り換えたいという思いもあった。だからこそ今の彼の表情は、どこか楽しげでもあった。
「そうですね…私はルグラン様のお考えに従うのみです。不要だと判断されるならば、婚約関係の切り捨てもまた素晴らしい判断であると考えます」
口ではそういうものの、彼はすべてを知っていた。婚約者である彼女に非など一切なく、むしろわがままを繰り広げる彼に良くついてきている方であると…もともとこの婚約とてルグランの一方的な考えから始まったもので、それを詫びるような気が彼には一切ないという事も…
文字数 1,003
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.12.07
・簡易紹介
ブラック企業に勤めていた主人公が若返って、異世界で猫耳少女とスライムと訳アリ回復魔法使いと一緒に異世界をまわって歩きます
・詳細説明
ブラック企業に勤めていた主人公シュンは、寒空のとある深夜に偶然拾った子猫と共にバスに乗るのだが、それは天界行のバスだった。
元いた世界の輪廻より外れてしまったシュンは、子猫から猫耳少女になった子とキーホルダからスライムに変わった従魔と一緒に異世界に向かう事に。
冒険者ギルドで冒険者になり依頼をこなす日々を送っていたのだが、とある事情により冒険者グループから外された魔法使いの少女をパーティメンバーにする事になった。
メンバーは依頼をこなしながら各地を転々とし、一年後に王都に着く事を目標にしてゆっくり旅を続けます。
実はこの魔法使いの少女にはとある秘密があって...
小説家になろう様とカクヨム様にも投稿しております
文字数 502,981
最終更新日 2023.12.07
登録日 2022.08.26
実家は没落した男爵家。現在は王都にある花屋のアルバイト。
そんな経歴を持つユーグには、関係を持って3年になるセフレがいる。
出逢いは偶然。関係を持ったのも、偶然。後腐れのない身体だけの関係。
どうやら彼「ルー」は訳ありらしく、いつも顔を隠すような恰好をしていた。しかも、名前もどうやら偽名のようだ。
けれど、一緒にいて楽なことからユーグはルーとセフレの関係を続けていたのだが……。
ひょんなことからルーの正体を知る羽目に陥った。しかも、彼がまさか王国内での人気が高い騎士団長セザールだったなんて!?
「ユーグ。結婚しよう」
彼はそう言ってくるが、これは所詮後腐れのない身体だけの関係。だから、責任を取る必要なんてこれっぽっちもなくて……。
セフレ関係の中で想いを寄せるようになった騎士団長(27)×自分に自信のない没落貴族の息子(21)
二人の拗らせた気持ちの行く末は――……!?
◇hotランキング 最高27位ありがとうございます♡
▼掲載先→アルファポリス、エブリスタ、ムーンライトノベルズ
文字数 52,524
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.10.25
自分が裏切っておいて逆ギレし婚約破棄などと言い出すなんて……。
文字数 604
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.12.07
俺は勇者パーティーに加入していて、勇者サリオス、大魔導士ジェンティル、剣士ムジカの3人パーティーの雑用係。雑用係で頑張る毎日であったものの、ある日勇者サリオスから殺されそうになる。俺を殺すのかよ!! もう役に立たないので、追放する気だったらしい。ダンジョンで殺される時に運良く命は助かる。ヒール魔法だけで冒険者として成り上がっていく。勇者サリオスに命を狙われつつも、生き延びていき、やがて俺のレベルは異常な速度で上がり、成長する。猫人、エルフ、ドワーフ族の女の子たちを仲間にしていきます。
文字数 271,046
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.08.30
僕は残念ながら十六歳という若さでこの世を去ることになった。
もともと小さいころから身体が弱かったので入院していることが多く、その延長で負担がかかった心臓病の手術に耐えられなかったから仕方ない。
両親は酷く悲しんでくれたし、愛されている自覚もあった。
後は弟にその愛情を全部注いでくれたらと、思う。
この話はここで終わり。僕の人生に幕が下りただけ……そう思っていたんだけど――
『抽選の結果あなたを別世界へ移送します♪』
――ゆるふわ系の女神と名乗る女性によりどうやら僕はラノベやアニメでよくある異世界転生をすることになるらしい。
今度の人生は簡単に死なない身体が欲しいと僕はひとつだけ叶えてくれる願いを決める。
「僕をリッチにして欲しい」
『はあい、わかりましたぁ♪』
そして僕は異世界へ降り立つのだった――
文字数 498,624
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.01.14
理学療法士として病院に勤めていた宮下祐一はある日の仕事帰りに誤ってマンホールより落下するが、マンホールの先はなんと異世界であり、異世界で出会った聖女見習のミミと出会い、道行く怪我人を彼女の治癒魔法で救うが、後遺症が残ってしまう、その時祐一(ユーイチ)はなんとかリハビリができればと考えるが。その時彼のスキルである最適化≪リハビリ≫が開花し後遺症を治してしまう。
今後の生活の為ユーイチとミミは治療とリハビリの診療所を開く決意をする。
この作品は小説家になろうさん、エブリスタさんでも公開しています。
文字数 92,303
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.12.03
イザベラには妹がいるのだが、天真爛漫といえば聞こえがいいのだが、何を言っても本人がやりたいことしかやらないことに家族みんなが困っていた。
それが、イザベラより先に婚約することになったと言い、妹ははしゃぎだしてしまい……。
※全4話。
文字数 3,094
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.12.04
ミノタウロス族のゴズメル(♀)は種族的な理由で月イチでチン・・・が生えるケツとタッパのデカい女。
冒険者協会のメンバーとして日夜任務に励んでいるのだが、なんと彼女はレベル3だった。
ゴズメルのチン・・・は不能気味で、レベルアップ素材『童貞喪失精子』をゲットできずにいるためだ。
恥ずかしいのでみんなには内緒にしていたのだが、そのことが原因で冒険者協会の会長にクビを宣告されてしまう。ますますしょんぼりしてしまうゴズメルに、しごでき(仕事ができる)受付ヒーラーのリリィが協力を申し出る。実は妖精族のリリィは強力な催淫バフ持ちだったのだ・・・!
はたしてゴズメルのチン・・・は無事にレベルアップ素材をゲットできるのだろうか!?
【いちおうの世界観】
地球が荒廃した近未来。人類は電脳世界に活路を見出し、夢いっぱいな人外として生まれ変わったのでした。なんだかんだ戦争とかもありつつ、今は電脳世界をむしばむ魔物(バグ)と冒険者が戦っている感じだ。
でもそんなの関係ねぇ。★マークからイチャイチャがはじまる。
状況説明に1万字も費やしてしまい、不徳の致すところです。
【予定】
序・破・急の3部作で結婚から子づくりまで行きます
文字数 143,947
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.10.13
夕暮れの庭園で、貴族令嬢であるアリアナ・ハートは優雅に歩き回っていた。彼女は美しい赤いドレスをまとうその姿はまるで庭園の花のように華やかで、その美しさで多くの紳士たちの視線を引きつけていた。しかし、彼女の心は荒れていた。なぜなら、彼女は愛するはずの公爵エドワード・ウェストウィックに裏切られたからだ。
文字数 1,474
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.12.07
貴族令嬢エリザベスは、美しい顔立ちと気品あふれる立ち居振る舞いで、多くの紳士たちの憧れの的であった。彼女は幼い頃から公爵アレクサンダーとの縁談が進んでいたが、彼女は若くして彼に惹かれることができなかった。公爵は美しいが高慢で冷たく、エリザベスは彼のことを心から愛せなかった。しかし、父親の意向もあって、彼女は従順にその縁談に応じなければならなかった。
文字数 684
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.12.07
第一王子殿下の婚約者候補であるエステルダは、その日、幾人もの高位貴族を虜にしている美しい桃色の髪のアリッサと対峙する。
しかし、彼女が密かに恋焦がれていた相手が、実は自分の弟だと知ったエステルダは、それまで一方的に嫌っていたアリッサの真意を探るべく、こっそりと彼女の観察を始めたのだった。
エステルダが押しの強いキャラのせいか、物語はコメディ調に進んで行きますが、後半になるほど甘く切なくなっていく予定です。
身分差に立ち向かう二組の恋物語ですが、四人共、非常に強いキャラとなっています。
文字数 137,553
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.10.07