失明小説一覧
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児童養護施設から市街地の高校に通う雪也は、三年生に進学した際、同じクラスとなった同じ苗字の若葉と靴箱が隣同士になる。美術部に所属する若葉と帰宅部の雪也は時折声をかけあう仲となり、孤児であることに劣等感を抱き他人と深く関わることを避けてきた雪也は、同じく孤児でありながらも画家を目指し明るく生きる若葉と同じ時間を過ごすことで少しずつ人生に対する前向きさを取り戻していく。
そんな中、ふたりに残酷な運命が牙を剥き――
***
――目を閉じれば、心は繋がる
命が煌めく、色褪せない半年間の奇跡
***
※全35話(プロローグ・エピローグ含む)
※表紙はCanva様にて自作しています
文字数 120,558
最終更新日 2024.07.20
登録日 2024.07.08
ーこの見えない空は果てしない銀河に繋がっている。
僕は目が見えない。だから不完全な月を愛でる十三夜の会の出席は免除されていた。けれども女中の久子は僕の手を引っ張るのだ。月を見に行きましょうと。
全1話。『恒久の月』書籍化記念、発売日まで1日1作短編公開キャンペーン中。5/21の更新。
文字数 4,909
最終更新日 2024.05.21
登録日 2024.05.21
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