遠足小説一覧
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件
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早朝。
バナナたちが台所で、バナナはおやつに入るかどうかの会議をしています。
登場人物
バナ太郎
バナ次郎
バナ三郎
性別不問、アドリブアレンジok
適宜一人称や語尾の変更を行ってください。
こちらは声劇用の台本として書いたものです。
内容が大きく変わらない程度の変更は構いません。性別は不問です。
こちらは別のサイトにも載せています。
動画・音声投稿サイトに使用する場合は、使用許可は不要ですが一言いただけると嬉しいです。
喜びます。
自作発言、転載はご遠慮ください。
著作権は放棄しておりません。
使用の際は作者名を記載してください。
時々書き直しを行う可能性があります。予めご了承ください。
文字数 1,438
最終更新日 2025.09.09
登録日 2025.09.09
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「先生にも“遠足”ってあるんですね」
ふと、後輩の教師にそう言われたことを思い出す。
確かに、修学旅行の下見だなんて、生徒が聞けば羨ましがるかもしれない。実際には、乗り換え時間の確認や食事会場の視察、宿泊施設の動線チェックと、それなりにやるべきことはあるんだけれど。
でも、正直に言えば——この出張には少し、期待している自分がいた。
教員生活十年。慌ただしい日々の中で、今年は初めて担任業務を離れた。代わりに任された「旅行係」。肩書きは派手でも、要は段取り担当。
そして今回、その下見の旅に同行するのは、同じく数学を教えるマドカ。年齢も同じ。既婚者同士、話す機会も少なかった彼女と、四日間のペア旅。
非日常と日常の境界線をまたぐようなこの時間に、
何があるわけじゃない。ただ、何かが始まりそうな気がしていた。
まだ静かな車内、肩先に感じる安らかな寝息。
いつもと違う空気が、やけに心地よく思えるのは、きっとこの“遠足”が、大人のものだからだ。
文字数 8,878
最終更新日 2025.08.19
登録日 2025.07.15
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