バディ/相棒 小説一覧

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鬼は花を喰む

鬼は花を喰む
家族で訪れた山梨の山高神代桜。その満開の桜に手を伸ばした瞬間、高校生の八雲菖蒲(やぐもあやめ)は、光の届かない異界へと引きずり込まれてしまう。 そこにいたのは、人を喰らう鬼。逃げ場のない闇の中で、菖蒲は死ぬことすら許されず、ただ永く喰われ続ける。 絶望の果て、鬼の名を知った時――止まっていた運命が、静かに動き出す。 桜の下に埋まっていたのは、死体か、それとも。
ミステリー 連載中 長編 R18
感想数 0 文字数 16,565 最終更新日 2026.06.01 登録日 2026.04.27
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アルカナ堂は今日もゆく〜素材屋リュネルの秘録〜

街で素材屋を営む青年リュネル。冒険者が持ち帰る魔獣の部位や薬草を査定するのが本業だが、気づけば自ら現場に赴き、素材採取から討伐支援までこなしてしまう働きぶり。 相棒のソランや仲間と共に、笑いあり珍騒動ありの毎日は、素材屋の枠を軽やかに飛び越えていく。 お客の依頼は当たり前、ギルドの依頼も引き受ける、あれよあれよと巻き込まれ、果たしてコレは彼の仕事なのか!? それでも彼らは行くのです。そこに素材のある限り…… ――さぁ、アルカナ堂開店でございます!
ファンタジー 連載中 長編
感想数 0 文字数 217,377 最終更新日 2026.04.22 登録日 2025.12.24
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近づいてはならぬ、敬して去るべし【第9回ホラー・ミステリー小説大賞、奨励賞ありがとうございました!】

近づいてはならぬ、敬して去るべし【第9回ホラー・ミステリー小説大賞、奨励賞ありがとうございました!】
山中、もしあなたがそれに出会ったら…… 近づいてはいけない。 敬して去るべし。   山を降りろ。   六年勤めた会社を辞めた。お荷物だとはわかっていたし、むしろ清々しくもあった。 28歳のコウイチには、仕事より大切なものがあった。 田舎歩きだ。そこ大事なのが学生のときにかじった民俗学だ。廃集落、古い祠、忘れられた神々——それを訪ねることは、彼のたった一つの愉しみだった。   大学時代、民俗学の講義で准教授はこう言った。「神々は神ではない」。人が畏れ、従い、忖度したものがかみになる。その言葉がコウイチを変えた。 会社の営業で関東のあちこちを歩きまわった。コウイチは仕事よりも土地の古老の話に耳を傾けることに熱中したほどだった。   失業後、ふと見つけた資料にコウイチは目を奪われた。 「名付け得ぬ神」。 東京の西、檜原村の奥深く、コボレザワという場所にその祭祀を担った一族がいたという。山奥には祠があるらしい。だがもう六十年も前に無人になってしまっているようだ。   コウイチは訪ねてみることにする。 道中、奇妙な老人に出会う。一人目は気のいい古書店主。二人目は何かを知りながら口を閉ざす資料館の老人。そして三人目は——   深い山中でコウイチはついに祠を見つけた。巨大な岩を背にした祠は古び、壊れていたが、まだ人が来ている痕跡があった。 不穏な気配にコウイチは振り向くが、なにもない。 日本の中心地・東京。そこからわずかにはずれた山の中に潜む秘密をめぐる奇譚。
ホラー 完結 長編
感想数 5 文字数 118,918 最終更新日 2026.03.27 登録日 2026.02.28
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