子連れ再婚小説一覧
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人形作家で主婦の美和子は、ある早朝奇妙な夢で目が覚める
顔はよくわからないが、体つきから明らかに若い男からの愛撫に身を蕩けさせられている夢
近頃、旦那とご無沙汰だからか、変な夢を見てしまったのだと思っていた
旦那の和男とは、いわゆる職場結婚で子供ができたことをきっかけとして、美和子は、人形作家としてデビューする
人形作りは、娘時代に趣味でやっていただけだったが、いわゆるプロはだしで当時から大勢のファンがいた
専業主婦にならず、家で仕事をする美和子は、子供を育てながら、和男の帰りを待っている
ある時、和男のワイシャツに口紅が付いていることに気づく
問い詰めると喧嘩に発展し、髪の毛を掴んでひっ張られる暴行を受ける
売り言葉に買い言葉で、和男はそのまま家を出ていってしまう
言いすぎたことを反省した美和子は、和男を迎えに行くべき、探しに行くが…和男が美和子の同期入社の女子社員と浮気している現場を目撃してしまう
悲しくて、つらくて、つい自分を慰める行為に夢中になる
そんなとき、偶然出会った若い男性に和男の不満をついこぼしてしまったことから急接近
その男性に手マンでイカされ、女としての自信を取り戻す
夫に復讐すべくある行動を起こす…
よくある話です
初夢にこんなストーリー性のある夢を見たことから書きます
文字数 23,852
最終更新日 2024.01.07
登録日 2024.01.02
私の名前は久遠観音(くどおかんね)、33歳。今年20歳になる娘を持つシングルマザーだ。『33歳で20歳の娘?』って思うかもしれないけど、娘はダンナの連れ子だからね。別に不思議じゃないでしょ。
世の中じゃ、『子連れ再婚は上手くいかない』みたいに言われることも多いみたいだけど、そんなの、<上手くいかない例>がことさら取り上げられるからそんな印象が抱かれるだけで、上手くいってるところは上手くいってんだよ。上手くいってるからこそいちいち取り上げられない。だから見えない。
それだけの話でしょ。
親子関係だって結局はただの<人間関係>。相手を人間だと思えば自ずと接し方も分かる。
<自分の子供>って認識には、どうにも、『子供は親に従うべきだ』って思い込みもセットになってるみたいだね。だから上手くいかないんだよ。
相手は人間。<自分とは別の人間>。自分の思い通りになんていくわけない。
当たり前でしょ? それなりに生きてきたなら、そのことを散々思い知らされてきたでしょ? 自分だって他人の思い通りになんて生きられないじゃん。
その<当たり前>を受け入れられたら、そんなに難しいことじゃないんだよ。
私は、娘からそのことを改めて教わったんだ。
筆者より。
なろうとカクヨムでも同時連載します。
文字数 101,592
最終更新日 2021.04.22
登録日 2021.01.22
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