第5回アート大賞
選考概要
編集部内で大賞候補作としたのは「++ソラノナマエ++」「ことのえ～言の葉の繪」「saunter-saunter」「素晴らしき回文の世界」「だめ短歌」「ゆるかわいい！のが好き」の６作品。その後の最終選考において、編集部内で総合的に評価が高かった「++ソラノナマエ++」が大賞に選出された。若い女性層に好まれそうなキャラクターをはじめとして、イラスト・フラッシュともにそのクオリティの高さが評価された。
また、そのほかの５作も各々に違った魅力があった。
「ことのえ～言の葉の繪」は写真と詩のそれぞれに温かみがあり、多くの女性、特に子育て中の女性の共感を呼ぶ作品だと感じた。「saunter-saunter」は世界中の人物・風景を収めた写真もさることながら、「おあそび写真館」にある加工写真がアーティスティックで、より印象的な作品となっていた。「素晴らしき回文の世界」は、前から読んでも後ろから読んでも同音になっている回文を、季語など様々な制約を設けた上で多数作っており、その意欲的な試みが高く評価された。「だめ短歌」は「自分がダメな人間である」という前提の下に作られた短歌で、ユーモアを滲ませながらも、その根底にある自信のなさや自己嫌悪が読者の共感を呼ぶものだと感じた。「ゆるかわいい！のが好き」は、動物をモチーフとしたキャラクターを非常に高いクオリティで作っており、その可愛らしさと完成度の高さが評価された。
++ソラノナマエ++
私の写真美術館
ポイント最上位作品として、“読者賞”に決定いたしました。Nikonで撮影された風景や日常のひとコマも心を癒やすものでしたが、それにも増して、トイデジで撮られた様々な写真が魅力的でした。心和ませるサイト作りもまた、多くの読者の好評を得る結果に繋がっていると思います。
※受賞作については大賞ランキングの最終順位を追記しております。
イラスト、FLASHともにクオリティが高く、若い女性を中心に多くの人に好まれる作品だと思います。とくに「ヤンキー☆ベイベ」や「さくらんぼ兄弟」など細かい設定まで作り込まれたキャラクターが可愛らしく、魅力的でした。今後の更新も楽しみにしています。