「だ」の検索結果
全体で151,828件見つかりました。
幕末。
日本人だけで太平洋を渡る――その無謀な挑戦の裏には、歴史に残らない“思惑”が渦巻いていた。
幕府の従者として、半ば強引に咸臨丸へ乗せられる事になった青年医師・長尾幸作。
寒さと船旅を嫌い、アメリカ行きなど望んでいなかった彼は、ただ断りを入れるつもりで講武所を訪れる。
しかしそこで彼を待っていたのは、
艦長・勝麟太郎の突然の下船騒動、
水夫たちの怒号、
幕府内部の不穏な思惑、
そして、異様なまでに人の本質を見抜く男――福澤諭吉だった。
「この航海には、表に出ていない意味がある」
日本初の太平洋横断。
その“さきがけ”となった者たちは、何を見て、何を隠したのか。
史実を土台に、勝海舟、福澤諭吉、大鳥圭介ら幕末の群像を瑞々しく描く、青春歴史小説。
理想と打算、誇りと恐怖が交錯する船上で、一人の青年は時代のうねりに巻き込まれていく。
文字数 34,826
最終更新日 2026.06.09
登録日 2026.05.27
妖狐の娘・直は、生まれた瞬間から「捨てられる運命」を背負っていた。双子の姉は寵愛され、直は鬼に喰わせる毒餌として蔵に隠される。それが、妖狐の一族の選択だった。直は鬼の花嫁制度を利用し、人間に化けて鬼神家へ嫁ぐ。夫となった鬼神影一郎は、なぜか彼女を溺愛する。影一郎の血には重大な秘密があり、彼にとって直は偶然選ばれた花嫁ではなく初恋であり世界の全てだった。やがて直は知恵と才能で実業家として頭角を現すが、その優秀さが鬼と狐、両一族の歪んだ支配構造を揺るがし因縁の争いを引き起こしてしまう。「毒餌」として捨てられた娘が愛される花嫁となり、やがて世界の運命をひっくり返す。これは、大正浪漫の街を舞台に、虐げられた妖狐の娘と彼女しか愛せない鬼が紡ぐシンデレラストーリー。
文字数 58,120
最終更新日 2026.05.31
登録日 2026.05.28
南北に朝廷が分かれ、戦乱が列島を蝕む時代。
葉月は北朝に仕える影の諜報部隊・蛍蝶閣《けいちょうかく》、その最精鋭・月藍紗《げつらんしゃ》の一員だった。幼い頃に両親を戦で失い、誘拐され、気づけば暗殺と諜報に生きることを強いられていた。それでも平和を望む心だけは、誰にも奪えなかった。
ある任務で死闘が繰り広げられ、姉妹同然だった仲間・凛花が逝く。瀕死となった葉月は川に流され、河内の農村で老婆・加代に拾われる。「お稲」と名を偽り、稲刈り娘として静かに生きることを選んだ。
だが平穏は長く続かなかった。
北朝の官吏達が農村視察に訪れた際、賊の襲撃に体が勝手に反応してしまう。正体を見抜かれたお稲は、弱みを握られて蛍蝶閣へ強制復帰を命じられる。与えられた任務は、北朝の使者として、南北統一の密議を進めることだった。
南朝の陣営で、お稲は一人の男と出会う。穏やかな眼差しの奥に、揺るぎない志を持つ男だった。敵同士でありながら、二人の望みは同じだった——この乱世を終わらせること。
陰謀と裏切りが渦巻く中、お稲は南北両陣営に人脈を張り巡らせ、民草の視点と諜報の技術で統一への道を切り開いていく。しかしお稲を嵌めた蛍蝶閣の黒幕が北朝内部に潜んでいることが判明。仲間が囚われ、愛した人に刃を向けなければならない瞬間が迫る。
統一後も乱世は終わらない。南朝残党のクーデター、そして明からの外圧と侵攻の脅威。お稲はその全てに、影として立ち向かう。
しかし、歴史にその名は刻まれない。
けれど稲穂の揺れるあの農村で、誰も知らない葉月の凱旋が静かに幕を開ける。
文字数 17,885
最終更新日 2026.06.07
登録日 2026.05.31
信濃の小さな国衆(豪族)に過ぎない真田家は、甲斐の一大勢力・武田家の庇護のもと、どうにかこうにか生きていた。
……のだが、頼りの武田家が滅亡した!
家名存続のため、真田家当主・昌幸が選んだのは、なんと武田家を滅ぼした織田信長への従属!
ところがところが、速攻で本能寺の変が発生、織田信長は死亡してしまう。
こちらの選択によっては、真田家は――そして信州・甲州・上州の諸家は――あっという間に滅亡しかねない。
そして信之自身、最近出来たばかりの親友と槍を合わせることになる可能性が出てきた。
16歳の少年はこの連続ピンチを無事に乗り越えられるのか?
文字数 137,992
最終更新日 2020.06.25
登録日 2015.05.29
幕府の密命を帯び、修羅の道を歩む「柳生家廃嫡の長子」柳生十兵衛三厳。その元に嫁いだのは、十兵衛の放つ殺気と異臭に気圧されるどころか、「このケダモノは」と正面から言い放つほど勝ち気な女性・お市だった。
世間からは「行き遅れの不器用な二人」と揶揄される婚姻。しかしお市は、十兵衛が放つ殺気の裏に隠された、繊細すぎるほどの優しさと孤独を見抜く。彼が剣を振るうことでしか平和を守れない苦悩を知ったとき、お市は誓う――「この人を助けるのが、私の天命なのだ」と。
柳生の里で娘たちに恵まれ、刺客の少女・お菊をも家族として包み込む穏やかな日常。だが、十兵衛の不在を狙い、甲賀忍軍の魔の手が静かな里を襲う。
夫に代わり、薙刀を手に「柳生の家」を死守せんとするお市。迫りくる巨大な影、そして義弟・友矩の悲壮な覚悟。戦いの果てに彼女が見たもの、そして、満身創痍で帰還した十兵衛に彼女がかけた言葉とは?
「殺し」の業を背負う夫と、「生かし」の道を作る妻。 動乱の時代を駆け抜けた夫婦の、激しくも温かい愛の軌跡。
12/29、全8話、完結しました。
お願い)本作品は、「柳生の影 ―十兵衛旅日記―」を読んでおくと、より楽しめます。ぜひ読んでね!
https://www.alphapolis.co.jp/novel/530697020/471014630
文字数 15,311
最終更新日 2025.12.29
登録日 2025.12.22
時は北宋、愚帝のもとに奸臣がはびこる中、侵略の足音が遠くに聞こえる乱世。
義に篤く、忠を重んじながらも正道から外れて生きざるを得ない百八人の好漢たちが、天に替わって正しい道を行うため梁山泊に集う。
おおいに笑い、肉を食らい、酒を飲み、義の道を行く彼らに待つ結末とは――
滝沢馬琴が愛し、歌川国芳が描き、横山光輝や北方謙三が魅せられ、ジャイアントロボも、幻想水滸伝も、すべてはここから始まった!
108人の個性豊かな好漢、108の熱き人生、熱き想いが、滅びゆく北宋の世を彩る痛快エンターテイメント小説『水滸伝』を、施耐庵の編集に忠実に沿いながらもあらたな解釈をまじえ読みやすく。
※原作の表現を尊重し、一部差別的表現や人肉食・流血等残酷な描写をそのまま含んでおります。御注意ください。
※以前別名義でイベントでの販売等をしていた同タイトル作品の改訂・再投稿です。
文字数 347,152
最終更新日 2026.06.05
登録日 2025.09.22
さよならだけが人生か、それなら出会いはなんなのさ。見回り同心の西村右京はある日、数人の他殺死体を検分する。死体は全て、拳による打撃により撲殺されていた。彼は、江戸最大の裏の組織・龍牙会の大幹部だった拝み屋の呪道と接触する。地上最強の拳獣・泰造。声を失った暗殺者・お鞠。そして狂乱の奇行士・西村右京……彼と死業屋の面々との出会いは、始まりの始まりだった。やがて彼らは、江戸の裏社会を根底から揺るがす大事件に巻き込まれていく──
※ 江戸時代が舞台となっておりますが、地名などには架空のものも多く登場します。また、独自の設定が多数存在しています。「目明かしは十手を持たない」「花魁はありんすとは言わない」といった賢くて意識高い系の歴史好きな方々には、読まないことをオススメします。さらに、残虐なシーン及びグロいシーンも多々あります。苦手な方はお気をつけ下さい。
文字数 69,567
最終更新日 2026.06.10
登録日 2025.05.27
ゆきは、芸者になるために、叔母について江戸に出てきた。
が、あまりの人の多さにはぐれてしまい、どうやって探したらいいかわからないゆきは、屋台や物売りが立ちならぶ沿道で舞を舞う。
その舞は人目を引いて人だかりができてしまう。
我に返ったゆきは、急に恥ずかしくなり逃げ出したが、なぜか追いかけられ、そこに通りかかった、見回り中の奉行所同心、片桐和馬にぶつかり、番屋に連れて行かれてしまう。
ところが、番屋にまで謎の舞姫を見ようと、人が押し寄せたため、やむなく片桐家に預けられることに。
和馬と離れたくないゆきは、片桐家の女中としておいてもらう。
そんな時、父を斬ったと言う浪人者が現れ、出会茶屋へ連れ込まれる。
芸者になることを決意したゆきは、最後の夜、和馬に抱いてほしいとねだる。
その愛を体に刻んで、芸者になり、舞の名手として名を上げていく。
※は性描写あり。無理やり表現があります。お気をつけください。
作中の舞は実在のものと似ている部分もあるかと思いますが、作者が想像で書いたもので、関係がありません。
文字数 86,480
最終更新日 2025.06.08
登録日 2025.01.31
三国志を知っている人なら誰もが一度は考える、
『もし、呂布が良い人だったら』
そんな三国志演義をベースにした、独自解釈込みの
三国志演義です。
三国志を読んだ事が無い人も、興味はあるけどと思っている人も、
触れてみて下さい。
文字数 808,706
最終更新日 2021.08.18
登録日 2021.05.26
寛永十六年。 徳川三代将軍・家光の治世下、表向きは太平の世。しかしその裏で、剣豪・柳生十兵衛三厳は、将軍の密命を受け、幕府に仇なす不穏分子を「未然に始末する」という血塗られた旅を続けていた。
公には「廃嫡」の身として大和・柳生の庄に蟄居しているはずの十兵衛。その心は満たされないまま、無益な殺生に飽き、愛する妻・お市と娘たち、そして剣の研鑽の日々を求めていた。彼は「天下の剣豪」としての宿命と「一人の父」としての願いの間で激しく揺れ動く。
そんな十兵衛を、彼の家、柳生の庄の山門前で待ち伏せていたのは、年端もいかぬ、幼い娘の刺客「お菊」だった。
命を賭して襲いかかってきたお菊を、十兵衛はあえて峰打ちで昏倒させる。そして、自害すら厭わないお菊の悲痛な事情を察し、彼女の命と家族の安全を守るため、「必ず助けに戻る」という「約束」を交わす。
約束を果たすため、十兵衛は単身、黒幕を探る旅に出る。
彼を狙う刺客の群れは、驚くべきことに、本来は犬猿の仲である伊賀者と甲賀者の両勢力。しかも彼らは十兵衛を「裏柳生頭領」と誤認し、討とうとしていた。なぜ、忍びの二大勢力が手を結び、将軍家指南役の家に伝わる「裏」の組織に十兵衛が祭り上げられているのか?
旅の道中、弟・又十郎の重圧、病床の弟・左門の悲壮な決意、そして尾張柳生の当主・兵庫助や、知恵者・沢庵和尚との会話を通じ、十兵衛は陰謀の影の深さに直面する。やがて彼は、自身を襲う謀略が、柳生家の根幹を揺るがすほどの巨大な渦であることを悟る。
「真実」と「約束」を胸に、一人の父として、剣の達人として、十兵衛は巨大な陰謀の核心へと足を踏み入れる――。
全18章。12/21、完結しました。
追加情報)本作のスピンオフを書きましたよ。よかったら読んでね!
柳生十兵衛の妻 ―お市の物語―(全8話)
https://www.alphapolis.co.jp/novel/530697020/377018466
最後の大太刀 ―柳生左門友矩―(全12話)
https://www.alphapolis.co.jp/novel/530697020/836021148
文字数 51,929
最終更新日 2025.12.21
登録日 2025.12.13
「おぬしは、柳生の守護を担う最後の大太刀となれ」 兄・柳生十兵衛にそう託された男、左門友矩。 家光公の寵愛、春日局の猜疑、そして江戸城を覆う権謀術数。天性の美貌ゆえに渦中に立たされた十五歳の少年は、ただ一人、柳生の庄に残した幼馴染・お栄との再会だけを支えに、偽りの微笑みで己を律し続けた。
だが、労咳に侵され帰郷した彼を待っていたのは、赤子を抱くお栄の姿。 絶望、嫉妬、そして自覚した醜い「妄執」。己の汚濁に悶え、死を待つばかりの左門に、運命の半鐘が響き渡る。 愛する者を守るため、病躯を引きずり「最後の大太刀」を抜くとき、彼は真の救いを見出すのか。
全12章、完結済みです。
1/13、全話公開完了しました。
お願い)本作品は、「柳生の影 ―十兵衛旅日記―」を読んでおくと、より楽しめます。ぜひ読んでね!
https://www.alphapolis.co.jp/novel/530697020/471014630
文字数 9,892
最終更新日 2026.01.13
登録日 2026.01.02
①登場人物の紹介
夜空を見上げて井戸に落ちるタレス、師に遠慮なく反論するアナクシマンドロス、息や風から世界を考えるアナクシメネス。数に秩序を見いだすピタゴラス、人間そっくりの神々を疑うクセノパネス、変わりゆく世界を厳しく見つめるヘラクレイトス。アテナイでは、言葉の力を磨くプロタゴラスとゴルギアス、笑いながら原子を語るデモクリトス、そして人々に問いを投げかけるソクラテスが現れる。やがてプラトンは失われた師の声を残すため学園を開き、ディオゲネスは大甕のそばから見栄を笑い飛ばし、アリストテレスとテオプラストスは世界を見つめて書き留める。さらにエピクロス、ゼノン、クレアンテスたちが、恐れや怒りに揺れる人々へ、それぞれの言葉を手渡していく。
②あらすじ
古代ギリシャ、海沿いの町ミレトス。タレスが蝋板に刻ませた「答えを書く前に、問いを書け」という言葉は、弟子たちの反論とともに写され、時代を越えて人から人へ渡っていく。世界は水か、空気か、数か、火か。人は勝つために語るのか、善く生きるために問うのか。広場、法廷、牢、学園、庭、柱廊で、哲学者たちは互いに食い違いながらも、喪失や不安を抱えた人々に言葉を差し出す。唯一の正解を勝ち取る物語ではない。笑い、怒り、悲しみ、書き誤り、写し直しながら、人が明日を生きるための余白を残していく、
文字数 40,779
最終更新日 2026.06.07
登録日 2026.04.26
母は出戻り幽霊。居候はしゃべる猫。
父は何の因果か輪廻の輪からはずされて、地獄の官吏についている。
そんな九坂家は由緒正しいおんぼろ道場を営んでいるが、
門弟なんぞはひとりもいやしない。
寄りつくのはもっぱら妙ちきりんな連中ばかり。
かような家を継いでしまった藤士郎は、狐面にていつも背を丸めている青瓢箪。
のんびりした性格にて、覇気に乏しく、およそ武士らしくない。
おかげでせっかくの剣の腕も宝の持ち腐れ。
もっぱら魚をさばいたり、薪を割るのに役立っているが、そんな暮らしも案外悪くない。
けれどもある日のこと。
自宅兼道場の前にて倒れている子どもを拾ったことから、奇妙な縁が動きだす。
脇差しの付喪神を助けたことから、世にも奇妙な仇討ち騒動に関わることになった藤士郎。
こんこんちきちき、こんちきちん。
家内安全、無病息災、心願成就にて妖縁奇縁が来来。
巻き起こる騒動の数々。
これを解決するために奔走する狐侍の奇々怪々なお江戸物語。
文字数 907,734
最終更新日 2023.09.02
登録日 2022.05.31
「真田対徳川なら絶対に徳川が勝つに決まってるから真田は見限る。でも徳川軍の一員として戦場に出て痛い思いをするのはまっぴら御免。だから『徳川に味方する宣言』だけしておいて、終戦まで主戦場から離れた山城に引きこもる作戦」
を実行に移した杉原四郎兵衛。
ところが、戦から半月ほど経過したのに「勝ったはずの徳川」からの使者が来ない。
それもそのはず。実は徳川軍はあっさり負けてしまっていたのだ!
やがて、四郎兵衛たちの籠もる山城に、真田の若殿が率いる一軍が迫り来る。
兵糧もやる気も尽きた四郎兵衛たちの運命や如何に。
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※今作は、旧作【子檀嶺城戦記】をリライトしたものとなります。
旧作をお読みいただいた皆様も、改めてご一読いただければ幸いです。
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真田昌幸が「占拠」する信州上田城へ向かって、徳川軍が攻め寄せる。
上州沼田の領有権争いから持ち上がった真田と徳川(&北条)の闘争は、真田の本拠地での大規模戦闘に発展した。
昌幸の嫡男・源三郎信幸は、父に命じられた通りに伏兵部隊を率いて支城へ詰めた。
同じ頃、二十名ほどの男たちが、主戦場から遠く離れた子檀嶺(こまゆみ)岳の古城に入った。塩田平の地侍・杉原四郎兵衛の一党である。
真田と徳川の圧倒的戦力差から徳川軍が勝つと予想した四郎兵衛は、
「徳川に身方する」
と吹聴しつつも古城からは一歩たりとも出ず、
「勝利するであろう徳川軍からの勧誘」
を待つという消極的策戦を取ったのだった。
しかし半月が過ぎても、徳川からの迎えは現れない。
それもそのはずで、真田勢に敗れた徳川勢は、すでに東信濃から撤退済みだった!
廃城で孤立し、事態を知る手段もなく、不安に苛まれる四郎兵衛に耳に、銃声が聞こえた――。
天正十三年(1585)閏八月。
後の世に、第一次上田合戦と呼ばれる戦の裏側で起きた、ほんの数日間の「反乱」の顛末。
文字数 59,349
最終更新日 2021.06.27
登録日 2015.02.07