「え」の検索結果

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歴史・時代 連載中 長編 R15
名門相楽のお嬢様・憩は、窓から脱走を繰り返すおてんば娘。 閉ざされた世界で生きてきた少女の願いは、 みんなと同じように『普通の生活』を送ること。 その想いを護るのは、個性豊かな『白銀』の仲間だった。 憩の兄で頭脳明晰。だけど重度のシスコンリーダー・旭 旭の同期でおちゃらけ担当。誰よりも仲間思いな男・漣 不器用な想いを抱える、面倒見のいい幼なじみ・朔夜 雪のように儚い美青年。だけどどこか影のある・千歳 憩はこの4人とともに『初めて』を知っていく。 誰を想うのか。誰を護るのか。誰を救うのか。 そして、何を選ぶのか――。 任務を通して、5人の関係性は変化していく。 少女が持つ金色の宿命を、運命に変えるために――。 【総集編から3分で第3折をお読みいただけます】 本編は、毎週火曜・金曜の20:50更新です⭐︎
大賞ポイント 1,030pt
文字数 255,129 最終更新日 2026.06.09 登録日 2025.12.30
歴史・時代 完結 長編
新庄藩の黎明期である仙北時代の記録は、伝説に近く不確かなものが散逸して残る。 藩主の系図ですら、多種多様・膨大であるにもかかわらず、信頼に値するものは無いと言い切って良い。そして、本来であれば、御家取り潰しになってもおかしくはないような事件が、いくつかあるが、なぜか表沙汰にならずに済んでいる。どのようにして、滴石から逃れた小地方武家が、八万石を超える『願譜代』にまで上り詰めることができたか。 まずは、雫石(滴石)落ちから、いわゆる『角館騒動』の実相について迫ることから始め、慶長年間になぜ多数の老臣らが出奔するに至ったかの真相に迫るべく、資料調査・考察し、物語(フィクション)として編んだ。
大賞ポイント 1,024pt
文字数 109,640 最終更新日 2026.06.06 登録日 2026.05.13
歴史・時代 完結 長編
中大兄皇子と中臣鎌足による古代律令制度への政治改革、大化の改新。乙巳の変前夜から近江大津宮遷都までを辿る古代飛鳥の物語。 ――馬が足りない。兵が足りない。なにもかも、戦のためのものが全て足りない。 飛鳥の宮廷で中臣鎌子が受け取った葛城王の木簡にはただそれだけが書かれていた。唐と新羅の連合軍によって滅亡が目前に迫る百済。その百済からの援軍要請を満たすための数千騎が揃わない。百済が完全に滅亡すれば唐は一気に倭国に攻めてくるだろう。だがその唐の軍勢を迎え撃つだけの戦力を倭国は未だ備えていなかった。古代に起きた国家存亡の危機がどのように回避されたのか、中大兄皇子と中臣鎌足の視点から描く古代飛鳥の歴史物語。 主要な登場人物: 葛城王(かつらぎおう)……中大兄皇子または葛城皇子。のちの天智天皇、中臣鎌子(なかとみ かまこ)……中臣鎌足。藤原氏の始祖。王族の祭祀を司る中臣連を出自とする
大賞ポイント 1,015pt
文字数 225,503 最終更新日 2024.10.14 登録日 2024.05.27
歴史・時代 完結 長編
 玄奘三蔵。中国四大奇書の一つ、「西遊記」で孫悟空の師匠として登場し、日本で実写ドラマ化された際には、夏目雅子さんや牧瀬里穂さんが演じたことで、眉目秀麗な青年僧というイメージが我が国では定着している。しかし、実際の彼は、国禁を冒し、幾度も死の淵をさまようような苦難を重ねて天竺に赴いた冒険家であると同時に、十六年もの後、大量の貴重な仏典を中国に持ち帰り、仏法の興隆に全精力を注いだ偉大なる宗教家でもあった。  玄奘の後半生は、持ち帰った経典を国家の庇護の下で漢訳し、仏法の精神を中国全土に定着させることで、「道先仏後」とされていた『唐』の宗教政策を覆すことに捧げられたが、そのために彼は、太宗や則天武后といった中国史上でも希有な政治家らと渡り合わざるを得ず、僧侶らしからぬ手法を用いることすらあった。そして、それほど仏法に尽くした玄奘に対して、身内であるべき仏教界も、決して味方とは言えなかった。  果たして、故国に戻ってからの玄奘の半生は、彼にとって幸せなものだったのだろうか。
大賞ポイント 1,013pt
文字数 128,870 最終更新日 2026.05.24 登録日 2025.09.15
歴史・時代 連載中 長編
のちの世に「聖徳太子」と呼ばれることになる少年・ウマヤト(厩戸皇子)。 四方を山に囲まれ、|大臣《おおおみ》ウマコの張り巡らせた権謀術数に息の詰まるヤマトの宮廷。 そこから逃れるように赴いたカワチの地で、ウマヤトは武人・モノノベのモリヤと出会う。 宮廷の礼儀をあえて崩し、ウマヤトを皇子としてではなく、一人の少年として扱うモリヤ。 生駒山の壁を背にしながらも、遥か難波の海へ、大陸へと開かれたカワチのシブカワは、ウマヤトにとって人生で初めて出会った「兄」の土地であり、唯一息ができる無条件の聖域となっていく。 しかし、海外の巨大帝国・ズイの脅威に抗するため、ヤマトを「古い神話の国」から「近代技術の国」へと創り変えねばならないという現実が、ウマヤトの若い肩に重く圧し掛かる。 ──あなたの魂と誇りを汚させない。他の誰でもない、己の意志で、この手で、あなたを終わらせる。 国家の近代化という重い使命を背負いながらも、ヤマトを愛しその身を捧げる少年の孤独。 彼に「世界の広さ」を教えながらも時代の奔流に消えていく無骨な古き武人。 激動の歴史の狭間で交錯する、二人の切なき絆を描き出す。 古代日本の権力闘争(丁未の乱)の裏で失われていく「神話の世界」と、避けられぬ「国家の新生」を描く歴史ファンタジー・ブロマンス小説。
大賞ポイント 1,013pt
文字数 3,366 最終更新日 2026.06.01 登録日 2024.05.31
歴史・時代 連載中 短編
時は室町時代。 鎌倉公方・足利持氏の子、春王丸に仕えることとなった少年・番作は、美しく聡明な主君に深く心酔していく。 だが、将軍家と鎌倉府、関東管領上杉家の対立は激化し、やがて鎌倉は戦乱へと突入する。 主君を守るため命を懸ける番作。 結城合戦に散った少年たちの忠義と滅び、そして『南総里見八犬伝』へと繋がる伝説を描く室町戦記。 登場人物 犬塚(大塚)番作 主人公。春王丸の小姓となる少年。武芸と才覚に優れ、主君に深い忠誠を捧げる。 足利春王丸 鎌倉公方・足利持氏の次男。美しく聡明な少年で、多くの武士たちの希望となる。 大塚将作 番作の父で足利持氏の近習。武士としての忠義に厚く、番作と春王丸を支え続ける。
大賞ポイント 1,013pt
文字数 13,380 最終更新日 2026.05.28 登録日 2026.05.28
歴史・時代 完結 短編
新吉は、幼いころに故郷を離れ、縁あって世話になった呉服屋で手代にまで出世する。 そこの一人娘・お菊の婿にしようかと話が出ていいた矢先、店が火事になり残された二人は離れ離れになる。 そして時が流れる。 新吉は、あの時の約束を果たすためお菊を探し求める。 だが二人には過酷な運命が待っていた。約束の橋に咲いた花は、二人を優しく迎えてくれるであろうか。
大賞ポイント 1,012pt
文字数 29,285 最終更新日 2026.05.30 登録日 2026.05.30
歴史・時代 連載中 長編
1936年にロンドン海軍軍縮条約を脱退した日本海軍は過去の八八艦隊に変わる真・八八艦隊とも言える計画を始動させた。これは、従来通り戦艦も強化しつつも航空戦力も相応に拡張させるという海軍の決意であった。 こうして日本海軍は1941年までに真・八八艦隊計画を完遂し、欧米列強との戦争という荒波に漕ぎ出していく。
大賞ポイント 827pt
文字数 53,798 最終更新日 2026.06.02 登録日 2025.08.08
歴史・時代 連載中 長編
ドーリットル空襲による損傷を機に航空母艦に改装された「浅間丸」はインド洋の通商破壊戦に投入され、遭遇した英空母二隻をからくも退け、内地に帰投した。 補給と整備の後、輸送船団を護衛してトラック島へと赴いた「浅間丸」に新たな任務が与えられる。 角田中将率いる第二機動部隊に加わり、真珠湾から出発した大輸送船団を攻撃し、米空母機動部隊を誘い出すという重要かつ危険な役回りである。 しかし、米軍の動きは連合艦隊司令部の予測を超えたものだった——! 油圧式射出機を装備し、群青色の飛行甲板を持つ異形の空母「浅間丸」の戦いが再び始まる。 ※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。
大賞ポイント 751pt
文字数 34,202 最終更新日 2026.06.09 登録日 2026.05.30
歴史・時代 連載中 長編
十四試局戦 後の三菱雷電J2Mとして知られるこの戦闘機は爆撃機用の火星エンジンを搭載したため胴体直径の増加、前方視界不良などが続いたいわば少し残念な機体である この十四試局戦計画に地方の無名メーカーが参加、雷電を超える高性能機が誕生し、零戦の後継として太平洋戦線を駆ける これは設計者、搭乗員の熱く短い6年間を描いた物語だ
大賞ポイント 612pt
文字数 162,371 最終更新日 2026.05.02 登録日 2026.03.31
歴史・時代 連載中 長編
「この戦争は、もう勝てない」 昭和十八年。 陸軍参謀本部の中で、その現実を直視していた男がいた。 松谷誠、陸軍大佐。 英米の国力を知り、補給と物量を重視する異端の幕僚。 敗北を口にすることさえ許されない軍中央で、彼は密かに終戦への研究を始める。 やがて彼のもとに、外務省の加瀬俊一、宮中の松平康昌、海軍の高木惣吉がつながっていく。 陸、海、外、内 交わるはずのなかった四人の官僚たち。 【陸】悲観論を恐れず和平案を練り続ける陸軍大佐・松谷誠。 【海】海軍大臣の特命で海軍を善導し、活路を探る海軍少将・高木惣吉。 【外】外務大臣の傍らで外交の道を拓く外相秘書官・加瀬俊一。 【内】天皇の御意向を汲み、宮中から静かに策を巡らす内大臣秘書官長・松平康昌。 彼らの敵は、連合国だけではない。 徹底抗戦を叫ぶ軍部。 和平派を監視する憲兵。 敗北を認められない国家の空気そのもの。 どう勝つかではない。 どう終わらせ、日本を残すか。 【作品について】 この物語は公式記録、専門家の分析、関係者の証言を基に構成しています。なお、なるべく忠実をベースとしてますが、演出上、筆者の創作箇所や小説用に再構成している箇所もありますのであらかじめご承知おきの上お読みください。 ※執筆に先立ち、熊本県人吉市の「高木惣吉記念館」にて、四人組の一人である高木惣吉氏のご遺族の方に長時間の取材と貴重な史料のご提供を頂きました。ご協力に心より感謝申し上げます。
大賞ポイント 594pt
文字数 508,738 最終更新日 2026.06.09 登録日 2026.04.24
歴史・時代 連載中 長編
もし、原爆をアメリカより先にドイツが開発していたら――  1942年10月15日、雨の峠道で一台の車が転落した。  その事故で亡くなったのは、後に「原爆の父」と呼ばれるはずだった物理学者J・ロバート・オッペンハイマー。  彼の死により、米国の原爆開発は迷走。一方、ナチス・ドイツと大日本帝国は、密かに核開発に成功する。沖縄で、ロンドンで、人類史上初の原爆が炸裂する。  勝者は枢軸国。だが彼らが手にしたのは、死の灰に覆われた世界だった。  これは、たった一人の科学者の不在が変えてしまった、もう一つの第二次世界大戦の物語。 「もし、あの時、彼が生きていたら――」
大賞ポイント 565pt
文字数 81,686 最終更新日 2026.05.29 登録日 2026.05.07
歴史・時代 完結 短編
全 10話、完結保証付き(予約済み) 「私は覇王ただ一人の女」 誰もが畏れた項羽の隣で、最後まで彼を支え続けた女性、虞美人。 破滅へと向かう戦場の中で、彼女は何を思い、どう運命を受け入れたのか。 覇王の恋人という宿命を背負った一人の女の視点から描く、垓下の夜の真相。
大賞ポイント 558pt
文字数 14,443 最終更新日 2026.06.09 登録日 2026.05.31
歴史・時代 連載中 長編 R18
東海道の太守松川家の人質と戦利品の立場で出会った仙千代と佑三。 過酷な環境の中、お互いの存在が救いだった。 地獄のような環境で芽生えた純愛は、困難を乗り越え成就するのか……。 突如訪れた新興勢力による、松川家の大敗北は二人を地獄から解放するが……。   前半はかなり鬼畜な展開になりますのでご自衛下さい。 実在の人物、出来事を想定される部分もありますが、全て私の創作ですのでご承知おきください。 それでは戦国時代の過酷な環境の中芽生えた純愛物語。二人の愛の行方をお楽しみください。
大賞ポイント 544pt
文字数 54,402 最終更新日 2026.06.10 登録日 2026.05.18
歴史・時代 連載中 長編
[第12回歴史・時代小説大賞にエントリーしています] 戦国乱世。 武田家の忍び・小助は、尾張へ潜入し、織田信長を利用して今川義元の上洛を阻止せよという密命を受ける。 味方にも追われる危険な任務の果てに、小助は妖しき刀を手にし、若き信長と出会う。やがて彼は、武田・織田・今川・伊賀それぞれの謀略が交錯する中、桶狭間の戦いを裏側から支えることになる。 さらに戦場には、人の野望だけでは語れない“鬼”の影が潜んでいた。 歴史ロマン、忍びの暗躍、怪異との戦いを詰め込んだ、重厚感ある戦国伝奇アクション!!
大賞ポイント 543pt
文字数 22,713 最終更新日 2026.06.09 登録日 2026.05.07
歴史・時代 連載中 長編
大河歴史×ブロマンス。戦乱に咲いた友情であり愛。 欒書は名家で生まれた――数百年を重ねた古い貴族として。 約束された栄光と重い責務。 訪れる屈辱と掴み取った名誉。 そして君主を殺す大逆に至るまでの歩みには、『彼ら』との深い、とても深い友情が常にあった。 道行きに星があることを示した彼――趙朔。 影の底でもがきながらも支えあった彼――趙嬰。 そして最期の運命を決めた、傍らの彼――士燮。 欒書はこぼれようとする絆をつかもうと不器用に手を伸ばす。 伸ばした先、彼に手は届くのか――欒書は光の星を掴めるのか。 古代中国春秋時代、30年の激動の中で男たちのドラマが開幕する ※戦争シーンがあるため、暴力描写ありです。 ※6/1以降、毎日17時頃更新予定です
大賞ポイント 538pt
文字数 42,458 最終更新日 2026.06.09 登録日 2026.05.30
歴史・時代 連載中 長編 R15
『─‬運命に抗え。生きるために』 時は戦国末期。 戦に焼かれ、家も家族も失った七人の子供たちは、一人の男に拾われる。 みなが集められた場所。 庵。 寄せ集めの家族が、戦の跡地で骸を漁り、物資を拾い集め、細々と生きていた。 だが、幸せは長くは続かなかった。 過去の過ちから生み出された毒は、じわりじわりと連鎖をはじめ、皆の運命へと繋ぎ始める。 居場所を無くした者が、帰る場所を見つけた物語。 A story about people trying to live in a violent age. Every life is worth living.
大賞ポイント 535pt
文字数 76,870 最終更新日 2026.06.09 登録日 2026.05.07
歴史・時代 完結 長編
時は奈良時代。 法力を持つ若き尼僧・叉耀は、平城京で罪を犯した者を収容する獄舎にて経典を読む仕事を始めた。育った場所である塔頭(寺院)から離れ、自分の立ち方を知らない彼女は、まず己にできることから始めようと考えたのだ。 そこで罪を贖うために納める物品を扱う「贖司」で働く官人・秋磨と出会い、様々な罪人と関わっていく。罪人たちが罪を犯した理由、平城京に煮凝る闇に惑わされ、揉まれた者たち。成人するまで塔頭の中で暮らし、世間を知らなかった叉耀は、都の喜びと穢れに触れることになる。 生まれながらに持つ不思議な悟りの力・「法力」をささやかに使いながら、叉耀は彼らの事情と向き合って解決に奔走していくが──。
大賞ポイント 534pt
文字数 81,398 最終更新日 2026.05.12 登録日 2026.05.01
歴史・時代 完結 長編 R15
東方の大王が急死し、あの悪魔の軍勢は引き返したと噂され、ひと時、ヨーロッパは安堵した。 だが... 東方の大王...オゴタイ・カアンは、賢臣耶律楚材の諫言をようやく聞き入れ、 酒杯を遠ざけ、狩猟を控え、命を保ち、その配下である征服者バトゥの軍団は東へと引き返すことはなかった。 そして年月は過ぎて、 バトゥは冷徹な理性と秩序をもって世界を支配した...
大賞ポイント 527pt
文字数 26,217 最終更新日 2026.06.02 登録日 2026.02.07
歴史・時代 連載中 長編
「この刃は、女子供を斬ってはおらぬ――」  時は文久三年。山陰の小藩、三万二千石の伊砂見藩。城下の西町職人町で、ただ一人の藩抱え砥ぎ師として生きる青年、浅葱十郎太。彼には、亡き父から受け継いだ類まれなる眼力があった。刀身に残された微細な傷、血脂の拭い跡、研ぎ減りの具合といった痕跡から、使用者の太刀筋や手入れの癖、斬った対象までも精緻に読み解く、究極の職人技「刃文読み」である。  ある日の明け方、十郎太の元に持ち込まれた一振りの刃。時を同じくして、城下では筆頭家老の弟が暗殺されたという瓦版が飛び交い、不穏な空気が立ち込めていた。やがて十郎太は、藩からの内々の依頼によって、下手人が使ったとされる脇差を研ぐことになる。しかし、静けさに包まれた研ぎ場でただ一人、蝋燭の灯りを頼りに刀身に向き合った十郎太は、そこにあるはずのない微かな痕跡から、事件における致命的な矛盾を読み取ってしまう。  真実を隠蔽しようとする藩政の暗部が蠢く中、十郎太の周囲もにわかに騒がしくなっていく。密かに男装して夜廻りをする幼馴染の女剣士結花。裏の顔を持つ謎めいた呉服問屋の女主人鵲。そして、九年ぶりに姿を現した脱藩浪人である兄弟子、月城九郎兵衛。それぞれの思惑と過去が複雑に絡み合う中、十郎太の推理は、一人の侍の単なる暗殺事件という枠組みを超えて、伊砂見藩の全体を激しく揺るがす深い闇へと繋がっていく。  それは同時に、十年前に不審な死を遂げた研ぎ師の父と、忽然と姿を消した母の過去に直面することでもあった。権力者たちが刀を振るって隠そうとした真実を、ただ黙々と刃を研ぐことで暴いていく十郎太。亡き父の遺言を胸に秘め、決して自らは刀を抜かずに戦う職人の姿を描いた歴史ミステリー。神聖な研ぎ場から、幕末の動乱を映し出す真実の波紋が広がっていく。
大賞ポイント 527pt
文字数 3,796 最終更新日 2026.06.02 登録日 2026.05.31
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