『ラズーン』第一部 10.花祭(4)(個人サイトでアップ)
「ユーノ!!」
「っっ」
大声で呼ばれて揺さぶられ、ユーノは目を開けた。
「どうしたっ、ユーノっ!」
「あ…あ」
まだ半分夢の中に居るようで、体中が汗に濡れている。
(あ、しゃ)
荒い呼吸を繰り返しながら、覗き込む相手を見上げた。心配そうにひそめられた眉の下、見開かれた瞳が薄闇に煌めいている。背後の窓から差し込む月明かりを受けて透明に
輝く紫の光が、幻の楽園のように美しい。
「大丈夫か?」
「…ごめ…ん…」
肩を掴まれていたのを身をよじって避けると、アシャははっとしたように手を引いた。髪をかきあげる仕草にきらきらと金髪が光を跳ねる。見愡れかけて、ユーノは呼吸を整えながら眼を閉じる。
「夢を……見てた…」
背中が今切り裂かれたばかりのようにずきずきする。
(もう、5年も前なのに)
「っっ」
大声で呼ばれて揺さぶられ、ユーノは目を開けた。
「どうしたっ、ユーノっ!」
「あ…あ」
まだ半分夢の中に居るようで、体中が汗に濡れている。
(あ、しゃ)
荒い呼吸を繰り返しながら、覗き込む相手を見上げた。心配そうにひそめられた眉の下、見開かれた瞳が薄闇に煌めいている。背後の窓から差し込む月明かりを受けて透明に
輝く紫の光が、幻の楽園のように美しい。
「大丈夫か?」
「…ごめ…ん…」
肩を掴まれていたのを身をよじって避けると、アシャははっとしたように手を引いた。髪をかきあげる仕草にきらきらと金髪が光を跳ねる。見愡れかけて、ユーノは呼吸を整えながら眼を閉じる。
「夢を……見てた…」
背中が今切り裂かれたばかりのようにずきずきする。
(もう、5年も前なのに)
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登録日 2017.02.15 18:25
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