『朱の狩人』11.ロード (最終話) アップ
夜の闇はねっとりと濃い。
夏休みも残り少なくなって、『デッド・ウィング』を走る獣達もどこかに焦りをにじませているような気がする。
「また来てるのか」
すぐ側に派手な赤のCB750が寄ってきて、乗り手が内田に声をかけてきた。
「まあな」
「あれだけあっさり言われたのに、こりないな」
榊の呆れ声に肩を竦めてみせる。
「あいつはときどきへたな嘘をつくんだよ」
「今度はほんとかもしれないぞ」
榊が面白がるようにこちらを覗き込んでくるのを、内田は煙草に火をつけるふりをして無視した。
◆本日で最終話となります。ご愛読ありがとうございました!
夏休みも残り少なくなって、『デッド・ウィング』を走る獣達もどこかに焦りをにじませているような気がする。
「また来てるのか」
すぐ側に派手な赤のCB750が寄ってきて、乗り手が内田に声をかけてきた。
「まあな」
「あれだけあっさり言われたのに、こりないな」
榊の呆れ声に肩を竦めてみせる。
「あいつはときどきへたな嘘をつくんだよ」
「今度はほんとかもしれないぞ」
榊が面白がるようにこちらを覗き込んでくるのを、内田は煙草に火をつけるふりをして無視した。
◆本日で最終話となります。ご愛読ありがとうございました!
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登録日 2017.02.24 08:59
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