『ラズーン』第一部 11.知将ゼランの陰謀(1)(個人サイトでアップ)
きゅきゅっ、と音を立ててアシャは革袋の口を締めた。
「じゃあ、行ってくる」
「ん。頼むね、姉さま達のこと」
粗末な寝床に横になっているユーノを見下ろし、ついつい険しくなった顔に気付いたのだろう、ユーノがにこりと微笑む。
「アシャが行ってくれるなら、安心して旅を続けられる」
「言っておくが」
じろりと相手をねめつけがら、アシャは唸る。
「まだしばらく動くなよ? 本当なら俺が戻るまで絶対安静と言いたいところだが」
「はいはい」
軽く片目をつぶって見せて、ユーノは苦笑する。
「医術師の言うことは大人しく聞いておくよ」
「既に聞かなかっただろうが」
「じゃあ、行ってくる」
「ん。頼むね、姉さま達のこと」
粗末な寝床に横になっているユーノを見下ろし、ついつい険しくなった顔に気付いたのだろう、ユーノがにこりと微笑む。
「アシャが行ってくれるなら、安心して旅を続けられる」
「言っておくが」
じろりと相手をねめつけがら、アシャは唸る。
「まだしばらく動くなよ? 本当なら俺が戻るまで絶対安静と言いたいところだが」
「はいはい」
軽く片目をつぶって見せて、ユーノは苦笑する。
「医術師の言うことは大人しく聞いておくよ」
「既に聞かなかっただろうが」
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登録日 2017.02.25 23:59
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