『クリス・アシュレイの肖像』(3)アップ。
一睡もしない夜をマリアはベッドの上で膝を抱えて過ごした。
2人の寝室にしては狭い気がする、その感覚は正しかった。
眩い朝日がカーテンの隙間から入ってくる。
満たされないまでも側にクリスの温もりがあって、寝足りない目をしょぼしょぼさせるのを見つけて微笑んでやろうというささやかな復讐は果たされなかった。
「そういうこと」
マリアは呟く。
「つまり、そういうことなのね」
くるりと部屋を見回す。よくよく見れば、確かにこの部屋は『客用』であって、『妻用』もしくは『夫婦用』の寝室ではない。
「よいしょっ」
上掛けを払いのけて、薄くピンクに透けるベビードールを身に着けた自分を呆れ返って見下ろす。
「なんて無様なかっこなの、マリア」
2人の寝室にしては狭い気がする、その感覚は正しかった。
眩い朝日がカーテンの隙間から入ってくる。
満たされないまでも側にクリスの温もりがあって、寝足りない目をしょぼしょぼさせるのを見つけて微笑んでやろうというささやかな復讐は果たされなかった。
「そういうこと」
マリアは呟く。
「つまり、そういうことなのね」
くるりと部屋を見回す。よくよく見れば、確かにこの部屋は『客用』であって、『妻用』もしくは『夫婦用』の寝室ではない。
「よいしょっ」
上掛けを払いのけて、薄くピンクに透けるベビードールを身に着けた自分を呆れ返って見下ろす。
「なんて無様なかっこなの、マリア」
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登録日 2017.02.28 13:15
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