『ラズーン』第一部 11.知将ゼランの陰謀(6)(個人サイトでアップ)
「イルファ」
「……なんだ」
「これ……何」
「……食い物だ」
何とかベッドに体を起こして食事ができる程度に回復したユーノは、じっと渡された木の器を覗き込む。
灰色のどろっとした液体の中に茶色のぶつぶつや黄色のもやもやや緑の点々が浮いているそれを、おそるおそる匙でかき混ぜ、粘り気をもって絡みついてくるのにひきつった。
「……おかゆ…だよね…?」
同じようにそれを見ているレスファートが不安そうに呟き、そっとイルファを見上げる。運んではきたものの、なんてものを持たせたのだ、といささか責めるまなざしだ。
「病人にはかゆ。決まってる」
イルファは何を驚いている、と言いたげに頷く。
「……なんだ」
「これ……何」
「……食い物だ」
何とかベッドに体を起こして食事ができる程度に回復したユーノは、じっと渡された木の器を覗き込む。
灰色のどろっとした液体の中に茶色のぶつぶつや黄色のもやもやや緑の点々が浮いているそれを、おそるおそる匙でかき混ぜ、粘り気をもって絡みついてくるのにひきつった。
「……おかゆ…だよね…?」
同じようにそれを見ているレスファートが不安そうに呟き、そっとイルファを見上げる。運んではきたものの、なんてものを持たせたのだ、といささか責めるまなざしだ。
「病人にはかゆ。決まってる」
イルファは何を驚いている、と言いたげに頷く。
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登録日 2017.03.02 08:54
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