『ラズーン』第一部 11.知将ゼランの陰謀(7)(個人サイトでアップ)
「、つ…っ」
歯を食いしばり、一瞬走った痛みを堪えて横になる。近くの机の小袋を見遣り、まだ痛み止めを使うほどじゃない、と判断して眼を閉じる。
アシャは帰らないかもしれない。
あれほどの技量、あれほどの美貌、別にこんな辺境に居なくても、ましてやユーノに従って旅などしなくても、アシャには何の責任もない。ここまでは流れでついて来るしかなかっただろうが、レアナが引き止めればこれ幸いとセレドに残ることもできる。
「そのほうが、いいかもな」
つぶやいて苦笑した。
側に居ると甘えたくなる。たった数日の旅でさえ、これほど離れがたく思うのだから、ラズーンまで一緒に旅をしたら諦められるものさえ諦められなくなる。
歯を食いしばり、一瞬走った痛みを堪えて横になる。近くの机の小袋を見遣り、まだ痛み止めを使うほどじゃない、と判断して眼を閉じる。
アシャは帰らないかもしれない。
あれほどの技量、あれほどの美貌、別にこんな辺境に居なくても、ましてやユーノに従って旅などしなくても、アシャには何の責任もない。ここまでは流れでついて来るしかなかっただろうが、レアナが引き止めればこれ幸いとセレドに残ることもできる。
「そのほうが、いいかもな」
つぶやいて苦笑した。
側に居ると甘えたくなる。たった数日の旅でさえ、これほど離れがたく思うのだから、ラズーンまで一緒に旅をしたら諦められるものさえ諦められなくなる。
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登録日 2017.03.03 21:20
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