『桜の護王』10.直面(ひためん)(15)アップ。『BLUE RAIN』2.BLUE RAINアップ。
(護王)
遠い彼方の夢に、忠誠を受けたことがあるかと問いかけた覚えがあるような気がする。遥か昔に受けたそれを、今また確かに受け取った、そんな気がして胸が激しく波打っている。
(私も……私も)
今ここに誓っていいだろうか、未来永劫、離れないと。代々の桜の姫には届かぬ未熟さであるにせよ、それでも命ある限り、護王の傷みを慰めると。いずれ別れるそのときにも、きっと来世を約束しようと。
(私も永久にあなたのものだ)
祭の最終日に、いや、できることなら、今夜にでも護王にそう伝えよう、そう思って顔が熱くなった。
(今夜って……また、って考えてる…?)
「ははっ…」
我ながら恥ずかしくて照れ笑いをした、その背後に人の気配がした。
「村上さ……っ!」
電話は終わったのかと振り返りかけた矢先、がんっ、と視界がぶれた。何が起こったのか考える暇もなく、洋子は暗闇に崩れ込んでいた。
遠い彼方の夢に、忠誠を受けたことがあるかと問いかけた覚えがあるような気がする。遥か昔に受けたそれを、今また確かに受け取った、そんな気がして胸が激しく波打っている。
(私も……私も)
今ここに誓っていいだろうか、未来永劫、離れないと。代々の桜の姫には届かぬ未熟さであるにせよ、それでも命ある限り、護王の傷みを慰めると。いずれ別れるそのときにも、きっと来世を約束しようと。
(私も永久にあなたのものだ)
祭の最終日に、いや、できることなら、今夜にでも護王にそう伝えよう、そう思って顔が熱くなった。
(今夜って……また、って考えてる…?)
「ははっ…」
我ながら恥ずかしくて照れ笑いをした、その背後に人の気配がした。
「村上さ……っ!」
電話は終わったのかと振り返りかけた矢先、がんっ、と視界がぶれた。何が起こったのか考える暇もなく、洋子は暗闇に崩れ込んでいた。
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登録日 2016.09.17 22:40
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